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029.gif頑張る人、頑固な人が、癌にかかりやすい

前のもお話ししたことがあるかもしれませんが、わたしの師匠が、よく話してくれることです。「頑張る人、頑固な人が、癌にかかりやすい」っていうんです。確かに、そういわれてみれば、あてはまる人は多いはずです。特に日本人は、こういうタイプの人が実に多い。わたしの周りにも、数えたらきりがないくらい、次々に、癌タイプの気質を持った友達や患者さんの顔が浮かんできます。そういえば何を隠そう、そういうわたしも、癌タイプの気質でした。

あの初めに言っておきますが、わたしは、癌タイプの気質が、いいとか悪いとか言っているわけではありません。むしろ、わたしは、頑張る人が大好きです。また少しくらい頑固に、自分の信念を持って、それをつらぬかれている人の方が、いい加減な人にくらべて、どのくらい素敵かって思えるほどです。みなさんもそう思いませんか?特に昔気質(むかしかたぎ)の日本人なら、いっそうそういう気持ちが強い人は多いはずです。

わたしは、いつも師匠がわたしにいってくれたことには、なぜかなあって考えます。「どうして、頑張る人、頑固な人に、癌にかかりやすいのかな?」って、思うんですよね。それから、師匠はわたしに、こうも言っているのです。「すべての病気は、偶然ではないんですよ。病気は気づきのためのメッセージなんです」って。「神様は、その方に、いのちに引き換えても気づいて欲しい何かがあるから、病気という形で、メッセージを送っているんです」そうなると、わたしは、師匠の言葉を、はなから否定できなくなってしまいました。

確かに、患者さんの身体を診させてもらうようになってから、人の身体の不思議さを痛感させられてきました。病気というものは、昨日今日に突然に起るものではないこと。病気になるまえには、必ず、首こり肩こり腰痛など、はじめは、そうした日常的な、自覚症状から始まることが、ほとんどです。それでも、身体が求めているメッセージに気付かなかった人が、病気になっていく。そういうことを考えていると、確かに、頑張る人、頑固な人は、メッセージを見逃すことが多いのではないでしょうか?

それから癌という病気は、本当は誰もがん細胞という形で、誰にもあることなのです。ではどうして、がんが発症するかといえば、免疫力=自然治癒力が低下している時なのです。普通は、免疫系が、がん細胞と闘ってくれているのです。そのおかげで誰もが、癌を発症することなく、健康な身体でいられます。ところが、免疫力が低下している時はどうかといいますと、免疫力が、がん細胞の繁殖力を食い止めることができません。その結果、がんは発症するのです。

人間の身体は、最初は、首ころ肩こり腰痛から始まります。しかも両側いっぺんということはありません。右か左か、必ずどちらか一方から始まり、病んでいる方を患側。悪くない方を健側というのです。それが、慢性化してくると、健側にも及び、神経痛も重なり、それから、いろんな病気は発生します。運動器系でダメなら、今度は自律神経にかかわる病気など。胃や腸が悪くなり、心臓、肝臓、腎臓など様々な病気が発生します。癌もこうした病気のひとつでありますが、これはいのちと引き換えの、最終的なメッセージなのです。

どうですか、わたしは、この治療という世界、臨床という経験を経て、師匠がいう「頑張る人、頑固な人が、癌がかかりやすい」といわれた言葉がよく理解できたのです。それから、もうひとつ、教えていただいたことに、「癌」という字の作りです。「ヤマイダレ」の中に「品」という字と「山」という字がみられます。これはどういう意味かといいますと。「品」は、品物やお金という意味だそうです。それが「山」ということは、物やお金がいっぱい山のように欲しくなる病気なんだそうです。

人間は、多分、多くの人がそういう傾向はありますが、頑張る人には、その欲求を満たすために、物やお金が欲しいという物欲に捕われやすいのではないでしょうか?そういう欲求が、「頑張る」原動力になっていることが多いのではと思われます。もし自分にはそういうことがあてはまらないといっても「名誉欲」というのもありますね。「いのちと引き換えに、そういう欲望をむさぼることに頑(かたくな)になっている生き方をしているということはありませんか?」これは私たち人間にとって、誰もが、可能性のある病気なのです。だから、人ごとではないのです。こういうところに、人間の落とし穴があるんだなって、わたしは思います。
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029.gif「アーキュパンチャー・エネジー・トリートメント」という考え方

わたしはこれまで普通に治療することきには、東洋医学的な考えというより、西洋医学的な考え方で治療にあたることが、ほとんどでした。つまり、患者さんに肉体を解剖学的に捉えて、生理学的な知識で治療にあたる。そういうアプローチの仕方で、治療してきたんです。

それは決して間違いではないし。患者さんに症状や、治療の内容を説明する時も、便利で楽でした。多分、東洋医学より西洋医学的に説明を受けた患者さんは、誰も理解しやすいし、納得がいくのではないでしょうか?西洋医学は、科学的であるし、理論も合理的ですから、一応、仮に、その場でよく理解できなくても、何となく、そういうものかなって、思ってもらえるのではないでしょうか?

でも、わたしの頭の中には、「治療はエネルギー」とものすごい関わり合いがあるんだと思っていますから、そういう西洋医学的な考え方だけではないなって、ずっと思ってきました。だからこの「アーキュパンチャー・エネジー・トリートメント」という名前を思いついたとき、自分でも納得がいくというか、何かすっきり、腑に落ちるような気がしたんですね。

ちょっとできるかわかりませんが、この言葉を自分なりに説明させてもらいますね。「アーキュパンチャー・エネジー・トリートメント」は、直訳すれば、「鍼治療によりエネルギーを調整する治療法」です。よく東洋医学では、「気=エネルギー」のような考え方をしますが、わたしは、もっと広い意味でこの「エネルギー」というものを捉えています。

物体そのものが、「波動」というエネルギーを持っています。物体を細かく細分化していき、分子や原子という量子力学的な世界にしていきます。そうすれば、「原子核=中性子と陽子」の周りを「電子」が、回っている。これで「波動」というエネルギーが、あらゆる物体には生じているのです。

だから、人間の身体も、鍼そのものにも、エネルギーが干渉し合っているのです。それから、エネルギーというものは、強いエネルギーが、弱いエネルギーを支配するという法則があるのです。ですから、同じ鍼治療といっても、鍼はうつ人のエネルギーの高さに応じて、治療効果が違ってくるのです。

もちろん、鍼は金属です。金属そのものとしての物体のエネルギーは、他の物体よりも、エネルギーは高いです。でもそれ以上に、高いのは、人間という物体というより、生命体のエネルギーは、更に高いので、余程、治療者のエネルギーの高さが要求されるのです。

それから、エネルギーの世界は、コンピューターと同じ、「陰と陽」の世界です。つまり、電気で言うなら、「プラス」と「マイナス」の世界なのです。ですから、「右回り」とか「左回り」といった方向性が、あるということです。大抵、症状が現れる患部並びにツボは、「左回り」のエネルギーが働いています。ところが、先ほど、いった鍼のような金属は、間違って使用しない限り、「右回り」の性格を持っていますから、正しい知識とこころを持った治療者が、治療にあたれば、患部の「左回り」のエネルギーを、正常な「右回り」のエネルギーに調整してあげることが可能になるのです。

どうですか?少しは、わたしが提唱している「アーキュパンチャー・エネジー・トリートメント」という考え方が、理解できてきたでしょうか?もちろん、こんな拙い説明では、誰にでも理解できるとは思っていません、でも、少しは、なるほど、そういわれてみれば、確かに、そういうことが言えるかもしれない。そう思われた方もいるのではないでしょうか?

まだまだ、わたしがご説明したいことは、これだけではありませんが、今日は、その取っ掛かりくらいですが、ほんの少しだけ「ちょっとだけよ!」っていう感じで、わたしが考えている「アーキュパンチャー・エネジー・トリートメント」の言葉の意味を説明させてもらいました。これからもこんな感じで、わたしの頭の中にある。知識や考え方を、なるべくわかりやすいように、伝えていこうと思っていますので、どうぞよろしくお付き合いください。
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☆Sさんがくれたサボテンの花
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029.gif 親しい友の死が、考えさせてくれたことは

今月の19日に、近所で親しくさせてもらっている友達がなくなりました。61歳という若さで、ガンと闘いながら、闘病生活をしていましが、敢え無く、最期を迎えました。

すごくいい人でした。いつも明るく、活発で、何でもてきぱきとこなす人でした。知恵遅れの人たちを支援する作業所に長年勤めて、39年ですか。困っている人のために、身を投げ出し奉仕し続けた一生でした。本当に、素晴らしい友達だったので、本当にこころから惜しまれてなりません。

昔からよくいわれることですが、いい人って、どうして、こんなに早くに旅立たれてしまうのでしょうか?「憎まれっ子や、どうでもいい人」っていったら、語弊がありますが、そういう人って、みんな長生きされて、いい人やさしい人ほど、早い時期から、お迎えがきてしまう。本当に人の世は、なんて不条理なんでしょう。

でもこうして、近所で親しい友達を亡くすと、すごく考えさせられるものですね。とりわけ、年齢も近いので、人ごとには思えません。その友達のガンは、相当進行していて、気がついて、病院で検査した時には、骨まで転移していたことがわかりました。ステージ4といわれたそうです。

それでもすぐには仕事もやめられずに、今年の3月いっぱいまで、働き続けたのです。一体誰のために?もちろん、世のため人のため。しいていえば、困っている人のためです。でもこの場合、本当に困っていたのは自分自身じゃないですか?それでも、人には、「困っている」とか、「つらい」とは、決していえない人だったんです。

わたしの妻は、この友達に、なくなる1ヶ月ほど前に、「とっても雰囲気のいい、美味しいレストランができたから、一緒に行ってみない?」と誘ってみました。「行ってみたいけど。今忙しくて、また今度ね」って断わられたそうです。また、「仕事が終わったら、いつか思いっきりヨーロッパかなんかに、旅行に行ってみたいな」って、言っているのを聞きました。

でも、「そのいつかって言うのは、彼女にとって、いつだったんでしょうか?」そういう言葉のひとつひとつが思い出されて、いっそう悔しさが募ります。だから、私たち夫婦は、Sさんを偲ぶとき、「彼女の分まで、これから、人生を楽しもうね」って、誓い合うことにしました。悲しいから、いっそう、それを実行しようと思います。多分、がんばるのも楽しむのも、今現在しかないのだと思います。
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029.gif 「付き添いの方も、治療をご覧になっていきますか?」

今日の患者さんは、「ボーイフレンド」の症状が心配で、「ガールフレンド」が、ずっと治療室で、治療が終わるまで付き添われていました。こういうのっていいですよね。八倉治療院は、こういうのって大歓迎なんです。だって、大切な人が、腰痛や神経痛の症状で、苦しんでいる。そしたら、心配になるのは当然じゃないですか?「少しでも楽になってほしい。できたら、自分も付き添っていてあげたい」そういう気持ちって、すごくよく理解できます。だから、「心配ならどうぞ、見ていてあげて下さい」って、言ってしまうんです。

患者さんて、誰でもそうだと思うんですが、つらいから、こうして治療院へやってくるんですね。だから、誰もそうですが、辛くて、とても不安な気持ちで、やってくるんです。特に、患者さん以外の人が付き添われる場合は、症状も重いし、付き添われる方も、すごく心配なされている場合が多いんです。だから、「治療をご覧になっていきますか?」って、いってあげると、よろこんで、「いいですか?」っておっしゃる方が、意外と多いんですよ。そして、患者さん自身も安心されるようで、「ああ、よろこんでもらえてよかったなあ」っていつも思います。

いやあ、本当にそうなんですよ。これが病院では、「付き添いの方は、待ち合い室で、お待ちになって下さい」って、決まりきったようにいわれてしまいますよね。でもこれが、私たちのような治療院のいいところではないでしょうか?特に、鍼や灸で血を見るわけではないし、お断わりする理由がありません。でも実際、いろいろ、仲間内で話を聞いていますと、治療院だからといって、こうして、付き添われる方が、治療を付き添うケースは、本当に珍しいようなんですね。

ところが、八倉治療院は、そんなに珍しいことでもなんでもないんです。昨日見えた患者さんも、おばあちゃんの患者さんに、お孫さんが付き添われていました。それから、さかのぼってわたしが記憶しているところでは、奥さんの治療に旦那さんが。それから、成人された息子さんにご両親が。または、夫婦で見えられて、お互いの治療をご覧になられたという場合など。様々な関係の方が、治療に付き添うということをされていました。

でもこれって、わたしは「いいなあ」って思うんですよ。おおよそ人間の関係って、切っても切りはなせないものがあります。第一、付き添われてきたということは、介護や介助ということもありますが、やはり、患者さんを気遣い、心配されている気持ちであることは確かなのです。患者さんの苦しみは、もう患者さん個人の問題ではなくなっているんですね。

だから、付き添われて治療をすることで、いろんな症状のことを、患者さんにも付き添いの方にも、説明させてもらえたりして、安心させてあげられます。そして、治療を受けながら、段々よくなって元気になられていく様子を、見せてあげられます。そしたら、その方がいいに決まっていますから。だから、私たちのような治療院では、「こういうことがあってもいいなあ」って、わたしは考えています。

どうですか?もし患者さんの中で、治療がこわいとか、鍼がこわくて心配という方がいらっしゃれば、誰かに付き添ってもらっても、いっこうに構いませんよ。わたしは、いつも治療後、よろこんで帰られる患者さんのお顔を見るのが楽しみでやっています。ですから、付き添われる方のよろこんで、帰られる顔も見れるわけですから、それこそ、1回の治療で、わたしのよろこびも2倍3倍にもなるという勘定です。
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029.gif 鍼は、生理痛や生理不順に困っている女性の味方です!

女性にだけしかわからない痛みやつらさというものがあります。そのひとつが、生理前のPMSや生理痛です。こういう時期を女性はどのように乗り越えていくのでしょうか?まずはガマンだと思うのですが、どうしようもない時って、必ずあるはずです。そういう時は、「ロキソニンS」などのような鎮痛薬を用いる人が、とても多いのだと聞いています。そうですよね。わたしが女性で、そんなに東洋医学の治療が自分の近くになかった場合は、やっぱり、同じような選択をしていると思います。

誰だって、副作用があると知りながら、薬を服用する人はいません。やっぱり、どうしようもないから、他に対応の仕方として、選択肢がないから、みなさんは、これらのような薬を服用されるのだと思います。でも、もし毎回毎回、このような毎月、定期的にやってくる生理のようなものに、鎮痛剤を使用するとなると、トータルすると、かな入りの多量な薬にたよることになりませんか?

女性に取っては、生理はプライベートな問題で、あまり話したがらない人も多いと思います。ましてや相手が男性となれば、あまり、話すのにも積極的にはなれない人も多いと思います。ということで、私たちのような、鍼灸師は、初めて訪れた患者さんには意識的に、問診の段階で、生理をはじめ身体的な問題をすべて聞くように心がけています。

というのは、PMSや生理痛や生理不順などの問題は、鍼で治療するのは比較的簡単なことだからです。身体的な身体の特徴として、男女差というものがあります。女性は、指圧などであらかじめ脾経=脾臓の経絡(ツボの流れ)を押していくと、ほとんど8割以上の女性の方が、脾経に痛いという反応を示されるのです。それは、もともと脾臓というところが、「血の代謝」に深く関係がある臓器だからです。だから、生理のような、女性だけに関係のあるPMSや生理痛および生理不順などの問題は、このような脾経のツボと大きく関連があるからです。

具体的にいいますと、「血海(けっかい)」や「陰陵泉(いんりょうせん)」や「三陰交(さんいんこう)」などのツボです。こういうツボに指圧や鍼をうったり、温灸などの灸をしてあげることは、かなり効果的な治療なのです。わたしは、この治療を加えることで、ほとんど、女性のPMSや生理痛や生理不順などの症状は、ほとんど、治療に成功しています。また、完全に治すことはできなくても、どなたにも症状を軽くすることは、間違いなくできています。

だから、もしひどい生理痛にお悩みの方は、一度、近くの鍼灸院に相談されたらいいと思います。エネルギーの交流に問題がなくなれば、今日説明させてもらった、症状は、すぐに改善できると思います。
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029.gif 鍼はどうして痛みに効くんですか?

わたしがまだ子供のころ、親戚の伯父さんが、すごく「肩が凝っていて、腰が痛い」って話していました。その伯父さんはどうしたかというと「マッサージくらいじゃ効かないから、鍼をうってもらいにいきたい」っていうのです。そのことばが、子供のころのわたしにはすごく印象的でした。

でも頭の中で、こうも思ったのでした。「どうして、痛いところに、痛いことをするんだろう。鍼なんか刺して、もっと痛くなるんじゃないのかな?」そうですよね。肩こりや腰痛のつらさを知らない子供なら、きっとわたしと同じように考えるじゃにでしょうか?でもさすがにそういう自分も、大人になり、肩こり腰痛を、人並みに経験するようになると、伯父さんが、前に言っていたことも、段々わかるようになってくるんですね。でも、それでもまだ、はり治療の効果を、正しく理解しているわけではありません。

多分、大人になったころのわたしは、鍼の効果ってまだよく理解しているわけではありませんから、痛くてどうしようもない時は、「毒をもって毒を制す」みたいな考え方をしていたと思うんです。人間は、痛くてつらい時には、「何でもいいから、その問題が解決するためには、一か八かで何でもやりたくなるんじゃないですか?きっと痛いところに鍼を刺したら、その痛みで、腰痛などの痛さが、なくなるのではないのかな?」そんなふうに考えたと思うんです。多分、鍼灸治療というものに経験がないみなさんは、大方は、そのように考えている方も、実は多いのではないかなと思います。

ところが、実際のはり治療というものは、それとはまったく違う仕組みが働いているのです。第一、見かけの印象とは違って、はりは刺すことで痛みは生じません。もし痛みのようなものがあるとすれば、それは「ひびき」です。ビビとか、ツツとか、時にはズッシーンとか、人により、場所により、あるいは症状により、違ってくるのですが、それが鍼の特徴でもあります。

もちろんこのような「ひびき」を伴わない場合もありますが、普通は、経穴(経穴)といってツボにうまくあったった時には、このようなひびきを伴います。実はこれは、明らかに、鍼の刺激が、感覚神経を通して、脳に届いたことを意味します。また更に、いえることは、この時に、神経伝達物質のひとつであるベーター・エンドルフィンが、脳から分泌されているのです。

実はこれが、鍼が痛みに効果を発揮する秘密であり、からくりだったのです。実は私たちの身体というものは、全体がひとつに繋がっています。ですからいろんなところに、関連をもたされています。例えば、右首と左腰がつながていたり、左首が右腰と繋がっていたりという具合です。また、ある神経や、筋肉の硬さやコリが、内蔵の働きに影響していたり、というふうに、私たちの身体には様々な関連があるのです。

こういうのを私たちは、学校では、「体制ー自律神経反射」とか「内蔵ー自律神経反射」とかいうふうに習いました。つまり、神経や脳の働きに、鍼の刺激を与えることで、有る神経物質を分泌させることで、脳や神経などに「反射」が起こり、それによって、痛んだ箇所が修復されるという考え方なのです。でも、わたしこれは正しいと思っていますが、わたしが更に臨床で学んだことは、「体全体の痛みは、脳内で起っており、痛みは、実は身体ではなくって、脳で感じている」というものでした。

ですから、鍼の刺激で脳から、ベーター・エンドルフィンが分泌されたということで、すでに脳は痛んだ自分自身の脳のある部分を、自分自身の力で修復していることになるのです。それを私たちは、「自己免疫力」とか「自然治癒力」と呼んでいるのです。

でも、もうひとつ、いえることがあります。それは、私たち人間の身体は、ひとつの物体でもあります。物体には、いかなるものにも、「波動」というエネルギーが生じています。特に東洋医学では「陰陽五行」といって、太陽や月、それから、木・火・土・金・水といって、地球上に存在する、5つのエネルギーのエレメントが、私たちの自然環境やからだ全体を支配しているのです。はり治療においても、理屈は同じなのです。はりという、金属による高いエネルギーが、私たちのエネルギーに影響を与えるのです。

通常、正しいエネルギーというものは、右回転をします。ところが神経や筋肉に痛みをともないような場合には、エネルギーの回転は左回転になります。つまり痛みの患部は、左回転のエネルギーが、「メビウス」を描いているのです。メビウスというのは、実は永遠という意味です。ですから、痛みが、治療しない限り、永続的に続くのは、そういう意味からです。ところが、はりという金属のもつ高いエネルギーが、痛みの波動の、エネルギーの回転を正常な右回転に、ただちに変換してしまうというはたらきがあるのです。

こういう考え方は、まだ、教科書はもとより、どの本にも書かれてはいませんが、わたし自身は、こういう考え方をもって、患者さんの治療にあたっています。ですから、今まで使っていました「神経反射療法」とか、つい最近紹介しました「アーキュパンチャー・エネジー・トリートメント」という、わたしが名付けた、名前の名称は、こういう考えがもととなっているのです。ちょっと、難しいお話しになってしまいましたが、これが、わたしが答えられる「鍼は、どうして痛みに効くのですか?」の最新の答えであります。
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037.gif 八倉治療院「開院8年目を迎える」

今月、6月1日は、わたしの60歳誕生日でした。つまり「還暦」という、ひとつの大きな節目の年です。これでわたしも「十干十二支」の「暦」の世界を一巡したわけです。それと、更にそれより大きなことになりますが、八倉治療院の「開院8年目を迎える」年となりました。最初は、「石の上にも3年」を目標にしました。また、ある先輩の話しから、「開業しても5年位が辛抱だね」という言葉と、5という切れのいい数字を、目標にしたこともあります。そして、やはり、八倉治療院の8という数字は特別な、スペシャルなので、この8年目というのは、わたしにとっても大きな目標でした。この一年が無事に過ごせれば記念すべき「8周年記念日」を1年後には、お祝いできるのではないかと思っています。

人は誰でも、進歩向上を目指す生き物だと思っています。ましてやこの仕事を「ライフワーク」と考えているわたしですから、この1年「8周年記念」を、「特別な目標を持って取り組めたらいいなあ」と思っています。それで少し、わたしなりに考えたことがあるんです。それは、実は治療をしている時に、何人かの患者さんとお話ししていた時に、患者さんが、わたしにいってくれた言葉がきっかけとなりました。それは、実にわたしにとってありがたいお言葉でした。「先生、先生は後継者は、どのようにお考えですか?先生の治療技術が、先生一代で終わるなんて、もったいないですよ」わたしにとっては意外でした。全くそれまでのわたしには、考えてもみなかった言葉だったからです。そうですよね。このままでいけば、わたし一代で八倉治療院は、終わってなくなってしまいます。でも今までは、必死だったんです。「どうしたら、患者さんの痛みや苦しみを、少しでも楽にしてあげることができるのか?」「どうしたらこの仕事で食べていけるだけの現金収入を得られるだろうか?」そういうことばかりを考えてきて、いっぱいいっぱいの7年間だったからです。

それが、患者さんから、そんなご心配までいただけるようになったのですから、正直いって嬉しいです。またある患者さんから、「先生は3月はいつも、ハワイに行かれてしまうようですが、向こうに行ってしまわれるんじゃないかと、心配していました。これからも、わたしが生きている間は、先生に診てもらえるんでしょうか?」こんな嬉しいどころか光栄なお言葉もいただけるようになったのです。「はなむけ」の言葉としては、これらは、最高のプレゼントだとわたしは、痛感しました。でもそれと同時に、あることを頭の中で考えたのです。「わたしは、この仕事で、『治療の世界』で何か、自分なりの何かを残してみたい」そういうふうに考えはじめるようになったんです。

わたしには、スペシャルといえるものがあります。それは、「治療法」です。まだ、患者さん以外は、誰も知られていない。ヒナをかえすまでの、親鳥のお腹の下にかくされた、卵状態のものですが、気の早いわたしはそれに、命名したんです。「神経反射療法」というのが、わたしが独自で編み出した「治療法」です。でも3月にハワイに行って、少し外国の知人たちに治療をさせてもらった経験から、自分がやっている治療を、海のむこうの人にも知ってもらいたいという気持ちが起りました。そして、わたしの新しい治療法である「神経反射療法」というのを、英語バージョンに置き換えたらどういう言葉がふさわしいのか考えたことがあるんです。それが下にある言葉でした。

Acupuncture
Energy
Treatment



わたしが行なっている治療を、外国にいる人にも理解してもらうとなると、やっぱりこういう言葉でご紹介するのが最もわたし自身ピッタリするような気がします。わたしの治療の特徴は、わたしなりの言葉で簡単に紹介するなら、「神経の反射を通して脳を治療することです。それと同時に、あるイメージを持って治療にあたっています。それは、物体も人間の身体も形があるものすべてが、エネルギーをもっている。そのエネルギーの交流の異状を正常なものにすること、それがすなわちトリートメント(治療)なのです。ですから、わたしの治療法として名付けた「神経反射療法」というのは、「アーキュパンチャー・エネジー・トリートメント」という名前を同時にもっている治療法だといえるのです。

もともと「氣」というのは、目に見えない「生命エネルギー」のようなものでした。それを鍼という金属のもつ高いエネルギーの力とパワーを借りて、エネルギーの回転を「負」から「正」の回転に呼び戻す。気の流れを正しい交流にもどす。そういうことを、鍼灸師や治療家の方々は、口には出しませんが、治療のイメージとしては、それに近いもをもっていたはずです。ですから、この「Acupuncture Energy Treatment」というものが、特別新しいものであるとはわたしは思っていませんが、イメージとしては、わたしの頭の中には、こういう感じが、かなりピッタリ来る言葉なのです。

問題は、こういう言葉は、もうわたしの頭の中には、はっきりしたイメージとしてあるので、この言葉をこれからどのようにして、「『治療法』として成熟して、治療家の仲間に紹介していくか?」そこがこれからの課題になるのかなって思っています。もしわたしのこの記事をご覧になって、実際はどのようなものなのか?わたしの治療の実際を、「知りたい」という方がいらっしゃいましたら、いつでも「八倉治療院」までお越し下さい。わたしは、いつでも、これから機会があれば、わたしの治療法を、紹介していこうと思っています。具体的にどのようにこれから発信していけばいいのか、まだ、よくわかりませんが、これを見てくれた方々の貴重なご意見を聞かせてもらえれば、非常にありがたいことです。これからもどうぞよろしくお願いします。
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