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emoticon-0128-hi.gif陰陽は正負のエネルギーのバランス


男と女。親と子。こころと身体。昼と夜。病気と健康。生と死。この世とあの世。これらはすべてが、陰と陽です。およそこの世にあるものが、ほとんどすべて陰と陽に対比できるのではないでしょうか?似ている共通点がありながら、その反対のもの.それが陰と陽だと思っています。

わたしは、今は東洋医学を仕事としていますが、その前は東洋哲学に興味を持ち、孔子や孟子、老子や荘子などは、大変興味深く勉強しました。その甲斐があって、東洋医学を勉強し始めたころは、何の抵抗もなく、根本の考え方を理解することができましたので。それが治療にも、大いに役立っています。

陰陽で大切なことは、「世界は、ほとんどすべて陰陽で大別されていること」それから、「万物は、絶えず変化することで生命が存在すること」などなどです。こういう考え方は、論理や定義や証明を大切にする、西洋哲学では、あまり見られないことなのです。ですから、「自然」を根本にした考え方の東洋医学は、哲学的ではあるのですが、西洋哲学のように「科学的」とはいえないのです。

例えば、自律神経の働きを、「交感神経モード」と「副交感神経モード」に分けます。これは陰陽の考え方です。実は、大方の治療は、偏った「交感神経モード」を「副交感神経モード」にしてあげることなのですが。本当は、人間の身体は、働く昼間は「交感神経モード」それから、休息の夜は「副交感神経モード」になることが望ましいのです。どちらかがいい状態と決めつけることはできません。

それが上手くいかなくなった時に、症状や病気が始まります。だから、治療してあげることで、その切り替えがスムーズに行なわれるようにしてあげることが、目的なのです。およそものにはすべて正負のエネルギーがあります。それは自然の移り変わりや、成り行きを見ていればわかることです。ですから、人間の身体も、自然のひとつに過ぎませんから、エネルギーの変調が、こころや身体の変調となって現れるのです。

ですから治療者は、そこのところをしっかり押さえて、指圧でも鍼灸でも治療にあたらせてもらうことが大切なのです。また、陰陽は、難しいようですが、実は、とてもシンプルです。でも、宇宙の法則であることも事実で、とても深淵なものでもあります。患者さん自身も、あまり、頭で決めつけてしまわないで、バランス感覚を養うことも大切なのではないでしょうか?
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emoticon-0128-hi.gif老化は下半身からというけれど

よく「老化は下半身からというけれど」確かに、それはあたっていると思う。わたしは温泉が大好きなので、暇を見つけては、近くの日帰り温泉によく出かける。行けば、職業柄、「健康観察」は、自然にいつも普通にやってしまう。「この方は、姿勢が悪いな。歩き方が、おかしいな」そういうことは日常茶飯事のように行なってしまう。

今日も、温泉客の動作を見ては、やっぱり「老化は下半身から」という言葉を思い出した。確かに、マトを得ている言葉だと思う。本当に温泉にくるシルバーエイジのお客さんは、下半身が実に、動きが悪い。硬さが非常に目立つ。これは、実は、神経痛があるからなのである。

大概の歩き方がおかしい場合は、腰痛や脊柱管狭窄症など何らかの理由で腰を痛めており、座骨神経痛か大腿神経痛が見られる。足を引きずるような形で歩く場合は、座骨神経痛。膝がいかにも辛そうな場合は、大腿神経痛であることが多い。こんなふうに姿勢や歩き方など見れば、大体の身体の症状や、どこが痛いのかが、いやが上でも自然に見えてくる。

ところで「座骨神経痛」という響きは、何か年寄りくさいような響きがあるらしい。治療院に見える20代くらいの若い患者さんも、実はこの「座骨神経痛」の症状を持っていることも多いので、痛みの原因は「座骨神経痛ですね」と教えてあげると、「ええ、座骨神経痛ですか?」と返される。

若い患者さんからすると、なぜか、「座骨神経痛は老化を連想するらしいのだ」確かに、そういわれれば、わたしも若いころは、そんなふうに感じていたかもしれない。でも、治療家になった今、腰痛が慢性化すると、神経の痛みとなって、神経痛が生じることがわかっている。だから、決して、「老化は下半身からというけれど」必ずしも、「座骨神経痛」が老化だとは言えない。

だが、もし正確に言うなら、「老化は、若いときから始まっている」ただ人はそれに気づくかどうかである。シルバーエイジも自分が「座骨神経痛」になりたくてなるわけではない。でも、一方では、老化は、また、下半身に表れやすいことは確かなので、ふだんから、自分の姿勢や歩き方には、気をつけてみるようにしたいものだ。

また、いくら若いからといって、自分の身体や健康に過信するのはよくない。老化は若いころから始まっているという事実を受け止め。普段から健康には気を配り、若いころから、悪いところがあれば、しっかり治すようにしていかないと老後は厳しい病気との闘いになることを覚悟すべきである。
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