「姿勢が悪いから肩がこるんじゃなくて、肩がこるから姿勢が悪くなるんだよ」

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029.gif「姿勢が悪いから肩がこるんじゃなくて、肩がこるから姿勢が悪くなるんだよ」

患者さんに「わたしは、姿勢が悪いから、肩がこるんですか?」って聞かれます。でもそれって、相関関係は、もちろんあると思います。でも、「逆も真なり」っていうでしょう。むしろ、この治療をやっていて、むしろ、その反対だなって思うことが多いんです。つまり、「姿勢が悪いから肩がこるんじゃなくて、肩がこるから姿勢が悪くなるんだよ」ってね。

根拠1、「肩がこっている患者さんは、ベッドに寝た時に肩が浮く」

わたしが、まだ、治療に入る前に、患者さんの状態を検診しているとき。まだ、身体に触れる前から、「肩が相当こっていますね。特に右肩が」とう言うと、患者さんは、驚かれるんです。「どうしてわかったんですか?」実は簡単なことなんです。根拠1をもう少し詳しく述べますと。肩がこっている患者さん程、仰向けになった時に、肩の部分が、ベットから浮いて、隙間ができるのです。その隙間が大きければ大きい程、患者さんの肩はこっている。といえるのです。だって、両肩が浮けば浮く程、「猫背(ねこぜ)」に近づいてくるからです。

根拠2、「肩がひどくこっている人や、腰痛がある人は、立った時に身体が左右どちらかに傾いている」

わたしたち治療家は、必ず治療をはじめる前に、患者さんの健康観察(姿勢観察)をします。これは見慣れてくるとすぐにわかるのですが、根拠2で述べたような患者さんは、左右の肩のどちらかが、上がったり下がったりしているものなのです。つまり、人間の身体は、通常、まっすぐ立った時には、重心は、まっすぐ、真ん中に来るはずなのです。ところが、肩こりや腰痛がひどい人は、身体の重心は、左右どちらかにずれています。ですから、身体の体重は、左右の足どちらかにかかりっぱなしということが起きてくるのです。

根拠3、「治療が終わって、肩こりや腰痛などが解消できた患者さんは、姿勢がよくなる」

以上のように、簡単に「肩がこると姿勢が悪くなる」という根拠を示しましたが、これまでの臨床から、患者さんの多くは、治療が終わって、肩こりや腰痛が楽になると、自然と肉眼ではっきり検診できる程、姿勢が見違えるように変わります。ですから、やっぱり、「姿勢が悪いから肩がこるんじゃなくて、肩がこるから姿勢が悪くなるんだよ」って、患者さんには、常々いっていることなのですが、今では、「逆は真なり」というのが、わたしの中では常識になっています。

つい最近では、少林寺拳法をやっている20代の患者さんなんですが、治療が終わって立った時に、「はっきり、重心が真ん中に来たことが自覚できる」って、言ってくださいました。普段、運動をやっている方なら、このように、姿勢がよくなったことも、重心が真ん中に来たことも自覚できるはずです。
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by yakura89 | 2015-03-07 00:22 | Trackback | Comments(0)
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