「幸せって『知足』っていうことじゃないかな?」

「幸せって『知足』っていうことじゃないかな?」

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「幸せって何だろう?」何だか禅問答しているみたいなタイトルになっちゃいましたけど、その答えは、龍安寺のつくばいにありました。「吾、唯、足るを、知るのみ」たった漢字4文字に、幸せとは何か?その答えが示されているなんて、一体誰が考えたことなんでしょう?わたしが大好きな「老子さま」という説もあるけど、そんなことはどうでもいいですね。

それにしても日本人のご先祖さまって、本当にすごいですね。こんなことを考えていて、さらっとさりげなく答えに導いてくれるんですもん。こんなふうにさらりと言える人なんてそんなにどこににもいるもんじゃないですよ。本当に押し付けがましくなくって、さらりと導いてくれる。まるで、わたしの師匠さんみたいな人だって、わたしは思いました。

ところで、「吾は、ただ、足るを知るのみ」ってどういう意味なの?というあなたに、もう少し、言葉を添えさせてもらうことにしますね。あなたのまわりに、お金持ちがいたら、その人のことを、こころの中に重い浮かべてみてください。お金持ちほど、「お金がない.お金がない」っていいませんか?

自分よりもよっぽどお金を持っているのに、どうしてこの人は、そんなことを言うのかなあって思うんですけど。こっちが聞かなくても口癖のように「お金がない」って言ってくるんです。それって、貧乏な私に対する当てつけかなって思う時もあるくらいなんですよ。でもね、よくよく聞いてみると、「私、もっとお金が欲しい」という気持ちの裏返しだったんですね。

お金のある人ほど、もっともっとお金が欲しくなるものなんですね。人間の欲って本当に、切りがなく限界がないんですね。お金のある人っていいなあって普通は思いがちなんですが、実際は、いくらお金持ちになったて、同じなんですよ。いくらお金持ちになったって、これでよし、って満足する気持ちがなかったら、やっぱりいつまでたっても、「お金が欲しい、もっともっと欲しい」になっちゃうんですね。逆に言えば、お金持ちほど、強欲なものはないんです。

こういったら、もう「知足」という意味がお分かりいただけたんじゃないんですか?でもこれは、わかりやすいように、お金で、例えさせてもらいましたけど。人間の欲望っていうのは、それ以外にもいっぱいあるものなんですね。

私もっと背が高くなりたい。もっとオッパイが大きくなりたいとか、もっと痩せてスマートになりたいって、誰もが思うでしょう?でもそれじゃあいつまでたっても満足ができないから、幸せにはなれないってことじゃないんですか?そういうことなんですよ。もしかしたら、あなたも、わたしと同じ強欲なところが、いくつか見つかりましたか?

そういえば、お釈迦様も同じことをいっていますよ。「人間はどうしたら苦しみから逃れることが出来るんですか?」ってお弟子さんが質問されたとき、「それは、欲望を捨て去ることですよ」って答えられたそうです。「人間には108つの欲望(煩悩)があって、その欲望を捨て去ることが出来たら、人は、本当の幸せを見つけ出すことが出来るんですよ」ってね。

つまり、人間は、今の自分に与えられたものに満足できたら、幸せになれるんですね。何でも神様に感謝して、ありのままの自分を受け入れられたら、幸せになれるんです。それが、つくばいの知足、「われ、ただ足るを知る」の意味だったんです。

つまり、「悟り」の意味が、このたった4字の漢字に込められていて、それをしかも美しいデザインにまとめたものが、龍安寺の「つくばい」だったんです。この画像を探す為にネットで調べてみたら、今は日本人より外国から見える外国人の観光客さんの方がずっと多いそうなんですね、時代も変わりました。

そういえば、わたしもむかし、師匠に「幸せって何ですか?」って質問したことがあったんです。そうしたら、師匠がなんて答えたかわかりますか?「それはね、自分には、雨や風から身を守ってくれる家があるっていうことですよ」って答えてくださったことを今でも昨日のように覚えています。

正直いってわたしの師匠の住んでいらっしゃるお家は、オセイジにも立派なお家とはいえないんです。やっぱり、わたしの師匠という人は、本当にすごい人なんだなあって、その時に、しみじみ思いました。
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by yakura89 | 2016-10-28 09:37 | 師匠とわたし | Trackback | Comments(0)
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