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emoticon-0128-hi.gif患者さんが治療者を選ぶ時代がやってくる

 わたしが「肩こり腰痛神経痛相談」を始めようと思ったきっかけは、いまの「マッサージ」をめぐる業界が、あまりにも資格に対する規制が弱く、資格者と無資格者の境界がなく、野放し状態になっている現状があるからです。何も資格にこだわっているわけではありません。資格があっても、ないのと等しい「あん摩マッサージ指圧師」もひじょうに多いからです。ただそれを、わたしの目の前でやられると、放っておくわけにはいかなくなってしまいます。

 つい最近、いたわりの湯という市営の日帰り温泉に行ってきました。その時、ある整体の方が、デモンストレーションを行っていました。張り紙には、「15分500円で骨盤矯正を行います」という内容のものがありました。どうして行うのか、そばで少し見せてもらっていたのですが、本当に骨盤が傾いているのか?見ようともしないで、ただ背骨を触診しているだけなのです。「これはひどい!!」「患者さん」というより「お客さん」をうつぶせにさせておいて、足関節を回したり、背骨や腰部や臀部に圧力をかけているだけなのです。これは、わたしたちの目から見たら、「骨盤矯正」とは名ばかりで、まったく治療とはかけ離れたものでした。

 でもこれが世間では、よく言われている「整体による骨盤矯正」の実態なのではないでしょうか?せめて「矯正」というのなら、はじめと終わりにしっかり、骨盤が本当に傾いているのか?施術後には、本当に矯正されたのか?しっかり検査で確認すべきではないでしょうか。これでは、本当に公的な治療院として「治療」を行っているわたしたちの「指圧鍼灸」の看板にますます泥がぬられてしまうようなものです。本当のことをいますと、わたし自身は、資格有無の問題はどうでもよくなってきました。ただ、世間に有名無実の「偽(にせ)の治療」がはびこることは、どうしても、許すわけにはいかないのです。

 でも誰がその違いを見分けるかと言えば、やはり患者さん自身なのです。「人のからだは、そんなに容易く誰にも預けていいはずはありません。人のからだを預けるということは、生命(いのち)を預けるのと同じくらい意味のあること」なのです。いいか悪いか知りませんが、この業界は、「自由診療」です。保険ではなく自費で治療を受けるのですから、余程患者さんは、治療者を選ぶ時には、慎重にならなければならないと思います。もしわたしが、患者さんなら、自分のからだの状態について説明してもらい。納得のいく説明をもらえない以上、治療は受けられません。これからの時代は、治療者にとっては厳しい時代がやってきます。「患者さんが治療者を選ぶ」そういう時代がもうすぐそこまでやって来ているのです。

健康・医療
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