治療と同じくらい休養が大切!(前半)

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029.gif 治療と同じくらい休養が大切!(前半)

Aさんが八倉治療院へ見えたのは、昨年の12月の中旬でした。70代の半ばの女性で、農業をやっている方です。そのAさんが、初診でお見えになった時、予診表の「どのような症状でお困りですか?」という問いに対して「10月より腰痛です。せき、くしゃみがつらいです。起きたり寝たりが痛みます。立ったり座ったりも痛いというか、にぶく痛みます。整形外科で3日前にレントゲンを撮りました。骨には異状はなく、むずかしい病気はないとのことです」それから、「現在何かお薬を飲んでいますか?」という問いに対して、「飲んでいません」と答えてくれました。どこの治療院でも同じだと思いますが、初診の患者さんをお迎えする時には、いっそう観察力を働かせるものです。

ご主人に連れられて、Aさんが、玄関から入ってくる様子は、まるで、ぎっくり腰でもやってしまった患者さんのような感じで、とても痛そうで、困っている様子でした。でも、70代といっても、これまでは、現役です。お茶などの農業をやってこられて、受け答えもしっかりとされているAさんを見て、わたしはきっとすぐによくなる患者さんだと思ってしまったのです。

それには、3つほど理由があるのです。その3つとは、下線を引いてある3つの箇所が、その根拠となっています。

1、「10月より腰痛です」

痛めた時期がはっきりしており、この年齢のわりには腰痛歴が短い。何でもそうですが、病歴が短ければ短いほど、治るのも早いのです。逆に言えば、Aさんが、「10月から腰痛です」といいきったということは、「10月までは、腰痛はなかった」と解釈できます。それに、10月と言い切ったということは、10月ごろに腰痛を起こしてしまった、何かきっかけがあったということで、その原因は何かをうかがえば、治療の参考になると考えました。だから、しめしめと思ったのです。

2、「整形外科で3日前にレントゲンを撮りました。骨には異状はなく、むずかしい病気はないとのことです」

2つ目の理由は、この患者さんは3日前に整形外科を受診していて、骨などの異状がない。また他にも腰痛を引き起こすような、やっかいな病気はない。となると、やっぱり、指圧鍼灸師としては安心します。腰痛に関わる脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアとか変形性腰椎症などいろんな病気の検査は、チェックを受けている。その上で「異状なし」の診断がある。ましてや、肝臓や腎臓の疾患の疑いもない。そうなれば、腰痛を治療する治療院としては、まず、安心して治療ができるからです。

3、「薬は飲んでいません」

最後にこれも、すごく早くよくなると思った理由のひとつです。よく患者さんの中には、病院へ行って、今朝を受けられるのですが、必ずといっていいほど、鎮痛薬を処方されるのですが、それが帰って、治療を長引かせる結果になるのです。わたしの行なっている指圧鍼灸の治療は、神経の働きが、必須なのです。薬で神経を鈍らされてしまうと、かえって治るときも、それが妨げになってしまうのです。以上の点から、「この患者さんは、痛みは強そうではあるが、早く治る患者さんだ」と、確信したのです。ところが、後で分かったことなのですが、そうはいかない理由があったのです。(つづく)
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by yakura89 | 2015-01-26 14:20 | 治療方針 | Trackback | Comments(0)
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