「むずむず脚症候群」は指圧鍼灸治療が有効でした

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 ある日、わたしのところに1通のメールが届きました。妊娠8ヶ月の患者さんからのメールでした。「2ヶ月前から、むずむず脚症候群にかかってしまい。痛くてかゆくて夜眠れません。妊娠中ですし、薬を飲むこともできず、我慢してきましたが、もう限界です。ネットで調べたら鍼治療がいいらしいのですが、そちらの治療院では、治療が可能ですか?」たしかこんな内容のメールでした。

 「むずむず脚症候群」というのは、私もかつて学生だった頃、勉強した記憶があり、名前ぐらいは覚えていましたが、治療したことはありません。早速、ネットで調べてみることにしました。脳で鉄分が不足することで神経伝達物質の「ドーパミン」がつくれなくなることで起る病気で、妊娠中の女性に起りやすい病気であることがわかりました。私は、いままで、いろんな病気の患者さんを診させてもらってきました。でも、どちらかというと「神経痛」は、専門って言っていいくらい得意なのですが、「むずむず脚症候群」のような特殊なケースは初めてで、正直いくらか不安はありました。ですが、こころのどこかに「助けてあげたい」という気持ちと「きっと何とかなるに違いない」という気持ちに動かされて、一度診せていただくことにしたのです。

「ベーター・エンドルフィンはむずむず脚症候群の痛みを修復した」

 どうして私がこれくらい楽観的になれるのかといえば、それには訳があります。それは、指圧鍼灸治療、しいては「神経反射療法」には、仮に医学でどれくらい難病といわれた病気でも、この治療では治す可能性があるのです。それは私が治しているのではなく、患者さん自身の治す力「自然治癒力」を引き出すことができたら、後は勝手に身体の方でよくなっていってくれるからです。その「ベーター・エンドルフィン」というのは「ドーパミンン」とにたような性格の神経伝達物質です。ですから「鎮痛作用」「精神安定作用」などがありますから、難病といえども「むずむず脚症候群」のような病気にはぴったりの治療だったのです。

 そして、もうひとつ私は、いかなる病気や症状も、はじめは「肩こり腰痛」から始まることを知っていますので、まず治療でやるべきことがわかっています。わたしのところに来た患者さんも首こり肩こり腰痛が、著しい症状としてでていました。それから、頸椎や腰椎に捻れがあり骨盤に1センチ以上の傾きが見られましたから、そこからまず治療をはじめることにしたのです。結果は初めての治療から、効果を生じました。ずっと、夜眠れなかった患者さんが、痛みが和らいだことで、その夜、久しぶりに夜眠ることができたのです。私は、この患者さんから喜びのメールをいただいて、ホッとしました。どうやら私の見立てや治療は、間違っていなかったということで、これからの治療に自信のような、確信めいたものを感じたからです。

 この患者さんは、合計4回ほどの治療で「むずむず脚症候群」の症状から、ほとんど回復されたそうです。このように、指圧鍼灸治療の可能性というのは、計り知れないものがあるということです。その一番の理由は、くどいようですが、わたしが「治している」のではなくて、患者さん自身の「治す力」「自然治癒力」が働き、自らの力で治しているからです。この場合「ベーター・エンドルフィンはむずむず脚症候群の痛みを修復した」ということがいえるのです。

 こういう説明では納得いかない患者さんのために、もう少し補足すると、こうなります。「むずむず脚症候群」は、脳に鉄分が不足することで、一時的に「ドーパミン」という神経伝達物質がつくられなくなります。「ドーパミン」は、「ベーター・エンドルフィン」と近い物質ですから、鍼で刺激を脳に送っていくことで、ベーターエンドルフィンが、ドーパミンの変わりに手や脚の「痛み」や「かゆみ」をやわらげていったのです。また、鍼治療が回数を重ねることで、ドーパミン系のベーター・エンドルフィンがでやすい脳になってきたことで、この患者さんは、「むずむず脚症候群」の症状から回復することができたのです。
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by yakura89 | 2013-07-03 19:42 | 自然治癒力 | Trackback | Comments(0)
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