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「風邪をひく時には、しっかりひく」これが一番の対処法です

正月が過ぎた1月2月は、本格的な風邪のシーズンです。学校は風邪のために学級閉鎖が行なわれたり、職場でも、風邪による早退や、欠勤なども多く見受けられます。電車の中も、街ゆく人々も、まるでマスクマンばかりが増えていき、風邪の季節の到来を日に日に感じられるようになってきました。

もし風邪をひかない人がいたら、それは素晴らしいことです.なぜなら、免疫力が高いことの証明でもあるのです。免疫力と言うのは地味ですが、このような時に発揮します。学校では卒業式の日には、皆勤賞という変な表彰が行なわれます。でもわたしは、皆勤賞と言うのは、今までは、こころの中では、どこかバカにしてきました。風邪をひかないと言うことが、非人間的な感じに受け取られたからです。

でも、わたしは、医療の道に進むようになって、初めてその意義が理解できるようになって、その価値がわかるようになりました。皆勤賞と言うのは、免疫力が備わっているからこそできる偉業なんだと言うことが、理解できるようになったのです。やっぱり、表彰してあげてもおかしくないくらい素晴らしいことなのです。

でもやっぱり、冬になれば、細菌やウイルスが、発生しやすいことは確かで風邪をひいいてもちっともおかしくはないのです。でも、注射や薬で、治したつもりになって、学校にいったり、会社に出勤したりする風潮は、あんまり好ましい対応とは言えないと思っています。

人は風邪をひく時には、熱が出ます。発熱、発汗がおこります。鼻水が出たり、咳が出たり、場合によっては、下痢や嘔吐が怒る場合があります。実は、注射や風邪薬は、これらの症状を抑えるためのものです。でもこれっておかしくありませんか?

人が発熱するのには理由があります。それは、風邪の病原である、最近やウイルスが熱に弱いことがわかっているから、退治するために敢えて発熱が行なわれているのです。発汗が行なわれているのは、最近やウイルスが退治された後に熱を冷ますために発汗が行なわれているのです。

また、発汗や鼻水や下痢や嘔吐には、共通していえることがあります。それは、排毒が、身体の中で行なわれているのです。身体は、代謝を高めるために、身体に余分なもの、決して有益でないものを体外に出そうとする性質があります。それが老廃物です。しかし老廃物は、ただいらないものというものだけではなく、いっしょに毒素も入れて体外に排毒しようとしているのです。

人間の生きていくために必要な働きを、「生理」といいます。だから、風邪をひくことでおこなわれている生理現象は、まさに人が生きていくために必要な生理現象といえます。でもその働きを、注射や薬で抑えたりごまかしたりしていたら、どうなると思いますか?身体を守ろうとして働いている免疫機能が狂ってしまうのです。一旦狂い出すと、もうなかなか元には戻らないのがわたしたちの身体なのです。あなたはどちらの道を選ばれますか?

風邪をひいたら、安静に3日間の休養が必要です。安静にじっと大人しく休養が取れれば体外の風邪は、免疫力によって、克服することができます。それが、実行できれば、風邪が治った後も、一度かかった細菌やウイルスには、二度とやられることがないという二度なしの「抗体」というものが、人の身体には備えられます。もう一度冒されたウイルスには、冒されることがないのです。

さああなたはどちらを選ばれる方ですか?それは、風邪をひかれたあなた自身の問題です。どちらをとるかは、あなたの自由です。でも、その選択は、今後のあなたの生き方に大きな違いをもたらすことは確かです。もしわたしに、いわせてもらえば、わたしなら、はっきり言わせてもらいます。風邪は、インフルエンザも含めて「風邪は、ひく時にはしっかりひけばいい」のです。3日間の安静が、いくら辛くても、あなたの何よりも大切な健康を現在と将来にわたって守り続けてくれるのです。免疫力=自然治癒力を高めることがなによりも大切なことなのです。
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患者さんの身体は、治療者のスキルを見極めている

わたしはこれまでの臨床の経験から、患者さんの身体が、治療に必要ないろんな情報を見せてくれていることはわかっていました。姿勢、歩き方、表情など、観察すればするほど、いろんな、問診ではわからなかった症状が見えてきます。もちろん治療自体が、患者さんの身体との対話のような気がします。患者さんの身体が発する声は、治療には極めて大切なものです。

ところで、わたしは、まだ治療とはどういうものかわからなかった頃。師匠に「こういうことで困っている患者さんがいるのですが、どうしたら治すことができるのでしょうか?」と尋ねたところ。「誰が治すのですか?」とよく聞き返されたものでした。「病気や症状を治すのは、患者さん自身の身体、更にいうなら、患者さんが持っている免疫力なのです。私たち治療者は、患者さんの免疫力を引き出すお手伝いをさせてもらっているだけに過ぎないのですよ」こんなふうにご指導を頂いてきました。

それからよく師匠が、こんなことをいわれたのも印象深く覚えています。「わたしたちが患者さんの身体を治していると思ったら大間違いなんです。患者さんの身体が、わたしたちに治させているのですよ」って仰るのです。この言葉は、治療者であるわたしには、とても大きな疑問を投げかけました。師匠の考えは、通常のわたしたちの考え方と全く正反対なのです。

ところが、長く治療という臨床経験をされた方には、不思議だなあと思うことがよくあります。実はわたしもつい最近、脊柱管狭窄症で、手術された患者さんなのですが、様々な症状を教えていただきました。わたしは、患者さんがいわれる通り痛みを感じられているところを治療していくと、やはり、痛みの箇所にはそれだけの筋肉の拘縮が見られました。もし仰っていただけなかったら、今までのわたしなら見逃していた痛みでした。

わたしには、何年も前に言われた「患者さんの身体が治療者に治させている」という師匠の言葉を思い出しました。やはり、わたしたちの身体は神が創造された小宇宙であり、完璧なものなのです。

それからわたしは、他の患者さんにもそういう痛みがないか治療中に試したところ、他の患者さんにも同じような筋肉の痛みが拘縮をともなってあることがわかりました。長年通っていただいている患者さんが、一様に、腰や臀部のある部分に痛みを訴えはじめたのです。これは、長年治療させていただいてきたわたしには、とても不思議な出来事でした。

これはどういうことかといえば、わたしが、治療者としてスキルがあがったことの証明でもあるのです。ようやく、わたしが、腰痛や神経痛が治療できることが、患者さんの身体が見抜いてくれたのです。そう考えると、何かいままで、疑問を持っていた師匠のお言葉も何か、頷けるような気がしてきたのです。わたしは、微力ながら、これからは、今まで助けてあげられなかった患者さんをもっと助けてあげられると思えるようになりました。
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