人気ブログランキング | 話題のタグを見る
029.gif8月のお休み

☆8月のパピーは、チワワです。この表情、たまらなく可愛いです。
8月のお休み_e0167411_13531522.jpg

8月のお休み_e0167411_13533937.jpg

ありがとうございます!再び八倉治療院大盛況

 7月は、おかげさまで八倉治療院は大盛況でした。八倉治療院は、特に宣伝活動をすることもなく、患者さんの口コミだけでやっている治療院です。しかも本当にスローライフで一日3人限定でやっているような治療院です。それが、なんと7月62人の患者さんが治療に訪れてくれたのです。そればかりか今月も既に23人のご予約をいただいています。この様子は、わたしが、疲労で体をこわす前の状況にほとんど近い予約状況です。正直言いまして、患者さんが再び、しかも、こんなに早い時期に、戻ってくださるなんて想像さえしませんでした。あまり、実績や評価を気にせず。のんびりとマイペースでやっていけたらいいなあと思っていたのですが、今の予約状況には、本当に驚いています。とは言っても、人間のやることには限度がありますから、これまで通り、あまり無理をしないで、楽しみながらマイペースでやっていくつもりです。暑い8月です。皆様もくれぐれも体には気をつけてご自愛ください。
029.gifcafe 「 みらど〜る」に行ってきました

cafe 「 みらど〜る」に行ってきました_e0167411_801169.jpg

昨日は、治療が終わって時間があったので、島田市のバラの丘公園にある「カフェ みらどーる」にい行ってきました。このカフェはわたしが見つけたのではなくて、ヒラリーさんが今月のはじめくらいに見つけてきました。「みらど〜る」のおススメメニューは、バニラシフォンケーキということですから、やっぱりヒラリーさんの目のつけどころがわかります。このチラシのタイトルに「スローライフを楽しむ」と書いてありますが、まさに、わたしたちに波長がぴったりのお店でした。
cafe 「 みらど〜る」に行ってきました_e0167411_759405.jpg

わたしが、ホットコーヒーを飲んだあとたのんだのは、イチゴのかき氷。トッピングは、ミルクかアイスクリームとなっていたのですが、少しサービスしてもらったかもしれません。おいしかったです。わたしは、夏、かき氷を食べると、季節感を感じるだけではなく、子供の頃を思い出します。こんなに立派なかき氷ではなかったですが、少年時代を幸せにしてくれたもののひとつです。
cafe 「 みらど〜る」に行ってきました_e0167411_7591766.jpg

バニラシフォンケーキを食べているヒラリーさんの向こう側に、大きな窓があります。「カフェ みらど〜る」のよさは、湯日ののどかな田園風景が一望できるところです。このカフェ自体が高台にあり、遮るものが全くないので、それはそれは素晴らしい景色です。コーヒーを飲みながら、この景色を楽しむだけでも、十分満足できるはずです。
cafe 「 みらど〜る」に行ってきました_e0167411_7584541.jpg

「カフェ みらど〜る」の店の奥はこんな感じです。木の床、特別に環境にやさしい天然の土壁。ご主人が、お世話している観葉植物。わたしが大切にしている陰陽五行の5つのエネルギーがほとんど満たされている感じです。わたしは今回初めて訪れたカフェでしたが、スローライフの人にはぴったりのくつろげる雰囲気でした。やっぱり、お店に流れているこの空気、これが大切です。
# by yakura89 | 2011-07-29 10:29 | 島田市
「あなたの身体は、あなたのものではない」(後半)_e0167411_8572967.jpg

「いいことと正しいこととは違います」

わたし「先生、わたしの患者さんは、みなさん献身的で、やさしい立派な方たちばかりなのですが、どうしてつらい症状に苦しまなければならないのでしょうか?以前、先生は、病気は気づきのためのメッセージだとおっしゃいました。患者さんが気づかなければならないメッセージがそこにあるのでしょうか?」

師匠 「やっぱりあなたは、まだよくわかってはいないのですね。いいですか、いいことと正しいこととは違うのです。いいことというのは、◯◯◯さんにとっていいことなのです。正しいことというのは、100人が100人、誰が見てもいいこと。それが正しいことなのです。あなたの患者さんたちは、確かにあなたの言う通り、献身的と言えないこともありません。ただそれは誰に対してですか?もし夫なり、息子さんなりに献身的かもしれませんが?本当にそれで、みなさんの夫や息子さんたちは、喜ぶのでしょうか。身体の調子が悪いのを隠していて、あとでそれが悪化したり、それがもとで大きなケガをされたり。それで、夫や息子さんたちは喜ぶのでしょうか?そんなはずはないでしょう。だとしたら、だれのために、何のために、ご自分を犠牲になさろうとしているのですか?」

わたし「確かに、先生の言われる通りだと思います。もしわたしが、患者さんの夫であったり息子さんであったりしたら、それがもとでケガをしたり病気が悪化するようでは、かないません。大切な人が苦しむ姿を見たくありませんから。むしろ、病気や症状を自分に対して隠していたということがあとになってわかったとしたら、逆に怒ってしまうかもしれません」

師匠 「でしたら、あなたのいう患者さんの献身さは、ひとりよがりの献身さで、誰にとってもいいことではありません。それにしても、そういう患者さんを治療している、あなたの気持ちはどうなんですか?」

わたし「もちろん、やりきれない気持ちでいっぱいです。治療者なら誰でもそうだと思いますが、早く患者さんに楽になってほしい。少しでも楽にさせてあげたいと思い、一生懸命やっているのですから、なかなか良くならなかったり、ましてや、悪化を繰り返すようですと。自分がやっていることは何だったのか。むなしさを感じるときがあります」

師匠 「だとしたら、患者さんの判断は、いいこととはいえないのではないですか。少なくとも、自分に対して、『いいことをしているのだ』と、思いたいだけなのではないですか。正しいことというのは、夫や息子さんにとってもいいことであるし、治療するあなたにとってもいい。そして何よりも患者さんご本人にもいいということが、正しいことなのです。いいことというのは、◯◯◯さんにとっていいというだけにすぎません。正しいことというのは誰にとっても、正しいことなのです」

わたし「はい、よくわかりました。そういうことをご本人にわかっていただくために、病気や痛みということで、身体がメッセージを送っているのですね。『あなたは大きな勘違いをしていますよ。早く気づいてください』それが、身体からのメッセージなのですね」

師匠 「そういうことです。原因のない結果などは、この世には何ひとつありません。あなたが今、病気や痛みに苦しんでいるとすれば、必ずそこに原因があるのです。あなたが気づかないでやっていたことには、もしかしたら大きな間違いがあるのかもしれません。病気や不幸も同じなのですが、もしあなたが、病気に苦しんでいたり不幸だと思っているのなら、必ず、原因は、あなた自身の考え方や行いにあるはずです」

わたし「先生、それは厳しすぎはしませんか。わたしは、思い違いは結構あると思いますが、わたしがやってきたことに、そんなに『大きな間違い』があるとは思いません。いや、思いたくないのかもしれませんが………」


「あなたの身体は、あなたのものではない」

師匠 「あなたは、相当理解力がないので、はっきり言うことにします。いいですか、人間は、裸でオギャアと生まれてから、裸で亡くなるまで、何ひとつ、あなたのものはないのです。いくらお金持ちでも、貧乏人でも、お金をあの世まで持っていくことができますか。家にしてもそう。あなたが身につけている衣類もそうでしょう。あなたは、あの世までそれを持っていくことができますか。それらは、すべて、あなたがこの世に生きている時間だけ。制約的にあなたの所有物となっているだけなのです」

わたし「そういわれれば、確かに、この世にわたしが所有するものは、何ひとつないのかもしれません。『無にうまれて、無に帰す』なのか。(残念ながら、師匠のいうことには、反論する余地はなかった)」

師匠 「それだけではないんですよ。あなたが、つかわさせていただいているものの中で、最も価値のあるものですが、それが何かわかりますか?それは、あなた自身だと思っている『身体(からだ)』なのです。身体も、実はあなたのものではないんです」

わたし「え、待ってください。わたしの身体は、わたしではないんですか?」

師匠「そう思いたければ、思えばいいですが、あなたもよく知っているように身体は、永遠の命とはいえません。いつかお返ししなければならない時が来るのです。ところで人間の細胞の数は、いくつくらいあるのか知っていますか」

わたし「確か、60兆ぐらいだと記憶していますが」

師匠 「そうです。約60兆。これほど、精密で複雑多岐に及ぶ仕組みを、誰がつくれるというのでしょうか。これから人類の科学がどんなに進もうと、これ以上、精密で優れた身体をつくり出すことは、絶対に不可能です。だから人間のからだは『大宇宙』に対して『小宇宙』と呼ばれているのです。というより、わたしからいわせれば、人間のからだは、かみそのものなのです。その身体を、わたしたち人間は、期限付きでお預かりさせていただいているだけなのです」

わたし「確かに、わたしたち医療に携わるものは、人間の機能と仕組みを知れば知るほど、そのすごさに感動する。やはり師匠のいう通り、これは人知を超えた何者かが、大宇宙をつくったように、人間の身体を作ったのだろう。それを『神』と呼ぼうが、『サムシング・グレート』。呼び方は何でもいいが、それはすごいことであることは事実だ。多分、生命の誕生を考えると、精子と卵子の結びつきがすごい天文学的な確率であったように、わたしたちが身体という高貴なものを授かる確率は極めて低く。まさに奇跡のようなできごとである。それなのに、わたしたち人間は、そのお預かりしている身体に対して、その大切さを、理解している人はほとんどいない。もし神様が、この事実をどのようにご覧になっていることだろうか。あらためて、ぞっとした」

師匠 「人間は、神の化身である『身体』を、まるで車を乗るくらいのように平気であちこちにぶつけておいて、簡単にだめにしてしまいます。車が壊れたのは、車が悪いからですか。それ以上に、あなたの運転が、乱暴であったり、使い方が荒かったりしたからではないのですか。すべては、運転手であるあなたの責任です。ぼろぼろにしておいて、平気で返すというのが、多くの人間が平気でやっていることなのです。というよりは、天寿(寿命)を全うする前に、『感謝もなく、そんなに乱暴に扱うのなら、貸したものを、返してもらいます』ということになってしまうのです」

わたし「確かにこのたとえ話は、わたし自身師匠から何回もことあるごとに、聞かされていた。しかし、実際に身体の仕組みを勉強し、この仕事に就くまでは、いや、師匠からその話を聞くまでは、『自分の身体は、自分のものではない』という認識には、なかなかなれなかった。だから自分が大きな間違いをおかしているという自覚に立てなかったのだと思う」

師匠 「人は病気するのにも、不幸な問題に直面するのにも、それなりの理由があるのです。人間はうまくいっているときは、何も考えようとはしません。何かうまくいかないことがあってはじめて、ふと我にかえるのです。ですから、病気や不幸なことにであった時には、そのことにも感謝しなければならないのです」

わたし「今回の師匠との対話は、とても難しい内容だったと思う。わたし自身、こう書きながらも時々、認識が曖昧になり、師匠から、また同じことで指導を繰り返し頂戴している。だから偉そうなことはいえないが、本当に、この『あなたの身体は、あなたのものではない』ということが認識できた人間は、あらゆる病気からも不幸な現象からも解放されるに違いない」
「あなたの身体は、あなたのものではない」(前半)_e0167411_65751.jpg

大きな間違い

 わたしの治療院へ来てくれている患者さんは、とてもやさしい方が多く。みなさん、このような感じなのです。

Aさん「先生には、無理するなと言われていましたが、この間の日曜日のお休みに、主人が一人で一生懸命に庭作業をやっているのを見て、見ていられなくなって、ついわたしも、それを手伝ってしまいました。腰がつらいのはそのせいだと思います」

Bさん「先生、息子がやっている工場が、今年からようやくうまくいきはじめて、ようやく、製品加工の発注がくるようになったんです。ここでわたしが手伝ってあげないと、息子一人では、どうしても無理なんです」

Cさん「わたしの主人は、平日も仕事が忙しくて毎晩遅くまで働いています。そして、土日の休日も出勤が多くて今日もお仕事をがんばっていてくれます。がんばっていてくれる主人のことを考えると、先生が言うように、わたしばかり昼寝なんて、とても悪くてできません」


 と、こんな感じです。みなさんとても立派で、とても気持ちがやさしい方ばかりなのです。ところが、わたしは治療している側からすると、「ああ、そうですか」と、聞き流してばかりいられません。例えば、…………

 Aさん。60代前半の女性です。糖尿病があって、腰椎は、脊柱管狭窄症で、腰の手術をされています。また、膝痛もあり、左膝を手術しており、いつも無理をなさる方で、よく転倒され、よくなるたびに骨折されたり、脱臼したりと、ケガが絶えません。2年前のわたしなら、初診の時点でお断りしていた患者さんでした。

 Bさんは、60代前半の女性です。背骨と骨盤のずれは当然ありました。それどころか、慢性的な腰痛に悩まされながら、重い鉄を持ち上げ運搬するという鍛冶屋の仕事を現役でやってられました。座骨神経痛、大腿神経痛がひどく、症状が悪化すると、腰は曲がり、仰向けに寝ていても両足が開いたままで、どうしても閉じられなくなってしまいます。治療をすると、なんとか正常な状態の身体になるのですが、毎週毎週、息子さんの仕事を手伝い。お孫さんのお世話に追われ、休日、休養はありません。従って、毎週治療に通ってくれるのですが、何度治療しても、治療前と同じ身体に、戻ってしまうのです。

 Cさんは、30代前半の女性。3人のお子さんの子育てに追われている専業主婦です。ご主人の実家に嫁がれ、同居家族は多いのですが、必ずしも甘えられる状況ではなく。子育てから家事まで、ほとんど自分が自由になる時間はありません。「少し手を抜いて、身体を休められるときは、休んでください」と、アドバイスするのですが、その方には、それが、罪悪感のように感じられるようです。

 全員が、共通して言えることは、初診時は、背骨と骨盤は、歪みがあり、足の長さが違っていました。また、慢性的な肩こり腰痛があり。腕には、頸肩腕症候群で痛みやしびれなどの症状があり。腰痛どころか、座骨神経痛や大腿神経痛があり、現在、当院に治療中の患者さんたちです。

 このようなやさしい方ばかりなのですが、わたしは、あえて3人の方に「あなたの考え方や、生き方には、大きな間違いがあります」と忠告させていただきました。特別に、この3人の方を例に出させてもらいましたが、実は、治療院に通われる方々の多くは、程度の差はありますが、ほとんど、大変な思い違い。大きな間違いをされている方ばかりなのです。(次回、また、そのお話のつづきをさせていただきます)
029.gif治療院に休養室を用意しました!
治療院に休養室を用意しました!_e0167411_828270.jpg

これは、八倉治療院の特徴のひとつですが、患者さんが、本当によく寝てしまわれるのです。人間のからだはよくできていて、凝りがほぐれると眠気が襲ってくるのです。しかも、その凝りが、強ければ強いほど、いっそう眠気が強力なものとなります。特に、頭のマッサージ・頸肩腕症候群・大腿神経痛の治療を行うとほとんどの患者さんは、間違いなく、眠気に教われます。目がトロンとなって、朝、無理やり起こされたときのような顔になりますから、本当に気の毒になります。しかも、これから、車の運転で遠い道のりをかえられる方など、「運転大丈夫かな?」と、心配になります。

 実は、これは、脳内に「エンドルフィン」が分泌した証拠なんです。治療をやっていると本当に面白いことが見られます。とても深い凝りを感じている患者さんは、普通の人以上に痛みを感じます。もちろん最近は、「痛くない」治療を心掛けているので、前のようには、患者さんを苦しめることはなくなりました。が、それでも、やはり、痛みを感じる患者さんはいます。ですから、わたしは、患者さんに「痛い時には、痛い。とおっしゃってください」と言っています。だから、その患者さんが、痛みを感じると「痛い。痛い」というのですが、それが、凝りが解消し、なくなったと同時に、気持ちの良さそうな「グウ〜グウ〜」という大きないびき声に変わるのです。これって、すごいですよ。本当にその余りの変化に、こころの中で笑いをこらえるのに大変なくらいです。これは間違えなく脳内ホルモン「エンドルフィン」のなせる技なのです。

 そういうことで、なるべく早く、患者さんが治療後、時間が許せる患者さん。その日のスケジュールなどにもよりますが、「ちょっと、このまま帰えしたら危ないな!」と、思われる患者さんには、少し仮眠をとってもらうように、「休養室」を用意させてもらうことにしたのです。さて、この「休養室」患者さんに気に入ってもらえるでしょうか?