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「わたしの体には治す力がある」

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 今日で10日になる。そう今日で休業してから10日間がたった。わたしの頭の中には、早くて1週間、長くて2週間という計算があった。正直なところ、明日からが治療再開。それがわたしの当初の予定であった。50代になってはじめた指圧鍼灸師。それは、わたしの天職である。この仕事を始めてから毎日が楽しくてしかたがなかった。頭の中は、いつも患者さんのことばかり、どうしたらよくなるのか。どうしたら楽にしてあげられるのか。そればかりを考えて生活してきた。だから、どうして、そのわたしが体を壊してしまったのか、信じられない。正直いって今も戸惑っている。あせらないといえばウソになる。

 昨日も実は落ち込んでいた。ヒラリーさんも同じ気持だった。「なかなか、よくならないね」こんな二人の会話が、お互いの気持をよくあらわしていた。わたしの患者さんの中には、とても重い症状の患者さんがたくさんいる。みんな、わたしが元気になる日を待ち望んでいる。わたしも、こうして休ませてもらっていても、気になっている。気持ばかりがあせる。そのあせりやイライラが、また、私の体に一番よくないことはわかっていても、いつも頭の中からはなれない。まるで、掻いてはいけないことを百も承知で、掻かずにはいられない。そういう状態が、からだ中にできてしまった「湿疹」とよく似ている。やはり、ワイル博士がいうように、「皮膚病は、こころの問題と切り離して考えられない」というのは、実に正しい。

 わたしは、こういうこころの状態の時は、いつも師匠をたよってきた。これまでも、何度も助けてもらったことかしれない。実は、今回の病気でも、もう既に「大難」にいたるはずの病気を「小難」に食い止めてもらっている。それも師匠のおかげなのである。それでも、まだ、わたしは、つらくなると師匠をたよってばかりである。こころの問題をどうしてもクリアーできない。ここにわたしの「治療家」としての壁がある。超えなくてはならないもう一歩の障害が、いままさにこの病気なのである。私の病気を治せるのは、医者でもなく薬でもない。わたし自身である。「わたしの体には治す力がある」それを「自然治癒力」「免疫力」何といっても構わないが、大切なのはその「治す力」があることを、わたし自身が信じることである。

 もう、あせるのをやめて、わたし自身に備わっている「治す力」を信じて自己ヒーリングを続けることにした。少なくても、わたしが考えている順調とはいえないが、もうそんなことはどうでもいい。大体そんなことを考えること自体がわたしの「エゴ」である。確かに、わたしの体は、少しづつだが、よくなろうとして期待に答えようとしてくれている。足を引っ張っているのは、もう一人の「ネガティブ」なこころのわたしだ。「闘病」というのは、その字のように、わたし自身とのこころの闘いである。もうわたしは、誰もたよることをやめる。「わたしのからだには治す力がある」その言葉を何度もくり返して、自分自身に言い聞かせてみようと思う。


☆今わたしが、飲んでいるのは,「ネトル」という「イラクサ」のサプリメント。花粉症をはじめアレルギー症状によく効く。左側のクリームは、「マヌカハニーアクティブ18プロポリス・スキンヘルスクリーム」。ジンマシンや湿疹がかゆいときに塗っているクリーム。ヒラリーさんが、「ナチュラルハウス」という健康食品を扱っているお店から購入してくれた。
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