鍼灸マッサージ師がその先に見るものは

 どうして医者は、病気が治せないのだろうか?あれだけ高額な機械を使い。あれだけ高額な薬を使い。結局、病気が治せない。医者は、「治した」というのかもしれないが、私たちから見れば、「治した」のではない。病気を一時的に「抑えた」だけである。昔から「木を見て、山を見ず」という言葉がある。医療の世界では、「病気を診て、人を診ない」ということだろう。医者と私たち鍼灸マッサージ師では、見ているものが違う。医者が、見ようとしているものは、「山の中に生えた一本の木」。「病気」だけしか見ようとしていない。ところが、私たち鍼灸マッサージ師が、見ようとしているものは、その一歩先にあるものだ。人は見ても「病気」を見ようとはしない。私たちが見ているのは、「山」。その患者さんの「こころと身体」を見ることで、その先にあるものを見ようとしている。そこが、「西洋医学」とまったく違うところだ。

 私たち鍼灸マッサージ師が、必要とするものは、究極的には、一本のハリ。一つまみのモグサ。それ以外は、一切必要はない。いやそれらさえも必要がない。物にたよるのが「治療」ではないことを知っているからだ。また、本当に一流の「治療家」は、「治させていただく」とはいっても、「治す」とはいわない。「病気」を治すのは、その人自身であることを知っているからだ。私たち鍼灸マッサージ師が、唯一よりどころとするのは、「山の気」と同じ「自然」のエネルギー。人という身体が持つ治す力=「自然治癒力」である。

 私は教えられた。だから、知っている。この宇宙には、普遍の法則が働いていることを、「求めるものは得られず」これが、大宇宙の法則である。治療家が、「治そう」と思った時には、その時点で、治療は終わっている。「自然の力」は、働かない。私は知っている。「病気」を治すのは、その人自身であることを。だから、私は「求めない」、辛抱強く待つ。待って、待って、その人のこころと身体が、動きだした時に、はじめて「自然治癒力」を引き出すためのお手伝いをさせていただく。そうすると、そこにさっと「自然」のエネルギーが注ぎ込まれて、自然に「病気」の方でたち去っていってくれる。鍼灸マッサージ師の私が、いつも見ているのは、………「山」という名の「こころと身体」。そして、その先に見ているものは、「自然治癒力」である。


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by yakura89 | 2009-07-01 04:57 | 八倉治療院ご案内 | Trackback | Comments(0)
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