カテゴリ:慢性疲労症候群( 2 )

emoticon-0128-hi.gif 産經新聞の記事より「慢性疲労症候群」について知ろう

☆以下の記事は、2014年5月23日に産經新聞の記事より引用させてもらいました。まずは、「慢性疲労症候群(CFS)」について、参考にしてください。


「原因不明の「慢性疲労症候群」、周囲に理解されず…患者支援の動き 」
2014年05月23日 08:06 産経新聞

患者や家族、友人らが病気の悩みなどについて語り合った「希望の会」の交流会 =大阪市阿倍野区

 ある日突然、極度の疲労感に襲われ、倦怠(けんたい)感や頭痛が続き、日常生活が送れなくなる−。発症メカニズムが不明で治療法も確立されていない「慢性疲労症候群」(CFS)。国内の患者は30万人以上と推計されるが、「怠けているのでは」などと周囲に理解してもらえずに孤立し、精神的に苦しむ患者も多い。こうした中、患者同士が悩みを話し合う「患者会」の発足や患者支援に向けた動きが少しずつ広がっている。(安田奈緒美)

 ◆指一本動かせない

 5月、大阪市阿倍野区の区民センターで、CFSの患者会「希望の会」の交流会が開かれた。同会は昨年10月に発足。この日は患者や家族など14人が近況や悩みを話し合っていた。

 京都市の主婦、井上佐和子さん(50)は22年前、原因不明の高熱で通院し、CFSと診断された。日中は横になっていることが多く、炊事、洗濯は夫が担っている。朝、起き上がることも指一本動かすことがつらい日も。「外になかなか出られず、社会と隔絶されています。病気への理解を深めてもらうため、まずは患者同士でつながりたい」と話す。

 患者の家族も参加。兵庫県内に住む女性(34)は中学3年生の娘が小学5年生のときCFSと診断され、通学できなくなった。「親子で怠けているのでは、と精神論を持ち出して責められることもあり、周囲に相談できなくなった」

 CFSは、ウイルスや細菌感染、過度なストレスなど複合的な要因が引き金となり、神経系、内分泌系、免疫系が変調し、機能障害を起こすと考えられているが、詳しいことは分かっていない。国内には専門医も少なく、CFSに詳しい渡辺恭良・理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター長は「CFSは、主観的な疲労を聞き取り、自律神経の機能を調べる検査などを重ねて診断するため、時間がかかる。熟練した専門医が必要」と話す。

 就職など社会的活動が行えないことも患者に共通した悩み。交流会に参加した患者のほとんどが仕事に就くことができない状態だ。高校時代に発症した20代男性の両親は「状態の悪いときの息子は、ほぼ寝たきり状態で、このままでは社会で働くことはできない。親がいなくなるとどうやって生きていけばいいのか」と悩む。医療費助成の対象となる厚生労働省指定の難病にも含まれていない。

 ◆ライトアップで発信

 厳しい現状の中、理解を深めてもらおうと、患者側もさまざまな活動を始めている。患者会「筋痛性脳脊髄炎の会(ME/CFSの会)」(本部・東京都練馬区)は、昨年施行された「障害者総合支援法」で医療費助成の対象とならなかったため、見直しの際には対象に含まれるよう署名活動を行ってきた。同会は「6月中には請願書を国会に提出したい」という。

 「慢性疲労症候群の理解を広める会」(本部・青森市)も今月12日の世界啓発デーに合わせ、青森市の観光名所ともなっている15階建ての正三角形の建物「青森県観光物産館」を、病気のシンボルカラーであるブルーでライトアップするイベントを開催した。

 「希望の会」を主宰する宇佐美智子さん(34)は「困難の多い患者の声を社会に届け、少しでも患者が暮らしやすい社会にしたい」と話している。

 ■発症メカニズム解明へ研究進む

 発症のメカニズムが判明していないことがCFSの予防、治療法を難しくしているが、少しずつだが、研究は進んでいる。

 今年4月、理化学研究所などは「患者の脳内で炎症が広い領域で生じていることを確認した」という研究成果を発表した。PET(陽電子放出断層撮影)の画像によって患者の症状と炎症の生じた部位を調べると、頭痛や筋肉痛が強い場合は帯状皮質と扁桃(へんとう)体の炎症が強く、また、抑鬱症状は海馬(かいば)(大脳辺縁系の一部)の炎症と相関していることなどが分かった。脳内の炎症が起こっている部位で脳機能が低下し、CFSの症状を引き起こしていることを示唆している。」
(以上の文章は、産經新聞社の記事を引用したものです)
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☆これは、ニュージーランドで出会った羊です。私もかって、このような羊の姿を、眠りにつく前に頭の中で、何百匹と数えたことがあったでしょうか。でも今は違います。ベットの中に入れば、いつもバタンキュウ。多分寝るまでに10分もかからないことでしょう。

emoticon-0171-star.gif慢性疲労症候群(CFS)Chronic Fatigue Syndrome

 これまでに健康に生活していた人に原因不明の強い全身倦怠感、微熱、頭痛、脱力感や思考力の障害、抑うつ等の精神神経症状等が起こり、この状態が長期にわたって続くため、健全な社会生活が送れなくなるという病態である。(1984年 ネバダ州)

emoticon-0171-star.gif注意すべき症状

1、微熱・悪寒
2、咽頭痛
3、頚部あるいは腋窩リンパ節の腫脹
4、原因不明の筋力低下
5、筋肉痛ないし不快感
6、軽い労作後に24時間以上続く全身倦怠感
7、頭痛
8、腫脹や発赤を伴わない移動性関節痛
9、精神神経症状
10、睡眠障害

11、発症時、主たる症状が数時間から数日の間に発症
(1〜10までの症状が2・3日の間に起こってくる)
※6ヶ月以上にわたり、繰り返し生じる。

emoticon-0106-crying.gif自分では気がつかない病気

 先日ある患者さんで気になる症状があったので、専門学校時代に使っていた教科書「臨床医学総論」の本を引っ張り出して調べていたところ。教科書のあるページの中で、「慢性疲労症候群」のメモ書きを発見しました。ちょっと気になったので書き出してみることにしました。患者さんの中には、「疲労と倦怠」を訴える患者さんもたくさんいます。しかし、治療院には、このような「慢性疲労症候群」に該当するような患者さんはいません。というのは、慢性疲労症候群の患者さんは、自分では気づきにくい病気です。「何か変だぞ」という自覚はあるのですが、その変化が自覚できません。そして、治療院にお見えになる患者さんは、「何とか症状を治したい」と思われて見える人ばかりです。ところが、慢性疲労症候群の患者さんは、「治したい」とか「何とかしなければ」という気力さえ起こらなくなってしまっているからです。だから、その周囲にいる人が、気づいてあげるしかありません。特に、ご家族は、毎日いっしょに生活しているから、早めに気づいて援助の手を差し伸べてあげることが大切です。慢性疲労症候群の患者さんは、目に光や輝きが失われていますので、少し注意して見ていてあげれば必ずわかるはずです。いくつか該当する症状が見つかったら、すぐに受診し専門のお医者さんに相談することをお勧めします。絶対にご家族だけで悩まないようにしてください。また、治療にあたっては、私たち鍼灸マッサージ師の力が必ず必要になってくることと思います。
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