<   2011年 11月 ( 14 )   > この月の画像一覧

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029.gif 痛みは脳で感じている

 わたしが、いま行なっている「神経反射療法」は、患者さんからしてみると実に不思議な治療かもしれない。例えば、右膝(ひざ)が痛くてきた患者さんがいたとする。そうすると、わたしの治療点は、特に左肘(ひじ)を中心に行なわれる。もちろん、最終的には、右膝を治療することになるが、治療時間が全部で1時間とすると、多分触れても5分か10分くらいが関の山であろう。仮に鍼をうつことになったとしても、膝より肘の方が多くなるはずだ。ところが、これで、結果的には、患者さんは、いつの間にか右膝の痛みは、治っているか、楽になっていることに気づくことになる。これはいったいどういうことなのだろうか?

 よく東洋医学的な考えにもとづき行なわれる治療に「経絡(けいらく)治療」がある。これは、目でも鼻でも口でも、顔に何か症状があれば、「合谷(ごうこく)」といって、親指と人差し指の間の腱と腱の間にあるツボに鍼をうつ。または、胃が痛いという患者さんがいる時には、「足三里(あしさんり)」といって、足の膝のすぐ下にあるのツボに、鍼をうつ。これは、ツボ(経穴)が点だとすると、「経絡」は線ということで繋がりがあるという考えにもとずくもので、こういう療法を、「経絡治療」といって、東洋医学ではよく用いられる方法である。しかし、わたしが行なっている「神経反射療法」というのは、それとは異なっている。むしろ、筋肉や神経を治療の対象としたり。「反射」ということでは、「体制=内蔵反射」とかいわれるような、西洋医学の生理学で勉強するような、西洋医学的な考え方にもとづいているといえる。

 わたしがこの治療を始めたのは、「大腿神経痛」の治療を始めたとき、太ももの付け根や、膝関節に近い痛みに敏感なところだったために、治療に、激しい痛みを伴った。結果的には、大腿神経痛は治まり、治療としては、成立していたが、その代償として、相当な痛みをともなった。これをなんとかしたいと思い、ある日師匠に相談したところ。「右膝が悪い人は、右肘から治療しなさい。そうすれば、右膝も楽になるから」というアドバイスをいただいた。わたしは本当に驚いてしまった。わたしがいままで診たところ、膝痛を持っている人の多くは、腰痛が慢性的か重症化している。しかも、大腿神経痛でなかなか治らないという人が多い。だから、どうしても、先に述べたような大腿神経痛の治療は、絶対に使いたくない麻酔でも使わない限り「痛み」から避けて通ることが出来ない。ところが、右膝を痛めている人は、左肘も痛めていることをはじめて知った。しかし、いくら痛めてるといっても、人間のからだは、膝にくらべて肘の治療は容易である。そして、左肘がよくなると、本当に右膝がよくなっている。だから、痛い右膝の治療も、5分から10分くらいで治療完了ということも可能なわけである。

 しかも、この「神経反射療法」は、いろんな部位に応用できるということがわかってきた。もちろん、右膝は、左肘に応用できるし、脇は、太ももの付け根に治療部位としての関連性がある。ということが次々にわかってきた。それが出来ると、今度は、患者さんが痛みを訴えている部位を、他で代用し、痛みを感じる部位に、何も触れないで、痛みを取るという治療まで可能となった。そうなると、患者さんの気持ちとしては、まるで治療というよりも「マジック」かなんかを受けている気持ちになるらしい。ところで、みなさんの頭の中も、混乱が始まっている方もいるのではないだろうか。そこで、問題を出すことにしよう。「左膝を右肘で治療するということが可能ということは、左膝と右肘は、体のどこかで繋がっているということになる。それはどこかわかりますか?」

 じつは、その答えは、「脳」なのです。痛みは、コリがほぐれて消えていくのではなく、神経から刺激を受けた脳が「エンドルフィン」という神経伝達物質を産生することで、コリがほぐれ痛みが消えてゆくということを前にも説明させてもらいましたが、人間の左膝と右肘は、脳のほとんど同じところか、極めて近いところで繋がっているのです。ですから、どちらか一方を、治療することで、もう一方の患部までも、痛みの症状がなくなっているか、軽減されてしまったのです。そして、痛みを感じていた部位を、何も治療しないで痛みを取ることが出来た。という事実を重ねあわせても、「痛みは脳で感じている」ものなのだということがわかってくるのです。

 人間のからだは、実に不思議です。以前このような話を聞いたことがあります。冬山が好きな登山家がいて、凍傷で右膝から下を切断してしまったそうです。ところがないはずの右足の親指が、どうかすると痛みを感じてしょうがないというのです。「そんなバカな、とっくに切断してなくなっているはずの右足の親指がどうして痛むのか?」誰もが疑問に思うところです。ところが、「痛みは、脳で感じている」としたら、それは、あり得ることなのです。実際にその登山家は、ないはずの右足の親指の痛みに悩まされていました。でも、もしわたしの行なっている「神経反射療法」を適用すると、そのないはずの右足の親指の治療が可能なのです。そうです、察しのいい人ならもうすでに思い浮かんだと思いますが、答えは、左手や親指を治療してあげればいいのです。つまり、「神経反射療法」は、痛みを感じている脳を治療していることになるのです。わたしはこの治療を、これからも、もっともっと探求していこうと思っています。
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029.gif 指圧マッサージで眠くなるのはなぜですか?


 「◯◯さん今日はこれでおしまいです」と患者さんに声をかけると、眠そうな顔をして「え、もう1時間経ってしまったんですか?わたしの感じでは、30分ぐらいしかたったような気がしないんですけど」という答えが返ってきた。これは、わたしの治療院によくいらっしゃるある患者さんとわたしの会話である。この患者さんに限らず、本当に、わたしの治療院にいらっしゃる患者さんは、よく寝てしまわれる。よくおしゃべりをしていた患者さんが、急に静かになったかと思うと、寝ていることが多い。そうかと思うと、静かだった患者さんが、急に大きなイビキをかきはじめる。見ていて本当に気持ち良さそうで、何だかわたしもふと眠気におそわれることがある。

 指圧もマッサージも気持ちがいいから、眠くなるのは当たり前といえば当たり前の話かもしれないが、じつはこれには訳がある。寝るかねないかは別として、治療時間が1時間あれば、患者さんが、眠たくなってしまったと感じられる治療を行わなければ、やはり一人前の指圧マッサージ師とはいえない。というのは、「人は、どうして指圧マッサージで眠くなるのか?」そこには、生理学的な理由があるからだ。つまり、指圧やマッサージを受けた人の体は、皮膚の下には、感覚受容器といって、感覚神経の末端に、センサーのようなものがある。その感覚受容器に刺激が伝わると、それが、手でも足でも脊柱の背骨の中にある脊髄を通って、それが脳に到達する。その刺激を感じた脳は、「エンドルフィン」という物質を出す。このエンドルフィンは、人間のからだが自然につくり出すホルモン、あるいは神経伝達物質である。これは例えるなら、モルヒネか麻酔のような役割を果たす物質で、この物質がでると、何とも気持ちがいい感じや、痛さが消えてしまうような鎮痛作用を伴う。例えははよくないが、麻薬か麻酔のようなものである。ただしこちらは、人間が人工的につくり出した薬と違って、副作用の心配は一切ない。じつはこれが、指圧やマッサージが眠くなる原因であったのである。

 その証拠に、いくら指圧やマッサージが気持ちのいいものだといっても、肩こりも症状が重くなると「頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)」といって、首や肩や腕そして指などにしびれや痛みを感じるようになる。腰痛も重症になると、「大腿神経痛(だいたいしんけいつう)」や「座骨神経痛」という神経痛の症状を伴う。こうなると、必ずしも治療が気持ちがいいといってばかりはいられない。症状が悪化すればするほど、それを解消するためには最低限度の痛みはどうしても避けられない場合もある。重症患者さんを治療していると、確かにはじめは、「痛い痛い」といわれているのだが、コリがほぐれたと同時くらいに「グーグー」というイビキ声に変わる時がある。患者さんにいわせると、「コリがほぐれ、痛みがなくなった瞬間に、急に気持ちよくなって眠気に襲われてしまいました」といわれるのである。こういう患者さんが、一人二人ではなく、ほとんどみなさん同じような体験をしていることがわかった。これは、脳から「エンドルフィン」がでた証拠であるといえる。

 わたしも臨床でこのような体験をする前は、素人的に「指圧やマッサージは、コリをもみほぐすから気持ちがいいのだ。気持ちがいいから眠くなるのだ」と思っていた。ところが、そうではなくて「エンドルフィン」という神経伝達物質が、出るか出ないかということが、カギであることがわかった。「気持ちがいいか気持ちがよくないか。眠くなるか眠くならないか。楽になるか楽にならないか」ということに関わっているんだなあということがわかったのである。だから、少なくとも「指圧マッサージ治療」を行おうとするものは、もみほぐすというイメージから脱却し、脳からエンドルフィンを出すような治療を行わなければならない。数日前、「夜眠れなくって困っています。そのために、病院にも行って、処方された睡眠導入剤を服用しています。といわれた患者さんが、治療の途中、いつしかイビキをかいて眠ってしまっていた。こういうことが、わたしたちの治療ではよくあることである。こういった時にわたしたちは、治療者としての醍醐味を感じるのである。
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029.gif Jupiter

Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
深い胸の奥で つながってる
果てしない時を 越えて輝く星が
出会えた奇跡 教えてくれる

Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
この宇宙(そら)の御胸(みむね)に抱かれて

私のこの両手で 何ができるの?
痛みに触れさせて そっと目を閉じて
夢を失うよりも 悲しいことは
自分を信じて あげられないこと

愛を学ぶために 孤独があるなら
意味のないことなど 起こりはしない

心の静寂(しじま)に 耳を澄まして

私を呼んだなら どこへでも行くわ
あなたのその涙 私のものに

今は自分を 抱きしめて
命のぬくもり 感じて

私たちは誰も ひとりじゃない
ありのままでずっと 愛されてる
望むように生きて 輝く未来を
いつまでも歌うわ あなたのために
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☆バンクーバー滞在中によく行ったギリシャ料理のレストラン。このガーリック・シュリンプは、忘れられない味のひとつ。
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029.gif 「ハリはどうして効果があるんですか?」

 治療院をやっているとよ〜っく聞かれる質問です。「知りません」では、患者さんとの信頼関係はそこで終わりです。これに対して、すぐ答えられるようでないと、治療院はやっていけません。しかも、難しい説明ではなくて、普通の人が聞いていても理解できるようなわかりやすい説明でなくては意味がないのです。専門用語を使って難しい説明をしても意味はありません。ところがこれって、やってみようとすると、すごく難しいことなのです。答え方ひとつで、治療者がどれだけわかっている人かどうかが、その力量がわかってしまうんです。

 ある患者さんが、ひじが痛いというので、「曲池」というツボに鍼をうったとします。すると、この鍼は、皮膚の下にある、神経の感覚受容器にヒットします。そうすると、その刺激は、感覚神経という神経の走行に従って、ひじから腕を通って、脊柱という背骨の中を通って、脳に到達します。そうするとその刺激を受けて、今度は脳から、「エンドルフィン」という。ホルモンというか神経伝達物質を出すんです。このエンドルフィンは、例えていうなら、マリファナか麻薬に似たようなものでとても気持ちがよくって、麻酔のような鎮痛効果があるんです。しかし、このエンドルフィンは、人間のからだが自然につくり出すもので、人間がつくった麻薬や麻酔と違って、副作用などの心配はいっさいありません。それがでると、今度は、運動神経にのって、脳から背骨の中を通って腕から痛いひじの神経や筋肉の痛みをとり、コリをほぐしてくれるというわけなんです。人間のからだの仕組みってすごいでしょ。

029.gif エンドルフィンと指圧鍼灸治療

 じつは、これは鍼を使わなくっても、理屈は同じで、指圧でもマッサージでも同じ効果が発揮できるのです。ひじが痛いということで、その患部を指で押したり、揉んだりするでしょう。そうするとその刺激が、皮膚の下にある感覚受容器に伝わり、後は同じような仕組みで、「エンドルフィン」という沈痛効果がある物質が、脳からでて、患部のコリや痛みを治してくれるんです。ただ違うといえば、皮膚の下にある感覚受容器の種類が違うだけで、後はまったく、同じ理屈なのです。ただ、治療している治療者がこれを知っているかいないかということは、天と地くらいの大きな違いがあるのです。

 わたしも正直いうとこの理屈は、頭ではわかっていたのですが、感覚的に、あるいは経験的に理解が出来ていませんでした。だから素人であるみなさんと同様に、痛みのある箇所は、筋肉が拘縮していて重なりあった筋肉繊維が乳酸んでべっとくっついている状態だから、それを揉みほぐしてあげることで、神経の痛みやコリが解消されると思っていたのです。それはそれで間違いではありません。もし患者さんから「指圧やマッサージは、どうして効果があるんですか?」と聞かれたら、その答え方で充分です。ほとんどの患者さんはそれで、納得されることでしょう。わたしもこれまでは患者さんにずっと、そのような説明をしてきました。

 ところが、ある時点でその説明では、充分ではないことがわかってしまったのです。それは、わたしが師匠から「神経反射療法」を教えていただいてからです。ある日、左膝が痛くていたくて仕方がない患者さんが訪ねてこられたのです。膝が痛いというのは、重症の症状のひとつです。はじめは腰痛から始まるのがパターンです。そして大腿神経痛があってそれで、膝痛が生じるからです。人間は膝に痛みがある時は、普通に歩くことが出来ません。患者さんにしてみたら、いくらそこに治療が必要だからといって、あまりそこに触れられたくはないのが正直な気持ちなのです。そこで鍼の治療は、とても有効です。ところが、指圧やマッサージでは治療できないかといえば、それが可能なのです。しかも、患部である左膝に触れることなく、その場合、まず最初に右のひじを治療します。そうすると、意外と簡単に、重症の左膝が治療できることがわかったのです。患者さんは、狐に鼻をつままれたような顔をして、不思議そうな顔をします。さもなければ治療が終了したことも忘れて、寝てしまっていて、起こして差し上げると、普通に歩いて帰られます。これが何ともおかしくって、自己満足の笑みを浮かばせることもあるんです。この説明は次回のお楽しみということにさせてもらいます。 
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☆バンクーバーといったら、このガスタウンの蒸気時計を忘れてはいけないかな。
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029.gif 不定愁訴ってなんだろう?


 「よく使われている言葉だから、みんなよく知っているのかな」と思っていました。ところが、この前、ある患者さんと話していると、「ところで不定愁訴ってなに?」って聞かれてしまいました。そこでこんなふうに説明させてもらいました。

「みなさん、いろんな症状があって病院に行きますよね。例えば。頭が痛い。おなかが痛い。腰が痛い。何となく疲れやすい。気分がユウツで何となくやる気が起こらない。とか人それぞれですが、本人にとっては、症状があるわけですからとてもつらいわけです。助けてもらいたいと思って、病院にやってきます。お医者さんは、それに対して、いろんな病気を想定して、検査をします。オシッコをとったり、血液を検査したり、レントゲンを撮ったりしていろいろ調べます。ところが、病気と診断するには、数値が足りなかったり、決定的な症状が見つからなかったりすると、病気とは、診断を定めることが出来ないのです。それを『不定』というわけです」

「え、つまり、不定ということは、病気の診断がくだされないというわけですか?」

「ええ、実はそういうことなんです。いくら患者さんが、痛くて、つらくて、夜もろくに眠れない。絶対にわたしの体はへんだ。と思っていたとするでしょう。それでも、病気とするのには、決定的な証拠になる症状が、見つからない限り、やっぱり病気とは認められないのです」

「『愁訴』というのは患者さんのつらい訴えということですよね?」

「そうですよ。いくら患者さんにとってはつらいことであっても。お医者さんが、病気を見つけられなかったり、病気として認められない場合はよくあることなのです。例えば、女性の更年期障害であったり、交通事故などのむち打ちなどです。理由はわかっていても、何かしら器質的な異状が見つからない場合は、全部「不定愁訴」として、扱われるのです」

「それでは、病名がつかないと、薬も出してもらえないのですか?」

「いいえ。そういうわけではないですが。出してもらえたといっても、鎮痛剤であったり。精神安定剤。といった。一時的に、訴えのあった痛みや、つらさを緩和するための薬が処方されるというのが、一般的です。もちろん、それでは、患者さんの訴えに対してなんの解決にならないのは、お医者さん自身もわかっているわけですが、やはり、病気というのは、科学的な診断があってこそ、はじめての治療がはじまるというわけですから」

「でもわたしたちの指圧鍼灸師の治療はそこが、とても具合がいいのです。わたしたちは、仮に病気を見つけたとしても、『診断』は下しません。もちろんお医者さんではないので、『診断』は、法律的に下すことが出来ないのですが、わたしたちの治療に、『診断』は必要ありません。どんな病気であれ、かならず『症状』があります。それが、痛みであったり、硬結であったり、痺れだったりするわけです。そうした、症状を緩和してとっていくと、後は、患者さんのからだから『自然治癒力』という大親分がでてきて、病気を退治してくれるからです。だから、安心して、患者さんのつらさに向き合うことが出来るのです。脳の問題や、癌などの大きな病気に対しては、とても無理ですが、無理な時には、病院で診てもらうことを勧めることが出来ます。そうして癌などの大きな病気が見つかったりする場合がとても多いのです。しかし、それは特別な場合で、後は、たいていの西洋医学では、難病といわれる病気でも、たいていは、薬も使わず治ってしまうことが、たいへんに多いのです」

「それはすごいですね。ところで『不定愁訴』って多いんですか?」

「多いですよ。というより、不定愁訴から病気は始まるといってもよいのです。はじめはみんな不定愁訴です。ところがそれをほっておくと、知らぬまに本物の病気に変身していた。ということがほとんどです。だから、肩こりも腰痛も、病気にはいらない。なんてタカをくくっていてはいけないのです。大きな病気になる前に、病気のもとを断たなくてはいけないのです。これを東洋医学では『未病治』っていっているんです。特に、現代人の多くは『ストレス』という大きな敵と毎日のように闘っています。それでなくても、『こころと身体』の問題は、とても繊細です。よく知らなかったためにとんでもない過ちを犯したり、知らない故に深みにはまっていくことが実に多いのです。あなたも一度、専門の指圧鍼灸師のいる治療院に相談に訪ねてみたらいかがでしょうか?きっと親切に相談にのってくれると思いますよ」
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029.gif「世界一住みやすい街」バンクーバーにも、2つの欠点がある


072.gif世界で最もホテル代が高い都市のひとつ
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 イングリッシュ湾に面したキツラノ公園からダウンタウンを見た風景。このようにバンクーバーは、山あり海ありの素晴らしい景色に恵まれた「世界一住みやすい街」。ところが、二つの大きな欠点がある。それは、ダウンタウンのホテル代は、おそらく、世界で最も高い。アメリカで一番物価が高いのは、ハワイ州。だから当然、ワイキキにあるホテルは、ホテル代がアメリカで一番高い。東京はいつも、世界値物価が高い都市の筆頭にあげられる。確かに、東京のホテルは、世界一高い気がする。そして、バンクーバー、郊外にホテルを借りれば、全然違うのかもしれないが、ダウンタウンに住むとなると、やっぱりホテル代は、相当覚悟しないといけないような気がする。東京・ワイキキ・バンクーバーは、わたしたちが経験したホテル代が高い、3大都市といえる。


072.gifバンクーバーは今日も雨だった
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 これもまた、キツラノの公園にあった石碑。バンクーバーでは、雨が多いことが記されている。バンクーバーのダウンタウンには、計2週間滞在した。しかし、その雨の多さに驚いた。確かに、前々から、いろんな人から、雨が多いことは聞かされていたが、その半分以上が雨だった。特に、バンクーバーの雨期は、秋から冬にかけて、10月から3月くらいまでが、雨が多く。5ヶ月くらいは雨が降り続く。日本では、街なかで長靴を履いている様子はほとんど見受けられないが、ここバンクーバーでは、いつもの見慣れた光景で、若い人たちでも、むしろそれがファッションのような感じでもある。ダウンタウンのお店でも傘やブーツのみを売るお店もあるくらいで、それでも商売が成り立つのであるから、いかに雨が多いかがわかる。意外に、あきらめているのか、こちらのバンクーバー市民は、その雨を気にする様子はないようだが、わたしは、寒さと雨が苦手。そのわたしにバンクーバーの天候はいささかこたえた。今日も、バンクーバーに冷たい雨は、降り続くらしい。
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029.gif これはすごいエコバック
  
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 先日、ある友達から、野菜をいただきました。自宅の菜園から栽培された。無農薬の野菜です。スーパーに行けば、野菜は簡単に手に入りますが、やはり、農薬のことが気になります。虫がつかない、色もかたちも立派な野菜が多く出回っていますが、立派であればあるほど、農薬のことが気になります。出来たら、かりに見かけは悪くても、安心していただける野菜の方がいいに決まっています。その点でいえば、信頼できる友達が、丹精こめて作っているこのような家庭菜園で出来た野菜は、100%安心していただけるので、どれほど嬉しいかわかりません。

 ところで、いただいた野菜のこともありますが、わたしはこの野菜を入れてくれたバックに驚いてしまいました。一見、とてもかわいらしいバックですが、なんと材質は、間違いなく古新聞です。しかもこのようなしっかりした取っ手までついていて、何から何まで手作りの味です。何か作ってくれた人のやさしい人柄まで忍ばれるようで、本当に感激しました。最近は買い物にエコバックは常識になってきましたが、このようなエコバックをみたことはありません。こういうのを本当の意味で、「地球にやさしいエコバック」というのかもしれません。何かわたしたち夫婦だけで、感動するのは、「もったない!」と思い。今回ブログで紹介させてもらうことにしました。それにしても、よく出来ていて本当に感心させられてしまいました。
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☆バンクーバー・スタンレーパーク付近でみたおもしろい建物。屋上に大きな木が見える。
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029.gif めずらしい咽喉頭異常感症「梅核気(ばいかくき)」


072.gif咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)「Wikipedia」より

咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)とは、咽喉頭部や食道の狭窄感、異物感、不快感などを訴えるが検査値の異常や器質的病変がみられないものをいう。耳鼻科領域では、咽喉頭異常感症と呼ばれるが、内科領域で「ヒステリー球」(英:Globus hystericus、あるいはヒステリー球症候群(英:Globus syndrome))と呼称される疾患と概念的に同じものである。他に「咽喉頭食道異常感症」、「咽喉頭神経症」と呼称される場合があり、また、東洋医学・漢方医学的な「梅核気」(ばいかくき)、「咽中炙臠」(いんちゅうしゃれん)の疾患概念とも重なる。

072.gif症状「Wikipedia」より

患者によって感じ方が異なるが、以下のような症状を訴える。
喉に何かつまっている感じ/喉に何かがひっかかっている感じ/喉に塊りがある感じ
喉が塞がる感じ
喉の奥がはれている感じ
喉がイガイガする
胸がつかえる感じ


 最近、治療院に見える患者さんは、年齢も多種多様で、性別も男性が増え半数に近づいてきた。そうなると、訴える症状も多種多様である。珍しいところでは、「咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)」東洋医学では、「梅核気」(ばいかくき)」と呼ばれるものである。わたしがこの病名とであったのは、専門学校時代の「東洋医学」の授業であった。病名がとてもおもしろいので、一度で覚えてしまいそれから忘れることが出来なかった。そして、数年後、とうとう「わたしは、『ヒステリー球』、東洋医学では、『梅核気』というらしいのですが、それで困っています」という患者さんが見えた。

 「ヒステリー球」というのもいいネーミングだと思うが、やはり、おもしろさの点では、東洋医学でいう「梅核気」に軍配を上げたいと思う。「ちょうど梅の種くらいのものがのどに挟まった感じで、吐き出そうとしても吐き出せず、そうかといって飲み込もうとしても飲み込めない」それが、「梅核気」である。やはりこちらも、器質的な病変ではなく、実際に梅の種は存在しない。あくまでも、症状にすぎない。これは、ストレスやイライラが原因であることが多い。そのために病院に行くと、精神安定剤や抗不安薬を処方される。多分、最初は、喉にある異物感として自覚するので、耳鼻咽喉科を受診するのが普通であるが、検査してもらった結果、異物は見つからない。そこで、医者は、「こころ」の問題ということで、心療内科や精神科・神経科の受診を勧める。そこで、はじめて「ストレス球」「咽喉頭異常感症」という診断名がくだされる。やはり、治療院に見えた患者さんもこのような経緯をたどられていた。

 しかし、この患者さんのように診断名がつくということは、まだいいほうである。普通の場合、精神疾患には、不定愁訴といって、検査の結果、病名として診断されないが、患者さんが明らかに身体的な異常を訴えられている場合がよく見られる。この場合も、決まりきったように、処方させるのが、以上のような薬、抗不安剤であたり精神安定剤であったりする。ところが、このような薬が、症状の改善に効果を現したということはあまり聞いたことがない。やはり、不定愁訴の多くは「こころ」の病気であるといってよい。正確には、病気と診断されなくても身体にも症状があるのであるから「こころと体」の病気であるといえる。こうした不定愁訴や「梅核気」、このような病気には、わたしたちのような指圧鍼灸というのは、まさに、最適な治療手段である。

 「こころ」と「からだ」は、密接な関係にある。心が病んでいる時には、必ずといっていいほど体は苦しいのである。これは「逆も真なり」で、どんな難しい病気であろうと、患者さんの話いを聞いてあげたり、つらい症状を取り除く治療が出来れば、後は、「自然治癒力」という大きな力が働き、いつの間にか、病気のつらい症状は消え、またもとの元気な体を取り戻すことが出来るのである。ただ、問題は、肝心の患者さんがそこまで素直な気持ちで治療に取り組めるかどうかに、かかわっている。「素直」とは、読んで字のごとく。こういう気持ちになると人間は自然に「直(なお)っていく」のである。
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029.gif もう一度やってみたいウイスラー・ジップトレック

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ウイスラーは3日滞在しました。3日目の日、湖巡りをしようかどうしようか迷っていたところ、目に飛び込んできたのが、ZIPTREK(ジップトレック)のポスター。可愛い女の子が、山と山の間にかかった一本のロープで渡したところを滑車に吊るしたロープにぶら下がって、谷川のうえをわたっている様子が描かれていました。その何とも楽しそうな様子は、かなり魅力的に映りました。これって、子供の頃憧れた夢「ジャングルの王者・ターザン」のイメージに重なる部分があります。ターザンが細いツルにぶら下がって木から木えと渡っていく。そんな感じに似ています。こちらは滑車ですから、スピードという点では、ターザンの綱渡り以上に迫力があるかもしれません。人間いくつになってもこういうスリルに対するあこがれ、「怖いけどやってみたい」という冒険心があるんですね。わたしたちもその例外ではありませんでした。どうですか?ヒラリーさんのこの勇姿。周りの木の高さをみてください。相当な高さだと思うのですが、この木と木の間をすごいスピードで駆け抜けていくんです。これって、正直いって、はじめは怖いのですが、なれてくると、最高に気持ちがいいんです。ちなみに「ジップトレック」のパンフレットには、最長600メートルの距離で、高さは60メートル。最高スピードは、時速80キロの早さで滑ると書いてありました。すごいでしょう。それはもうたまりませんよ。奥の方に、小さく何人か人が見えますがわかりますか、これが出発地点です。
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名前は忘れてしまいましたが、イギリスから来た青年が、こうして危険がないように滑車とロープ、それに安全のための装備を装着してくれます。ですから間違っても、ロープから手を離しても、かりにロープが切れることがあっても、谷底に真っ逆さまに滑落という心配はありません。インストラクターのこの青年は、カナダに来て遊びでこのジップトレックに参加してみたそうですが、そのあまりの面白さに虜になり、今では、自分の仕事になってしまいました。ヒラリーさんもこれはまだ2回目のジップトレックで、緊張していました。トレックは、コースがだんだん長くなったり、急になったりでスリルがましてきます。全部で5回のコースがプログラムされています。
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また、名前を忘れてしまいましたが、この女性のインストラクターが、こうして到着地点で待ち構えてくれています。ですから、滑車の勢いがよすぎて、突っ込んできた時も彼女が、ブレーキをかけて止めてくれます。そしてもし勢いが止まって到着地点までたどり着かない時でも、彼女がロープを引っ張って、たぐり寄せて、無事にたどり着くように助けてくれるのです。どうですかチャーミングな女性ですが、とてもたのもしいリーダーでしょう。この二人のおかげで、わたしたちは、安心してスピードとスリルを楽しむことが出来たのです。感謝!感謝!ちなみにこの、チャーミングな女性は、オーストラリアから来ています。理由はわかりませんが、やっぱり「ジップトレック」の魅力が彼女を引き止めてしまったのでしょうか?このケースからみてもカナダは移民の国であるということがよくわかります。
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コースは5コースあるといいましたが、最初は300メートルくらいで、比較的平坦な林をぬける。いわば初心者の基本コースですが、それがだんだんと、恐ろしさを増していきます。次は出発点と到着点の間に、谷川が一つあったりします。今度は急流の谷川が、5つになって、距離も最長600メートルくらいあったりします。だんだん距離が伸びていって4コース目がその最長コースでした。5コース目は最終コースです。距離は4コース目より短いというのですが、「今度はこれが最終コースだから、どんな格好でもいいから、自分の好きなカッコウでジップトレックに挑戦してみてください」というのです。ですから、最後にお見せするのは、地元バンクーバーから夫婦できている来ている方です。そのご主人は、「両手手放し」「アップサイド・ダウン(逆さ吊り)」に挑戦したのです。どうですかすごいでしょう。実は、わたしもヒラリーさんも勇気を出してこの「逆さ吊り」に挑戦してみました。そしたらどうでしょう。ものすごーい「ド迫力」なんです。目はつぶっていなかったと思うのですが、ものすごーいスピードで、景色がまるで見えませんでした。何か逆さまになったことで、スピード感が増したような気がしました。これ本当に、楽しい体験でした。出来たらもう一度やってみたいのですが、また、わたしたちにそのチャンスはやってくるでしょうか?
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029.gif自然を満喫したウイスラー・スカンジナビ・スパ

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 ウイスラーは、やっぱりスキーリゾートのメッカです。日本にはこのように有名なスキー場には、必ずといっていいほど、近くにいい温泉があります。昼間スキーで疲れた身体を、夜間に温泉につかって癒すというのが、スキーをやる人の醍醐味だとよく聞きます。ところが、わたしの知る限りでは、あまり、温泉のようなものを見かけることが出来ませんでした。もしそれに変わるものがあるとしたら、大きなホテルには、ジャグジーや温水プールやサウナなどがありました。そういったものが、身体を温める役割を果たしているようです。でも日本人からすると、「温泉があったらいいなあ」と思ってしまうかもしれません。

 わたしたちは、もともと日本にいる時から、温泉が大好き人間でしたから、やはり寒くなると温泉を探してしまいます。それでも、どうしても見つからない場合は、温泉に変わるものを探します。そして見つけたのが、「インフォメーションセンター」で紹介された「スカンジナビ・スパ」でした。そこの風呂とサウナは、最高でした。多分、その雰囲気は、日本では味合うことが出来ないものでした。本当は、写真をもっともっと撮りたかったのですが、カメラは使用禁止ということで、スパには持ち込めなかったので残念です。そこはわたしの巧みな文章力と、みなさんのたのもしい想像力にお任せすることにします。

 何が最高かといえば、まず景色です。どうですか?山頂が雪で覆われた壮大な山の景観。こんな風景を見ながら、湯船につかるというのは、カナダだから出来ることかもしれません。最高の一番の理由はこの自然の景観です。ところで、日本では温泉は、裸体ではいるのは当たり前です。ところが外国では、温泉でもスパのようなところでも、公共の風呂は、水着着用は常識です。その点からすると、日本人の感覚からすると、「開放感」という点では、いまいち合点が行かないところもあるのですが、夫婦やカップルが、何の気兼ねもなく一緒にお風呂にはいれたり、サウナに一緒にはいっていられたりというのは、また、もう一つの大変大きなメリットです。日本にも混浴というものがありますが、よほど開けた「こころ」と「信頼」がないと、馴染むことが難しいものです。ですから、水着着用は、それはそれで、いい文化でもあるのです。

 話がそれましたが、ここ「スカンジナビ・スパ」は、子供ははいることが出来ません。要するに家族ずれのファミリー的なところではないのです。まったく「大人の世界。大人の空間」です。そのために、「大きな声で話す」ことも、「大きな声で笑う」ことも禁止されているのです。実はわたしはこういう大人だけの温泉。しかも、自然と一体となって「瞑想」出来る温泉のようなものをずっと前から、求めていました。日本には、手頃に日帰りできる公共の温泉が、全国各地にたくさん出来ました。それはそれで素晴らしいことですが、やっぱり家族ずれが多い温泉では、せっかく、自然を満喫しようと思っても、「静寂」がなかなか訪れませんので、一人になる機会でもない限り、「自然と一体」とか「瞑想」という深い境地に入ることが出来ません。ところがここは違います。かりに何人か、お客さんがいたとしても、大人の配慮と自然環境が、深い「瞑想」状態に誘ってくれるのです。日本にもこのような温泉があるといいですね。あることはあるのですが、そういうところは、あまりみんな話したがらないのでしょう。
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