お客さんではありません、患者さんです。
私たちの職業である「鍼灸マッサージ」は、三つの国家資格を持っているので、「三療師」といわれることがある。三つの内訳は、「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」である。いずれも、「医師」「看護師」のように国家資格を必要とする職業で、「医療」に携わる大切な仕事である。なぜ大切なのか?これは、私見ではあるが、「師」と就く職業には、人の命にかかわるような、または、命に匹敵するような、大切なことをあずかるという場合が多い。
今から思うと、私の担任は、大切な医療に携わる人間を育てているという自覚から、私たちにも、同様に、そのような自覚を持ってほしかったんだろうと思う。