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emoticon-0128-hi.gifやさしい鍼治療の切皮は、か~るくチョンチョンとね

鍼の治療は、いつも自分が患者さんにやるだけではダメなんですね。やっぱり、時には人にやってもらうことも大切なんです。わたしもこの前、ある鍼灸師さんから治療をやっていただきました。その時に感じたことなんですが、「切皮(せっぴ)」って強すぎるとすごく痛いんですね。改めて知りました。

実はなにを隠そう、わたしは皮膚が敏感な方で、手荒く「切皮」をされると、痛くて痛くて仕方がないんです。だから、普段の治療でも、なるべく「切皮痛」が起こらないように、すごく神経を使っている方だと思っていました。ところが、いつも一方的に鍼をうっていますと、やはり忘れてしまうみたいなんです。

人間の身体には、わかっているだけで、361穴のツボがあるわけで、そのひとつひとつをていねいに鍼灸師は探して鍼をうつのですが、ツボの下には、感覚神経の先端に受容器といって、刺激を敏感に感受するセンサーの働きをするものがあるわけなんです。だから、鍼管まで必要以上にトントンとたたかれると、刺激が強すぎて痛いんです。

だから、鍼灸師は、なるべくやさしく、鍼柄といって、鍼を摘んで持つところ(プラスチック)などで特別につくられた頭の部分だけを、か〜るくチョンチョンと触れるような感覚でたたいていかなければならないんです。

そうすれば、患者さんには、いつ切皮がなされたのかわからないうちに、「ひびき」だけを感じていただくようにする。そうすると、「切皮痛と響きとは違うんだ」ということも含めて、もっと、患者さんに鍼灸治療というものを理解してもらえるような気がするんです。

実際には、言葉で説明するだけではわからないと思うので、実際に鍼治療というものを経験していただかなければなりませんが、鍼灸師が、なるべくやさしい鍼灸治療を行うためには、すごく、患者さんの立場に立って、気遣っているんだということを理解していただければ、嬉しく思います。
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emoticon-0128-hi.gifプレジデント「医者自身が病気になったら治療拒否したいケース30」に思う

【4】拷問に近い・吸引
口の奥にチューブを入れて唾液や痰を吸引する。患者さんに苦痛を与えて咽せさせたところで痰を吸引する場合もある。「拷問に近い。絶対やりたくない」。


30のケースがある中で、わたしが一番目を引いたのは、このケース4。多分、多くの方はこれがどんなもので、どうしてこういうことが行なわれるのかその意味も知らないのではないかと思う。

吸引させるというのは、もはや患者さんに、唾液や痰を飲み込む力が失われているからである。つまり飲み込む力がないということである。ではどうして飲み込めないかといえば、嚥下筋(えんげきん)=飲み込む筋肉が働いていない。つまり、嚥下筋を働かせる神経や脳の働きがすでに失われているからである。

嚥下筋の機能を失うことは、直接、生命に関わることなので、おそらく多くの患者さんの家族は、拷問のように辛そうであることを分かっていながら、目の前にある生命の灯火を消してしまうことは、まず考えられないことではないだろうか。

しかし、このような患者さんは、たぶん、ほとんどが脳梗塞を起こしており、喋れないし、意志を伝えることができない。こうなると、多分、この患者さんは、嚥下筋だけではなく、全身他にもいっぱい、脳や神経の死が始まり、動けない、喋れない。もちろん食べれない。栄養も何にもない点滴だけが、かろうじて、生命の灯火を維持しているだけなのである。

もし、医者が、このような事態をはっきり、患者さんの家族に伝えていれば、おそらく判断は変わっていたかもしれない。一体この時の医療の役割は、何なんだろうか?患者さんを苦しめ、見守るその家族を苦しめる。1ヶ月も、助かるという希望もない患者さんに点滴や、辛い吸引を施すことは、もはやそれは医療ではないだろう。

QOL(クオリティー・オブ・ライフ)という言葉が、浸透しはじめて以来、終末医療のあり方も見直されはじめている。でも現実は、まだまだで、ほとんどが、医療に未知な患者さんの多くは、事態が、よく分かっていないことが多い。だから、医師は、どんなに忙しくても、患者さんや、その家族に、患者さんの容態を詳しく、分かりやすく伝える必要がある。
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emoticon-0128-hi.gifプレジデント2013年6月17日号「医者自身が病気になったら“治療拒否”したいケース30」より

 医者は自分では絶対に避けるような多大な困難をともなう治療を患者に施術することがある。私たちは病気になって焦る前に考えておかなければならないことがあった。

 ※第一回「なぜ、医者は自分では受けない治療を施すのか」

■医者自身が病気になったら避けたい事例30

 ※複数医師への取材をもとにプレジデント編集部構成。「」内は、断りがない限り萬田緑平医師の発言。

 【1】余命数カ月で尿管ステント
尿管に入れるチューブ。挿入後、チューブが詰まってしまうことがあり、数カ月ごとに入れ替える必要がある。「数カ月単位の延命ならば検討する」。

 【2】話の要点がわからない医師
手術失敗など訴訟の俎上にのぼりやすい外科医と違い内科医は、治療・投薬と結果の因果関係が外科ほどはっきりしないので、治療の説明をより明確にすべき。

 【3】疲労を蓄積・人工透析
腎臓が機能しなくなったときには必要な治療だが、週に3回、4時間かけて行うので精神的・肉体的疲労が大きい。「1年以上延命できるならば検討する」。

 【4】拷問に近い・吸引
口の奥にチューブを入れて唾液や痰を吸引する。患者さんに苦痛を与えて咽せさせたところで痰を吸引する場合もある。「拷問に近い。絶対にやりたくない」。

 【5】90歳を超えたら病気を治さない
90歳で検査をすれば何かの病名がつくだろうが、治療のリスク、検査の負担も考慮し、よほどのこと以外は自宅でゆっくりしたほうが元気で長生きできるのではないか。

 【6】急性疾患でない胃ろう
お腹に穴を開けてチューブで胃に栄養を入れるが、チューブをぶら下げずに済む。「急性疾患などで意識がはっきりしている状態ならお願いするかも」。

 【7】軽い病気で大病院
少々の熱が出たぐらいで、大混雑する大病院にいくのは避けたほうがいい。近くのクリニックで十分だし、そこで何かが見つかればすぐに適切な病院を紹介してくれる。

 【8】検査大好き病院
患者負担を考えず、不必要な検査を繰り返す。少なくとも、「第一の検査では、この部分がわからなかったので、次の検査をします」(内科医)といった明確な説明が必要だ。

 【9】外科医の手が不器用、すぐキレる
全身麻酔をすると、手術室で何が起きているかはわからない。医者は自分が手術を受けるときは、信頼に足るか(手は不器用ではないか、すぐキレたりしないか)を下調べ。

 【10】薬の量が杓子定規
たいして詳しく診察したわけでもないのに、やたらと出す薬が多い内科医がいる。患者の年齢や体質、病歴は千差万別。患者を正視しない思考放棄医師の危険性あり。

☆以上の記事はプレジデント2013年6月17日号より抜粋引用させてもらいました。次回のブログに感想を述べさせてもらいます。
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