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029.gif よく「こぐら返し」がおこるのはなぜですか?

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今日治療していて、ある患者さんから質問を受けました。確かに、夜、寝ている時に、急に足のふくらはぎの部分が、つってしまうことがあります。こういうのを「こぐら返し」と言っていると思うのですが、それには理由があります。たぶん、それがおこるのは、多くの方は、右か左か、わかりませんがいつも決まった足に、おこっている現象ではありませんか?実はそれには、原因があります。

「座骨神経痛(ざこつしんけいつう)」があるからです。座骨神経というのは、人間の体の中でも最も長い神経です。したがって、足の多くの筋肉を支配しています。わたしが、ざっと見たところ70%くらいの筋肉が、「座骨神経が支配している」と言っていいかもしれません。特に膝から下のふくらはぎの筋肉(後脛骨筋・ヒラメ筋・ひふく筋)は、ほとんど、座骨神経の支配なのです。だから、神経が痛んでいると、このように筋肉に、異状な、筋肉の拘縮(こうしゅく)がおこるのです。それが、「こぐら返し」です。

では、なぜ座骨神経痛が起きたのか、簡単にご説明します。座骨神経痛が起きた原因は、実は「腰痛」からです。何でもそうですが、はじめは「首こり肩こり腰痛」からはじまるのです。それが、慢性化、長期化、重症化してくると、だんだん痛む範囲が、広がってくるのです。ですから、座骨神経痛も、お尻が痛むくらいのみなら、まだ、軽症で、膝の上の部分が痛んだり、膝から下のふくらはぎの部分がいたくなってくるようですと、ちょっと重症かなという気がします。

でも心配しないでください。ちゃんと指圧鍼灸などの治療をやってくれる治療院へ行けば治してくれますから、安心して治療を受けてください。どうしてもよくならないというようであれば、「八倉治療院」へ電話をしてください。
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029.gif 「気」ってなんだろう?

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目で見たものしか信じない人には、東洋医学は、不思議な世界に見えるでしょう。東洋医学でいう「気」ってなんだろうって思ってしまいますね。もちろん、「目で見えるか?」といわれても、見えるわけがありません。「だったら、それってなんだろう?」っていうことになってしまいます。

「気ってなんだろう?」って、いろんな鍼灸師の方に聞いてみたら、おもしろいかもしれません。わたしだったら、どう答えるか、考えてみました。ひとことで言ったら、「気とは、エネルギーのこと」です。人間の身体は、目に見える部分というのは、「肉体」しかありません。ところが、人間の身体は、その内側には、何層にも「体」と呼ばれるものがあるのです。「エーテル体」「幽体」「霊体」もしかしたら、まだあるのかもしれませんが、わたしが知っているのはその3つです。しかし、これらの3つの体は、残念ながら、一般の人には見ることができません。ただ自分が見れないからといって、ないという証明にはなりません。ごくまれに、1000人に一人くらいの割合で、「幽霊」を見る人もいるわけですから、何とも言えません。

ちょっと話がうさんくさいと思われる人もあると思うので、その話はこれくらいにします。ただ、わたしが言いたかったのは、人間の体をどう見るかということは、「治療の世界」においても、すごく大きな問題です。実は、科学的といわれる西洋医学というのは、目に見える世界しか扱いません。ですから対象となるのは、「肉体」のみということになります。ところが、治療で難しいのは、肉体だけの問題ではないことが多いからです。

だから、わたしは、治療者というのは、できるだけ治療に使う引き出しは、多ければ多いほどいいと思っています。東洋医学で使う、「経絡経穴(けいらくけいけつ)」というのは、気の流れとか、気が出入りするところという捉え方のようです。経穴は、簡単にいえば「ツボ」のことです。ですから、指圧をすること、鍼をうつことで、気の流れ、あるいは、エネルギーの流れを変えるという考え方なのです。そんなこと信じられるかどうか。という考えもあるかもしれませんが、実際にわたしたちは、それなりの結果や成果を得ているので、疑うことはありません。

それから、わたしは、「チャクラ」。人間の体の正中線上にある、7つのエネルギーが、出入りするところです。これはインドの伝統医学、「アーユ・ベーダー」の考え方をもとにしていますが、これもしっかり成果が出ているので、いくら目に見えないものを扱っているといっても、わたしには疑いようもないことです。

それから、わたしは、ある人の影響から、「量子力学」も少し勉強しています。物体にはすべて「波動」というエネルギーがある。物体には、わたしたち生命(いのち)があるのもと同じように「意志」と「意識」があるということも、すべて、治療に取り入れています。少し話が大きくなりすぎて、しまいましたが、わたしが、一番いいたいことは、「気はエネルギーだということ」それから、「目に見えない世界」こそ重要であり、そうした世界が、また、わたしたちの生命や健康や生活をささえているのだということです。
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029.gif 風邪は治ったけど、咳がとまらない人には天突ですね

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この秋、風邪を引いてしまってという人は多いはずです。温暖化のため熱さは長く続きましたが、急に寒暖の差が激しくなりました。そういう時に風邪は、大きく口を開けて、わたしたちを待っています。わたしたち夫婦も案の定、風邪を引いてしまいました。二人同じくらいの時期にひいたので、一時期二人とも「ゴホン、ゴホン」と咳合戦みたいで大変でした。でも、風邪は3日くらいゆっくり休んでいれば、自然に治ります。薬はいりません。ただ、その後に長引いているのは、「咳」です。

たぶん二人とも、仕事でよく人と話をするので、喉が休まる時がありません。その影響もあって、咳が長引いてしまいました。きっとわたしたちだけではなくて、風邪は治ったけど、なかなか咳が止まらない人で困っている人は多いと思います。そういう人のために、わたしがやっている治療方法を教えますね。ただこれは、鍼灸治療院をやっている方へ向けたものですから、あまり一般の方には役には立ちません。これを参考にして、わたしのような鍼灸師をたずねるしかありません。その点はご了承ください。

わたしは、いつまでも咳をしている奥さんに対して、「天突」に鍼をします。大体わたしが使う鍼は、寸3(4センチ)の鍼です。天突は、人差し指で押していくと、スーと奥まで入っていくところがあります。ここに下方に向けて、斜刺で差していきます。特に無理をする必要はありませんが、わたしの場合は、4センチの鍼は、鍼柄まで入れてしまいます。この鍼は本当によく効きます。信じられないくらいです。大体、一回の治療で、咳はとまってしまうので、ウソみたいです。

本当に咳が続くのも、体力が消耗するし、勉強や仕事に集中できないので、日常生活に何かと支障がおこります。ですから、なるべくいつまでも薬に頼らないでこういう方法を試してみてください。おかげで、わたしはまだ、咳をしていますが、奥さんの方は、もうまったくと言っていいほど咳きはしていません。二人のこの差は、「天突」に刺した1本の鍼の違いです。

ただ治療家の方に、蛇足ではありますが、お願いがあります。わたしがこのような記事を書きますと、単純にうのみをしてしまって、本当に「天突」だけで、治療される方がいます。それで効かないと、何だウソだったのかということになってしまいますが、それは単純すぎます。鍼というのは、打てばいいのではなくて、効かせなければ何もなりません。風邪を引いている方、あるいは、こじらせて長引いている方は、身体のエネルギーのバランスが崩れているのです。ですから、肩こり腰痛などをまず治療して、エネルギーのバランスを整えてから、刺す「天突」の鍼が、効果を現すのです。その点をぜひご考慮ください。
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037.gif  映画「舟を編む」をみました。

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ぼくは、久しぶりに好きな日本映画を見つけました。「舟を編む」です。ひとつの仕事を終了するのに15年もかかるという気のなが~いお話しです。ぼくらは、大辞典と言うと、岩波書店の「広辞苑」とか、三省堂の「大辞林」とかいう分厚い辞典を想像します。たぶんこれも、そういう種類の大辞典を想像してくれればいいと思います。これは、「大渡海」という名の本格的な辞典づくりのお話なんです。

ぼくは知りませんでしたが、辞典と言うのは、「言葉」の意味を調べるためのものです。ですから言葉の意味をひとつひとつ考えて、何万語ということばを解説していくものなのです。ちょうど、「大渡海」というのは、きっと、広くて膨大な言葉の海を、渡っていくために、使ってほしい本格的な辞典という意味から、考えられた辞典の名前なんでしょうね。

でも言葉の説明って難しいですよ。もし「右」という言葉を知らない人に、「右」という言葉を使わないで説明するとなると、どうして説明すればいいのでしょうか?ちょとあなたも考えてみてください。この話の主人公、マジメミツヤくんは、こう考えたんです。

「西の方角を向いた時に、北の方角が右です」どうですか正しいですよね。でもとっさにこんなことを聞かれたら、おそらく答えられる人ってそんなに多くないと思います。これってすごいですよね。でも、まだまだすごい説明の仕方もあるんですよ。「アナログの時計をみたとき、1から5までの数字がある方が右」
とか「この辞典を開いたとき、いつも偶数のページの方が右」これなんか、本当に素晴らしい説明ですよね。ちなみに「広辞苑」の説明なんだそうです。

でも新しい辞典はこういういい説明を見つけても、それをまねする訳にはいきません。だから、どんなにかなわないと思っても、それ以上のものを自分たちで考えていかなければならないんですね。ちなみにマジメくんの上司でもある辞書の先生である松本先生は、「数字の10の0のある方が右」という説明を考えたんですよ。これはすごい。これなら、「広辞苑」の説明にも負けてはいません。

ぼくは、こういう知的なお話って、とても好きですね。でもぼくが、それ以上に好きだと思ったのは、登場してくる人たちの辞典づくりに専念している熱いこころなんです。人が「辞典づくり」ひとすじに専念している姿って、本当に素晴らしいと思いませんか?ここに登場してくる人は、タイプはみんな違いますが、みんな熱いこころを持った、マジメな人たちばかりなのです。こういうのをみると、まだまだ、この日本という国も、捨てたもんではないなって気がします。

そういうぼくも治療ひとすじのマジメ指圧鍼灸師です。もちろん気を抜くこともありますが、彼等と同じように一生をこの仕事に捧げていますから、同じ仲間に入れてもらえそうな気がします。だから、このお話が人ごとではなくて、とても共感できるお話に思えたんです。特に主人公マジメミツオくんは、変人扱いされるほど、マジメな人。オタクのような感じの人でした。そのマジメくんが、仕事仲間や、香具矢さんという可愛い娘さんを、奥さんにもらって、みんなに支えられて、どんどん成長していく姿が、とても感動でした。この映画、特にマジメで一生懸命な人におススメですよ。あなたもきっと勇気をもらえるはずです。
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