「はり治療の初体験はぜひ八倉治療院で!」

029.gif「はり治療の初体験はぜひ八倉治療院で!」

 「はり治療」といったら「こわい!」と思われる方が、まず80%ぐらいいらっしゃるのではないでしょうか?治療院に見える患者さんでも、やはり80%ぐらいの人は、鍼に対して何らかの恐怖心を抱いているみたいです。それはそうですね。わたしもそうでしたが、「ハリ」って聞くと次に連想するのは、注射のハリとか、裁縫のハリを想像してしまうからです。ハリと言って、鍼灸のハリを想像する人は、まずいません。いたとしてもそれは、鍼灸師か、その学生か、患者さんくらいのものですから。あの和鍼の本当に繊細な「柔らかさ」や「しなやかさ」そういった「和鍼のやさしい美しいハリ」のイメージは、全く皆さんはご存じないのは無理がないと思うんです。

 まあそういったことは、鍼灸師の思い入れもあるかもしれませんから省略します。ただ、そういったイメージから、「ハリ治療」の素晴らしさが、イメージダウンされてしまうと、とても残念だと思うのです。ですから、ハリが初体験の患者さんには、人にもよりますが、まずいきなりハリを使った治療を行なうことはありません。必ず、実物を見せて、注射バリや裁縫バリと比較して見てもらってから、治療をはじめることにしているのです。そして、初体験される患者さんには、いつもこのような説明をさせてもらっています。

 「わたしは、ハリというのは基本的には痛くないものだと思っています。ただし皆さんがおっしゃる痛みというのは、大きく分けて二つあります。ひとつ目は、『切皮痛(せっぴつう)』といって、鍼をうつ時に、鍼管と言って筒のようなものを立てる時に、押し手を作ります。その時に、わずかですが皮膚の表皮をよじってしまう時があるのです。そのよじられた部分に針が刺さると、皮膚をつねられたような痛みを感じる時があるんです。それが切皮痛です。気をつけてはやっていますが、そういう場合は、遠慮なく『痛い』っておっしゃってください。そうすればすぐに抜いて打ち直しますからね。二つ目は、鍼をうったあと、入れていく時に、人によって、あるいは場所によって違いますが、『ビビビ』とか『ズーン』とか、重い感じの痺れに似た感じの痛みがあった時には、それを『ひびき』といって、ハリ特有のものですがあるんですね。でも、それはさっき言いました『切皮痛』とは、分けてくださいね。ハリは、痛くなくても聴きますが、『ひびき』があった時には、必ず、何らかの効果が現れます。ですから『ひびき』があったということは、ああ、このハリは効いているんだなと思って、楽しみにしていてほしいんです」と、このようにご説明させてもらっています。

 このくらいの老婆心(老婆心)を持って患者さんと接しなければ、鍼灸の治療院では勤まりません。絶対に、いくら鍼灸院であっても、ハリの経験の有無を効かないで、いきなりハリ治療にかかるようでは、絶対にプロとは言えません。やはり、治療者は、あくまで患者さんの立場に立って、「患者第一主義」を貫かなければならないと思うのです。なぜそう思うようになったかというと、八倉治療院へ見える患者さんの中には、「ハリは絶対いやだ」とおっしゃる患者さんがいます。よくよくその理由を伺ってみると、まったくの初心者ではなくて、「以前どこかの治療院でハリの経験がある」と言われる患者さんなのです。その時に経験した「痛さがあって、もうこりごりです」と言われる場合があるんですね。そういう場合って、本当に困ってしまいます。この場合は、無理やり説得することは絶対にしませんが、どうしても、この患者さんには、鍼治療が必要だという場合もあるのです。そういう時の「ハリのガイダンスは、とても難しくなります。

「鍼治療の目的は、患者さんになるべく痛みをあたえないため」

 最後に、「鍼治療の目的は、患者さんになるべく痛みをあたえないため」だ。ということをわたしたち治療者は忘れてはいけないと思うのです。指圧鍼灸師は、やろうと思えば、指圧でもマッサージでも何でもできます。特にハリを使わなければならない理由はありません。筋肉の拘縮をとって痛みをやわらげる。それは、指圧でもマッサージでも可能です。ただ、ハリを使うと、指圧マッサージのみでやった場合は、患者さんにあたえる痛みと、弛緩させるまでのかかる時間が違ってくるのです。だから、患者さんになるべく痛みをあたえないためにハリを使うのです。正直いいますと、一般的にいって痛みの度合いと、症状の重度とは比例します。症状が重ければ重いほど、治療の時の痛みは増します。特に症状の重い人にはハリを用いることを勧めるのはそういう意味です。そういう患者さんへの思いやりから、鍼治療は生まれているのだとわたしは理解しています。だから、わたしたち鍼灸師は、ひびかせながら、なるべく患者さんに痛みが負担にならないようにと気を使い。とても矛盾するような難しい研究を続けていかなければなりません。そこがハリ治療の道の深いところかなと思うのです。
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by yakura89 | 2013-02-11 11:48 | 鍼灸指圧マッサージ | Trackback | Comments(0)
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