「気持ちがポジティブなら姿勢はいい」

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029.gif「気持ちがポジティブなら姿勢はいい」

わたしが専門学校の試験を受けたのは48歳だった。その時に師匠から受けたアドバイスは、たったひとつ。「試験中は、特に姿勢に注意すること。試験をする先生方は、そこをしっかり見ているから、あなたも気をつけなければいけない」だった。

わたしには、その当時は、そういわれた意味が、あまりよく理解できなかった。とにかく師匠がそういう以上は、姿勢を意識した。試験官の先生方は、わたしの姿勢を見ている。だったら、「いつ、どこから見られているかわからないのだから、簡単に姿勢を崩すことはできない」そんなふうに意識しながら、試験を受けたことを覚えている。

時は流れ、今わたしが、臨床で意識していることは、患者さんの姿勢である。治療をはじめる前も、治療が終わった後も、見ているのは姿勢。そこが重要なポイントだからである。もし治療が終わった後に、患者さんの姿勢がよくなっていたら、それは、わたしの治療が、そこに結果として現れている証拠。もし、あまり変わっていなかったとしたら、わたしか患者さんのどこかに問題がある。

「心身一体」とか「心身一如」と言う言葉がある以上。人間のこころと身体は、一体である。としたなら、「気持ちがポジティブなら姿勢はいい」「姿勢がよければ、気持ちはポジティブである」つまり、「姿勢を見れば、相手のこころがポジティブかどうかがわかる」ということである。

わたしが常々、師匠から指導されていることは、身体の問題は、80%が、こころの問題である。後は、身体の扱い方の問題が10%。そして、食べ方の問題が10%。それで、その人が健康か病気がちであるかの問題が、すべて決定される。ということであった。

治療をすれば、患者さんは、こころも身体も健康になる。「ビフォアー、アフター」という言葉が、よく聞かれるが、まさに治療院に見えた患者さんは、その言葉通り、こころも身体も姿勢も表情も、治療後にすべてが変わる。

わたしの臨床経験からいわせてもらうと、日本人より外国人の方が、姿勢にこだわりがある。彼らは、治療の後、姿勢がよくなったことに敏感に反応する。いつも「姿勢が変わった。姿勢がよくなって嬉しい」そんなふうに素直に反応してくれる。それは、もしかしたら、外国人である彼らの方が、「姿勢」を意識している。そうである以上、「心身一体」や「心身一如」という言葉を、日本人以上に理解しているのではないだろうか。そう思うのは、わたしの考えすぎだろうか?
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by yakura89 | 2015-03-08 15:03 | こころと体 | Trackback | Comments(0)
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