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☆おなじみの治療室「パピー」カレンダー。12月のパピーは柴犬
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 先月は、院長が25日に「感染症」にかかり、突如6日間のお休みを頂きました。予約をキャンセルさせていただきました患者様には、大変ご迷惑をおかけしました。この場を借りて、お礼とお詫びを申し上げたいと思います。おかげさまで、ようやく、病気も全快しました。3日から、元気にがんばろうと思います。これまで同様よろしくお願いいたします。
 はやいですね。もう12月です。カレンダーももう最期の1枚になってしまいました。今月のお休みは、年末年始の31日から正月3日までお休みということで、後は普通のお休みです。また、予約どんどんいただけると嬉しいです。
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 今月は重症な患者さんが多く見えた。世の中が不景気になると、身体に異状があってもぎりぎりまで我慢して、どうしようもなくなると私たちのような治療院にやってくる。そういうパターンがここ最近なって目立っている。でもどうしてこんなに痛くなるまで我慢しなければならなかったのか、わからないと思うことがしばしばである。「痛み」といえば、今月、明らかに「腰椎椎間板ヘルニア」で見えた患者さんが二人いた。いずれも「ロキソニン」という解熱・鎮痛薬を処方されていた。それとおきまりの気休めの湿布薬。これでは、治るわけがない。もしこれで「椎間板ヘルニア」が治るなら誰も苦労はしない。この二人の患者さんは、かかった病院は違うが、処方は全く同じだった。

 「腰椎椎間板ヘルニア」というのは、きっかけはあるにしてもある日突然になるという病気ではない。はじめから「腰痛」があっても充分な休養をとらなかったり、それでも無理したりして起こる。腰椎は5つの椎骨からなる。その椎骨は、椎間板(椎間円板)というクッションのような働きをするものが椎骨の間にあるのである。しかし、無理をすると筋肉は収縮して固まってしまう。これが拘縮という状態である。特に腰を支えている筋肉は、たくさんあるが、中でも大腰筋や腸骨筋。脊柱を支えている脊柱起立筋などは、拘縮すると椎骨と椎骨の間に相当な圧力が加わる。そこで、今まではクッション代わりをしていた椎間板は、その圧力に耐えられなくなり、お餅が膨らんで飛び出すように、椎骨と椎骨の間から飛び出してしまうのである。この状況を「ヘルニア」とよんでいる。その飛び出した椎間板は、腰椎から出た大腿神経とか座骨神経などの腰神経叢といわれる神経の束になった神経根に直接圧迫するので、あの耐えられない程の「痛み」が発生するのである。これが「腰椎椎間板ヘルニア」の実態である。

 だから「ロキソニンのような鎮痛薬で『腰椎椎間板ヘルニア』が治りますか?」といわれても治るわけがない。といわざるを得ない。もちろん休養をとることは重要である。休養は、拘縮した筋肉を緩ませるので、これは治療に欠かせないことである。しかし、鎮痛薬が、「治療」になるとは、薬を処方した医師ですら思ってはいないはずである。残念ながら整形外科の治療の実態である。それがもっと高じて椎間板の飛び出しが大きくなってくると「切りましょうか(手術)?」ということになる。しかし、前にも何度か述べているが、人間の身体というのは、切ったところの細胞はもとには戻らない。だから、手術は、余程のことがない限り避けなければならない。スポーツ選手が、よく手術をするかしないか悩むのが、こういう問題があるからである。しかし、こうなる前に、人間の身体は、何回も「痛み」という信号を発して本人に警告を発しているのである。「手術」しなければならないようなところまで事態を悪化させたのは、間違いなく本人の自己責任である。

 私は、「痛み」を「鎮痛剤」のような神経を麻痺させるような薬で対処するような安易な考え方が、大変こわい考え方だと思っている。人間の身体は実によく作られてている。無駄だと思われるものが一切ない。この「痛み」という感覚神経の働きこそ、まさに自分を守る自己防衛システムの重要なメカニズムなのである。痛みは、はじめはやさしく始まる。そして徐々に目覚まし時計がだんだん激しさを増すように、「痛み」も激しさを増してくるのである。しかし、この時に「鎮痛剤」のようなものを使おうものなら、自己防衛システムは、この時を境に正常に作動することはない。また、必要以上に「我慢強い人?」がいて「痛み」を我慢していたとする。やはり、この場合も「鎮痛薬」を使っていたと同じ状況が生まれる。つまり、痛みは慢性化して身体のほうで「痛み」の信号を送ることを諦めてしまうのである。こうなると、次はどうなるかというと、必ずある日突然「病気」という状況が、待ち構えているのである。しかし、「ある日突然」と思うのは、本人だけの認識である。「痛み」は、以前からそうならないように、前々から本人には何度も信号を送り続けていたのである。

 この時の「痛み」の信号は、前の時のようなやさしいものではない。痛みもたえられない程の「激痛」を持って、そのひとに「警告」を発するのである。これが、例えて言うなら「椎間板ヘルニア」の発症である。もし、こうなる前に軽い「腰痛」程度の痛みで、身体の促す注意信号に耳を傾けていたとしたら、私たちの治療も簡単である。また治療を受ける本人も気持がいいくらいですぐ終わるのである。ところが、事態が「腰椎椎間板ヘルニア」という病名が診断されると、そうはいかない。治療も拘縮した筋肉を治療するにはそれなりの激痛を覚悟していただかなければならないのである。治療も「マジック」ではない。身体もいったん壊してしまえば、治療もまたおなじ過程を経てもとの身体に修復しなければならないのである。だから、重症な状態にはある程度の激しい「痛み」も覚悟しなければならないのである。しかし、「激痛」を伴う治療は、治療する側もやはり辛いのである。出来れば、そのような治療は行いたくはない。だから、そうなる前に少しでも早く手を打ってほしいというのが治療者のウソいつわざる気持なのである。
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 鍼灸や指圧の効果は、一般的にはいろいろ言われている。八倉治療院でもこれまでの臨床で明らかに見られたという治療効果を、ここでまとめてみようと思う。多分一般的にいわれていることと、あまり変わりはないかもしれないが、「治療院の治(ち)」にこだわる以上、自分の言葉で「八倉治療院の鍼灸指圧の効果」をまとめてみることにした。

072.gif1、血液循環の妨げになっている症状を改善して、脳や内蔵や筋肉に十分な血液が送られるように循環を改善する。

072.gif2、硬結・拘縮している筋肉を柔軟にし、筋肉繊維に付着している乳酸などの疲労物質を代謝させ早く取り除くようにする。

072.gif3、関節を取り巻く筋肉や腱をほぐすことで、関節内の血液循環を改善し痛みを取り除くことで関節の拘縮を取り除き関節の可動域を広げる。

072.gif4、血液やリンパの流れをよくすることで、新陳代謝を活発にし、筋肉のはれや皮下のむくみを改善する。

072.gif5、自律神経系の機能において、過緊張やストレスのために、とかく亢進がちな交感神経の働きを抑え、副交感神経の働きを活発にすることで、内蔵の働きをよくする。

072.gif6、五臓六腑の特に胃腸の働きを活発にすることで消化作用や排泄作用を促進し、下痢や便秘などの症状を改善する。

072.gif7、こころと身体ををリラックスさせることで、高すぎる血圧を下げ、ストレスの解消に効果を発揮する。

072.gif8、うつ病の原因のひとつである不足がちなセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質を促進し、肩こりや腰痛などのつらい身体の症状を改善させる働きがある。

072.gif9、健康な人には、更に健康の増進をはかり、「未病」の人には、病気の予防を施すことが出来る。

072.gif10、薬の薬害や副作用を恐れている人に対して、全くそうした心配のいらない自らの免疫力を高める治療が出来る。

 患者さんが抱えている症状は、そのほとんどが、ここにあげた鍼灸指圧の効果により治癒すると考えている。八倉治療院では、このような効果を引き出すことを目標において毎日の治療を行っている。
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☆テレビの左側にあるのが「Wii」というゲームの機械。これから苦手のバランスゲームに挑戦します。
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  やはり時代でしょうか、TVゲームが苦手で一度もやったことがない私。そのわが家に、昨日「Wii ・Fit(ウイー・フィット)」が、やって来ました。本当は、一日早い、一昨日から来ていたのですが、正しく設置するのに一日かかってしまいまして、昨日から、ゲームが始められるようになりました。何でまた、「TVゲーム」嫌いだった私たちが、どうしてこのようなものを購入したのでしょうか。それは、「ウイー・フィット」が、体を動かして楽しめるゲームだったからです。しかし、私たちのような中高年の年齢からでも「できる?……だろうか?」ということが、まず第一の関門でした。

 「機械音痴」・「ゲーム音痴」のこの私が、初めて「Wii・Fit」の名前を聞いたのは、去年の今頃でした。カナダのヒラリーの叔父さんが、奥さんのクリスマスプレゼントに買った。という話題から始まりました。その「『Wii・Fit』って何ものだ」と聞くと、なんでも「任天堂」から出た新しいゲームで、これがあると、家で楽しみながら体を動かすことができるとか。ということで、少し、心が動いたのでした。それからメールや電話でも「私たち、楽しんでいます」というコメントが何回か届いた。奥さんのクレアは、確か60代だったはず、そのクレアが、できるということは、「もしかしたら、私たち夫婦もできるかもしれない」いつの間にかそういうふうに考えるようになって来ていました。ゲームは嫌いでも運動が大好きな私たちです。ヒラリーさんも「クレアができるなら私だって」そんな気分になっていたのです。

 そして昨日、よく考えれば「Wii・Fit」の設置ってそんなに難しものではありませんでした。ただテレビ・ケーブルの音声映像のピグのアナが多くて、私が差し込むところを少し間違えていただけでした。だから、これを見て心が動かれた方は、あまり心配されなくても大丈夫ですよ。この私でさえ出来たことですから、ほんの30分もあれば、誰だって設置できるはずです。昨日は楽しかったですね。私たちは、ゲームを全くっていっていいくらいやったことがないのですが、ヒラリーさんと二人で、子供みたいにはしゃいでしまいました。「そこそこイケイケ、……大丈夫、大丈夫……GO・GO」こんな調子でした。

 「Wii・Fit」は、リモコンだけではなく、「ボード」を使って様々な種類の運動が出来ます。トレーニング・ヨガ・筋トレ・有酸素運動・バランスゲームなどいろんな種類のゲーム=運動が楽しめます。それに親切にゲームの説明やトレーナーまでついてくれて、いろいろ教えてくれますから、ほとんど初めてでも困ることがありません。おまけに、消費カロリーが表示されたり、理想体重を目指すために数値化した「BMI」まで知らせてくれるんですから、本当にすごいと思いました。こんなことばかりを書くと、いいことだらけですから、正直いってショックだったことも書くことにします。

 実は、余りに自分の体力が衰えていたことに気づかされてしまいました。特に「バランス」です。本当にショックでした。ゲームを始める前に、「測定」をしてくれるのですが、私の肉体年齢は、「65歳」とか、今日計ったら「72歳」なんて言われてしまったんです。私はまだまだ「55歳」ですよ。これでも若い時には、立派な「スポーツマン」で通ったんです。その私が、実際年齢の10歳以上も老け込んでいたなんて、これは、とてもとても許されることではありません。でも実際「バランスゲーム」をやってみて納得してしまいました。私は本当に「バランス音痴」でした。これでは、日頃、日常生活において、つまずきそうになったり、うっかり転んでしまうことがあったことが納得できます。このように、自分が得意なものや、自分に欠けているものがわかるというのも、トレーニング運動の大切な要素であると思います。やっぱり、まだ2日目ですが、すっかりハマってしまっていますね。どうですか、このブログをご覧のあなたも、私たちといっしょに「Wii・Fit」してみませんか?
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 70代の患者さんだが、治療中、よく口癖のようにこういう。「私は、何にも動いていないのにどうして肩が凝るんでしょうね?」「そうだ。どうして身体を使って動いているわけではないのに、なぜ、肩が凝るのか?」不思議に思う方もいるのではないだろうか?そういえば、若い時は、「肩こり」「腰痛」とは無縁だったのに、最近は、特別な運動をしているわけではないのに肩は凝るし、腰も痛い。そういう疑問が、ある年齢に達した大人になると誰もがもたれる疑問のひとつではないだろうか。それは、ひとことで言えば、「若い人と中・高齢者では、『凝り』の理由が違う」からである。

 若い子供の頃は、よく運動会やスポーツテストで100メートル走などで全力疾走を行うと、翌日は必ずと言っていい程、「筋肉痛」になったものである。これは解剖学的に説明すると、筋肉に疲労物質の「乳酸」が溜まったからである。もう少し、詳しく言うと、筋肉は繊維の束からで来ている。仮に、折り畳み傘の柄の部分を想像してみてほしい。顕微鏡で拡大するとこんな感じである。アクチンという筒のような神経の束に、ミオシンという棒のような神経の束が、入っていく。その様子は、ちょうど折りたたみの傘の柄のようなものを想像してくれたらいいと思う。それが、何本も何本も束になって、筋肉の収縮運動が行われている。しかし、運動も激しく長時間にわたると、疲労物質が分泌される。それが乳酸だ。乳酸は、筋肉の繊維と繊維の間にべっとりと付着し、筋肉の収縮運動を妨げる。伸びないから無理に動かそうとすると、「痛み」を生じる。これが「凝り」の原因である。

 若い人には、この説明で充分であるのだが、働いていないお年寄り、運動していない大人は、どうして身体中に凝りが見られるのだろうか。この疑問に答える前に、少し「東洋医学」の「ツボ」の話をしたい。人間には、361種類のツボがあるといわれている。しかもそのツボは、同じ系統の「経絡」という線で結ばれている。主な経絡は、12種類。肺・大腸・脾・胃・心・小腸・腎・膀胱・心包・三焦・肝・胆の12経絡である。それぞれを肺経、大腸経、脾経といったようによんでいる。見慣れないのもあるかもしれないが、大方は、人間の「五臓六腑」に関わっていることがわかるであろう。つまり、よく私達が言っている「ツボ」は、12の経絡という線で繋がり全身に張り巡らされているということだ。ということは、すべての「『ツボ』は、内蔵に繋がっている(関わっている)」ということなのである。だから、内蔵が疲れてくる年齢になると運動しなくても長時間の緊張状態が続いただけでも身体のどこかに、「凝り」が生じてくるのである。

 人間の身体というのは不思議なもので、内蔵の働きが弱ったり、異状が発生するとこの経絡に痛みを発生させる。そういうのを「内蔵痛」とよんでいる。たとえば、急性虫垂炎(盲腸)になったりすると、ミゾオチや右の足の付け根の部分が痛くなる。急性膵炎だったりすると心窩部(左の心臓の少し下)や左肩や左肩甲骨の少し下の部分が、シビレを伴った痛みを感じるようになる。というのは、臨床上よくある症状である。だから、実際に治療していて、これは変だなと思って患者さんに聞いてみると、「実は、胃がんの疑いがあるということで、病院から精密検査に呼ばれています」と告白されたということがある。また、腕の部分で心経の経絡にそって治療していくと、どうも痛がるので「これは循環器に異状がある」ということを感じ取って、病院で検査してもらうように働きかけたりということも通常の治療ではたまによくあることである。

 こういうふうに内蔵から脳へ、脳から筋肉へと神経を媒体として起こる反射を「内蔵=体制反射(ないぞうたいせいはんしゃ)」とよんでいる。これは、すごいメカニズムである。このように、病気がひどい状態にならないうちに身体のほうで私達に「注意」や「警告」を発しているのである。まだ、筋肉が凝りや痛みの状態でいるうちは、早いうちに治療すれば、大丈夫である。まだ病気に発展していないこの段階を「未病(みびょう)」という。この段階で手を打っておけば、「未病治(みびょうち)」といって、「病気の早期発見」の更にうえをいく最高の治療となる。ところが、それがすすむと、なかなか治療しても簡単には治らない。よく「私は、ひどい肩こり・首こりに悩まされている。どうしてもこの凝りが治らない」という方は、かなり危ない状態であると言える。実際、「内蔵痛(ないぞうつう)」といって、凝りも進行した形では、「肩こり」も「腰痛」も「内蔵痛」から来ていることが多いからである。だから、治療は早い段階であればある程いいのである。

 若い人と高齢者の凝りは、このように理由に違いが見られる。だから、若い人の場合は、1回の治療で治ることが多いのもこのような理由からである。また、逆に若い人なのに、どうしても治らない「凝り」がある場合は、「病気」として疑ってみる必要もあり得る。しかし、注意が必要なのは、やはり中・高年齢者の「凝り」である。凝りはどんどん重なっていき、気づいた時には、「未病」ではすまない場合が多い。だから、患者さんが、70代や80代の高年齢である場合には、仮に症状が緩解されたとしても、定期的に月に一度は受診されることをお勧めしている。後になっては取り消しがつかないのが大切な人の生命(いのち)。ところが患者さんは、私たちほどは、そのことに気づかれていない場合が多い。そうでなくても病苦に悩まされ、危険な状況が多い高齢者を、私たち治療者は、継続的に暖かく見守っていかなければならないと思う。
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☆わが家の自慢の炊飯ジャー、これだと玄米もおいしく炊けます。
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☆このように玄米を24時間お水に寝かしておきます。12時間後には、一度水を交換します。
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 「玄米食」が、なぜ「ナチュラルメディスン」と思う方がいるかもしれませんが、玄米食こそ広い意味でナチュラルメディスンの第一歩です。私もそうでしたが、人間て本当におバカさんです。どうして、大切なものを、こうも簡単に捨て去ることができるのでしょう。自然界から見たらこんなバカなことはないでしょう。お米は、精米する前の胚芽の部分に、身体に大切なミネラルやビタミンがいっぱい含まれています。それをわざわざ、全部きれいに削り落としてしまって、炭水化物だけの白米にして、「おいしい」といって喜んでいるのですから。本当によくわかりません。それで今度は、「ビタミンが足りない。ミネラルが足りない」といっては、「サプリメント」を一生懸命に買いあさっているのです。やっていることがまったく「矛盾」だらけです。

 西洋医学の基本である「栄養学」では、サプリメントの重要性を説きます。ビタミン類もとりすぎても構わない。多ければ、おシッコになって外に出るだけだといいます。ところが東洋医学を始めてからそのことに非常に疑問を持つようになりました。東洋医学は「陰陽のバランス」を重要視します。何でもそうですが、「バランス」がとても大切です。「何事もほどほどに」という考え方が、非常に多く見られます。私はこれはとても大切なことだと思います。私の師匠は、いつも「自然こそが、教科書」といいます。やはり、私が見ても自然界は、とてもバランスを重用視しています。そうして見ると、人間の身体を支える栄養素として大切な胚芽を捨て去るということは、とても不自然な行為であることがわかることと思います。精米後捨て去られる「ぬか」にこそ、重要な栄養素が含まれているのです。この「環境社会」において行き過ぎた精米はムダ。サプリメントをいたずらに多用するのもムダな話なのです。

 ナチュラルメディスンで思い出しましたが、ヒラリーさんの母国カナダで「ワイルドライス」というものを見かけ食べてみました。「ワイルドライス」というのは、お米の原種のようなものです。確かに食してみてそんなに美味しいものではありませんが、ビタミンやミネラルの含有量はすごいものです。こんな食事をたまに心掛けていれば、本当にサプリメントが無用なものに思えてきます。人は「美食」に走り、「美味しいもの」ばかりを追い求めると、本当に身体に大切なものを忘れてしまうようです。もう一度、原点に戻って「粗食」の大切さ、食生活の見直しを計るべきです。そのことで、粗食がいかに、病気から私達を守っているかがよくわかるはずです。「生活習慣病」。特に「糖尿病」や「痛風」などの病気が、「美食」社会のもたらす「現代病」であることがよく理解できるはずです。

 玄米もオーガニックであればそれに越したことはありません。しかし、現代社会においては、仮に「無農薬」と表示されていても「減農薬」だったりすることが多いのです。そこで師匠が、24時間水につけておく方法を教えてくれました。ただし、12時間後には一度、水をしっかりこぼして、新しい水に取り替えるのだそうです。仮に農薬などに汚染されている玄米でも、このようにして水に浸しておくことで、毒素を取り除くことができるのだそうです。それにこうして24時間、水に浸しておくことで玄米は柔らかくなり、普通の炊飯器でも炊くことも可能になります。もちろん今の炊飯器は、ほとんどが高性能にできていますから、このようなことをしなくても玄米を上手に炊くことはできます。しかし、こういった炊き方を覚えておくことは、例えば、外国に行った場合でも、いつでもどこでも玄米食を実践するために必要になる時があります。また、玄米をすぐに炊ける炊飯器であっても、このような方法で炊くことでいっそうおいしさを増します。健康のために、汚染がすすむ環境から自分自身を守るためにも是非実践されることをお勧めします。
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 はり治療がはじめてという方、はり治療に関心のある方のために、このような説明を見つけました。これは八倉治療院のオリジナルなものではありません。カナケンさんの「鍼灸ガイド」というカタログから「『初めての方は是非お読み下さい』ポスター」からそのまま引用させていただきます。


058.gif【初めての方は是非お読み下さい】

072.gif鍼(はり)は痛くはありません

治療に用いる鍼は直径が髪の毛ほどの細さで精々かにさされる程度の痛さです。もしあなたが二、三カ所の治療でどうにも我慢できないということでしたら治療は中止します。でも当院では自信を持ってお勧めできますので治療中の恐怖感・緊張感・不安感はまったく不要です。

072.gif反応および副作用について

治療後一時的にいろいろな症状が出てくることがあります。これを漢方で暝眩(めいげん)反応といってむしろ効果のあらわれる証拠とされていますからご心配ありません。時がたてば必ず良い結果を期待できます。薬のような習慣性や副作用はございません。

072.gif治療効果と治療回数について

鍼灸治療の効果は発病して日の浅い病気程早く治ります。一回の治療で激しい症状がピタリと軽減することがしばしばありますが、慢性症状になりますと気長に続けなければ治りません。治療は毎日続けたほうが効果的ですが、症状により一日おき、二日おき又は一週間に一回ていどで快癒してゆく場合もありますから指示通りご来院下さい。

072.gif養生について

どんな治療法でも養生が必要です。再び病苦に悩まされないためにも治療中は次の事項を守ってください。
一、睡眠は十分とること。
一、治療直後の入浴は厳禁すること。
一、アルコール類は飲まないこと。
一、食事は腹八分目のこと。
一、刺激性食品、不消化物はとらないこと。
一、雑事に気をつかい精神を疲労させないこと。

072.gifその他必要に応じてご注意しますが、最も大切なことは、あなた自身が真剣に病気を治そうとする心構えです。鍼灸治療は病気ばかりではなく体質を改善し病気にかかり易い素因を除いてくれます。定期的な治療をすることにより疾病を予防し体力の向上をはかり健康管理の医術としてその真価を発揮します。

☆ここに書かれていることは正しいと思いますが、「アルコール類は飲まないこと」は、ちょっと厳しすぎるような気がします。「少し控えめにすること」くらいで構いません。後は全くこの通りです。
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039.gif今の時代、新患を拡張することは容易なことではない。少し前くらいなら、インターネットを使いHPやブログでも開設すれば、案外容易に新患を集めることができた。ところが、今はそんなわけにはいかない。今月に入って見えた新患は、もう1年以上前からご家族の方を治療させてもらっていて、本人からも「私もお世話になります」と言われていたが、実際に治療に見えてくれたのは、1年後の今月に入ってからである。腰痛で困っていたが、話を聞いてみると。もう5年前から腰を痛めており、慢性化してしまった腰痛は、下肢痛にまでおよび、座骨神経痛になっていた。「こんなになるまで、どうして今までほっておいたのだろう?」そういう疑問を持つが、こういうことは、特に珍しいことではない、やはり、別の患者さんで1年ほど前に、身体の相談を受けて、そのとき名刺を渡しておいた患者さんから、1年後に来院されたというケースもあるくらいで、本当に気の長いお話である。どうして、患者さんは、肩こりや腰痛などの自覚症状がありながら、すぐに受診行動にうつされないのだろうか。その理由を、患者さんの立場に立ち自分なりに考えてみた。

072.gif【患者さんが治療院に行きにくい理由】

1、治療院は、予約制で病院や整骨院などにくらべて初診者にとって来院しにくい。

2、治療院といってもいろいろなので、友人の紹介や、余程の評判でもないと行きにくい。

3、病気やケガなどをした場合、第一の選択肢として病院を考える。

4、整骨院は、保険がきくので肩こり腰痛くらいなら、多少待たされても整骨院を選ぶ。

5、治療院の看板は、整体院と違って目立たない。

6、「整体」と「マッサージ」の違いがわからない。

7、治療院は、自由診療なので料金が高すぎる。

8、ハリは痛そうだし、お灸は熱そうで後に残ると困る。

9、ひどい肩こりや腰痛なんだけど、本当に治してもらえるか不安である。

 このようなことが考えられた。実際にこの中のいくつかは、患者さんから聞いたことがある。だから、少なくともこの9つの理由は、これからの治療院をやっていううえで大きな課題となっていることがわかった。特に2と9は、治療院を経営するわたしにとって、とても大きい課題のように思える。いくら現代が情報の時代とはいえ、突き詰めていうなら、患者さんの口コミ情報ほど大切なものはないからである。そして、最終的に9は、決定的な運命の分かれ道になる。患者さんが、これらの9つの課題を突破して「◯◯治療院」を選ばれるのは、やはり、そこへ行けば、必ずよくなるということが、確信できれば、全ての課題が、克服されてしまうからだ。

 話は変わるが、私が「指圧」を開眼したのは、専門学校3年生の秋の頃だった。それまではただ先生から教えてもらうことだけを、忠実に身に付けることで精一杯だったのが、その頃になって急に自信がついてきた。「これならきっと患者さんの症状を改善できる」そんな気持になったことを覚えている。それから遅れて1年後、開業してからすぐに「ハリが、使える」ことを自覚した。だから、開業するや否や、すぐに患者差が患者さんを呼び、またたくまに、「八倉治療院」は、経営軌道に乗ってしまった。私はこの「八倉治療院」を開業するにあたり、いろんなことで師匠に相談に乗ってもらっている。開業してすぐ間もなく「治療院と看板を出している以上、治せなければ、治療院ではない」と師匠にいわれた。「始めから治せないとわかっている以上、お断りしなさい。治せないと思ったら、料金をいただいてはならない」とまで言われた。始めからとても「高いハードル」であった。

 しかし、「治す」ということで、更に壁に突き当たり、患者さんのことで師匠に相談すると、「さっきから聞いていると、『治す。治す』とあなたは言っているけれど、誰が身体を治していると思っているんですか?あなたがやっていることはあくまでもお手伝いに過ぎないんですよ。患者さん自身の身体が、病気を克服し、症状を治めているんです。そんな思い上がった考えでは、とても人の身体は診れませんね」とまで言われてしまった。はじめは、師匠の言葉が、「矛盾」としか受けとめられず、苦しい日々を過ごした時期もあった。しかし、確かにそういわれてみれば、「治そう。治そう」と思ってしゃかりきになって治療していた時期には、治療すれば治療するだけ、自分の身体を痛めていた。ところが、師匠からアドバイスをいただいて、初診に戻り「勉強させていただきます」とこころで唱えて治療に望むと、意外な成果が得られることが、わかってきた。その頃から、治療の世界の深遠さに触れたような気がしている。

 またまた、話題は変わるが、「八倉治療院」の患者数が減ったのは、何も不景気と重なったばかりではなかった。あるこころない患者さんのひとことが私のこれまでのやり方を覆してしまった。その患者さんは、ある人にこう言ったそうである。「あそこへ行くと、『次はいつにしますか?』と、無理やり次回の予約を入れさせられてしまう、それがいやで、私は行きたくなくなってしまった」という言葉が、ある患者さんを通して私の耳に入ってきた。私は、その言葉に大変なショックを受けてしまった。確かに、「次回はいつにしますか?」とは言っていた。しかし、無理やり予約を入れてもらった覚えは一度もない。その頃は、「高すぎるハードル」を意識して、患者さんによくなってもらうことだけを考えてやってきた。だから、治療の継続が必要な患者さんには、何の疑問も持たずに「次回は、いつにしますか?できたら、何週間後に予約していただけるといいと思いますが」という言葉が、自然に出た。しかし、それ以降は、「ああ、そんなふうに受け取る患者さんもいるんだ」と思うと、「次回はいつ……」という言葉が切り出せなくなってしまった。

 それ以降、「八倉治療院」の患者さんは、折からの不況と重なりどんどん患者さんの数を減らしてしまった。患者さんは、症状がひどくなり、我慢ができないほどになると治療院に受診行動を起こす、しかし、いったん痛みが治まり症状が改善方向に向かうと、治療院へは足を運ぼうとしなくなってしまう。私は私で、「今度はいつごろ見えるだろうか」とひたすら待つ。「どうして、まだしっかり治っていないのに来院されないのだろう?」と完全にジレンマに陥るのである。話の経緯はともかく、これは私の完全な間違いであったことを、長い間の苦しい経験を経てようやく気づかせてもらった。治療者のほうで、「これは、必ずよくなる」という気持があれば、それを患者さんに伝えなければならない。患者さんというのは、いろんなところに治療に行かれて、本当に自分の病気や症状が、改善できるのか自信をなくしてしまっている。もし治療者に、「これは、必ずよくなる」という気持がある以上、患者さんは、よろこんで「この先生に任せてみよう」という気持になってくれる。その信頼関係から、はじめて病気や症状が改善されていくのである。

 私は、ある患者さんをきっかけに、患者さんのこころを知り、「治療」ということを見直すきっかけを得た。今の私は、駆け出しの1年目2年目とは違い。簡単に「治す」とはいえなくなってしまった。正直いって、私の超えようとしているハードルは、いつの間にか更に「高いハードル」になってしまっている。しかし、私は「八倉治療院の挑戦」だと考えるようになった。病気や重い症状の改善は、治療者と患者さんとの二人三脚が、かみ合ってはじめて超えられる「確かな安全地帯」である。私は、どんなことがあっても、ご縁があってこの「八倉治療院」に見えられた患者さんを、今まで以上に大切にしたい。決して、これまでのようにむやみに「新患」を求めることは、やめようと思う。今いる患者さんを大切にする。いろんな意味を込めて「八倉治療院の挑戦」は、今ようやく始まろうとしている。
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☆おなじみ治療室の「パピィー」カレンダー、11月は、「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」
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 昨年の11月ごろからの世界同時不況から、治療院の患者数もめっきり減ってしまいましたが、それでも夏ごろから少しずつ、患者さんが増えてきまして、先月は、今年に入って最も多い月となりました。八倉治療院をいつもご愛用いただきまして、こころからお礼を申し上げます。今後も、皆様のご期待に添えるように精進して参りたいと思いますので、これまで同様によろしくお願いいたします。
 今月は、特にお休みに変化はなく、いつも通りの火・水定休とさせていただきます。祝日は、3日の「文化の日」は、定休日と重なりましたのでお休みです。23日の「勤労感謝の日」は、開院しております。なお、先週より予約が、増えていまして今月は既に10名様のご予約をいただいております。そのために、8日の日曜日は、もう既に満杯です。また、7日の土曜日も、あと1名様のみの受付となりました。今後、土日祝日のご予約は、お早めに申し込みいただかないと、ご希望の日に治療ができないこともあり、ご迷惑をおかけすることもあるかもしれません。できましたら、計画的にお早めに、ご予約いただきますことをお勧めします。本当に、いつも治療に当院をお選びいただきましたことを、心からお礼申し上げます。
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