求めすぎは、不幸をまねく(前半)

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029.gif求めすぎは、不幸をまねく

昔から師匠に言われてきました。「求めるものは得られず」これが宇宙の法則なんですって。それから、こうも言われます。「100%を求める患者さんは、絶対によくなりませんよ」って、やっぱり人間は、欲をかきすぎたらいけないんですね。

これだけ世の中が、便利になって、欲しいものがいくらでも手に入るようになってくると、みなさん「もっと、もっと!」って思うようになってしまっているんですね。この前、旅行に行った時に思ったんですが、すごくみなさん食にこえていて、普段から美味しいものを一杯食べているじゃないですか、ですから、旅行に行くと、更に「もっと、もっと!」って思うらしいんですね。そこで、少しでも、自分が満足いかないと、不平不満が爆発するらしいのです。

温泉につかりながら、晩ご飯の食事がまずかったって、不平不満の大合唱なんです。何かこれを聞いていて、わたしは、悲しくなってしまいます。日本人がいつの間にか、みんな「バカ殿さま」「バカ姫さま」になってしまったのではないかと思うんです。だって、信じられないですよ。この世界中どこを見ても、食糧難が始まっていて、食料が、人口の増加に間に合わないんですよ。今日食事できること、それだけでも、「最高にしあわせ」と感じている人々がいっぱいいるのに、この日本人の不平不満は、一体なんなんでしょうか?そう思うのはわたしだけですか?

やっぱり人は、求めすぎたらいけないんですね。どうしてもそこに「感謝」の気持ちがなくなってしまうんです。そうすると、美味しいものでも、みんな美味しいものに思えなくなってしまうんです。それは不幸の始まりだとわたしは思うんです。

実は患者さんもそれと同じことがいえて、よくなっていく患者さんと、なかなか良くならない患者さんがいるんですけど、紙一重で、そこを分けるものは何かといえば、「感謝」なんです。同じ「痛み」を持っていらっしゃった患者さんでも、よくなっていく患者さんは、痛くなくなったところ、よくなったところばかりを見て、「よくなって嬉しい」っていってくれるんです。

ところが、なかなか良くならない患者さんは、よくなったところは見ないで、いつまでたっても、痛いところ、悪いところばかりを探しているんです。そうするとちっとも自分でよくなった気がしないんですね。治療者は、全体を診ていて、患者さんが、よくなっていることがよくわかるのです。ところが、患者さんは、いつまでたっても悪い状態だった時の気持ちと同じなんですよ。これってとても不幸なことだと思うんですがどうでしょう。(つづく)
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by yakura89 | 2014-09-01 10:16 | 病気は気づきのためのメッセージ | Trackback | Comments(0)
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