2017年 03月 16日 ( 1 )

「頭痛薬を飲んでいるうちは頭痛は治らない。痛み止めを飲んでいるうちは神経痛は治らない」

あの、このタイトルは、長いですが、本当はさらに長く続くタイトルなのです。多分、何ページでも続けようと思えば、続けられます。試しに、もう少し続けてみましょうか?

痛み止めを飲んでいるうちは、生理痛は治らない。

降圧剤を飲んでいるうちは、高血圧は治らない。

便秘薬を飲んでいるうちは、便秘は治らない。

胃痛の薬を飲んでいるうちは、胃痛は治らない。

睡眠導入剤を飲んでいるうちは、不眠は治らない。

抗うつ薬を飲んでいるうちは、うつ病は治らない。

精神安定剤を飲んでいるうちは、精神不安定は治らない。

花粉症の薬を飲んでいるうちは、花粉症は治らない。

ステロイドを使っているうちは、アトピーは治らない。


ざっとこんな感じで、きりがないほど、このタイトルは、続けようと思えば、続いていくのです。皆さんはどうでしょうか?この中のタイトルで、なるほどなあって思えるものっていくつかありませんか?そういえば、確かに、薬を飲むこと。使用することで、一時的には、治るけど。また、一定の期間が過ぎると、同じことを繰り返している病気って、確かにあるものです。

でも、また、繰り返すようでは、それは、「治った」と言えるのでしょうか?「治まった」「抑え込んだ」と「治った」とは、ニュアンスがだいぶ変わってきます。最悪「誤魔化した」という言葉が、ありますが。「頭痛薬を飲んでいるうちは、頭痛は治らない」という、「不変の事実」は、ずっと言葉を変え、永遠に続けられているに過ぎないのです。

これは一体どういうことなのでしょうか?そこには、もう一つの「不変の事実」が隠されているのです。それは、「薬では、身体を治すことはできない」ということです。「クスリ」というものは、字の通り、人の体の状態を「楽」にすることはできますが、「治す」ことはできないものなのです。確かに、苦しい時には、一時的には、苦しみから解放はしてくれますが、やはり一時しのぎであることは、いうまでもありません。

ところが、鍼灸治療では、「一体これまでの苦しみはなんだったんだろう?」と思うくらい、継続的に苦痛な状態から解放されることが可能な時があります。頭痛、生理痛、高血圧、便秘、胃痛、不眠症、うつ病、精神不安定、花粉症、アトピーなどの病気や症状など、とても西洋医学的には治りにくい病気でも、鍼灸治療では、比較的簡単に「治る」場合が多いのです。

でも、ここでも語弊があってはなりませんから、正確に言わせてもらいます。別に鍼灸治療が、このような病気や症状を直接に治しているわけではありませ。もし鍼灸治療が、これらの病気や症状を治せるのなら、頭痛も生理痛も高血圧も便秘症も全ての人を鍼灸治療で治すことができるはずです。でもそこに、「治る人」と「治らない人」がいるのはどうしてなのでしょうか?

つまり、病気や症状を治しているのは、私たち自身の身体なのです。私たちの身体にもともと備わっている免疫力(=自然治癒力)というものがあります。その力が、症状を改善し、病気を治しているのです。

ですから、もう一度正確に言い直すことにします。私たちの身体の症状や病気を治しているのは、もともと私たちの身体に備わっている免疫力(=自然治癒力)であり、鍼灸治療は、その免疫力(=自然治癒力)を引き出す為のお手伝いをしているのに他ならないのです。

とても細かな結論を引き出すために、長く紙面を費やしてしまいました。最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。これだけの結論を引き出すために、わたしは、何年間も費やしてきました。わたしが、鍼灸師として、治療院を始めた頃、毎月のように師匠に報告させてもらった時期がありました。

「今月は、40人の患者さんを治療して治すことができました」そう言うと、師匠は、「ええ、誰が治したんですか?」と意地悪く問い返されたことが何回もありました。でも今回の私のブログを読まれた方なら、私がいかに「稚拙」な報告をしていたかがよくわかるはずです。
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