3:患者が自ら癒し、治療者は援助する治療院

☆ニュージーランドの北島にあるマウント・トンガリロ(標高1967m)この辺一帯が、ユネスコの世界遺産に登録されている。広くてゆったりしていて、とても気持のいいところ。
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029.gif3:患者が自ら癒し、治療者は援助する治療院

 病気を癒す中心は患者であり、治療者はあくまでも援助者である。治療よりも養生、他者療法よりも自己療法が基本であり、ライフスタイルを改善して患者自身が「自ら癒す」姿勢が治療の基本となる。



029.gifヤブ医者(ある師匠と弟子の対話)

 世間では、「医療」というと「病院」や「医者」を連想する人が、大変多いようです。そこで、今回のテーマは「医者」にスポットを当ててみることにしました。内容もわかりやすくするために師匠と弟子の対話形式をとってみることにしました。

師匠「もしあなたが、腕のいい医者とヤブ医者がいたとしたら、あなたはどちらを選びますか?

弟子「もちろん私は、腕のいい医者を選びます。だれも、ヤブ医者を選ぶ人はいないと思います」

師匠「そうですか。ではあなたが考える腕のいい医者とは、どんな医者ですか?

弟子「そうですね。見立がよくて、そこにいけば、早く楽に病気を治してもらえるようなお医者さんでしょうか」

師匠「もしあなたが、医者で患者の要望通り、早く楽に病気を治すとしたら、どうしますか?」

弟子「的確な診断が必要だと思います。その上で、その患者さんにあったクスリを処方します」

師匠「患者さんにあったクスリを考えてみましょうか。患者さんの症状にも軽いのから重いのまで症状にも段階があります。その段階を5までとしましょう。ところで、あなたは、クスリにもグレードがあることは知っていますね。そのグレードも症状の段階に合わせて5までとします。では、あなたは、症状が2の段階の患者さんがきた時に、グレードのいくつのクスリを処方するでしょうか?」

弟子「普通は、症状が2の患者さんでしたら、グレード2のクスリを出すのが定石だと思いますが、少しづつおだやかに効いてはくると思いますが、もし、早く楽に治すことを考えたらグレード3か、場合によっては4まで考えるかもしれません」

師匠「そうですね。グレード3か4ならば、早く楽に病気が治ることは確かでしょう。それが、あなたの考える腕のいい医者かもしれません。ところで、クスリには、作用と副作用の両面があることはご存知ですか?作用の強いクスリほど副作用も強くなるというのは当然ですね。また、クスリというのは、はじめはよく効くのですが、常用することで効き目が弱くなっていく性格があることもご存知ですね?

弟子「そういえば、例は悪いですが、麻薬も常習者は、だんだん量が増えていったり、より強いクスリを求めるということもあるようです。これは、病院で処方されるクスリも同じなんですか?そうだとしたら、クスリの効き目を考えるより、身体の状態にあったやさしいクスリを処方することが、最も大切なんですね」

師匠「昔はね、どこにも町医者というのがいて、病院と地域の患者さんは、親しい関係がありました。医者と患者さんが、顔見知りが多かったんですね。だからよく医者には患者さんのことがよくわかっていたんです。わかっていたからこそ、だから、あえてその人にあった弱いクスリしか出そうとはしなかったんです。だから、町の人から「あそこの医者は、『ヤブ医者』だ」とか、何とか言われているお医者さんが実に多かったんです

弟子「そうだったんですか。そうなると『いいお医者さん』のイメージがだんだん変わってきますね」

弟子「ところで、師匠。私たちの行っている鍼灸・指圧も効き目がゆっくりのほうがいいのでしょうか?」

師匠「相変わらず、あなたはよくわかっていませんね。私たちが行っている医療は、患者さん自身が、自らの治す力=自然治癒力を使って病気を治しているんです。私たちが行っているのは、そのお手伝いに過ぎないのですよ。だから、同じ医療であっても、まったく違うことなのです。治る早さも患者さん次第なのです

弟子「師匠。よくわかりました。ありがとうございました」
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by yakura89 | 2010-05-04 05:36 | ホリスティックな治療院 | Trackback | Comments(0)
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