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梅の木から梅干しはならない

師匠は、いつも、おお真面目な話しをされているのですが、時々、その比喩表現が、面白くて、お電話中でも、吹き出してしまいそうなときがあります。この例えは何を意味しているか、わかりますか?

わたしはすごく単純ですから、最初は、本当に梅の木から、梅干しがなっている光景を想像してしまって、おかしくなってしまい。吹き出してしまうのを必死でこらえていました。でも、これはすごい深い例え話しだったんです。

よく師匠は、「ところで、知識と知恵の違いは何ですか?」と私に尋ねられたことがあります。わたしは、毎回、「うん待てよ、これは、前にも一度師匠から、訪ねられたことがあるぞ、何だったけ?」しばらく自問自答しますが、正直いって、いつもわたしは即答できません。

梅の木は、毎年春になると、梅の花が咲き、その花が終わる頃には、木には、丸い小さな実がなります.これが、梅の実です。でも梅の実がなったとしても、これを、そのまま、食べることはできません。想像しただけでも、口の中は、酸っぱくって唾液でいっぱいになり、思わず、吐き出しそうな光景が目に浮かびます。

ところが、あのおにぎりに必要な梅干しは、もとをただせば、この梅の実なんですよね。もうここまで、解説すれば、わたしのように鈍い方でも、もうおわかりだと思います。そうなんです。これは、「知識と知恵の違いは何ですか?」という答えでもあるわけです。

師匠にいわせれば、「いくら知識があったって、人の生活に役に立てるものでなければ、意味がない。人の生活に役立って、活かされてこそ、初めて知恵となるのだ」と言うことをわかりやすく例えてくださったんだなあって、わかるようになったんです。

世間では、頭のいい人と言うのは、山ほどいます。その人達の知識や情報量というのは、膨大で、どうしてこんなことまで知っているのか、驚かされることがいっぱいあります。でも問題は、それがどのように使われているかと言うのが、すごく重要な問題なのです。

もしその知識が、いい方に使われれば、人々の役に立ち、そのことで、楽になったり、幸福を呼ぶものであれば、それらは知恵です。でも、知識というのは、使いようで、悪い方に使われれば、人々を脅かし、不幸に導いてしまうということは、いくらでもあるのです。そうなってしまったら、もうそれは、知恵とは言わないのではないはないでしょうか?

梅干しについて、改めて再考してみました。おにぎりやお弁当に入った梅干しは、ご飯が腐らないような、防腐剤にもなりますし、あの風味は、日本人の食生活には欠かせない、昔から懐かしいお母さんの味です。それから、毎日、ひとつ食後に食べられる方は、それが、毒消しになっていることを、よく心得られている方なのです。

このように、ただの梅の実が、食品として、また、長寿を全うするお薬にもなること、それが、「知恵」なのです。医療も、それと同じなのです。人を生かすも殺すも、その人の心掛け次第、考え方次第で、活かすことも殺すこともできてしまいます。でも活かしてこそ、その知識は、知恵として生まれ変わるものなのです。

師匠の「梅の木からは梅干しはならない」という比喩表現は、それだけでも、すごく面白いお話なのですが、根底にそういう深い意味が隠されていたのです。でも、わたしは、このお話が、意味するところは、更に深く意味があるのだと思っています。

梅の実が、梅干しに作られるためには、長い年月という時間が必要です。特に、熟成された梅干しは尚更です。何でもそうですが、大切なもの、大事なもの、人々の役に立つものは、一朝一夕には誕生するものではありません。人物も同じなのです。苦労して経験を積み重ねられてこそ、誕生できるものなのです。多分、わたしの師匠は、そこまで意味を込めて、「梅の木からは、梅干しはならない」と仰られたのではないのかと思われるのです。
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膝痛の大半の原因は大腿神経痛、鍼なら、さほど痛くなく治療が可能です

腰痛で悩んだり苦しまれている方は、多いと思います。しかし痛みが膝痛になると、結構、重症であることは間違いがありません。腰痛くらいなら若い人でもほとんど誰もが経験があります。でも膝痛になると、仮に高齢者の方でも、そんなに経験されている人ばかりではありません。

膝痛は、もとをただせば腰痛から始まっていますが、腰痛が、慢性化したり重症化することで、神経痛が生じるのです。神経痛といえば、「座骨神経痛」が、有名ですが、もうひとつ「大腿神経痛」というものがあります。単独で、座骨神経痛にならられる方もいますが、大腿神経痛ともなれば、座骨神経痛も一緒に伴っているのが普通です。そういうことからいっても、大腿神経痛の方が、重症度は高いと言えます。

じゃあ、大腿神経痛とは、どういうものか、その特徴を簡単にお話しします。大腿神経痛とは脚の付け根、特に鼠径部から、太腿の内側から膝の内側にかけて、痛みをともなう神経痛です。特に、膝を曲げたり、伸ばしたりという運動が苦手になります。ですから、洋式トイレなどは大丈夫なのですが、和式のしゃがんだりするトイレは、大変つらい、姿勢を強いられることになるので、時には拷問のようなつらさを感じることがあります。

それから、大腰筋の筋肉が停止する鼠径部や脚の付け根の部分が、痛みます。ですから、身体を横向きに寝かせ、下の脚の付け根の部分を指圧してあげると、思わず、叫び声をあげたくなるくらい、激痛が走ります。

また、大腿神経痛の患者さんを仰向けにして寝てもらうと、人によっては、両脚が閉じられない人も見られますが、これも大腿神経痛に間違いありません。これは、インナーマッスルと言われている大腰筋の拘縮が見られるため、伸ばすことが、難しくなるために、両脚をしっかり閉じることができないからです。

大腿神経痛は、もとは首こりや腰痛から始まっているので、左足の膝から痛みが始まります。膝痛の始まりは、ほとんどの場合左足からです。でも更に、膝痛が、慢性化したり重症化してくると、今度は、右膝も痛みはじめ、両側化してくるのです。もしあなたが、右膝が痛い人であるならば、この場合に該当していますから、重症の大腿神経であると言えますから、両方の膝を治療しなければなりません。

最後にもうひとつ、これは、仮に治療家であっても、ご存知な方は少ないので、簡単には、見つけらえませんが、膝が痛む方は、同時に肘も痛んでいます。もし仮に左の膝が痛む人は、右肘内側が痛んでいます。また、右膝、もしくは両方の膝が痛んでいる方は、左肘と右肘の両方が痛んでいることになるのです。これが人間の身体の大変に、面白いところで、人の身体というのは、全部がひとつながりでできているという証でもあるのです。

これから先は、患者さんというよりは治療者向けのお話しになりますが、興味がある方は、どうぞご覧になってください。鍼治療は、いくら膝痛で来院された患者さんでも、全く、痛む膝を何も触らなくても治療が可能なのです。

わたしのやっている八倉治療院では、開院した当時から大腿神経痛の治療に取り組んでまいりましたが、ほとんど指圧を用いて、痛む膝を治療していました。もちろん、痛んでいる筋肉や、治療部位を外さなければこれでも、治療は可能です。必ず治るとはいえませんが、良くなるお約束はできたのですが、治療にあたって、痛みが大きく、どんな患者さんでもお奨めできるものではなかったのです。

ところが、治療に鍼を使用することによって、治療時間をあっと驚くほど短縮し、治療に伴い痛みも、圧倒的に減らすことができるようになったのです。これで、治療する側のわたし自身が、膝痛並びに大腿神経痛に対する考え方が、全く変りました。でも中には、極まれに、「膝痛って治るんですか?」ていわれる患者さんもいらっしゃいます。

その時には、いくらか自信を込めて、「大丈夫、きっと治りますよ」ってお答えさせてもらっています。でもこれはあくまで、痛みの原因が、運動器系の、関節や筋肉や神経の問題であった場合に限ります。膝痛でも、これが、腎臓や生殖器系の問題であった場合も考えられます。そうなった時には、それらの専門医のお世話にならなければダメなときもありますが、骨に異状が見られない場合の運動器系の問題からくる膝痛であるならば、ほとんど、私どものような鍼灸治療を行なっている治療院で治療が可能です。

でも、膝痛は、その運動器系の病気や症状ではありますが、重症であることには代わりはありません。鍼灸師であっても誰でも治療が可能であるわけではありません。また、症状も初期であれば、早く治りますが、重症化したものであれば、治療期間もそれなりに長くなることだけは、覚悟してください。もし現在、膝痛でお困りの方、治療を諦めたくなる気持ちはよくわかりますが、簡単に人工関節などの手術は考えないでください。まずは、治療できる鍼灸師がいる信頼できる治療院を探してみてください。それが、後から後悔しないための大切な第一歩です。
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手首、足首、腰首、全部身体は、首がネックです

いくら患者さんが、足首が痛いといって見えても、足首ばかり治療しても、ちっとも良くは治りません。足首が痛いといったら、手首、足首、腰首といって、首と名のつくところ全部が痛んでいるからです。ですから、足首に捕われないで、首から、腰から足首まで、全部ていねいに治療していかなければならないのです。

「急がば回れ」っていうことわざがありますが、治療の世界も全く同じなんです。患者さんは、部分的に痛いところしかわかりませんから、足首が痛いといえば、足首だけが、痛んで悪いのだとしかわかりません。でも大抵は、首から、腰から、腕や足まで全部痛んでいることが普通なのです。

じゃあどうして、「足首だけが痛むの?」ということになりますが、それは、人の身体の仕組みがよくわかっていないからなのです。「痛み」というのは、そもそも、その方に気づいて欲しいから起こる現象なのです。ただ、痛みには性格があって、一番痛むところ、一番つらいところしか、教えてくれません。つまり、わたしたちの身体というのは、痛みは、意図的に優先順位を付けているのです。

わたしは、これは神様の「ご慈悲」だって思っています。全部痛いと感じだしたら、もう辛くて辛くて、何もする気が起きなくなってしまいます。だから、一番痛いところ、その人が、最優先に(治療して)助けて欲しいところだけを、「痛み」として教えてくれるのです。つまり、痛みの2番手や3番手は、一時的に影を潜めて隠してしまうわけなんです。

ですから、治療者が治療をしていくと、どんどん痛む箇所が変っていきます。また、治療中も、「あれ、わたしは、こんなところも痛かったのかな?」って、改めて自分の症状に気づくことが多いのです。

でも首というのは「ネック」という言葉が意味するように、すごく大切な治療部位であるとも言えます。わたしは、「ぎっくり腰」で見えられた患者さんにも、横向きに寝かせておいて、ほとんど腰は、治療しません。鍼だって、数本打つだけで、ほとんど刺しません。じゃあどこを重点的に治療するかといえば、やはり「首」なんです。何十本と鍼を打っていきますが、そのほとんどが首か肩なのです。

だから、もしかしたら、患者さんから見たら、「あれ、わたしは、ぎっくり腰でここに来たのに、どうしてこの先生は、腰に打たないで、首肩ばかり、鍼を刺しているのかなあ?」って不思議に思うかもしれません。でもそれで正解なのです。

「腰首」の痛みは、「首」と繋がっています。ですから、わたしが、「首」を治療していても、実はそれは腰を治療していることでもあるのです。つまり人間の身体というものは、全部がひと繋がりでできているからなのです。特に「首」は、「ネック=問題」です。この部位は人間の身体の中で、最も大切な治療部位でもあるのです。逆に言えば、ここをしっかり押さえて治療することで、いろんな部位の痛みや症状を治していくことができるのです。

わたしの知る限りでは。頭痛、偏頭痛、めまい、ふらつき、耳鳴り、難聴、眼精疲労、視力の低下、顎関節症、顔面神経痛、噛み合わせの問題、など多くの症状が、改善されると言うことを経験させてもらいました。やっぱり、首はネック=問題だったのです。ですから、今でも首の治療は、最重点部位となり、最もていねいに治療します。

多分患者さんの多くも気づかれていると思います。首が硬いなあ。首がつらい。首が上手く回らなくなった。そういうことが自覚できるうちに治療院への受診をお願いします。何でもそうですが、治療は早いうちにこしたことはありません。

何よりも、患者さん自身が、苦しまないですみます。そうして、身体が楽になった後に考えて欲しいことがあるのです。「どうして、わたしは、こんなにつらい状態になってしまったのかな?」って。それに気づくことが、病気を治療するうえで最も大切なことなのです。
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温泉療法は、免疫力を高める鍼灸治療によく似ている

温泉好きにはたまらない季節がやってきました。わたしも温泉が大好きで一年中温泉に出かけていきます。多分、一週間に2回くらいは必ず出かけますね。ところで、温泉って、どうしてあんなに人気があるんでしょうね?わたしの近くにある、川根温泉とか、田代の郷温泉(伊太和里の湯)なんかは、毎日、すごい人で賑わっています。

これは、もうずっと昔の話しなんですが、一度だけ、治療が終わって師匠が、わたしを温泉に連れて行ってくれたことがあるんです。湯船につかりながら、「どうして温泉てこんなに気持ちがよくって人気があるかわかりますか?」っていって、教えてくださったんです。

わたしも、同じ気持ちだったので、すごく師匠のお話に興味を持ちました。「温泉はね、どこの温泉でもそうなんですが、マイナスイオンが豊富なんですよ。だから、すごく身体をリフレッシュすることができるんです。気持ちがいいなって誰もが感じられるのは、そういう理由からなんですよ」なるほどなあって、すごく納得してしまいました。

それにしても、昨日お話しさせてもらいました「陰陽五行」から見ても温泉というのは、立派な地のエネルギーなんですね。地のエネルギーは、「五行」のエネルギーから見ると。火のエネルギー、土のエネルギー、水のエネルギー、そして、金(鉱物)のエネルギー。それから、温泉はほとんど、木が多く繁った自然環境の中にあることが多いのでグリンシャワーの木のエネルギーまで、陰陽五行の全部のエネルギーを取り込むことができるのです。

いくら温泉好きの人でも、そんな細かい理由なんて、知るはずもありませんね。ですが、わたしたちの身体は、しっかりそういうことを知っていて、無意識に、こころや身体を癒し、生命エネルギーを充電しているのです。自然って、もともとは神様がつくられたもの、だから、神様の慈愛がこういうことまで、隅々に行き渡っているのです。

よく昔から、「温泉療法」という言葉を聞きますが、効能がある温泉では、昔から、積極的に湯治が盛んに行なわれていました。これは、お湯で身体を温めて、代謝を良くしたり血液循環を良くすることで、自然治癒力を高めることができるのです。それでなくても、現代人は、ストレス社会に生き、劣悪な自然環境の中で生活していますから、免疫力は低下しており、病気になる人が多いのです。

そのために温泉は、まさに「いのちの洗濯」であったり、「現代のオアシス」といえるのではないでしょうか?でも皆さん、これって、わたしがいつも提案している鍼灸治療と同じです。やっぱり現代人の多くは、子供から大人やお年寄りまで、自分の力で免疫力を高めていくことが大切なのです。そこには、人間が作り出した科学や文明(機械)や薬の力は、そんなに必要はないのです。自然は、すべて、わたしたちに必要なものを備えてくれています。わたしたちの身体も同じなのです。

フランスのジャンジャック=ルソーは言っています。「自然に帰れ」って。もう一度、自然について考えたり。医療としての温泉療法や鍼灸治療も見直す時期に来ているのではないでしょうか?免疫力を高めることこそが、病気に負けない健康な身体を作ることになるのです。
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暦の一週間は、陰陽五行となにか関係があるの?

東洋哲学や東洋医学を勉強されていくと「陰陽五行」という言葉に出会います。普通は陰陽五行というのは、東洋医学では、宇宙のエネルギーということで理解されています。もし興味がある方は、わたしのブログの中に、「陰陽五行」というカテゴリがあります。もしよろしければ、他の記事もご覧になっていただけると、この記事がより一層理解できると思います。

さて暦の一週間というのは「日・月・火・水・木・金・土」の曜日のことです。

「日」は、太陽のことですから「陽」を示します。
「月」は、月のことですから、「陰」を示します。

この二つで「陰陽」のことを示しています。また、暦には、「太陽暦」と「太陰暦」があって、それぞれ、太陽を中心に地球や月の動きや満ち欠けなどが、暦のもとになっていることも知られています。

「火・水・木・金・土」の曜日は、それぞれ何のことかは説明は入りませんが、「五行(ごぎょう)という、宇宙のエネルギーを示しています。そして、また、地球以外の太陽系の惑星の名前でもあります。つまり、陰陽五行というのは、宇宙そのものであり、宇宙のエネルギーそのものだといっても過言ではありません。こうして、陰陽五行の一週間という時間を過ごさせてもらっているわたしたちは、実は、意識しているかどうかはわかりませんが、しっかり、陰陽五行の宇宙や世界観の中で生活させてもらっているのです。

皆さんは。「もし宇宙の中に太陽がなかったら?」って考えたことはありますか?もちろん、人間をはじめ、この世に存在するあらゆる生命は、生きていくことは不可能です。陰陽自体が、宇宙であり、生命であり、世界のすべてなのです。実は、五行も同じなのです。全部が自然界のエネルギーと考えてください。これらのエネルギーが、ひとつでも欠けてしまっても、世界は、破滅してしまって、人類の存続もあり得ないのです。

では、その陰陽五行がどのように医療に関わっているのでしょうか?東洋医学では、よく「氣」という言葉が使われます。「氣=気」というのは、「エネルギー」のことですが、「陰陽五行」は、すべて自然界のエネルギーということなのです。

鍼灸師であるわたしは、この中の「金・火・水」のエネルギーを積極的に治療に使わさせてもらっています。わたしの治療に欠かせないのが鍼ですがこれは金属のエネルギーによって、患者さんの患部のエネルギーを一瞬で変えてしまうほどの力があります。また、お灸ですが、材料のもぐさは、よもぎの葉なのですが、エネルギーとしては、火がとても重要なのです。

また、「水」ですが、治療に使われるものは、「ゼロ磁場水」が用いられます。これは、皆さんがご存知のパワースポットでよく、持ち帰えられるお水のようなものと考えてください。エネルギーというものは、転写する性質があります。パワースポットは、まさに陰と陽のエネルギーがぶつかり合い、一見、普通の穏やかな様子であありますが、そこ内在するエネルギーには、すごいパワーが秘められているので、治療に用いることが可能なのです。

いろいろお話しさせてもらいましたが、このエネルギーのお話は、一度お話しはじめさせてもらったら、なかなか簡単に終わるものではありません。また機会がありましたら、いつか小出しにお話しさせてもらおうと思っています。

ただ、「陰陽五行」というのは、わたしたちの生活に必要な暦や時間などを操り、また、東洋医学では、わたしたちの身体のエネルギーまでもコントロールする力をもったすごいものなんだということを知っていただけたら、今回のわたしの記事は、お役に立てていただけたのではと思っています。
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病気は、若い人ほどよく治る

治療に年齢は関係ないと思います。誰だって、健康で快適な生活を願っているし、できたら病気やつらい症状は避けたいものです。年齢に関係なく誰でも健康生活を営む平等な権利を持っているはずなのです。

でも治療する側の本音を申しますと、治療をはじめられるなら、なるべく若い方を歓迎したくなるものです。なぜなら、治る.良くなる。その速度が、全く違うからです。特に、症状が重いか軽いかは、あまり問題ではないのです。

問題は、身体に備わっている免疫力の高さの問題なのです。当たり前のことなのですが、年齢の若い方の方が、持ち前の免疫力は、高いはずです。わたしたちのような患者さんの免疫力を引き出すことで、症状の改善を図ったり、病気を治していく治療では、持ち前の免疫力の高さは、治療効果にすごい影響力を持っているのです。

治療者は、患者さんの治療をお引き受けする限りは、できることなら治って欲しいと願います。そういうことを願いながら、初診の患者さんを診させてもらうのです。もし仮に、これは、とても病気を治すお手伝いができないと思われるケースであれば、きちんと理由をお話しした上で、お断わりしなければなりません。それが、強いては患者さんを尊重することになると思うからです。

もし、できないことを、さもできるように希望を持たせてしまうようでしたら、治療者としての良心から背くことになるからです。治療者として「手を引くこと」を「リファー」と言いますが、もし自分がリファーすることで、抱え込まなかったら、もしかしたら、その患者さんは、また、新たに治療者に出会い治る可能性がうまれます。もしそれがなければ、また、新たにこの患者さんに、無益な失望感を与え無駄な時間をも費やさせてしまうことになるからです。

本当なら、治療に携わるものとしては、年齢が若く、症状もあまり重くない患者さんをより多く受けさせていただいて、どんどん治させていただくことが理想です。そうなれば、どんどん収益も高くなり、評判も上がり、治療院としての評判も上がるからです。

でも治療する側も人間ですから、「評判を聞いて伺いました。どうかわたしの病気を治してもらえませんか、どこに行っても良くならず、とてもからだがつらいのです」というようなことを聞けば、やはり心が揺れ動きます。また、それがお年寄りで、とてもつらそうな状態であればあるほど、なんとか楽にさせてあげられないものだろうか?と、ついに仏ごころのようなものが、出てしまうのです。

でも実際は、こういう患者さんは、はじめから苦戦はさせられることはじゅうぶんわかっているのです。わたしたちの治療の決めては、やはり、患者さんの持っておられる自然治癒力なのです。要するに、治しているのは患者さん自身の身体に備わっている免疫力に他ならないからです。

実は、本当のところを申しますと、それは西洋医学も、東洋医学も同じなのです。治しているのは医者でもなく治療者でもなく、患者さん自身に備わっている免疫力なのです。治療者はただ、それを上手くひきだすことができるかどうかに、手腕がかかっているのです。

医者も鍼灸師も本音を申しますと同じようなものです。免疫力がゼロに限りなく近づいているお年寄りも、潜在的にじゅうぶん備わっている可能性がある若い人達の方が好ましいに決まっているのです。でもそうも行かないのが、医療の世界です。いくら難しいだろうなって、わかっていても、例えわずかな治る可能性があるのであれば、お手伝いさせてもらいたいと思う気持ちがあることも確かなのです。

でもわたしたちのような治療は、一日にそう何人も診させてもらえるわけには行きません。だから、どうしても患者さんを制限することも必要になってきます。でもそれはあくまでも治療者の都合でしかありません。ですから、患者さんは、その点については考える必要は全くありません。

ただ、病気は、早いほど、また若い人ほど、早く良く治るということは、頭のどこかに入れておいて欲しいと思います。
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