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大腿神経痛は、神経反射療法で治す

☆夏を代表する花、「サルスベリ」。ヒラリーさんに、花の名前を教えてあげたら、「サルス・ベリー」なんて発音していました。確かに英語圏の人ならそんなふうに聞こえるのかもしれません。
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029.gif 大腿神経痛は、神経反射療法で治す

 わたしのブログの検索で一番多いのは、「大腿神経痛」です。同じ神経痛でも「座骨神経痛」がメジャーなのにくらべ、この「大腿神経痛」の名前は、マイナーな感じを受けます。しかし、腰痛が重症化したり慢性化したりするとおこる、珍しくもなんともない症状です。ところが、問題は、この症状を治す方法が、世間ではあまり知られていないということです。患者さんは、自分が「痛い」思いに苦しんでいるので、いろんな方法で、その名前にたどり着きますが、肝心の治療をする側が、「知らない」ということが多いのです。ほとんどの場合が、重症な「腰痛」ということでひとくくりです。これでは、わたしのブログの検索は増えますが、困っている患者さんも増える一方で、いっこうに減ることがありません。そうならないことを祈って、今日も、「大腿神経痛」の治療法をまじめに報告していこうと思います。

 わたしは、ここ何年か前から「神経反射療法」というものに取り組んでいます。この方法は、脳によっておこる神経の反射を治療に使っています。例えば、「左膝」が痛む人は、必ず「右肘」を痛めています。ということは、左膝の痛みは、右肘を治療することで、治療が可能であるということです。さらにもっといいのは、両方を同時進行で治療していくことです。そうすれば、痛い痛い。大腿神経痛も比較的、楽に治療できることが可能なのです。なんでこのような例をあげたかといいますと、大腿神経痛は、おもに太ももの内側、鼠径部のあたり、から膝にかけて痛みを発する神経痛です。ということは、「左鼠径部」の部位が痛む時には、必ず、「右の肩の内側」に神経の痛みを発しています。ここを治療してあげることが、左の大腿神経痛の治療の攻略に通じていくのです。

 これを治療者が知っているのと知らないのでは、治療の質も治癒の確率も全く違ってきます。患者さんの立場からすると、「つらいから治してほしい。でも、あまり痛いのは困る」と仰るのではないでしょうか。わたしもこの「神経反射療法」に行き着くまでは、「大腿神経痛」の治療も行っていましたが、ただし、鼠径部や膝のみの治療でしたから、痛い患部に直接アプローチするわけですから、相当、痛い思いを覚悟で治療に望んでもらいました。ところが、この「神経反射療法」をもちいますと、治療に要する痛さは、確実に半分以下から3分の1以下にに抑えることが、可能となったのです。

 わたしは、「ホリスティック医療」といって人間のからだは、全体がひとつなぎであるということを理解しています。ですから、治療も症状が現れている患部だけの問題とは考えておりません。大腿神経痛がある患者さんは、同時に反対側の肩から肘、それから腕にかけて何らかの症状を持っています。だから、そこだけの痛みを消し去るような、対処療法では、症状を根本的に治すことは出来ません。やはり治療も、全体の治療が必要なのです。その辺を、治療者は患者さんによく説明してあげて、理解を求めていかなければなりません。ただ問題は、そういう治療や説明が出来る治療者が、わたしの周りを見渡しても、ほとんど見当たらないないということです。だからせめて、わたしに出来ることは、さらに「神経反射療法」の理論を確立していき、こうして折りをみて、ブログでわたしの可能な範囲でご説明させていただくだけです。興味のある方は、「神経反射療法」はどんどん進化しています。時々わたしのブログを、のぞいてみてください。