タグ:免疫力 ( 7 ) タグの人気記事

e0167411_19475483.jpg


鍼治療には、合う合わないの相性はありません。どなたにも免疫力を高める効果があるのです。

この前、初診の患者さんとの問診で、「鍼治療は、わたしには、相性が悪いんでしょうか?」って聞かれました。前にも他の患者さんから聞かれたのを思い出しました。そういえば、患者さんは、前に一度受けた鍼治療が効かないとそのように考えるものなんでしょうね?でも、それは、鍼との相性ではないですね。

病院でお医者さんから処方されたお薬が合わないとかいうことは、あるかもしれませんが、鍼が合わないということは、普通はありません。鍼灸の歴史は長く、もう2千年以上も昔から、行なわれてきた伝統的な医療です。もしそれに合う合わないがあったなら、そんなに長い伝統の継承は、あり得ないことだとわたしは、思うからです。

でもお医者さんもいろんなお医者さんがいらっしゃるように、鍼灸師も同じです。経験が浅い鍼灸師から、ベテランの方まで、鍼治療の考え方もやり方も千差万別なのです。患者さんから詳しく聞いたわけではありませんが、「えー、そんなやり方ってどうなのかなあ?」って思うこともないわけではありません。

でも、わたしも患者として、現在にいたるまでいろんな鍼灸師さんに出会い、治療を受けてきました。やはり、人間ですから、上手い下手は当然あります。でも、鍼灸師の資格は、厚生労働省、あるいは、文部科学省の認める国家資格です。間違いなく、専門家であることはいうまでもありません。

ただ、歴然としているのは、治療者としてのパワーの違いなのです。その点につきましては、ブログの中の記事「鍼治療の効く効かないは、うつところではなくて、うつ人で決まる」というところで詳しくお話しさせてもらいましたので、興味がある方は、一度検索してみてください。今も毎日よく読まれている記事のひとつです。

鍼灸師は、ある面気功者と同じです。径絡経穴といってツボを使って、氣(エネルギー)を調整します。ですから、鍼は誰が打っても、同じ効果が得られるのではなくて、鍼灸師によって、全く得られる効果が違ってくるといっても間違えないと思います。

また、鍼灸師の鍼治療の考え方が違うと、やり方までまったく違うのです。使用する鍼の本数も、鍼の打ち方も、全然変わってしまうのです。ですから、鍼治療は、やったことが有るか無いかではなくて、誰にいつごろ治療してもらったのかが問題になるんじゃないかなって思います。

でもわたしは最近、鍼治療について、臨床の中で核心的なことについて勉強させてもらいました。それは、鍼は、どのような患者さんであれ、免疫力を上げるのに貢献していることを知ったのです。もちろん、免疫力を高める方法は、鍼治療以外にもいろんな方法があります。でも、指圧鍼灸などの治療は、間違いなく、免疫力を高めるための自然治癒力をもたらします。

そして、好転反応はあっても、薬害のような副作用は見られません。そういう点が、長い年月、日本でも多くの治療者と患者さんの深い理解に支えられて、やって来れることが出来たのだと思います。今の人は、結論を出すのが早すぎます。

鍼治療は、合う合わないで決めつけないで、どうか、今まであなたが出会ってきた医者の数の半分でいいですから、間違いなく、免疫力を高めてくれる治療者との出会いを探し求めて欲しいと思います。そういう意味でも、最初は、気軽に、あなたの話を聞いてくれる鍼灸師が、一番の近道ではないかなとわたしは思います。
[PR]
e0167411_19274155.jpg


029.gif鍼治療は、あなたの身体の免疫力を引き出してくれる

人の身体には、「免疫力」という身体を守る素晴らしいシステムがある。風邪をひきにくいからだ。病原菌といつも闘ってくれる免疫系。その中のナチュラルキラー細胞などは、がんの細胞と常に戦ってがんの発症を抑えてくれている。このような素晴らしい免疫システムは、本来誰の体にも備わっているのである。

また、免疫力のことを自然治癒力とも言われているが、人の身体の丈夫さや、健康であるかどうかの基準は、どうもこの免疫力の強さが決め手になっている。ところが、その力は、各々人によってだいぶ個人差があるのもまた事実である。では、どうしてこの免疫力を引き出したり、培うためにはどうすればいいのだろうか?こういった問題を、これからみなさんと一緒に考えていきたい。

私が前に通っていた体操教室の先生は、大変研究熱心な方で、免疫力を上げる体操とかを、いろいろ勉強して、私たち生徒に教えてくれた。私もそれを一生懸命に体操に取り入れて、やってみたことがある。でも、先生自身、免疫力というものがあまりよくわかっていないのか、いつか、教えながら、ひとりごとのように「免疫力を高めるには、どうしたらいいのかな?」ってつぶやいたことがある。

身体の仕組みや機能に詳しい体操の先生ですら、免疫力を高める方法の決め手を欠くのは、その方法が、実はとても難題であることを明らかにしてくれたと私は解釈した。身体の免疫力を引き出す方法は、実は、こころと体の問題もあって、とても難しいものなのである。

私にしても、「身体の免疫力を引き出す方法を教えて欲しいと言われたら、少し戸惑う。でも逆に、「免疫力をどんどん低下させる方法」は、結構詳しい。じゃあ、免疫力低下させる方法から、取り上げてみることにしたい。

1、身体を、むやみに酷使し、疲れさせること。
2、ありとあらゆるストレスをいっぱい溜め込むこと。
3、薬を頻繁に常用すること。
4、西洋医学を積極的に取り入れ、悪いところがあれば、すぐに手術を受ける。
5、生活にゆとりもなく笑うことも少ない。


思いつくままに例を挙げてみたが、こういう人は、患者さんでも、実に病気になりやすい。そして、病気になっても治りにくい人なのである。ただ、紛らわしいのは、運動と栄養である。いくら、体が丈夫になるからといって、運動して身体を鍛えようとする人がいるが、身体をやたらと鍛えることは、免疫力を上げることは、必ずしもイコールにはならないのである。むしろ、運動もしすぎた場合は、マイナスが多い。運動と休養のバランスを考えて、いつも体調に気をくばることこそ、免疫力の向上に有益な方法である。何事もバランスが大切なのである。

では、いよいよ本題である「免疫力を引き出してくれる良い方法」として、鍼灸師として、臨床の中から、免疫力を高めてくれた実例を、10例、挙げさせてもらうことにする。

1、あまり物事に、縛られない、こだわらない自由な生きかたを心がける。
2、ポジティブな生きかたを大切にし、心の健康を大切にする。
4、生活にゆとりを持って、なるべく楽しく笑って暮らせるように心がける。
5、孤独にならないで、独りでむやみに頑張ろうとしない。
6、強い薬はなるべく飲まないようにする。
7、医療は、病気になる前に予防を心がける。
8、家族や友人を大切にし、感謝の心を忘れない。
9、情熱的な恋愛は、免疫力を引き出す最良の方法かも。
10、ヨーガは、運動器系と自律神経の働きを良くするバランスの良い最良の運動である。


そして、最後に鍼灸師としてお勧めしたいのは、鍼治療。こころと身体をコントロールする最終的な機能をつかさどっているのは、人間の脳。その脳は、神経を媒介としてあらゆる組織に命令が発信される。そのボタンである、ツボのスイッチを入れられるのが、鍼灸師の力と裁量にかかっている。最良の鍼灸師だけが、その361個のボタンを上手に操って、あなたの免疫力を最大限に引き出すことができるのである。
[PR]
e0167411_9281460.jpg

029.gif免疫力を向上させる鍼灸治療

よく免疫力のことが、話題になります。言葉では、わかっていながら、実際には理解されていないのが、この「免疫力」ではないでしょうか?さて、それでは、免疫力という言葉を、他の言葉に置き換えるとしたら、どんな言葉が該当するでしょうか?わたしは、「自然治癒力」という言葉がふさわしいような気がします。

人間の身体には、本来、自ら「治す力」が存在しています。それを「自然治癒力」といっています。例えば、人の身体が、細菌やウイルスなどに感染したとします。身体は、それに対してどのような反応を示すのでしょうか?風邪やインフルエンザなどを考えてみるとよくわかりますが、高熱が出るでしょう。それは、私たちの身体は、細菌やウイルスなどは、熱に弱いことを知っていて、自ら高熱を発して、それらの菌と闘っているのです。そういう人間のからだに本来、備わっているシステムを免疫力、あるいは自然治癒力といっているのです。

ところが、いくら言葉で理解できていても、人は平気で風邪をひいたからといって、病院へ行き、医者から鎮痛剤や解熱剤などをもらってその熱を安易に下げようとします。せっかく人間の身体にある免疫系が、力を発揮しているというのに、果たしてそれでいいのでしょうか?

実は、インフルエンザだって同じことなんです。本気になって、3日間くらい、休暇を取って休んでいたら、必ず身体が回復してくるはずなのです。そして、その感染を押さえることで、身体に、あらたな抗体といって、感染してしまったその菌に対して、二度と負けない、抗体をつくり出す、強い身体をつくりあげる働きが、人間の身体にはシステムとして備わっているのです。それを活かすか殺すかは、その人の考え方次第なのです。

また、よく免疫力を強くするにはどうすればいいのかを聞かれる時があります。わたしからすれば簡単な話しです。栄養のバランスや休養に心掛けて、規則正しい生活をする。適度な運動を習慣化し、身体を鍛える。というのはよく言われることですが、それ以上に、なるべく、「薬にたよらない生活」を心掛けることが大切なことだと思います。

そのためにも、鍼灸マッサージなどの治療は、身体本来の自然治癒力を高めることで、つらい症状や病気などを治すといった、働きをしますので、免疫力を高めるための最高な治療方法だと思います。間違いなく鍼灸治療は、あなたの免疫力を向上させてくれます。
[PR]
e0167411_9471822.jpg

029.gif頑張る人、頑固な人が、癌にかかりやすい

前のもお話ししたことがあるかもしれませんが、わたしの師匠が、よく話してくれることです。「頑張る人、頑固な人が、癌にかかりやすい」っていうんです。確かに、そういわれてみれば、あてはまる人は多いはずです。特に日本人は、こういうタイプの人が実に多い。わたしの周りにも、数えたらきりがないくらい、次々に、癌タイプの気質を持った友達や患者さんの顔が浮かんできます。そういえば何を隠そう、そういうわたしも、癌タイプの気質でした。

あの初めに言っておきますが、わたしは、癌タイプの気質が、いいとか悪いとか言っているわけではありません。むしろ、わたしは、頑張る人が大好きです。また少しくらい頑固に、自分の信念を持って、それをつらぬかれている人の方が、いい加減な人にくらべて、どのくらい素敵かって思えるほどです。みなさんもそう思いませんか?特に昔気質(むかしかたぎ)の日本人なら、いっそうそういう気持ちが強い人は多いはずです。

わたしは、いつも師匠がわたしにいってくれたことには、なぜかなあって考えます。「どうして、頑張る人、頑固な人に、癌にかかりやすいのかな?」って、思うんですよね。それから、師匠はわたしに、こうも言っているのです。「すべての病気は、偶然ではないんですよ。病気は気づきのためのメッセージなんです」って。「神様は、その方に、いのちに引き換えても気づいて欲しい何かがあるから、病気という形で、メッセージを送っているんです」そうなると、わたしは、師匠の言葉を、はなから否定できなくなってしまいました。

確かに、患者さんの身体を診させてもらうようになってから、人の身体の不思議さを痛感させられてきました。病気というものは、昨日今日に突然に起るものではないこと。病気になるまえには、必ず、首こり肩こり腰痛など、はじめは、そうした日常的な、自覚症状から始まることが、ほとんどです。それでも、身体が求めているメッセージに気付かなかった人が、病気になっていく。そういうことを考えていると、確かに、頑張る人、頑固な人は、メッセージを見逃すことが多いのではないでしょうか?

それから癌という病気は、本当は誰もがん細胞という形で、誰にもあることなのです。ではどうして、がんが発症するかといえば、免疫力=自然治癒力が低下している時なのです。普通は、免疫系が、がん細胞と闘ってくれているのです。そのおかげで誰もが、癌を発症することなく、健康な身体でいられます。ところが、免疫力が低下している時はどうかといいますと、免疫力が、がん細胞の繁殖力を食い止めることができません。その結果、がんは発症するのです。

人間の身体は、最初は、首ころ肩こり腰痛から始まります。しかも両側いっぺんということはありません。右か左か、必ずどちらか一方から始まり、病んでいる方を患側。悪くない方を健側というのです。それが、慢性化してくると、健側にも及び、神経痛も重なり、それから、いろんな病気は発生します。運動器系でダメなら、今度は自律神経にかかわる病気など。胃や腸が悪くなり、心臓、肝臓、腎臓など様々な病気が発生します。癌もこうした病気のひとつでありますが、これはいのちと引き換えの、最終的なメッセージなのです。

どうですか、わたしは、この治療という世界、臨床という経験を経て、師匠がいう「頑張る人、頑固な人が、癌がかかりやすい」といわれた言葉がよく理解できたのです。それから、もうひとつ、教えていただいたことに、「癌」という字の作りです。「ヤマイダレ」の中に「品」という字と「山」という字がみられます。これはどういう意味かといいますと。「品」は、品物やお金という意味だそうです。それが「山」ということは、物やお金がいっぱい山のように欲しくなる病気なんだそうです。

人間は、多分、多くの人がそういう傾向はありますが、頑張る人には、その欲求を満たすために、物やお金が欲しいという物欲に捕われやすいのではないでしょうか?そういう欲求が、「頑張る」原動力になっていることが多いのではと思われます。もし自分にはそういうことがあてはまらないといっても「名誉欲」というのもありますね。「いのちと引き換えに、そういう欲望をむさぼることに頑(かたくな)になっている生き方をしているということはありませんか?」これは私たち人間にとって、誰もが、可能性のある病気なのです。だから、人ごとではないのです。こういうところに、人間の落とし穴があるんだなって、わたしは思います。
[PR]
029.gif 鍼治療している患者さんは、風邪やインフルエンザにかからなかった

e0167411_1056176.jpg


不思議ですね。昨日今日といつものように治療を行っていたら、二人の患者さんから同じことを言われました。それが、「家族がみんなインフルエンザイにかかってしまったのに、私だけがうつりませんでした」ということなのです。「いままでの私は、本当に身体が弱くて冬になると、真っ先に風邪を引いていました。もちろんインフルエンザ、ノロウイルス、そんなことはしょっちゅうで、毎月のように、何かには感染して寝込んでいたのです。ところが先生、この鍼をしていただいてから、私は、風邪さえひいていません。体質が変わったのでしょうか?」っていう感じなのです。

さきほど、私は不思議ですね。っていいましたが、実はこれは不思議でもなんでもないことです。どうしてか、みなさんは、わかりますか?「体質が変わった」これも正解ですが、もっとわかりやすくいうと「免疫力(自然治癒力)」が強くなったのです。「鍼治療を行うことで免疫力は高まる」ことはもう多くの患者さんを見てきて、もうすでに、わたしたちはよくわかっていることです。ではなぜ、鍼治療は免疫力を高めるのでしょうか?

鍼治療が、肩こり腰痛に劇的な効果を発揮します。そして、肩こり腰痛が改善されると、交流するエネルギーは、正常な状態にもどります。そのこと自体が、免疫力の向上につながってきます。身体は、病気になる以前に、必ず、この肩こり腰痛の状態を作ります。そうなったときは、どこかに気の流れが滞っていたりということで、正常ではありません。逆に言えば、正常でないことをわたしたちに、教えてくれるために、人間の身体は、あえて、肩こり腰痛という不快な状況を作り出すのです。

鍼治療は、身体のいろんなところに、鍼を刺しますが、実はそれらはすべて、「脳の治療」を意識して行われているのです。手にうっても、足にうっても、その刺激は、脊髄を通って最終的には脳に到達します。神経や筋肉の凝りや痛みは、運動器系の症状ですが、大ざっぱにいいますと、大脳の異状から痛みを引き起こすのです。

また、よく自律神経の働きが問題視されますが、自律神経の大本は、脳幹の間脳というところが支配しています。自律神経というのは、自分の意志でコントロールできないから、自律神経といわれますが、内蔵の働き、血液循環、免疫系の大本である白血球の働きなど、そうした、脳の働きは、鍼治療を行うことで、刺激が伝わり、改善してくるのです。だから、強くなる。丈夫になる。元気になる。そういった変化が、身体のなかから起こってくるのです。
[PR]
029.gif 指圧鍼灸は脳からエンドルフィンを出やすくする

e0167411_11253531.jpg


 前回も「肩こりも腰痛も筋肉のコリがほぐれて楽になるのではなくて、脳からエンドルフィンが出るから、コリがほぐれるのだ」というようなことを書かせてもらった。わたしもこれまでいろんな方を治療させてもらったが、人の体は、本当に様々である。先日も、ある患者さんが、お尻を突き出すようにしてとても変な格好で治療室に入ってきた。一目で、「Aさん、また、ちょっと無理をしてしまったんだな」と思った。案の定、ベットに横になってもらって診察を開始すると、両足が、ぴったりとくっつかない。相当腰が張っているという証拠だ。Aさんは、腰痛、座骨神経痛、大腿神経痛、しかも両側ととても症状が顕著な患者さんである。この両足が、腰から太ももにかけて張っているので、閉じようとしても、もうすでに自力では、閉じることが出来ない。つまり、今回は、腸腰筋、半腱様筋、半膜様筋、大腿四頭筋の内側広筋に拘縮があるということで大腿神経痛ということがわる。

 Aさんは、見かけはとても若いのだが、70代に近い女性である。体に負担になるような運動を控えてくださいといっても、あまりわたしのいうことは聞いてくれない。こうして、体が痛くなると、わたしを頼ってやってくる。優しいAさん。きょうだいの姉の面倒をよく見て、息子に頼まれれば、その仕事の手伝いをし、お嫁さんに頼まれれば、孫の子守りを進んでやる。若い頃から、体を使うことには慣れていて、何も苦にはならないらしい。サービス精神が旺盛なAさん。しかし、わたしには、よく叱られるAさんである。ところが、最近になってよくわかってきたのだが、Aさんの治療時間が、だんだん短くなっていく。以前は、Aさんも自分の症状がが重症であることがよくわかるのか、治療時間の延長を申し出てくれた。わたしも、正直いって助かることが多かった。できたら、今ある症状は、その日の治療で解消したいというのが、昔から持っていた治療に対する理想である。現実的にはそんなに上手くいかないが、治療時間を延長してもらえると、少なくとも、その可能性は大きくなることはたしかだ。しかし、最近は、Aさんが、どんなにひどい状態で来ても、1時間という枠内で治療が完了してしまう。最近は他にもそういう患者さんが増えてきた。

 こんな時に、私たち治療者は、自分の腕が向上したのだと錯覚しがちであるが、実は、患者さんの体が進化しており、脳がエンドルフィンが出やすい体になってきているのである。昨日見えた患者さんが、最近わたしがうつ鍼の「『ひぎき』を感じる範囲が広がっている」といってくれたのも。じつは、その患者さんの脳から出るエンドルフィンが増大している証拠なのだ。つまり、治療を続けていくと、脳から、エンドルフィンが出る量が増える。免疫力が高まり、脳からエンドルフィンが出やすくなっていることがわかる。人間のからだは、実に不思議なものである。特に、その中でも人間の脳は、神秘にあふれている。今後、さらに科学によっていろんな謎が究明されてくるのだろうが、エンドルフィンや脳の働きを媒介とするわたしたちのような、自然治癒力によって免疫力を高めていく治療法は、今後ますます注目されていくことだろう。
[PR]
e0167411_920449.jpg

029.gif 雑誌TARZANの今月の特集は「免疫力」

 ここ最近になってめっきり寒くなってきました。先月までは25度以上の日がけっこうあったのですが、今日はこんなによい天気なのに、せいぜい最高気温が20度くらいでしょう。これが普通といえば普通なのですが、今までの残暑が残暑だっただけに、気候の変化に、体がなかなかついていけません。こういう時は、ちまたでは風邪がはやるものです。私のブログでも相変わらず「風邪 食事」の検索で入ってこられる方が、大変多いです。いかにこの時期、風邪をひいている方が多いかがわかります。

 話は変わりますが、最近インターネットで雑誌TARZANが「免疫力」を特集に組んでいることを発見しました。早速、近くの本屋さんで買ってきました。さすがは人気のある雑誌社は、目の付けどころが違いますね。これほど風邪がはやって、みなさんの免疫力が衰えている時に、ずばっと「免疫力」で特集をくむなんて本当にさすがです。で、その内容はといえば、とてもわかり易いのです。「特にざっくり解る免疫力メカニズム編」等は、私が専門学校時代に授業で教えてもらった通りです。むしろ、イラストの図解であったりしますから、学生時代にこんな雑誌があったら、もっと簡単に頭に整理して覚えられただろうなと思えたくらいです。多分、専門的な知識がなくても「免疫力」について一通りの理解が得られるのではないでしょうか。

 私は、こういう仕事をしていて感じることですが、若い頃は、自分の「体力」とか「筋力」や「持久力」をつけることにばかり目が向きがちでした。ところが、人間の長い一生を考えた時に、何が一番大切なのかを考えると、やっぱり「免疫力」かな、と考えるようになりました。私たちの周りにも「体力」があってすぐ病気になってしまう体の弱い人ってたくさんいます。そういう私もそうですが、若い時から「体力」はあって、スポーツもよくできた方ですが、見かけ倒して、すぐに風邪を引いたり、病気にかかってしまうタイプでした。それは、「免疫力」が弱かったからです。

 では免疫力を付けるためには、どんなことに注意すればいいのかといいますと、ただ鍛えるだけではダメなのです。「体力」「筋力」「持久力」等は、比較的に体を鍛えることで養うことができますが。この「免疫力」は、ただ鍛えるだけでは不十分です。鍛えるというイメージより、むしろ積極的に休養をとったりして、大切に養っていくものなのです。そして、バランス感覚がとても大切になるのもこの「免疫力」の特徴です、例えば、「自己免疫力」が強すぎても弱すぎてもダメとか。免疫力にとって大切な腸の中にも有益菌と有害菌がありますが、そのバランスが大切であったりとか言うように、すべてがバランスなのです。

 今の日本は高齢社会です。これから少しでも長生きして社会貢献していくためには、この「免疫力」が何よりも大切になっていきます。人の顔や体格が違うように「免疫力」も人様々です。でも間違いなく言えることは、人の一生を考えたとき「人生の質」「生活の質」。私達はこれをQOL(クオリティーオブライフ)と言っていますが、これからは、この「免疫力」が、その人の人生の質そのものを変えていくのです。誰にとっても大切なものなのです。


Tarzan (ターザン) 2010年 11/11号 [雑誌]

マガジンハウス


 
[PR]