手首、足首、腰首、全部身体は、首がネックです

e0167411_1512161.jpg

手首、足首、腰首、全部身体は、首がネックです

いくら患者さんが、足首が痛いといって見えても、足首ばかり治療しても、ちっとも良くは治りません。足首が痛いといったら、手首、足首、腰首といって、首と名のつくところ全部が痛んでいるからです。ですから、足首に捕われないで、首から、腰から足首まで、全部ていねいに治療していかなければならないのです。

「急がば回れ」っていうことわざがありますが、治療の世界も全く同じなんです。患者さんは、部分的に痛いところしかわかりませんから、足首が痛いといえば、足首だけが、痛んで悪いのだとしかわかりません。でも大抵は、首から、腰から、腕や足まで全部痛んでいることが普通なのです。

じゃあどうして、「足首だけが痛むの?」ということになりますが、それは、人の身体の仕組みがよくわかっていないからなのです。「痛み」というのは、そもそも、その方に気づいて欲しいから起こる現象なのです。ただ、痛みには性格があって、一番痛むところ、一番つらいところしか、教えてくれません。つまり、わたしたちの身体というのは、痛みは、意図的に優先順位を付けているのです。

わたしは、これは神様の「ご慈悲」だって思っています。全部痛いと感じだしたら、もう辛くて辛くて、何もする気が起きなくなってしまいます。だから、一番痛いところ、その人が、最優先に(治療して)助けて欲しいところだけを、「痛み」として教えてくれるのです。つまり、痛みの2番手や3番手は、一時的に影を潜めて隠してしまうわけなんです。

ですから、治療者が治療をしていくと、どんどん痛む箇所が変っていきます。また、治療中も、「あれ、わたしは、こんなところも痛かったのかな?」って、改めて自分の症状に気づくことが多いのです。

でも首というのは「ネック」という言葉が意味するように、すごく大切な治療部位であるとも言えます。わたしは、「ぎっくり腰」で見えられた患者さんにも、横向きに寝かせておいて、ほとんど腰は、治療しません。鍼だって、数本打つだけで、ほとんど刺しません。じゃあどこを重点的に治療するかといえば、やはり「首」なんです。何十本と鍼を打っていきますが、そのほとんどが首か肩なのです。

だから、もしかしたら、患者さんから見たら、「あれ、わたしは、ぎっくり腰でここに来たのに、どうしてこの先生は、腰に打たないで、首肩ばかり、鍼を刺しているのかなあ?」って不思議に思うかもしれません。でもそれで正解なのです。

「腰首」の痛みは、「首」と繋がっています。ですから、わたしが、「首」を治療していても、実はそれは腰を治療していることでもあるのです。つまり人間の身体というものは、全部がひと繋がりでできているからなのです。特に「首」は、「ネック=問題」です。この部位は人間の身体の中で、最も大切な治療部位でもあるのです。逆に言えば、ここをしっかり押さえて治療することで、いろんな部位の痛みや症状を治していくことができるのです。

わたしの知る限りでは。頭痛、偏頭痛、めまい、ふらつき、耳鳴り、難聴、眼精疲労、視力の低下、顎関節症、顔面神経痛、噛み合わせの問題、など多くの症状が、改善されると言うことを経験させてもらいました。やっぱり、首はネック=問題だったのです。ですから、今でも首の治療は、最重点部位となり、最もていねいに治療します。

多分患者さんの多くも気づかれていると思います。首が硬いなあ。首がつらい。首が上手く回らなくなった。そういうことが自覚できるうちに治療院への受診をお願いします。何でもそうですが、治療は早いうちにこしたことはありません。

何よりも、患者さん自身が、苦しまないですみます。そうして、身体が楽になった後に考えて欲しいことがあるのです。「どうして、わたしは、こんなにつらい状態になってしまったのかな?」って。それに気づくことが、病気を治療するうえで最も大切なことなのです。
[PR]
by yakura89 | 2016-11-14 15:21 | 鍼治療 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://yakura89.exblog.jp/tb/24921994
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。