カテゴリ:不妊治療( 1 )

☆バンクーバーで出会ったゴールデン・レトリバー。このこの視線はどこにむかっているかわかりますよね。
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029.gif 鍼灸指圧マッサージで不妊治療

☆今日、ネットサーフィンしていたらこのような投書を見つけました。

島田市内で不妊治療できる鍼灸院はありますか?

「島田市に住んでいる33歳の不妊治療中の者です。
体外は、二回失敗し、今後の事を考え鍼灸治療をやってみようと思っています。
島田市でいい鍼灸院があればどなたか教えてください。
よろしくお願いいたします」



 「今はきっと、このような悩みを持っていらっしゃる人が多いのだろうなあ」と思います。でも「不妊治療ができる鍼灸院」を探しているなんてすごいなあ。というか、とてもいいセンスをしている方だなあと思いました。

 実は、わたしは「不妊治療」というのをやっているわけではありません。妊娠中や出産後の女性の治療はやっていますが、特別に「不妊治療」というのをやっているわけではありません。確かに、専門学校では、「不妊治療」のための治療や特効のある経穴(ツボ)なども習いました。また、妊娠のための指導もできますし、まったくの素人よりも詳しいはずです。しかし、わたしはそれをそのままやってみようとは思いませんでした。もし投書のような方が見えて「どうしても」と、お願いされれば、やってみてもいいとは思いますが、多分、わたしの不妊治療は、まったくこれとは違う観点で、まったく違う方法で行なわれると思います。

 というのは、わたしがこれまで治療してきた患者さんで、治療中に妊娠された方が2人います。1人は、30代後半の患者さんです。特に「不妊治療」で見えたわけではありません。医者に「胸郭出口症候群」簡単いえば、腕が痛くて上げられなくなる病気です。それで見えたのがきっかけでした。それがきっかけで、いろんな問題となる身体の症状を治していったんです。そうしたら、「妊娠」というおめでたいプレゼントに恵まれました。もういろんな手を尽くされて、ダメだというふうに諦めかけていたところに、思わぬ天からの授かり物で、大変に驚かれたそうです。

 もう1人は、それとはちょっと違うのですが、20代前半の出産後の女性です。子育ての期間中はよくあることなのですが、「腕が『腱鞘炎』になってしまい痛くてしょうがないから」といって治療に見えた方ですが、腱鞘炎どころか、まだ若いのに、左右に「頸肩腕症候群」や「腰痛」や「座骨神経痛」「大腿神経痛」がありました。聞いてみるとバイクを運転中、交差点で自動車と接触事故を起こされて、何週間と入院するという大変な事故を経験されたようです。はじめての出産は、事故のショックもおさまらない。まだそれらの傷が、癒えたか癒えぬかのうちに妊娠してしまいました。そういうことがあったので、出産も大変つらかったそうです。わたしには、「もうあんなに死ぬほど苦しい思いをするなんてとても嫌です。もう二度と子供を産むのはこりごりです」といっていました。確かに、彼女の身体を治療させてもらっているわたしには、それがよくわかりました。よくこのような身体の状態で出産できたことが、本当に奇跡に近いと思われたのです。「わたしはよく頑張ったね。本当に大変だったと思うよ」と褒めてあげました。ところが、運命のいたずらか、「皮肉?」にも出産から1年もたたずに、また妊娠してしまったのです。

 まったく異なるケースですが、この二人の患者さんの妊娠には共通点があります。それは、治療が進むに従って、女性として「妊娠」受け入れられる身体に自然になっていったということです。実は、妊娠が可能な身体でない限り妊娠はしません。この二人は、治療をしていくうちに、子供を受け入れられる身体になっていったのです。実は、本来、多くの病院で行なわれている「不妊治療」は、簡単なことではないようです。「大変つらいものだ」ということを何人かの女性に聞いたことがあります。しかも、できてもできなくてもけっこう莫大な治療費が必要なんだそうです。でも、欲しいと思っても実現されないと、これは大変なストレスとなります。こころに無理なストレスをかかえると人間の身体はどうなるかといいますと、最終的に「病気」になってしまうのです。少なくとも、「肩こり腰痛」は、常識です。それどころか、自律神経でコントロールされている「生理」も「自律神経失調」ということで、不順になってしまいます。それでなくても、できないということでお困りなのに、治療をしながら、ますます、妊娠にはほど遠いような身体になっていくというのは実に皮肉なことです。

 それでなくても現代の日本は、長い間の見通しが立たない経済不況や、環境破壊による自然災害などで、不安と恐怖に苛まれています。明るい未来が期待できないということでその閉塞感といったら若い適齢期の女性だけではありません。ストレスは、夫である男性の肩にも、重圧として重くのしかかっているのです。少なくとも職場環境は、過酷なものになっているはずです。ですから、せめて身体に現れたつらい症状は、とってあげる必要があるのです。人間は、こころと身体は一体です。こうしたストレス社会に負けないためには、まずは、身体の健康を取り戻すことです。できたら、女性だけではなく、男性にも治療が必要です。夫婦一緒に治療されることが望ましいと思います。そういう考えから、わたしの「不妊治療」は、はじまります。何も特別なことではありません。

 むしろ、頭の中から、「赤ちゃんが欲しい」という気持ちを一掃させることが、はじめの一歩のようです。わたしは、かつて師匠から「求者不得(求めるものは得られず)」ということを教えられました。これは、大宇宙の法則なのだそうです。やはりどんなに欲しいと思っていても、求める気持ちが強ければ強いほど、実現は遠ざかっていくようです。だったらいっそう、そんなことは何も考えないで、「なるようになるさ」と、ただひたすら自分が健康になる身体づくりのことだけを考えていけばいいのではないでしょうか。妊娠するかしないか。妊娠できる身体かどうかは、神様が判断されることなのです。ご自分が判断されることではありません。実現可能なことだけを考え実行されればいいのです。そういう「不妊治療」もあるんだということをぜひ知ってほしいと思います。そんな気持ちで、このようなお節介をやかせていただきました。
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