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emoticon-0128-hi.gifバンクーバーはなぜ世界一住みやすい街なのか
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 カナダ・バンクーバーの10月から3月までの6ヶ月間は、雨が多い。今日も雨、明日も雨。毎日が雨ばかりで、いっそう身体に寒さを感じる半年間である。「こんなに雨が多くて、寒くて、この町に住む人は、たいへんだろうなあ」と思うが、さほどそんなにそれを苦にしている人は、あまりいるような感じではない。それでもやっぱり、みんなバンクーバーを好きで愛している。やっぱり、バンクーバーは、それでも、世界一住みやすい街なのだ。なぜ、住みやすいのか、わたしなりに、その理由を考えてみた。考えられる理由はいくつも頭の中にうかんだ。しかし、多分理由をあげていったらきりがないので、その中で特に印象深かった理由を3点にしぼってあげてみることにした。

理由1、人の違い生き方の違いを認めている街

 みなさんよくご存知の通り、カナダという国は、移民の多い国である。特にトロントやバンクーバーは、移民する人の人口が圧倒的に多い。白人から黒人、そればかりではなくアジアからの移民。街は、多国籍の住民であふれている。街の中を歩いていると、いろんな国の言葉を耳にする。ある時、ダウンタウン東のカナダ・プレスの近くを歩いていると、結婚式を終えた一団の姿が見えた。よく見ると、ウエディングドレスをきた花嫁の姿が、二人並んでたっていた。ところが、花婿の姿がどこにも見えない。つまり、同性婚というわけだ。国によっては、同性婚を認められていない国もあるが、ここカナダでは、同性者の結婚は法律的にも認められている。だからこうして、同性婚も頻繁にみられるのかもしれない。人は肌の色や顔かたちが違うように、生き方も人様々である。それぞれ性を問わず、男性を好きになる人もいていいし、女性を好きになる人もいていいのではないか。「人目を気にせずにカミングアウトできたらいいなあ」と考えている人はきっと少数かもしれないがいるはずである。もしかりに、自分が、ある日突然ゲイだと知る。ところが、日本のような、昔から単一民族で、人と同じであるようなことが尊ばれるような国であったら、「同性婚」なんて考えられるだろうか。もし同性愛者のカップルがいたとして肩身の狭い思いで暮らしていたとしたら、ましてや、それをずっと押し隠して生きているとすれば、やはり不幸であると思う。これは一例にすぎないが、このように人との違いや、生き方の違いを認められている街は住みやすいに違いないだろう。

理由2、とにかく人が親切でやさしい街

 旅行中ずっと感じていることだが、とにかく人が親切でやさしい。例えば、駅やデパートで、道に迷ったりして困っていると、駅員さんやデパートの人でなくても、声をかけてくれる。実際、目的地を聞こうものなら、一生懸命に教えてくれる。日本だったら、何十年とそこに住んでも、まず、あり得ない光景が展開される。もし逆に日本で声をかけられたら、「この人はどういう目的でわたしに声をかけるのだろうか」とか考えてしまう。もしかして、お金が目的で、後でお金でも請求されるのではないだろうか。そんな心配すらちらっと頭の中に浮かんでしまうのは何んでだろう?滞在中わたしが一番気に入ったソルトスプリング島、ここで宿を探していたら、写真のB&B(ベッド&ブレックファースト)が見つかった。とても感じがよくて、広くて清潔だし快適なところだった。でもそこの島には、2泊くらいの滞在計画だったから、部屋には暖炉があって、風呂はジャグジー付きが欲しかった。だから、正直ちょっと不満。贅沢といえば、これほど贅沢な話はないが、これを正直にオーナーに話すと、なんとここのオーナーさんは、インターネットを使って、そのような条件のB&Bはないか、一緒にさがしはじめてくれた。何軒も何軒もさがすのを手伝ってくれた。「こんなことってあり?」これも日本だったら、自分のところに泊まらないお客さんなら、もうその時点でお客さんではない。とっとと、追い出してしまいたいくらいではないだろうか。シーズンオフで結局1時間くらいかけてさしても、わたしたち望んでいるでいる条件にあった宿は見つからなかった。それでも、さがし続けるオーナーさんのあまりに広いこころと親切さにひかれて、どうしてもここに泊まらせてもらいたくなってしまった。

理由3、人があまり来ない屋外の公園のトイレもきれいな街

 わたしたちは、どこへ行っても一番注目してみるのはトイレである。どんなに家がきれいでも、どんなに部屋がきれいでも、そこのトイレが汚かったりしたら、がっかりしてしまう。やはり一番汚れやすいところだから、一番気遣って、逆にそこだけは、汚してはいけない場所。いつもピカピカでありたいところ。だから人一倍トイレは、いつも注目している。ところが日本などは、本当にきれいな国なのに、山や海や川などにゴミが多い。公園などのトイレなどはひどいものである。思わず目を背けたくなるトイレが多い。ところが、バンクーバーでは、トイレがきれいなことといったら驚いた。ダウンタウンにあるデパートやお店などのトイレは、どこの国でもきれいだが、公園はどうかと思い行ってみた。ところが、いろんなところに入ったが、どこもかしこも汚れているトイレなどは、見つけることができなかった。トイレを管理して、そうじをきれいにする人も、また、そのトイレをきれいに使うひとのこころも美しいと思った。わたしはそういうところに、人のこころや思いやりを感じる。だから、こんなにトイレをきれいに使うバンクーバーの人が、いかにやさしいきれいなこころの持ち主が多いかがわかるような気がした。

 以上は、わたしが選んだ、バンクーバーが、どうして世界一住みやすい国なのか。わたしが感じた理由である。本当に数え上げれば、きりがないくらいまだまだたくさん、バンクーバーの素晴らしいところはあげられる。でもやっぱりこの3つの理由は、本当に今回わたしたちを驚かせた。やっぱりバンクーバーは、いくらわたしが苦手な、雨が多いところではあるが、それにもまして、住んでみたいと思わせる街であった。
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emoticon-0128-hi.gif 薬が治せなくさせている


朝日新聞2月7日 

長く残る痛みに新薬 神経をしずめ脳への伝達抑える
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悩む人は推定500万人


 この見出しからすると「痛みが長く続くことがあり、神経の異常などが原因のようだ」と悩み考える人が推定500万人もいるというわけですね。確かに、体の痛みに苦しむ人は多いです。しかもそれが、長く患うと人間は弱いですから、本当に気が滅入ってしまいます。とても苦しいから、ワラをもすがる思いで、「何でもいいから、この痛みを取ってくれたら、何でもする」と考えるのは、当たり前のことだと思います。しかし、この考え方には重大な落とし穴があるのです。しかも、人を助けるはずのお医者さんが、このような薬を容認するようでは、やっぱり、「医療の重大な過失」といわざるを得ません。

 実は、わたしのところへも、痛みに苦しむ患者さんは、大勢きます。そして、「抹消(まっしょう)性神経障害性疼痛治療薬」、通称「リリカ」を処方される患者さんもたくさんいます。でもこれって、本当にいいのでしょうか?リンクしてある朝日新聞の記事のなかに「リリカが痛みを抑える仕組み」の図が描かれています。「末梢神経」とは、脊柱からでている神経のことです。末梢神経には「体制神経」といって中枢にむかう「感覚神経」と抹消にむかう「運動神経」があります。その図は、その「感覚神経」のシナプスといって神経繊維と神経繊維をつなぐジョイントの部分だと思ってください。このように神経伝達物質により痛みの感覚は伝達されます。この先に何があるかわかりますか。実はこの遠い先には、脳があるのです。このようにわたしたちの感覚神経は、体が感じている「痛み」の感覚をわたしたちの脳に伝えているのです。つまり、感覚神経としては、間違いなく正常な働きです。

 もしこういう感覚が伝達されないと、わたしたちの体はどうなるかご存知ですか。それは大変危険なことが起こりうる可能性があります。以前テレビかなにかで、感覚神経障害の無痛症といって痛みをまったく感じない人についてやっていました。熱さ、寒さも感じない人がどんなに生活に危険を強いられるかよくわかりました。やけどをしても平気、凍傷にあってもわからない、当然、体中は傷だらけ、骨折はするし。さんざんな生命の危険を強いられていました。わたしたちの体に、これといって無駄なものはありません。わたしたちの体は、ほとんど完璧そのものなのです。だから、たとえいやだなあと思ている体の痛みさえも、そこには大きな意味があるのです。

 例えば、肩こり腰痛などの痛みや拘縮を考えてみましょう。どうしてこのようなことが、わたしたちの体におこるのでしょうか。疲れているとき、無理しているとき。何かつらいことやショックなことがあって、こころと身体にストレスを感じているときなどです。筋肉はこういう時に、拘縮することで、動けない身体にさせます。また、痛みは、動くたびに襲ってくるので、自然に活動にブレーキをかけています。つまり、「動いてはいけない」休養が必要であること。「無理をしてはいけない」そういうメッセージが体から届いています。もしそれが、こころの問題だとするならば、あなたの感じ方、考え方を根本的に見直し、考えさせるように、要求させられているのかもしれません。このように、何か大切な深い意味があってのことなのです。わたしたちは、知らず知らず、無理を重ねます。それがどんなに自分にとって大切なことだと思われても、あなたの身体以上に大切なものはありません。ところがその大切な身体も「健康」という二文字が失われ「病気」にならない限りほとんどの人が気がつかないのです。いや気づこうともしないのです。

 ところで、わたしたち治療家が患者さんの身体を治療しようとする時に、大切なものがあります。それはまず第一に感覚神経なのです。特にその中で「痛い」という感覚は、最も大切な治療の手がかりになるものです。これまでの臨床からみて、患者さんの多くは、どこがどのように悪いのか、ほとんどわかってはいません。前にこのブログで、「痛みは優先順位をつけている」というような記事を書かせてもらいました。本当にそうなのです。痛みは、一番つらいところしか教えてくれようとしないのです。つまりそれは、治療者からすると、一番最初に助けてほしいところだから、真っ先にそこを教えてくれているかのようです。しかし、いくらつらい「痛み」とはいえ、まだ「痛い」うちは、救いがあります。これがあまりにも慢性化すると、もう「痛み」としては訴えるのをやめてしまうのです。どんな無痛といわれる「癌」の初期症状でも、まったく、無痛とはいえません。どのような病気も、病気と診断される前には、必ず痛みが伴うものなのです。つまり、「痛み」は、患者さんにとっては、見逃してはいけない大切なメッセージであり、治療者には、病気や症状を解明する診察ポイントであり、病気や症状を治療する大切な治療点になるのです。

 鍼灸師は、最も痛みを感じる部位を知り、そこにある経穴にハリをうちます。そうすると、その刺激は、その皮下の筋肉の中にある感覚受容器といってセンサーのようなものに、ヒットして感覚神経にそって脊柱の中にある脊髄を通って背骨を脳にむかって上昇します。そうして、脳にその刺激が到達すると、痛みを取り、筋肉の拘縮を緩和するエンドルフィンが放出されます。それが、また運動神経に乗って、さっきとはまったく逆の経路をたどり、感覚受容器周辺の筋肉のコリや神経の痛みを解消してくれるのです。ですから、「痛みを伝える物質」を「リリカ」が遮断してしまったとしたら、どうなるのでしょうか。もし、そうなれば、治療の可能性が、遮断されてしまうことになるのです。人間が誕生すると同時に、神からいただいた最高のシステム「自然治癒力」が、発揮されることもなく終わってしまうのです。これが「薬が治せなくさせている」という実態なのです。

 人間は傲慢にも、やみくもに「痛みを抑える」という発想を優先しています。ところがこのような発想は、進展していくと希望がなくなります。どんどん治療薬は効かなくなっていき、それからそれへと治療薬の強さは増していきます。新聞の中にある新薬のひとつに「トラマドール」「トラムセット」というのは、いくら「麻薬」指定はされてないとはいえ、本来なら癌の患者さんが、どうしようもない痛みを少しでも緩和させることを優先するために処方されたものです。いわば、終末医療に用いられるものです。麻酔薬の神経ブロック注射も抗うつ薬も何の意味があるというのでしょうか。一見いいことばかりかいてありますが、ほとんどの患者さんは、強い薬の代償として「副作用」に悩まされる日々を送ることになるのです。それが、「治療」といえるはずがありません。そう考えると、わたしには、この新聞の記事は、疑問ばかりが感じられてしまいます。
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☆カナダ・ビクトリアのジョーンズ・プレスのワッフルがもう一度食べたい。
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emoticon-0128-hi.gif 鍼灸治療で逆子の矯正成功が再現できました

 今週も妊娠中のママさんとベイビーにホットな話題です。先日、「妊娠中の妊産婦のママさんが、鍼灸治療で矯正できた」というホットな話題を紹介させてもらいました。ところが、その同じ妊娠婦ママさんのベイビーが、また、ヒックリかえって、また逆子になってしまいました。そのことを治療院に来るいろんな女性の患者さんに聞いたところ、こういうことはよくあることなのだそうです。彼女の場合は、34〜35週のことなので、矯正できたということで、安心していたのですが、どうもこのベイビーは、お母さんや周囲の大人を驚かせるのが好きな子のようです。予定日は当初、3月の上旬だったのですが、「2月16日の定期検診で逆子の状態でしたら、2月28日に『帝王切開』しましょう」と、お医者さんから予告されてしまいました。

 わたしが、そのことを患者さんである妊産婦ママさんから聞いたのが、2月6日でした。わたしは、その時、すぐに「まだ、10日もある」と思ったんです。「どうする、もう一度、『逆子の灸』をやってみようか?」妊産婦ママは、二つ返事で「やりたい」ということでした。これを読んでくれている女性のみなさんだったらどうするでしょう。お医者さんの言う通り諦めて、「帝王切開」を考えますか?それとも、もう一度、鍼灸治療にかけてみるでしょうか?わたしが、もし妊産婦ママさんの立場だったら、やっぱりもう一度、トライします。なぜならこの数字をみてください。

emoticon-0171-star.gif 逆子に対する鍼灸治療の結果

584例中525例が矯正された

(矯正成功率89、9%)


 明治鍼灸大学 臨床鍼灸医学・教室1987年の報告より

 ちなみにもう少し詳しく報告すると、成功例における治療回数については、3回までが310例(59%)、4回までが412例(78、5%)と、回数が少ない割にはとても高い成功率です。


 わたしの治療は、前回は、報告した通り、右足の至陰のツボにたった3壮のお灸をして1回の治療で矯正できました。ですが今回は、あの時より、切迫感を感じました。それは、10日後に「自然分娩か、帝王切開か」という決断が迫られていたからです。ですから、今回は念入りに、次回の定期検診まで3回、鍼灸治療の予定を組むことにしました。参考までに、わたしの行なった治療を、記録しておきます。明治鍼灸大学の臨床鍼灸医学教室の治療は、両方の足の「三陰交」と「至陰」というツボを使っています。その三陰交には「灸頭鍼(きゅうとうしん)」といってハリの頭にお灸のもぐさをつけて暖める。という方法をとっていましたが、わたしは、「三陰交」には、あったかい温灸。「至陰」は普通の半米粒大のお灸を行ないました。それだけです。そうしたら、なんと、3月16日の定期検診でまた「逆子の矯正成功」の喜びの声を聞くことができました。妊産婦ママさんに「いつひっくり返ったかわかった?」と聞いたのですが、残念ながら、「いつひっくり返ったのかわからなかった」という返事が返ってきました。でもこれで、臨床結果の成功率89、9%という数字が、わたしの臨床でも証明されたのです。3回の鍼灸治療で「逆子の矯正成功」は、間違いないことが。

 最後に、これはわたしの希望ですが、これからの若い妊産婦ママさんたちもお医者さんから「逆子です帝王切開しましょう」と言われても、まだまだ、鍼灸治療があるんだということを忘れないでほしいのです。西洋医学には西洋医学の得意分野があります。しかし、これはほんの一例ですが、東洋医学には東洋医学の、このような素晴らしい得意分野もあるのです。だから、それぞれが、得意分野で歩み寄ればいいのです。そうして両者が歩み寄って行なわれる医療を「統合医療(とうごういりょう)」と言います。お産は、いろんなメリット・デメリットがあるかもしれませんが、人間のからだは、「自然」の産物ですから、できたら「帝王切開」よりも「自然分娩」の方が、いいに決まっていると思います。「逆子」で困っているママさんたち、困ってないで、一度信頼できる鍼灸治療院を訪ねてみたらいかがでしょうか。
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emoticon-0128-hi.gifTarzan特集「肩こり腰痛」に思う

☆今現在、発売されているTarzanNo・596
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☆2009年に、発売されたTarzanNo・527
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Tarzan (ターザン) 2012年 2/9号 [雑誌]

マガジンハウス



 最近、本屋さんで見かけたTarzan特集「肩こり腰痛」です。そして下の写真が、以前発売された同じくTarzann特集「肩こり腰痛」です。仕事柄でしょうか。本屋さんにいきますとこのような見出しがすぐに目に飛び込んできます。そして気がついた時には、迷わずレジに運んでいます。Tarzanと言えば若者のファッションをリードする雑誌のひとつです。その雑誌が「肩こり腰痛」をどのように捉えているのか気になるところです。ところが、最近のわたしは、すこし雑誌の内容に不満を感じるようになってきました。例えば、雑誌で扱われている「肩こりの原因とは?」ですが、要約すると次のようなものです。

emoticon-0171-star.gif肩こりのメカニズム

1、筋肉が硬く縮こまる。
     ↓
2、血流が低下する。
     ↓ 
3、菌いくに老廃物が溜まり酸欠状態になる。
     ↓
4、発痛物質が発生する。
     ↓
5、コリや痛みを感じる。


1、筋肉が縮こまる。

  ☆理由1、長時間同じ姿勢をとり続ける。
  ☆理由2、姿勢が悪い。

2、血流が低下する。

  ☆理由、交感神経が優位になる。


 確かに間違いはありません。わたしも初診の患者さんがくれば、間違いなくこのように説明していたことも事実です。こういう説明は、実に西洋医学ぽい感じがします。でもこういう説明が、患者さんには、一番わかりやすいのです。でも問題は、これでは、すぐに運動を勧めたくなるではないですか。「ある程度、運動することで、長時間同じ姿勢をとり続けなければならない緊張感も改善できるし、姿勢も良くなる。また運動することで血液循環も改善されてくるはずです。だからみなさん、運動しましょう」ってな具合にね。現にこのTarzanも、案の定、この後は、通勤や職場や自宅でできる簡単な運動のススメでした。

 でもこれって、あまりにも短絡すぎです。第一、病院の医師が、患者さんの体をどのくらい触って、状態をつかんでいるかが問題です。もし、「肩こり腰痛」程度とはいっても、患者さんによっては運動をしていい方と、やってはいけない患者さんがいるのです。そのへんの見極めが実に大切なのです。普通は、筋トレやストレッチは、筋肉が正常で健康な体においては、健康増進に大変素晴らしい効果を発揮します。ところが、これはあくまでも健康な人のお話です。普通、病院にお世話になる人は、筋肉は大部分が拘縮していますし、神経は急性か慢性の疼痛を起こしています。このような体に、運動は、帰って状態を悪くすることが多いからです。わたしがいつも不満に感じているのは、そういう心配があるからです。

 さらに、いわせてもらうなら、みなさんはひどい肩こり腰痛に悩まされた時にどうしますか。ほとんどの場合、第一選択は、病院の整形外科ではないでしょうか?保険もきくし、科学の最先端の医療が受けられる。そんなふうに考え、病院に行かれる方がほとんどだと思います。ところが、病院では、レントゲンを撮ったり、MRIでの検査と原因究明にはとてもたのもしい限りです。ところが、その後は意外とお粗末です。患者さんに聞くと、ほとんどの場合が、痛み止めの薬がでておしまいです。気が利いたところでは、整骨院でやるような牽引などのリハビリがあったりしますが、大腿の場合、治療らしい治療はありません。強いてあげるなら、痛みを止めるために、脊柱にブロック注射をうつだけです。それでも効かない場合は、すぐに「手術をしましょう」というふうになるわけです。ところが投薬も、痛み止めのブロック注射も、わたしたちにいわせれば、治療ではありません。完全に、病院の場合、治療というプロセスが抜けているのです。検査も、非常処置の手術も時と場合には、大切です。でも、最も大切なのは治療です。

 先にもどりますが、これだけ時代は進んでいるのです。ですから時代の最先端を行く雑誌なのですから、もう少し最先端の治療院での治療にスポットを当ててもらえないでしょうか。そうすれば、「増やさなくてもいい患者さんがもっともっと増える」という哀しい現実を食い止めることができるのではないでしょうか。Tarzanならそのくらいのことをやってほしいものです。どうか次回のTarzan特集「肩こり腰痛」は、「徹底治療院の治療ガイダンスにスポットを当てる!」こんな見出しでいかがでしょうか。



 
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emoticon-0128-hi.gif八倉治療院踊る獅子舞大人気

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 この踊る獅子舞の、踊りがこのような写真でしかお見せできなくて本当に残念です。いつも冬の1月の1ヶ月間、八倉治療院の玄関にディスプレーとして登場する「獅子舞くん」いつもそのかわいらしい踊りに、患者さんは大喜び。今年も患者さんから大人気でした。拍手でも、戸が閉まる反響音でも、おしゃべりの声など、何でも反応します。ですから、獅子舞くんが大好きな患者さんは、何度でも踊らせては遊んでいます。こんなに笑いが取れるディスプレーも本当に珍しいのではないでしょうか。

 ところで、先日の夜中の2時ごろ、突然に獅子舞くんが踊りだしました。その音で目が覚めたのかどうかわわかりませんが、実は地震の揺れで、獅子舞が突然踊りだしたのです。震度2くらいだったでしょうか?真夜中だったから、ほとんどの人は知らなくて朝まで寝ていたと思うのですが、わが家の「獅子舞くん」は、踊りを踊りながら、わたしたちを起こしてくれました。こわい地震も、その時ばかりは、笑ってしまいました。そんなこんなで、あっという間に獅子舞くんと過ごした1ヶ月間が過ぎました。今日は2月5日です。もう節分さえ終わってしまいました。残念ですが今年も獅子舞くんとお別れの時期が来ました。毎年このような寂しい気分になります。

 患者さんの中には、もっともっと、「獅子舞くんを、ずっといつまでも見ていたい。だからお願いこのまま飾っておいてほしい」という要望があったのですが、それでは、また来年お楽しみの獅子舞くんとの再会や、「お正月」に登場のあの新鮮な感動が薄れてしまいます。そういうことで残念ですが、今日獅子舞くんを片付けることにしました。また、来年のお正月まで、しばらくの間、「獅子舞くん」には休んでもらい、また来年、元気に踊ってもらうことにしました。さよなら獅子舞くん。また、来年のお正月に会いましょう。
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emoticon-0128-hi.gifさよなら、ありがとう小林正観さん
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 昨日、家の近くにある温泉「伊太和里の湯」に行ってきました。そして何気なく新聞を見ていると、広告の書籍の覧に、小林正観さんの本の紹介に遺稿と書かれていました。実は小林正観さんが亡くなったことをそのときはじめて知りました。わたしが知る限りでは、ここ数年集中的に正観さんの本が出版されていました。ものすごく意欲的に出版されていたようなので、「すごいなあ。どうしたらそんなに精力的に出版活動ができるのだろうか」と、感心していました。でも、今から思うと、正観さんは、自分の天命をご存知でいたのかもしれません。小林正観さんの公式ホームページを見ると、2011年10月12日に62歳で永眠と書かれています。「いやあ〜」本当にショックでした。

 わたしと正観さんの出会いはもう15、6年も前のことになります。当時、中学校の教員をしていたわたしは、もう毎日が、悩みと迷いが連続の毎日でした。そして、精神世界に足を踏み入れたのもちょうどその頃でした。正観さんとは、浜松の「生命のシンフォニー」というサークルが主催してくれた講演が、はじめてのきっかけでした。正観さんは、見かけは、スラッと言うより、どちらかというとヒョロヒョロとした弱々しい感じの印象を受けました。ところが、いったん彼が話だすと、会場の聴衆は、巧みな話術に引き込まれます。ユーモアのセンスも抜群です。わたしもあっという間に、正観さんのファンの一人になってしまいました。

 上にある写真の3冊の本は、「出会いに感謝 八倉秀夫様 1998・6月28日 小林正観(寛)」と書かれていたので、おそらくはじめて、小林正観さんの講演を聴かせてもらった日に購入したものです。それ以来ずっとわたしは、小林正観さんの大ファンになってしまいました。この本はもちろん、正観さんの本は、わたしのブログでもおすすめのライフログとして紹介させてもらっています。何がそんなに気に入ったかと言えば、正観さんの考え方です。彼が主催する「うたしの会」は、心の底から賛同できました。「嬉しい・楽しい・しあわせ」の頭の3字をとって「うたしの会」です。また、彼の幸福論が大好きです。「世の中には、幸福も不幸もない。人が幸せか不幸かは、その人、本人の考え次第で決まる」そういわれてみれば、確かにその通りでした。

 わたしも、教師を辞めて今は、治療の世界にいますが、小林正観さんのわたしたちに送ってくれたメッセージは、教師をしていた時も今、指圧鍼灸師という治療の世界にいても、まったく同じように役立ちます。わたしは、今やっていることは、自然治癒力の源である「エンドルフィン」という物質をどうして引き出しかをいつも考えています。普通みなさんは、脳内モルフィネと言われている「エンドルフィン」を引き出すには、鍼(はり)や灸(きゅう)が、刺激物として絶対に必要なものと考えがちですが、必ずしもそういうわけではありません。人が「気持ちがいい・嬉しい・楽しい・しあわせ」と感じた時に脳から「エンドルフィン」が多量に噴出しているのです。だから、「気持ちがいい+うたし」は、立派に治療の世界でも通用することなのです。わたしが突き詰めていった臨床の世界も実は、「うたしの会」の延長線上にあったことを知り、思わず感動してしまいました。

 だから、わたしは小林正観さんという人を今でも尊敬しています。そして今でも、小林正観さんや、小林正観さんが書かれた本に出会えたことを感謝しているのです。でもまだ正直いうと小林正観さんが死去させたということが実感としてピンときません。日本国中そういう人はいっぱいいるのではないかと思います。ですから、あえて湿っぽいお別れなどする気はまったくありません。小林正観さんは、これからも、わたしや皆様のこころの中に、ずっとずっと永遠に生き続けるに違いありません。現に今もわたしのこころの中にいて、「気持ちがいい+うたしの会」を継続してこの運動の継続と推進を実践しているのです。
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emoticon-0171-star.gif八倉治療院ご案内

八倉治療院は、こころとからだを大切にする、ホリスティックな治療院です。
一本のハリ、 一つまみのモグサ、 一本の指先の感覚、 これが鍼灸・指圧の原点。 
あなたの持っている治す力 = 自然治癒力を最大限に発揮する、お手伝いをします。
八倉治療院は、国家資格の厚生労働省大臣免許を有する公認の治療院です。
鍼灸按摩マッサージ指圧  八倉治療院


お問い合わせ、ご予約は下記にどうぞ、いつでも受付しています。
住所:〒427−0044静岡県島田市宮川町2470−3
<予約制>電話:0547−36−5300/ Email: hyakura@sky.plala.or.jp
ウエブサイト:http://yakura89.exblog.jp

定休日:火、水曜日 / 初診料:1000円(初診の方は、予診表を書いて頂きます)
一般治療:8000円(60分)、健康美容鍼:10000円(70分)

予約時間:9:00、10:30、13:00、14:30、16:00
☆一日3人限定で行っています。上記の時間に合わせて予約をお願いします。
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