人は風邪をひくとなぜ発熱するのか?

 もう風邪のシーズンは、過ぎたようだが、毎年冬になると風邪が猛威を振るう。学校では集団風邪を防ぐために「学級閉鎖」などの対応策をとる時がある。ましてやインフルエンザなどは、欠席扱いではなく、出席停止扱いとなる。つまり学校には来ては行けない。ということになっている。今日は少し風邪について考えてみたい。風邪を引くと、身体にどのような症状が起こるだろうか?考えられることをあげてみる。頭痛、咳、クシャミ、腹痛、下痢、嘔吐、ふるえ、寒気、関節痛、のどの痛み、発熱など。いろんな症状が考えられる。では、風邪をひいた時は、あなたならどのように対応するだろうか?薬局で風邪グスリを買う。病院に行く。葛根湯を飲む。身体を温めて寝る。休む。ざっとこんなところだろうか。ではそれらの是非を考える前に、「どうして、人は風邪を引くのか?」を考えてみたい。そんなことを言われなくても、もうわかっているという人がほとんどだろう。でもわかっていながら、人はよく風邪を引く。そこで、あえて「どうして、人は風邪を引くのか?」考えてみたい。

 風邪は、うつるもの。と考えると、細菌が、身体に入りそのことが原因で、あらゆる風邪の症状が引き起こされていることがわかる。特にこの細菌感染は、目や鼻や口が考えられるが、意外や目から感染することが多いのだそうだ。そのために、外から帰ってきた時には、うがいや手洗いをするという予防が大切だと言われているのはそのためである。でも、同じ細菌が原因でも、風邪をひきやすい人と引きにくい人がいるのはなぜだろうか?子供やお年寄りなどのように体力がない人が風邪を引きやすいことは確かだが、かといって体力があったら風邪をひかないかというと、そうとばかりは言い切れないところがある。というのは、一流のマラソンランナーでも風邪はひく。お相撲さんだって、プロレスラーだって野球の選手だって風邪を引く。そういうことを考えると、風邪は、誰でもひく可能性があることがわかる。そういう私も風邪はよくひいた方である。特に最近では減ってきたが、よく子供の頃や若い時に風邪を引いた。自分なりにその原因を考えた時、「栄養。疲労。休養」の3つのバランスが極端に欠けていた時に風邪にやられることが多かった。つまり、「どうして、人は風邪を引くのか?」これを医療の立場から考えると、こういうことになる。風邪には、外因と内因があって、外因はもちろん「風邪の細菌」。内因は、栄養、疲労、休養のどれかの欠如による、免疫力=自然治癒力の低下が原因である。そして、後者が原因であることが多いといえる。

 また、いつもの通り長い前置きになってしまったのでそろそろ本題に入ることにする。それにしても「人は風邪を引くと必ず発熱するのはなぜだろう?」あまりそんなことを考えたことがないから、わからない人が多いかもしれない。そういう私も、医療の専門学校に行く前は、知らなかったことだ。いや考えてもいなかったことだったかもしれない。どうして熱が出るのかを考える前に、どうしたら、熱をとるかを考えた方が余程実利的だからである。だから、このことを知った時には、少し驚いてしまったのである。それは、「細菌」というのは、熱に弱いから。だから、身体はそれを知っていて、あえて、身体の中に侵入してきた「細菌」に闘いを挑んだわけである。考えてみれば人間の身体は実に良くできている。風邪の諸症状を振り返ってみると、そのひとつひとつに原因がある。頭痛や腹痛やのどの痛みは、それぞれ、細菌がどこに侵入しているかがわかる。痛みは、異状や助けを求める警告である。クシャミや咳は、一生懸命に肺を守るために気道や気管支に細菌の侵入をくい止めようとしている。嘔吐や下痢は、消化吸収を止めて、細菌を身体の外に排出するための行為。寒気がなぜおこるかといえば、細菌の侵入により脳や大切な器官を守るために局部的に血液を集めたためである。震えが起きるのは、身体の体温を上げるための活動の始まりを意味する。それぞれに、身体を守ろうとして、必死に免疫機能が働いていることがわかったのである。私はこれらの身体の働きの意味について教えられた時は、驚きを通り越して「感動」してしまった。本当に、「人の身体はすごい!!」「神様は、本当に素晴らしい生理機能を私たちに与えてくれた」と改めて自然治癒力の存在に敬意を感じたのである。

 しかし残念なことは、多くの人がその事実に気がついていないということだ。せっかく身体が、全力で病気と闘っているのにそれに対してあまりにも理解がないということだ。たぶん、風邪をひいた時の対応は、ほとんどの人が、投薬にたよっているのではないだろうか?風邪薬は、一般的に強いといわれている。風邪薬のほとんどが、鎮痛解熱剤である。しかし、これらは先ほどからの身体の生理(身体の働き)反応や免疫反応にたいしてどのように働くのだろうか?考えてみてほしい。まるで反対だということがわかるだろうか。せっかく、身体を守ろうとして働いている免疫機能に対して、それをさせないようにしているのが、残念ながら現実に行われている医療なのである。その結果、せっかく上がった熱を解熱剤で無理に下げると、一時は楽になるが結果的には逆効果になることも十分あり得るのである。よく風邪をこじらせてしまったということを聞くが、その原因は、薬が原因であったことも十分あり得る。それどころか、風邪薬は、強いので薬を使うことが、副作用をよんだり、間違いなく自己免疫力の低下を起こす原因ともなる。もうこれだけいえば充分のような気がするが、これは風邪に対してだけではなく、私たちにおこった様々な病気に対しても同じようなことがいえる。本当に、あなたの投薬は間違ってはいないだろうか?薬に対する過信、盲信はないだろうか?見直していただきたい。


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by yakura89 | 2009-03-21 17:52 | 自然治癒力 | Trackback | Comments(0)
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