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青春の影

☆ニュージーランド「どこまでも続く、行く道」
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☆ニュージーランド「どこまでも続いた、来た道」
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財津和夫 作詞/作曲

君の心へ続く 長い一本道は
いつも僕を 勇気づけた
とてもとてもけわしく 細い道だったけど
今 君を迎えにゆこう
自分の大きな 夢をおうことが
今までの僕の 仕事だったけど
君を幸せにする それこそが
これからの僕の 生きるしるし
愛を知ったために 涙がはこばれて
君のひとみを こぼれた時
恋のよろこびは 愛のきびしさへの
かけはしに すぎないと
ただ風の中に たたずんで
君はやがて みつけていった
ただ風に 涙をあずけて
君は女に なっていった
君の家へ続く あの道を
今 足もとにたしかめて
今日から 君はただの女
今日から 僕はただの男



 もう何十年とこころに焼きついてはなれない歌がある。この歌詞とこのメロディーは、まさに僕の青春そのものだ。あれから何十年経った今も、あの頃の切ない気持が込み上げてくる。今日も、もう一つ僕の「懐メロ」からチュリップの「青春の影」を紹介します。まずは、興味のある方は、ユーチューブから財津和夫さんの歌っているのをぜひ聴いてみてください。

072.gif「君の心へ続く 長い一本道は いつも僕を 勇気づけた♪」

 この曲の出だし、なんと素敵な言葉だろうと思った。「始めよければ全てよし」何でもそうだが、最初の出だしってすごく重要だ。財津さんのセンスは、とても素晴らしく、いつも僕は、ハートをつかまれてしまう。このワンフレーズは、とてもこころに響くものがある。

072.gif「自分の大きな 夢をおうことが 今までの僕の 仕事だったけど 君を幸せにする それこそが これからの僕の 生きるしるし♪」

 「自分の大きな夢」って何だろう。これは僕が大学時代によく聴いていた歌だ。まだその頃は、下火になってしまったとはいえ、学生運動があったころだ。子供時代は、70年安保闘争があり、時代は揺れ動いていた。まだ、少数とはいえ一部の若者は、真剣に日本という国の行くすえや、世界平和を考えられる時代だった。「大きな夢」という言葉からそんな、ニュアンスを感じた。しかし、それにしてもこのフレーズには、女性からみたら、男の思い上がりのようなものを感じるかもしれない。やはり、男はロマンを求め、そして、その裏返しとしてセンチメンタリズムのようなものを持っている。30年以上もこの歌を大切にしている僕も、やはり例外ではない。

072.gif「今日から 君はただの女 今日から 僕はただの男♪」

 この最後のフレーズも大好きだ。これに、何も言葉を付け加える必要はない。何かとても素直に受け入れられる言葉。このように歌詞だけとっても、うなってしまうような歌が、最近ではあまり聴かれなくなってしまったのがさみしい。やはり、60年代、70年代というのは、とても、世の中が、活気に満ちていた。躍動感にあふれていた。そんな時代に、青春時代を送れたことを、とても幸せに思う。


029.gif 最後に写真の景色は、今年のニュージーランド旅行の時にとったもの。行けども行けどもこのような真っすぐな道が、ずっと続いていた。なぜか「君のもとに続く 長い一本道」を連想させる風景に出会ったような気がした。
by yakura89 | 2010-06-26 07:21