カテゴリ:陰と陽( 7 )

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emoticon-0136-giggle.gif 「接して漏らさず」は賢い男女の極意です

先日,ある方の本を読み返していたところ、セックスに関して,このように語っていました。「中国の仙道では昔から『接して漏らさず』という言葉があるのです」「仙道」というのは、仙人という賢人の残した道ということです。ということは、「セックスしても、射精はしてはいけない」ということです。実は、前にもこのようなことは,聞いたことがあって、決して始めてのことではありませんでした。

昔からそうかもしれませんが、女性が,すごく元気で、男性は、とても元気な女性についていけません。夫婦にしてもそうです。たいていは男性の方が、老いてくると元気がなくなり、使い物にならないというのは、ほとんどの男性側の問題です。それに対して、女性は、何歳になっても元気で現役でいられるのはなぜでしょう。それは、やっぱり、男と女では、セックスしたときのスタミナの消耗度が違いすぎます。

その証拠に、女は,何回でもエクスタシーを感じても大丈夫なのですが、男はそんなわけには生きません。2回戦以上に突入するには、それなりの時間と回復を待たなければならないのです。セックスにもエネルギーは大切です。一生のうちに女性も何回排卵するかというのが決められているように、男も一生のうちに,何回,射精できるのかも決まっているのではないでしょうか?「絶倫」は、男も女も夢ではありますが、現実は、そのようには出来ていません。一般的に言って、自ずと限界はあるのです。

じゃあ、先人が残した「接して漏らさず」というのは、どういうことなのでしょうか?もともと「陰陽論」で言えば、女は陰で、男は陽です。宇宙の法則で言えば、陰と陽のエネルギーが、交わり一つになることで、生命(いのち)が生まれ、更にエネルギーが高まるのです。もともと、女性の身体は完璧ですから、宇宙からエネルギーを得ることが出来るのですが、男性は、女性と抱き合うことでエネルギーを吸収することが出来るのだそうです。

でも、その著者が言うことには、男女が交じり合うといっても、必ずしも、行為に及ぶ必要はないといいます。ただ、「抱き合うだけで二人が一つになるんだ」と思って、じっと抱き合っているだけで、エネルギーの交流が行なわれて、エクスタシー以上のものを感じ合える。男女は更に元気になれるというのです。

そういえば、成熟した女性は、セックスそのものよりも、愛情豊かなキスや抱擁の方が、大切だって言います。確かに、セックスは、一人でも出来ますが、キスや抱擁は、絶対に愛し合う男女が存在しなければ出来ません。そんなことに愛の極意があったことにあらためて驚かされました。
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emoticon-0128-hi.gif陰陽は正負のエネルギーのバランス


男と女。親と子。こころと身体。昼と夜。病気と健康。生と死。この世とあの世。これらはすべてが、陰と陽です。およそこの世にあるものが、ほとんどすべて陰と陽に対比できるのではないでしょうか?似ている共通点がありながら、その反対のもの.それが陰と陽だと思っています。

わたしは、今は東洋医学を仕事としていますが、その前は東洋哲学に興味を持ち、孔子や孟子、老子や荘子などは、大変興味深く勉強しました。その甲斐があって、東洋医学を勉強し始めたころは、何の抵抗もなく、根本の考え方を理解することができましたので。それが治療にも、大いに役立っています。

陰陽で大切なことは、「世界は、ほとんどすべて陰陽で大別されていること」それから、「万物は、絶えず変化することで生命が存在すること」などなどです。こういう考え方は、論理や定義や証明を大切にする、西洋哲学では、あまり見られないことなのです。ですから、「自然」を根本にした考え方の東洋医学は、哲学的ではあるのですが、西洋哲学のように「科学的」とはいえないのです。

例えば、自律神経の働きを、「交感神経モード」と「副交感神経モード」に分けます。これは陰陽の考え方です。実は、大方の治療は、偏った「交感神経モード」を「副交感神経モード」にしてあげることなのですが。本当は、人間の身体は、働く昼間は「交感神経モード」それから、休息の夜は「副交感神経モード」になることが望ましいのです。どちらかがいい状態と決めつけることはできません。

それが上手くいかなくなった時に、症状や病気が始まります。だから、治療してあげることで、その切り替えがスムーズに行なわれるようにしてあげることが、目的なのです。およそものにはすべて正負のエネルギーがあります。それは自然の移り変わりや、成り行きを見ていればわかることです。ですから、人間の身体も、自然のひとつに過ぎませんから、エネルギーの変調が、こころや身体の変調となって現れるのです。

ですから治療者は、そこのところをしっかり押さえて、指圧でも鍼灸でも治療にあたらせてもらうことが大切なのです。また、陰陽は、難しいようですが、実は、とてもシンプルです。でも、宇宙の法則であることも事実で、とても深淵なものでもあります。患者さん自身も、あまり、頭で決めつけてしまわないで、バランス感覚を養うことも大切なのではないでしょうか?
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☆梅ヶ島温泉・湯の島館でいただいた朝食。朝の貸し切り風呂に入って、それから、おいしい朝食、人生には、たまにはこういう一日があってもいいかも。
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emoticon-0128-hi.gif 呼吸法の呼気が、副交感神経モードに導いてくれる

 鍼灸指圧治療院の治療で「呼吸法」を取り入れているところはあまり多くはないと思う。ところが、治療に呼吸法を用いることは、かなり有効な手段である。以前師匠から、「呼吸法において呼気の時、エネルギーは最大限に高められる」と聞いたことがある。これを治療に取り入れ活かすことができないかやってみることにした。治療者は、ただ単に指圧を行なうのではなく、指に体重をのせていく時に同時に、それに合わせ息をはいていくようにした。そのことで、治療効果は普通に治療しているのとではまったく治療効果が違ってくる。やはり、「呼気」で治療者のエネルギーが増大することで、パワーが高められていることがよくわかる。

 最近では、わたしは治療者だけではなく、患者も同様に呼吸法を行なうようにしてもらっている。治療者が圧を加えるのと同時に、「スー」と患者さん自身も息をはいてもらうことにした。すると、患者さん自身が今まで感じていた指圧を受けたときの筋肉の拘縮による神経の強い痛みが、緩和されていくことがわかった。ウソだと思う方は一度試されてみるといい。呼気は、明らかに痛みを緩和していることがよくわかる。これは、どうしてかというと、患者さん自身のエネルギーが増幅し高められたことで、このような現象が起こるのである。とにかくやってみると、呼吸法を積極的に治療に取り入れてみるのは、とても治療に大切なことだということがよくわかった。

 ところで皆さんは、「呼吸」にも「陰陽」があることをご存知だろうか?以前、ブログでも陰陽の表を載せさせてもらったが、「吸気は陰」で「呼気は陽」である。この陰陽が絶えず変化を繰り返すことで、そこに「生命(いのち)」というものが確かに存在しているのである。もしその変化が途絶えることは、「死」を意味することになる。もうひとつ、最近、「副交感神経」がすごく注目されている。なぜかといえば、現代社会は、ストレス社会ともいえる。このストレスが高じてくると、「交感神経」が優位を占め、なかなか自律神経の切り替えが上手くいかないことが多い。普通は、自律神経には二つのモードがあって、昼間は、交感神経モードが優位になる。交感神経は、昼間、学校で勉強したり、会社で働くためのモードで脳や筋肉を働かせるために血液をそれらの部位に送るように血液がいくようにが操作される。それに対して、夜間は、からだを休ませ、寝ている間、その分、消化活動などで内臓器官には、働いてもらうために血液がいくように操作される。これらは、すべて間脳と自律神経の働きである。
  
 ところが、ストレス社会においては、脳にもストレスが及びこうした自律神経の働きや切り替えが上手くいかなることがある。往々にして、治療院に見えられる患者さんのからだは、自律神経の働きは、本来休むべき夜間に副交感神経モードに上手く転換することができずに、よく眠れなかったり、内蔵の働きが悪くなり、そのまま交感神経モードでいることが多い。そうするとどうなるかといえば、今度は昼間、交感神経に切り替わるはずが、昼間に副交感神経モードになろうとしたりして、完全に自律神経が不協和音を起こしてしまった状態になる。昼間勉強に集中したり、一生懸命に働かなければならない時に、眠くてしょうがなかったりで、しゃきっとしない状態が続く。疲れやすい。集中できない。肩がこったり腰が痛い。からだの調子が変だ。こうした状態を、医師がいうならば、「自律神経失調症」という診断がくだされるのである。

 よく治療中に睡魔に襲われて爆睡してしまう患者さんがいる。これは、治療において副交感神経モードに切り替えてしまうためである。交感神経が亢進した患者さんは、共通して内蔵の働きが悪くなっている。だから、治療は、薬も何も使わないで、昼間であっても夜間モードである副交感神経モードに切り替えてしまうのである。そうすることで、夜になったときも、自然に眠気が襲ってきて、よく眠れるような状態に持っていくことが、治療の大切な目的ということになる。ところで、自律神経の働きにも陰陽がある。「交感神経は陰」で「副交感神経は陽」。だから、これを先程の「呼吸」とうまく結びつけることも治療の技といえる。それは、患者さんの脳の働きを副交感神経モードに持っていきたいのであれば、患者さんにも一生懸命、「呼気」をやってもらうことである。治療者の押すタイミングに合わせ、患者さんにも息をはいてもらう。そうすることで、うまく「副交感神経モード」に持っていくことができる。だから、患者さんが「治療中、眠くて仕方がない」と感じるようであれば、それだけでも素晴らしい治療であるといえる。キーポイントは、「呼吸法の呼気が副交感神経モードに導いてくれる」ということだ。
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emoticon-0128-hi.gif 陰陽は、宇宙の法則や自然の道理をあらわしている
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 わたしは昔から東洋哲学に興味を持っている。特に「陰陽論」を知ったとき、本当にすごいと思った。また上記の陰陽太極図を見たとき、世の中にはいろんな図形やマークがあるが、これほどシンプルにマトを得た図はそうざらにはないと思った。もうわたしが説明することもなくこの陰陽太極図は、誰もがよく知っていて、一度くらいは目にしたことがある有名なものである。そのためか、これをファッションにした若い人向けのグッズでも海や街でよく見かける。よく知られたところでは、Tシャツやサーフボードのどこかにこのマークを見ることが出来る。デザイン的にも優れているが、実はこのマークには、深い意味が隠されていることを、若者は、直観と感性で感じ取っているからだ。でも本当に見れば見るほど、すごくよく出来たデザインで感心せざるを得ない。

 前回のブログで「陰陽表」を上げておいたが、この「陰陽」の意味するところは実に広い。原子のようなミクロの世界から、宇宙のようなマクロの世界まで、世界をまっぷたつにしてしまうこの陰陽太極図のスケールの大きさには、あきれてしまうほどである。しかし、この本来の語源の「陰陽」は、「ひかげ」と「ひなた」から始まっている。太極的に一日を捉えたとき、世界は、昼と夜に分けることが出来る。昼はもちろん「ひなた」の世界。しかし、どんなに「ひなた」で覆われていたとしても、必ずどこかに「ひかげ」が存在する。それが「陽中の陰」といわれる小さな黒丸である。また、夜はまったく暗闇かといえば、まったくの暗闇の夜は存在しない。必ずどこかにかすかな「ひかり」が存在する。それは、「月の光」であったり、「星かげ」であったりというふうに、闇夜を照らす光も存在する。それが「陰中の陽」という小さな白丸である。これが陰陽図が表している世界である。しかし、このことはすべてのあらゆる世界の事物にあてはまる普遍の真理である。

 世界は、どのような世界であろうと、陰と陽というように対極にあるものを2元化する。つまり、どんな物や、どんな事も二つの世界に分けて考える事が出来るという事である。もっと平たくいうと。「世界は必ず、二つの事物がわかれて存在している」といえるかもしれない。しかし、二つ目の真理として、「対極にあるものとはいえ、100%黒だといえる物は存在しない。たとえ、ほとんど黒であってもどこかに白が存在している」そして、3つ目の真理として、「対極にある物事はは必ず変化を繰り返している。また、変化をくり返すことにより、そこに生命(いのち)が生まれている」

 これはまた、少し話が難しくなったが、図で見る黒と白のものは、頭とシッポのようなものが存在する。そしてこれが、あたかも右に回転する事を暗示している。つまり、事物には、エネルギーというものが存在している。そして、そのエネルギーは、ある法則性にもとづいて、ある一定の方向に動いている。川が必ず上から下に流れるように、蒸気が下から上に昇っていくように、必ず法則性にもとづいて動いている。「季節」も春から夏、夏から秋、秋から冬と繰り返し変化する。また変化する事でそこに「生命」が生まれるのである。

 多分この説明でもまだ理解できないという人に、もっとわかりやすい例えを示したい。前回のブロブの陰陽表の中に、「呼吸」に関するものがあった。実は「呼吸」も「陰陽」で成り立っている。「呼吸」は「呼気(こき)」が「陽」で、「吸気(きゅうき)」が「陰」である。だから、「呼吸」は、「はいて」「すって」の繰り返し、この繰り返すことで、わたしたちの「生命(いのち)」が維持されている。この繰り返しの変化が、止まったとき「死」が訪れる。だから、人間も動物もいのちがあるものは、すべて、変化を繰り返すことで、生命を維持しているのである。だから、川の水も、海の水も変化し動いているから生きている。しかし、水がその動きをやめて止まってしまった時に、いのちがなくなり、死んでしまう。水が死ぬと「腐る」のである。

 この「陰陽太極図」は、シンプルでありながら、このような宇宙の法則や自然の道理をわたしたちに教えてくれている。しかし、わたしたちは、その意味するとことをほとんど理解し得ないでいる。今日わたしが、少しだけ、解説をくわえさせていただいたが、これは、多分、長い文章のさわりのさわりにすぎない。多分この陰陽論を展開していったら、おそらく、長編の一冊の本が、書けてしまうほど、その意味は深く、多岐にわたっていることだろう。また機会があれば、時々、わたしの「陰陽論」をご紹介していきたい。ともあれこの陰陽の理論は、わたしたちの身体にも応用できるものなので、これをもとに「東洋医学」が、存在している。だから、「西洋医学」が「科学的」といわれるが、「東洋医学」は「哲学的」といわれるのもそのゆえんである。
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emoticon-0171-star.gif 陰陽太極図(「Wikipedia」より)

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 この形をした太極図は、陰陽太極図、太陰大極図ともいい、太極のなかに陰陽が生じた様子が描かれている。この図は古代中国において流行して道教のシンボルともなり、今日では世界各地に広まった。韓国の国旗にもなっている。白黒の勾玉を組み合わせたような意匠となっており、中国ではこれを魚の形に見立て、陰陽魚と呼んでいる。黒色は陰を表し右側で下降する気を意味し、白色は陽を表し左側で上昇する気を意味する。魚尾から魚頭に向かって領域が広がっていくのは、それぞれの気が生まれ、徐々に盛んになっていく様子を表し、やがて陰は陽を飲み込もうとし、陽は陰を飲み込もうとする。陰が極まれば、陽に変じ、陽が極まれば陰に変ず。陰の中央にある魚眼のような白色の点は陰中の陽を示し、いくら陰が強くなっても陰の中に陽があり、後に陽に転じることを表す。陽の中央の点は同じように陽中の陰を示し、いくら陽が強くなっても陽の中に陰があり、後に陰に転じる。太極図は、これを永遠に繰り返すことを表している。(「Wikipedia」より)


emoticon-0171-star.gif 陰陽表(「Wikipedia」より)

                  

基本的特性  求心力          遠心力
傾向     収縮           膨張
機能     融合、同化、集合、編成  拡散、分散、分解、分離
動き     不活発、緩慢       活発、敏速
振動     短波、高周波       長波、低周波
方向     下降、水平        上昇、垂直
位置     内部、中心        外部、周辺
重量     重い           軽い
光度     暗い(暗光、月光)    明るい(明光、日光)
湿度     湿潤           乾燥
密度     緻密           稀薄
外形     小さい          大きい
形状     収縮性          膨張性
感触     柔らかい         硬い
素粒子    電子           陽子
元素     窒素、酸素、燐、     水素、炭素、ナトリウム
       カルシウムなど      砒素、マグネシウムなど
環境     波動 ― 土 ―      ―  水 ― 空気 
気候風土   寒冷な気候        熱帶性気候
生物特性   植物的          動物的
性別     女性           男性
呼吸     吸気           呼気
器官構造   実質器官 凝縮性     中空器官 膨張性
神経     末梢神経 交感神経    中枢神経 副交感神経
補瀉     補            瀉
態度、感性  穏やか、消極的、防御的  活発、積極的、攻撃的
仕事     神理的、精神的      肉体的、社会的
文化     精神的          物質的
次元     空間           時間
内外     内側           外側
武術     柔            剛
戦闘     防御           攻撃
向き     下、後、左        上、前、右
夫婦     妻            夫
親      母            父
表裏     裏            表
天體     太陰(月)        太陽(日)
天氣     雨            晴
昼夜     夜            昼
天地     地            天
温度     冷            熱
数      偶数           奇数
商売     損害           利益
状況     静            動
人間     精神(心)        肉体
数学     -(負)         +(正)
春秋     秋            春
夏冬     冬            夏
東西     西            東
南北     南            北
背腹     腹            背
感情的    抑制           興奮
内臓     五臓(六臓)       五腑(六腑)
人体組織   皮膚・骨         筋肉
部分     下部           上部
高さ     低い           高い
音の高さ、声調低            高
光闇     闇            光
山      北            南
川      南            北
収穫     豐            凶
                       (「Wikipedia」より引用しました)
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ああ正負の法則

美輪 明宏 / PARCO出版

この地球には、<世にもおそろしい法則>があります。
この本は、その<法則>を理解し、<生活>に取り入れて、上手に生きていくための<人生カンニングペーパー>です。


 美輪さんの昔からのファンだった。最近では、テレビで「オーラの泉」を時々見ている。この本は、三輪さんの本で初めて読んだ本である。専門学校時代の私の大好きな先生がHPで、この本を紹介していたのがきっかけである。本の題名も「正負の法則」ということで何かピンとくるものがあった。読み始めてみて、最初のたった6ページでこの本にシビレてしまった。こんなにもわかりやすい言葉で、しかも簡潔に真理が語られる本なんてそうそう滅多に出会えるものではない。やはり、私がすごいと感じていた三輪さん。ただものではないと思った。それでは私がシビレた「最初のたったの6ページ分」を引用し皆さんに紹介することにしよう。

♣はじめに

☆《正負の法則》は地球そのもの

 この地球の出来事はすべて<正>と<負>によっているのです。
 たとえば、
<昼>と<夜>
<日向>と<陰>
<陰>と<陽>
<北>と<南>
<男>と<女>
<天使>と<悪魔>
 あげていくと、きりがありません。
 地球が全部南だけで、暖かいだけだったら、これは<正>だけでしょう。月のように冷たかったら、<負>だけでしょう。しかし、地球というのは何から何まで<光>と<陰>なのです。

 雨の日があれば、必ず晴れの日が来ます。火星のように晴れっぱなしででもありませんし、水だらけというわけでもない。陸地があれば海がある。苦しみがあれば喜びがあるのです。

《正負の法則》というのはこの地球の法則なのです。

☆天界族と魔界族

 地球は魔界と天界の境界線に浮いている場所で、両方が縄張り争いをしている場所なのです。

 この《正負の法則》に反して、<正>ばかりだったら、それは天界の法則で、地球の法則に反するのでこの世にいられなくなるし、<負>ばかりで悪いとこばかりだと、今度は魔界から呼ばれるのです。地球上でずっと長生きしたければ、魔界の<負>の部分と天界の<正>の部分を上手に、自分自身で納得して、その両方のバランスをとりながらそれを保ち続ける、それがこの地球上で長生きできる方法なのです。

 だから、人を見たときに、魔界族と天界族を瞬時に見分けるようにするとよいでしょう。そうすると魔界族に対して嘆いたり腹を立てずにすみます。「これは魔界から来ているんだ。だから、こういう人なんだ」と思えますから。自分と同じ種族の人間だとと思うから腹が立つのです。裏切られたと思ったり、「なんてやつだ」と思ったり、そういうことが出てくるでしょう。「なんてやつだ」ではなく魔界族なのです。初めから「なんてやつ」なんですから、それならば腹も立たない。「これは魔界族から来ているんだから、天界族じゃないんだから、自分たちとは違う種族なんだ」ということで、あっさり割り切れば腹も立ちません。信用したり期待したりしなければ裏切られることもないのです。それを頭に入れておくと、意外と対人関係が楽になります。そして、これは魔界族だな、ということがわかっているから、冷静に対処して、はじめから近づかないか、つき合っても距離をおくから簡単に側を離れることができるのです。 
 
 これは嫁姑の家庭問題から、職場での対人関係の諸問題の時にも、政財官界の連中を見分ける時にも、恋愛の時にもすべて当てはまります。 

 世の中には、骨の髄まで<悪>でできている人がいるのです。マスコミを悪事で賑わせている人などは、ほとんどそうです。そういう人はあらゆる面で強力な魔力を持っています。なまちょろい世間知らずで無罪病の裁判官や弁護士や人権屋さんたちには想像もつかない魔物です。彼または彼女たちには、反省か懺悔などという成分はひとかけらもありません。実際そういう魔物はいるでしょう。注意しましょう。
 ですから、実行しないは別として、一応それを<のさばらせない>ようにするためには、予防ブレーキとして死刑も終身刑も必要なのです。今の日本は初めからブレーキのない暴走車なのです。
  
 参考までに魔界人の見分け方をお教えしておきましょう。
 まず、一目見たときの第一印象がひんやりした感じ、凶々しい、闘争的、自己中心的、傲慢な感じ、陰険、陰湿、ヌメッとした蛇のようで、どことなく暗い。暗いくせにエネルギィッシュ。強欲、すべてに貪欲、何にでも妬み、そねみ、ひがみ、悪口ばかりを言う人、等々です。テレビのワイドショーなどよくシャシャリでている人たちの中にも、この手合いが沢山います。さて誰でしょう。当ててみてください。


※どうですかこの軽快な口調、美輪さんという人は、本当に人間関係で苦労されてきた方だということがよくわかった。それに素晴らしい洞察力。表現力の持ち主だ。私たちのように「東洋医学」というより「東洋哲学」を少しでも勉強してきた人間なら、この文章がすぐに理解できると思う。「陰と陽」の考え方そのものだからだ。でも美輪さんのように「魔界族」と「天界族」に発展して考えられるのは本当に驚いた。でも確かに地球という現世は、まさに「正と負」、「陰と陽」、「天使と悪魔」が共存するところ。だからこそ、この世で修行することができるというものなんだろう。でも、私たちの周りにも、魔界人と天界人が本当にいるね。しかもよく注意してみるとあなたの、ごく身近なとことにもいるかもしれない。しかし、美輪さんの言葉で、本当にかえってスッキリした。また、楽にもなった。「もうこれ以上、人間関係で悩むのはよしにしよう」とはっきり思えるようになったからだ。確かに「納得!」といった感じである。それに「魔界人の見分け方」もよく特徴が捉えられていて驚いた。これからは、私も失敗しないように、この親切な「人生のカンニングペーパー」を、もっとしっかりと使わせてもらおうと思った。


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emoticon-0128-hi.gif 陰陽太極図(「Wikipedia」より)
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 この形をした太極図は、陰陽太極図、太陰大極図ともいい、太極のなかに陰陽が生じた様子が描かれている。この図は古代中国において流行して道教のシンボルともなり、今日では世界各地に広まった。韓国の国旗にもなっている。白黒の勾玉を組み合わせたような意匠となっており、中国ではこれを魚の形に見立て、陰陽魚と呼んでいる。黒色は陰を表し右側で下降する気を意味し、白色は陽を表し左側で上昇する気を意味する。魚尾から魚頭に向かって領域が広がっていくのは、それぞれの気が生まれ、徐々に盛んになっていく様子を表し、やがて陰は陽を飲み込もうとし、陽は陰を飲み込もうとする。陰が極まれば、陽に変じ、陽が極まれば陰に変ず。陰の中央にある魚眼のような白色の点は陰中の陽を示し、いくら陰が強くなっても陰の中に陽があり、後に陽に転じることを表す。陽の中央の点は同じように陽中の陰を示し、いくら陽が強くなっても陽の中に陰があり、後に陰に転じる。太極図は、これを永遠に繰り返すことを表している。(「Wikipedia」より)


emoticon-0171-star.gif 陰陽太極図と老荘哲学についての考察

 私は、昔から老荘思想が大好きで、「老子」と「荘子」の本はよく読んだ。これは、今から5年程前、私が、専門学校時代に書いた陰陽の「太極図」に関する小論文である。以前、師匠曰く、「宇宙は、二つに分かれているんですよ」とおっしゃられたことがあった。その時、私は、この陰陽の太極図を思い浮かべた。今となっては、少し話題が古くなってしまったが、この小論文を使いながら、自分流の「太極図説」を展開してみようと思う。

 今年始め、イラク戦争が勃発する時に、米国のブッシュ大統領の演説に気にかかる言葉があった。「悪の帝国イラク」「悪のテロとの戦い」「これは善と悪の戦いである」その頃マスコミは、ブッシュ大統領の価値観は、「善悪の二元論である」という批評を述べていた。ブッシュさんの演説を聴いていると、なぜか子供の頃を思い出す。古くは、白いオートバイに乗った。白いマント姿の「月光仮面」。「ウルトラマン」や『仮面ライダー」大人や高齢者も大好きな「水戸黄門」や「大岡越前」のような勧善懲悪の世界である。
 またブッシュさんの演説を聴いていると、これまた見事な三段論法に要約できる。例えるとこんな感じである。「フセインの率いるイラクは悪の帝国である。悪の帝国は、善の国の力によって打ち倒さなければならない。したがって、我が国はフセイン政権を打倒する戦いを始めなければならない」という具合である。ブッシュさんのいう「テロとの戦い」もこれとまったく同じ、三段論法が成立する。この奇麗な三段論法アメリカの国民が率いられ、イギリスが踊り、なぜか日本も動いた。
 ことの起こりの二元論というのは、西洋的な合理主義の価値観といっていいかもしれない。「善と悪」「白と黒」「右と左」「主観と客観」「YesかNo」。全ては、二進法を用いられた、コンピューターのような合理性で物事が進められていく世界。そのような西洋的な合理主義の価値観が、世界の主流となって、これまで二十世紀の潮流が、動かされてきたような気がするのである。

 ところが、私たちがいま勉強している東洋医学のもととなる東洋思想は、西洋のものとは異なる発想や価値観が見られる。例えば、一見同じような「白と黒」であらわされる陰陽の太極図などは、二元論に見られるものとはまったく性格が異なっているのである。この点について、いま話題になっている「タオ老子」の著者。「老子」を初めて口語体訳で書き表した、英米文学者、加島祥造氏の著書「老子と暮らす」から太極図(双魚図)について引用することにする。
 「ここに一枚の絵、『双魚図』といわれるものがあります。いま述べたようなことを原理として表して、老子の道(タオ)の思想がとてもうまく語られています。この双魚図、このごろいたるところで見かけられるようになりました。アメリカから入ってきたものらしく、デザインまでに使われていますね。もともとは、中国の宋の人が最初に創ったもので、『太極図(陰陽図)』といい、道(タオ)の原理を表しています。その意味は………。
 白い魚があるのは、黒い魚があるからだ。その逆も同じ。この白い魚と黒い魚を分けている線は、黒い魚のものではなく、かといって白い魚のものでもない。どちらの魚のものでもないけど、同時にまたどちらの魚のものでもある。そうでしょう?ここのところは、一つの言葉で表せない、まさに「分けられない」状態を描いていることになります。
 なお近ごろは、女性たちが、このデザインを好むようです。それは、この図が”混沌”という原理とつながっていることを、彼女たちは直覚しているかもしれない………」という具合である。老子の世界には始めから善悪は存在しなかったのである。
 私は、この太極図の陰陽が交わる波線に大変興味を持った。この波線からは、まさに動き、変化、というものが感じられる。陰から陽に、そしてまた、陽から陰に、陰から陽に、変化していることを表している。まさに混沌の世界である。また、さらによく見ると、魚の目玉のような小さな目。「陰中の陽」、「陽中の陰」にもすごい興味を持った。それは、この世には完全な陰とか陽というものはなく、陰の中にも陽は存在するし、陽の中にも陰は存在することを意味している。まったく人の世の善悪もこれと同様である。
 
 この世界に存在するものは、陰か陽のどちらかの性格を持ち大別できるという点では、この太極図も西洋の二元論も同じである。しかし、太極図が表す世界は、それを固定的なものとするのではなく、絶対的なものとはみなさなかった。この世界の全ての物事というものは、、有形、無形を問わず、陰陽の対(太極)をなすが、それらは常に一定ではなく、変化しているということである。まさにこの変化があってこそ宇宙であり、社会であり、生命であるといえるのである。
 もしアメリカ人のブッシュさんが、東洋の老子のような思想家で、宇宙のような広大な世界観を持った人なら、イラク戦争は起こらなかった。また、同時に、テロの脅威からも怯えることはなかっただろう。なぜなら老子の頭の中には、善も悪もないし、混沌の状態をあるがままに受け入れようとする姿勢があるからである。だから、争いというものが、起こりようがないのである。本来東洋の思想の中には、少なくとも老荘の思想の中には、力ずくで何かを変えようとする発想はないのである。あくまで自然をあるがままに受け入れ、決して自然に逆らおうとしない、だから、道(タオ)は、永遠だといえる。

 面白いことに、そのものの見方は、医療の世界にも反映している。西洋医学では、病気をまねくウイルスや腫瘍は、あくまで敵であり、攻撃の対象である。それらを押さえつけやっつけてこそ初めて健康を勝ち取ることができる。ところが、東洋医学は、始めから病気を敵と見る見方はどこにもない、人が病気になるのは、自然治癒力が衰えているからであり、その自然治癒力を高めていくことで病気を克服できるのである。
 二十一世紀を迎えた現在も世の中はますます、物事を二で割って割り切れるようなデジタルな世界に進もうとしているが、そろそろ、二で割って割り切れる程、人間の体も世の中も合理的な存在ではないことに多くの人が気づき始めている。二十一世紀は、何千年と裏付けられた東洋医学は、ますます発展していくことが、この私にも読み取れるのである。
 
 以前、私がこの医療の世界に足を踏み入れるきっかけとなった師匠から陰陽論を指導して頂いた時、太極図についてこのようなことを問われたことがある。「この陰陽二つの魚が完全に切り離された状態になったと仮定します。その状態は何を意味しているかわかりますか?」その時、あまりのとっさの難問に、何も答えられなかった。しかし、その問いがきっかけになり、私なりに考えて一つの仮説を立てることになった。しばらくこの師匠の問いは、私の意識の中に深く入り込んだ。そして、「荘子」の中にその答えとなるものを見つけたのである。次に上げるのは、以前読んだことがある、老荘哲学研究の第一人者、大濱皓(あきら)「荘子の哲学」(勁草書房)より抜粋である。

「荘子の死生に対する見解は、次のように要約できる

1、死生は、人力ではどうすることもできない自然必然であり、運命である。
2、死は人間をあらゆる桎梏から解放する。
3、死生は自然必然の化(変化するはたらき)による。死生は、永遠の化のあらわれである。
4、死生は、永遠の生命の中での変化にすぎない。その変化において死生は循環する。
5、死生は、一気の散にほかならない。集まれば生、散ずれば死。
6、死生は因果関係にあるものではない。死は生から生ずるものではなく、生は死から生ずるものではない。生と死は別個のものとして分離することはできない。生の内奥に死があり、死の底に生がある。死は生とともにあって、実存の一部をなしている。
7、死生は表皮の現象にすぎず、死生の根底に真の実態が存在する。
8、死は真に反ること、生命の始源への復帰である。

 一つ一つを見ていくと大変おもしろい見解である。全部抜粋してしまったが、5番目に注目してほしい。気の集まった状態が生であり、散ってしまった状態が死である。つまり、人間も機械のような存在と仮定する。機械は、正の電気エネルギーと負の電気エネルギーが集まって活動する。それらが分かれたというのは、放電を意味し静止してしまった状態である。人間にたとえれば、それは死を意味するのである。人間の気というものを陰陽とするなら、つまり正と負の電子のエネルギーが存在するはずである。それらが集まり動いて変化している状態が、生命そのものである。陰陽の太極図は、宇宙観でもあり、まさに生命観そのものである。

 以上、東洋医学で陰陽論を扱うときは、それだけの深い意味を持つ。そういう意識であたらないといけないような気がする。実際、陰陽論は、臨床でも経絡治療として使われるし、治療によって人の生命を操作していることにほかならないからである。


☆参考【太極図】〜広辞苑より〜

 北宋の周敦(しゅうとんい)の著。無極たる太極から陰陽・五行・万物の生成する発展過程を図解した太極図をつくり、これに説明を加えた書。1巻。南宋の朱喜が、これについて「太極図解」「太極図説解」を著したことから有名になった。

☆使用・引用した文献

・加島祥造『タオ老子』筑摩書房
・加島祥造『老子と暮らす』光文社
・加島祥造『タオにつながる』朝日新聞社
・大濱 皓『老子の哲学』勁草書房
・大濱 皓『荘子の哲学』勁草書房
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