カテゴリ:頸性神経筋症候群( 2 )

☆バンクーバーのスタンレーパークで撮りました。マガモってきれいですね。
e0167411_524899.jpg

029.gif 頸性神経筋症候群はストレス社会におこりやすい病気

 この病気を調べてわかったことですが、やはりはじめは「首こり肩こり」が原因だったんですね。こういう病名が誕生するまえは、わたしたちはこれに近い病気として「頸肩腕症候群」とか「胸郭出口症候群」という名前で説明させてもらっていました。肩こりでの人で首こりがいない人はほとんどいません。そのくらい、首こりはよくおこる症状です。特に現代社会は、大人から子供まで誰にとってもストレス社会です。こういう社会に生きていると、どうしても首こり肩こりが始まるのです。指圧マッサージ師ならほとんどの方が知っていますが、「ストレス凝り」といって、ストレスが強い人がよく症状として痛みを発する箇所が2カ所ほどあります。それは、ひとつ目は「胸鎖乳突筋」という筋肉と「肩甲間部」といって左右の肩甲骨の間にある筋肉です。例えば「脊柱起立筋」とか「僧坊筋」や「頭板状筋」といった筋肉です。それこそ、そういう筋肉がはってくると、これは「ストレス凝り」だというわけです。

 首は、わたしたち治療する者にとってすごく大切なところです。「頸性神経筋症候群」というのは、病名にしてみるとすごく恐ろしいような感じがしますが、ひらたくいえば、「首こりによって頸椎からでている腕神経叢(わんしんけいそう)や腕や指を動かしている神経を痛めたためにおこる。神経痛や、その神経が支配している筋肉におこる凝りなどの一連の症状。それプラス、自律神経の変調によっておこる自律神経失調の病気のこと」だから、どのような自覚症状をともなっても、べつにわたしたちの治療院では、驚くことでもなんでもないのです。自律神経失調による症状はさまざまであるが、メニエール病やうつ病などの精神疾患をともなう患者さんが、続出したとしても特にそのことで驚くこともありません。すべての疾患は、はじめ肩こり腰痛から始まって、あらゆる病気に発展していくものなのです。

 この「頸性神経筋症候群」の治療には、「首」の治療は書かせないことは確かですが、それだけの治療では治まるはずはありません。つまり神経によって痛めた筋肉を全部、ほぐしてあげてはじめて、自律神経失調からくるいろんな症状が治まっていくものなのです。いくら精神疾患があるからといって、あまりむやみに「精神安定剤」や「鎮痛剤」「鎮静剤」「睡眠薬」などを処方されますと、実は大変やりにくい状況が生まれてきます。実は、「頸肩腕症候群」「胸郭出口症候群」「メニエール病」「うつ病」「頸性神経筋症候群」と仮にどんな病名がついたとしても、わたしたち治療院の治療方法は、基本的にはあまり変わりません。患者さんの症状を聞いて、その痛みや拘縮を取り除いてあげるだけなのです。つまり、痛みも症状も程度の差こそあれ、みんなわたしたちの脳から発していることなのです。ですから、後は患者さんの脳から「エンドルフィン」や「セロトニン」などの神経伝達物質がでるのを待つだけなのです。治療者は、それらの物質がでやすくなるように、治療をしてあげることが一番大切なことなのです。だからこれは、病院の関係者がつけた新しい病名ですが、やはり治療は、わたしたち鍼灸指圧マッサージを行なっている治療院のものにお任せください。餅屋は餅屋です。
[PR]
☆これだけではどこの公園かわかりませんね。バンクーバーのスタンレイパークです。
e0167411_5195199.jpg

029.gif 頸性神経筋症候群(CNMS)の患者さんが増えています
 
 最近、わたしの患者のご主人で、とても奥さん思いのやさしい方がいます。この方がある日、奥さんの症状を心配して、「先生、わたしの奥さんは、もしかして「頸性神経筋症候群」という病気ではないでしょうか?ネットで調べていくと、症状がとてもよく似ているようなんですけど」という質問を受けました。わたしは初めて聞く病名なので、「そうですか。では後でわたしも調べてみます」そんなふうに答えして、さっそくネットで調べてみました。


 072.gif 「医療・医学ニュース」より引用させていただきました。

「頸性神経筋症候群」とは?

先週発売の週刊現代で特集されていた、なにやら聞きなれないこの病。それもそのはず、最近に至るまで、診断でこの病名を正式に使う医師はほんの数人だったそうです。…で、調べてみました。

頭痛やめまい、疲労が慢性的に続く「CNMS(頚性神経筋症候群)」は首の後ろにある筋肉の異常によって引き起こされる病気です。
慢性疲労症候群、むち打ち症、めまい、頭痛、うつ状態、パニック症候群、ストレス症候群、自律神経失調症、更年期障害の60%が該当する疾患群で、複数の疾患を合併している場合が殆どです。
頭痛や微熱、体がだるい、やる気が出ないなどの不定愁訴にも似た症状が多いため診断されるまでに時間がかかり、複数の病院で受診を繰り返す患者さんも多いようです。

「頚性神経筋症候群」の診断では、問診、MRIなどの画像診断、平衡機能、瞳孔検査、頚部筋肉の触診による緊張や圧痛がどの程度であるかで判断します。
瞳孔の拡大が特徴的ですが、全脊椎の側弯症を含む変形性頚椎症、頸部椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症を合併していることが多くみられます。
専用の問診票を用い多くの症状を点数化し後頚部にある僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋、胸鎖乳突筋などからなる筋群上端部の異常緊張や痛みなどを確認し治療計画をたてます。

治療では頸部筋肉の緊張と圧痛を緩和し、柔らかくほぐす必要があります.薬物療法、低周波などの物理療法、鍼灸療法、温熱あるいは冷罨法およびリハビリテーション等などを組み合わせて実施します。治療が奏功すると頭痛、めまいなど多くの症状が劇的に改善することが知られています。
(出典:陣の内脳神経外科クリニック)

頚性神経筋症候群の診断基準

 1、頭が痛い、頭が重い
 2、首が痛い、首がこる
 3、肩が張る、肩がこる
 4、かぜをひきやすい
 5、めまいやふらつきがある
 6、振り向いたときや歩行中に不安定感がある
 7、吐き気がある
 8、夜、寝つきが悪い。途中で目覚める
 9、血圧が不安定
10、温かい場所に長時間いられない
11、異常に汗をかく
12、静かにしていても心臓がドキドキする。動悸がする
13、目が見えにくい、ぼやける
14、目が疲れる、目を開けていられない
15、まぶしい、目の奥が痛い
16、目が乾燥する、涙が出やすい
17、唾液が出やすい、出過ぎる
18、微熱が出る
19、胃腸の調子が悪い、腹部膨満感がある
20、だるくて横になりたくなる
21、疲れやすい、全身に倦怠感がある
22、やる気が出ない
23、天気が悪い日やその前日は症状が強い
24、気分が落ち込む
25、集中力が出ない
26、不安感
27、イライラする
28、根気が出ず仕事に影響が出る
29、のぼせ、手足の冷え、しびれ
30、胸の痛み、圧迫感、しびれ

※該当する項目が5つ以上で治療の適用、10以上なら要治療、17以上は最重症(作成は松井孝嘉・東京脳神経センター理事長)
(以上の記述は、「医療・医学ニュース」から引用させていただきました)

☆次回のブログに、続きます。
[PR]