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029.gif指圧鍼灸治療がペットロスの患者さんを助けます!
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たぶん3年ぶりくらいでしょうか、めずらしい患者さんから電話をいただきました。でも電話口のAさんは元気がありません。聞いてみると1週間ほど前に愛犬をなくしたそうです。その愛犬ネネちゃんは、犬種はシーズーで、治療の時にAさんが、よくつれてきてくれたのでよく知っているワンちゃんです。とても可愛いワンちゃんで、Aさんに会えるのも楽しみでしたが、お供のネネちゃんに会えるのも、すごい楽しみでした。だから、その訃報には、正直ぼくらも、ショックを受けました。

愛犬は、人間にとっては、良きパートーナーであり、家族も同然です。そういうぼくらも7年ほど前までは、ゴールデンレトリバーを飼っていました。名前はパクといって人なつこい、おとなしい、いい子でしたから、患者さんからも人気で、よく治療の時には、治療室で横になっては、ぼくが患者さんを治療している様子をよく見ていました。その愛犬がなくなってからもう7年もたっているのに、パクのことは、忘れたことがありません。夫婦の会話でもどうかすると、パクのことがつい昨日のことのように出てきては、時にはたまらなく恋しいときがあります。

ですから、愛犬をなくしたAさんの気持ちは本当によくわかります。「家にいると、ネネちゃんの匂いと、手に触れたあの感覚が、忘れられなくて、とても悲しい」と言います。「ペットロス」というのは、経験したことがある人ならよくわかると思うのですが、本当に悲しいです。愛犬のことが、片時も頭から離れません。まるで全身の力が抜け落ちてしまったようで、ため息ばかりが出てしまい。その子の思い出話をしながら、自然と涙がこぼれてしまうのです。

かわいそうなAさん。でもこんな時よく、八倉治療院を思い出してくれたなって思いました。人間の体は、「心身一如(しんしんいちにょ)」つまり、「こころと体は、つねに一体です」こころがつらい時には、からだもつらいのです。ストレスの中でも、愛するものとの別れは、最高のストレスなのです。もう触診しなくてもわかっていましたが、Aさんのからだも、左右の足の長さが違っており、右足に比べ左足が1センチほど短くなっていました。もうこれは、本人からすれば、「からだがつらい」という自覚症状がうまれる段階であり、こうなると、自然治癒力も低下して、なかなか自分ではどうすることもできない状態です。

ですから、こういう「ペットロス」や「人との別れ」もこれと同じです。一段落ついたら、少し休養をとって、わたしたちのような治療者にからだをゆだねてほしいのです。「心身一如」の言葉が示す通り、もしからだを癒すことができれば、こうしたこころの問題も少しは楽になるからです。実は、悲しみながら、涙を流すことも、人間にとっては、かけがいのない癒しのひとつです。だから、四十九日の間は、なくなった子のためにも、おおいに泣いてあげてください。でもあまりにも、その悲しみが深い時には、なくなった相手も悲しみます。からだは亡くなって見えませんが、魂は、いつまでもあなたと共に存在するのですから。
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029.gif腰痛からおこる症状と病気
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肩こりと腰痛は、もとは同じところから発症しているので、わけて考えることはできません。ただ、症状を整理するために、前回は「肩こりからおこる症状と病気」。今回は「腰痛からおこる症状と病気」とわけさせてもらっているだけです。その点をご了承ください。

腰痛をおこしている方は、見ているだけでよくわかります。ましてや歩いている様子を見れば一目瞭然です。なぜなら、腰痛が慢性化したり、悪化すると神経痛になるからです。主に、「座骨神経痛」と「大腿神経痛」は、代表的なものです。もちろん、二つ同時に、患っている場合が多いです。どちらも、人にいえないつらさがありますが、治療する立場からいわせてもらえば、大腿神経痛の方が、やっかいな症状です。また、座骨神経痛のみという方もいますが、大腿神経痛の場合は、同時に座骨神経痛も引き起こしている場合が多いです。そういう面からも、大腿神経痛の方が、やっかいな症状といえます。次に臨床の観点から見た、座骨神経痛と大腿神経痛の識別を見ていくことにします。


【症状から見られる神経痛の識別】

1、鼠径部から大腿部の内側より膝にかけて痛む。→大腿神経痛

2、お尻から太ももの後ろ、膝から下の足部にかけて痛みやしびれがある。→座骨神経痛

3、どことは言えないが、足全体の後ろ側の部分に気持ちが悪いような痛みを感じる。→座骨神経痛

4、仰向けに寝ている時、足が自然に開いてしまう。また、閉じようとしても閉じることができない。

  →大腿神経痛

5、腰が妙に重く、足の付け根から大腿部の内側が、痛くてつらい。→大腿神経痛

6、夜寝ていると、ふくらはぎがよくつる。(こぐら返し)→座骨神経痛

7、足がよくしびれる。→座骨神経痛

8、かかとが痛い→座骨神経痛

9、ひざ痛がある。ほっておいたら0脚になってきた。→大腿神経痛

10、足を引きずるようにして歩く。→座骨神経痛


【腰痛からおこる代表的な病気】

急性腰痛(ぎっくり腰)・腰椎症(変形性腰痛症・腰部椎間板症)・要椎間板ヘルニア・脊椎分離症・すべり症・腰部脊柱管狭窄症など


わたしたち指圧鍼灸師は、治療の時には、病気を診断するわけではありません。「どんな症状かで、どのような病気が考えられるか」という仮説を立てるだけです。病気を診断するのはあくまで医師の仕事です。第一診断するためには、レントゲンであるとか、MRIとかCTなどに機会が必要です。それでないと骨や軟骨やじん帯などの異状は証明できません。ですからそういうことより、どういう症状に対して、どういう治療をすれば、症状が治まるか。そういったことに力を発揮するのが、わたしたち指圧鍼灸師の仕事です。ただ面白いことは、病気の診断ができても、できなくても、治療の段階では、そういうことは関係がなくなります。痛みやしびれの症状は、ほとんどが、神経痛の症状なのです。神経痛の症状を治療すことができれば、病気は、治すことができるのです。病気に対しても、薬を用いず治していくのがわたしたち指圧鍼灸師の治療法です。
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029.gif肩こりからおこるいろんな症状と病気
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みなさんは、「すべての病気は、肩こり腰痛からはじまる」ということを知っていましたか?だから、「肩こり腰痛」くらいとあまり簡単に考えてはいけないのです。特に肩こりというより首こりが問題です。前に「首こりのない肩こりはない」ということをいいましたが、西洋医学的には、肩こりの病気の代表的なものは、「胸郭出口症候群」とか、「斜角筋症候群」とかいわれるものです。最近では「頸性神経筋症候群」というあらたな呼び名が加わっているようです。いずれも、肩こりからはじまるものです。

難しい話は、専門書を読めばいいことで、わたしたち指圧鍼灸師は、患者さんの肩こりだけを診るのではなくて、ひどい場合は、頭痛はないか?手足にしびれはないか?ということをしっかりと確認します。というのもわたしのところに来る患者さんは、単なる肩こりで来る患者さんはほとんどいません。大概もっといろんな症状や病気を背負ってこられることが多いので、一応すべてそれらの症状を前もって確認した上で治療を考えていきます。


【頭部におこる症状と病気】

・頭痛・偏頭痛・虫歯でない歯痛・めまい・耳鳴り・難聴・目のかすみ・あごの痛み・噛み合わせのわるさ・眼精疲労

・三叉神経痛・メニエール病(3大徴候は、めまい・耳鳴り・難聴)・近視・乱視

【首におこる症状と病気】

・首こり・寝違え・眼精疲労・ヒステリー球(梅核気)・頸椎ねんざ(むち打ち症)

・頸椎ヘルニア・頸性神経筋症候群・頸肩腕症候群・斜角筋症候群

【肩におこる症状と病気】

・肩こり・肩の痛み・胸筋の張り・背中の張り・四十肩・五十肩・肋間神経痛・野球肩

・頸性神経筋症候群・頸肩腕症候群・斜角筋症候群

【肘や腕や手部や指におこる症状や病気】

・腕の痛み・肘の痛み・肘のしびれ・腕の痛み・腕のしびれ・手や指の痛み・手や指のしびれ

・リュウマチ・頭骨神経痛・正中神経痛・尺骨神経痛・テニス肘


※以上の部位における症状と病気は、今までに診させてもらった患者さんの症状と病気です。どこまでが、症状でどこまでが病気といえるのか、少し難しい面がありますが、いずれも、扱わせてもらった「肩こり」が原因の症状や病気であることは間違えありません。ただ、これらの多くは、運動器系のものであり、自律神経系による病気は、「肩こり」との関連の証明が難しいのではずしてあります。しかし、内蔵器官などの疾患も、「肩こり腰痛」からはじまっていることは確かです。
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029.gifダルビッシュの座骨神経痛は消炎剤ではなくて鍼治療で治る

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以下の太字の記事は、「スポーツ報知 10月5日(土)7時4分配信」を引用したものである。

072.gifダル、腰に神経障害!8月半ばから踏ん張れてなかった!!
スポーツ報知 10月5日(土)7時4分配信

「レ軍2シーズン目を終え、帰国したダルビッシュ

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)が4日、ダラス発成田空港着の航空機で帰国した。この日、本拠地・アーリントンではレ軍のダニエルズGMが会見を行い、エースが8月半ばから腰部の神経障害で右足に力が入らない状態だったことを発表。今回、早期の帰国で静養療法に努めることになる。

 濃紺のジーンズに灰色のパーカというラフな格好で成田に到着したダルビッシュ。フードをかぶり、黒縁のメガネをかけて、イヤホンをつけたまま到着ロビーに姿を見せた。一般客からは歓声が上がったが、無言のまま空港を後にした。

 会見したダニエルズGMによると、右腕は2日に磁気共鳴画像装置(MRI)による精密検査を受けたが、椎間板などに問題はなかったため、炎症を抑える注射で対処した。今後も手術は避け、注射と静養で回復を待つ。「問題が取り除かれ、来季に向けて100%になることを期待している」と同GM。11月に状態確認のため再渡米する。

 シーズン中に注射などの治療を受けることも検討されたが、首位争いのさなかで本人が先発ローテーションを守ることを主張。球団と話し合い、故障の公表や本格的な治療をシーズン終了まで待ったという。

 ダルビッシュは8月18日のマリナーズ戦以降、9試合に投げて1勝4敗で、球速が落ちたのが目立っていた。」



この記事によれば、ダルビィッシュ投手は、8月半ばごろから、腰痛並びに座骨神経痛を引き起こしていた。MRIに夜精密検査は、念のため骨やヘルニアになっていないかということで調べてみたが異状は診られなかった。とすると過度の筋肉の疲労のため炎症が診られる。そのための「炎症を押さえる注射で対処した」ということなのだろう。

ここで心配されるのは、「炎症を抑える注射」で考えられるのは、「ステロイド剤」だ。抗炎症作用で最も効果を発揮するのは、「ステロイド」もし簡単に治そうとする医者がいたとすれば、簡単にステロイドを使用するに違いない。場合によって、もし仮に、テキサス、レインジャーズが、勝っていて、プレーオフで、明日リーグ優勝をかけてダルビッシュが先発ピッチャーの当番を命じられたとする。もしわたしが医者であるなら、迷わず、ステロイド注射を選択するだろう。ダルビッシュ投手も、医者からの説明を聞けば、同意するに違いない。

でもわたしは正直いって、そういう間違った選択をしてほしくないのである。仮に筋肉の拘縮のためいろんなところに炎症がおこっていたとしても、局部的な筋肉注射の範囲が多すぎること。腰の筋肉、それから座骨神経痛をいためているとなれば、足の筋肉の70%以上がその対象である。つまりとても炎症を抑える注射では、対応できないのである。つまり、ほとんど効かない。それどころか、「ステロイド剤」は、別名「悪魔の薬」である。副作用が多すぎるのである。その一番は、自然治癒力の低下である。それから一度使用しだすと、二度と手放せなくなることだ。ダルビッシュ投手のように将来性のある選手を、医者の間違った判断でつぶしてはいけない。

ここからさきは、もしダルビッシュ投手のトレーナー関係者がこのブログを読んでいたなら、ぜひ伝えてほしいものだ。スポーツ選手はどうしても筋肉に目がいきがちであるが、それは治療の根本ではない。むしろ神経の損傷である。神経を痛めているから、筋肉に張りや炎症がおこるのである。鍼治療というのは、むしろ根本である神経を治療できる。筋肉でおこる張りや痛みなどの異状は、たどっていけば、最終的に脳でおこっている。だから神経を通して脳に刺激を送って働きかけることで、脳は、自ら神経伝達物質である「ベーター・エンドルフィン」をだすことで、いたんだ部分を修復できるのである。

塾達した腕のある鍼灸師が行なえば、この治療に時間は、ほとんどかからない。治療を受けながら、修復されていくことが自覚できるほどだ。特にダルビッシュ投手ほど、素晴らしい脳と神経と筋肉をもっていれば、回復力もずば抜けていることだろう。この方法で治療できれば、人間が作った消炎剤や鎮痛剤などの薬が、副作用をもたらす、いかに低次元のものであるかがわかることだろう。そこに行けば、「ベーター・エンドルフィン」は、副作用がないうえに、効果の点からいえば、これに勝るものはない。ダルビッシュ選手は、日本が生んだ国の宝。それだけではなく、メジャーリーグの希望でもある。なんとか、この難局を無事に乗り越えてほしい。そのためにも、「鍼灸師の鍼治療は、ダルビッシュ投手の支えになることは間違いないことだ。関係者のことは正しくそこに導いてほしい」と願うばかりである。
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029.gifダルビッシュの座骨神経痛は鍼治療で治る

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昨日あたりから、ネット上でMLBのニュースとしてこんな話題がよく見られた。以下は「スポニチアネックス」からのニュースを引用させてもらった。

072.gifダル 9月初めから体調不良だった 地元紙「座骨神経痛のような症状」

スポニチアネックス 10月4日(金)7時56分配信
 「レンジャーズのダルビッシュが、シーズン終盤に腰から臀部(でんぶ)にかけて神経障害を抱えていたと、米スポーツ専門局ESPN(電子版)が2日、関係者の話として伝えた。

 9月の初めから右脚にしびれが出て、最終登板まで続いたという。地元紙ダラス・モーニング・ニューズは「座骨神経痛のような症状」と報道した。ダルビッシュは9月19日レイズ戦以降の3度の登板ではいずれも6回を投げきれず、球速も下がった。練習中に腰を押さえたり、右脚を引きずる姿も見られた。本人は「僕もいろいろありますから」と不調を示唆していた。関係者によれば、当面は静養に努め、手術などの予定はないという。」



わたしは、メジャーリーグの野球には興味があるので、こういうニュースは欠かさず見ている。ダルビッシュといえば、今やメジャーでも大スター選手である。確か、277奪三振は、奪三振王。9年ぶりくらいの、あのランディー・ジョンソンに並ぶような記録だそうだ。同じ日本人として誇りに思える大記録に大いに感動した。そのダルビッシュが9月に入って、今一の活躍が見られず、勝ち星に見放されていた。投球を見ても、開幕当初の迫力がいまいちで、投球に余裕というものが見られなかった。シーズンが終わった今だから明かされたのであろう「神経障害=座骨神経痛」だったようである。

野球選手とくにピッチャーは、身体のバランスがとても重要になってくる。それでなくても、一度登板すれば、疲労の蓄積が多いポジションである。相当つらかったであろうと思われる。よく座骨神経痛をもった患者さんが治療に見えるが、はじめに触診すると、足の長さが、左右1センチくらいの長さのずれが見られる。1センチの長さの違いは重心が、短い足の方に全部かかってくるから、もしダルビッシュ選手が、このような状態であったら、相当ピチングに悪影響を及ぼしたことは、簡単に想像がつく。それでなくても、奪三振王のダルビッシュ選手、コントロールが信条である。それさえなかったら、個人タイトルもペナントレースの行方も、もしかしたら、相当変わっていたかもしれない。

でもなぜだろう?あれだけの選手であるのに、トレーナーは専属にいたはずなのに、どうして身体の異変に気づかなかったのだろう。本人からトレーナーには、身体のコンディションは、常に伝えていたはずなのに、どうすることもできなかったというのは不思議である。「神経障害」というと、そのひびきからは、とても重いイメージで受け取られがちであるが、「座骨神経痛」は、わたしたち指圧鍼灸師からいわせれば、ただの症状である。腰痛が慢性化する。あるいは重症化したのが、「座骨神経痛」なのである。治療すれば治る。特に鍼治療では、簡単に治る症状のひとつなのである。

今、鍼治療が、世界で最も研究が進んでいるのはアメリカだという。そして、プロやアマチュアのスポーツの世界では、鍼治療が普及し日常的に行なわれているのは常識だと思っていたのに、実際はまだまだ、そこまでいっていなかった。ということなのかもしれない。または、たまたま、ダルビッシュ投手の周辺には、そこまでの一流な腕をもった鍼灸師がいなかったということなのだろう。本当に残念な話である。「わたしに声をかけてくれたなら、いつでも、アメリカのテキサスまで出かけていったのになあ」と、田舎の鍼灸師は、一人つぶやくのである。
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