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膝痛の大半の原因は大腿神経痛、鍼なら、さほど痛くなく治療が可能です

腰痛で悩んだり苦しまれている方は、多いと思います。しかし痛みが膝痛になると、結構、重症であることは間違いがありません。腰痛くらいなら若い人でもほとんど誰もが経験があります。でも膝痛になると、仮に高齢者の方でも、そんなに経験されている人ばかりではありません。

膝痛は、もとをただせば腰痛から始まっていますが、腰痛が、慢性化したり重症化することで、神経痛が生じるのです。神経痛といえば、「座骨神経痛」が、有名ですが、もうひとつ「大腿神経痛」というものがあります。単独で、座骨神経痛にならられる方もいますが、大腿神経痛ともなれば、座骨神経痛も一緒に伴っているのが普通です。そういうことからいっても、大腿神経痛の方が、重症度は高いと言えます。

じゃあ、大腿神経痛とは、どういうものか、その特徴を簡単にお話しします。大腿神経痛とは脚の付け根、特に鼠径部から、太腿の内側から膝の内側にかけて、痛みをともなう神経痛です。特に、膝を曲げたり、伸ばしたりという運動が苦手になります。ですから、洋式トイレなどは大丈夫なのですが、和式のしゃがんだりするトイレは、大変つらい、姿勢を強いられることになるので、時には拷問のようなつらさを感じることがあります。

それから、大腰筋の筋肉が停止する鼠径部や脚の付け根の部分が、痛みます。ですから、身体を横向きに寝かせ、下の脚の付け根の部分を指圧してあげると、思わず、叫び声をあげたくなるくらい、激痛が走ります。

また、大腿神経痛の患者さんを仰向けにして寝てもらうと、人によっては、両脚が閉じられない人も見られますが、これも大腿神経痛に間違いありません。これは、インナーマッスルと言われている大腰筋の拘縮が見られるため、伸ばすことが、難しくなるために、両脚をしっかり閉じることができないからです。

大腿神経痛は、もとは首こりや腰痛から始まっているので、左足の膝から痛みが始まります。膝痛の始まりは、ほとんどの場合左足からです。でも更に、膝痛が、慢性化したり重症化してくると、今度は、右膝も痛みはじめ、両側化してくるのです。もしあなたが、右膝が痛い人であるならば、この場合に該当していますから、重症の大腿神経であると言えますから、両方の膝を治療しなければなりません。

最後にもうひとつ、これは、仮に治療家であっても、ご存知な方は少ないので、簡単には、見つけらえませんが、膝が痛む方は、同時に肘も痛んでいます。もし仮に左の膝が痛む人は、右肘内側が痛んでいます。また、右膝、もしくは両方の膝が痛んでいる方は、左肘と右肘の両方が痛んでいることになるのです。これが人間の身体の大変に、面白いところで、人の身体というのは、全部がひとつながりでできているという証でもあるのです。

これから先は、患者さんというよりは治療者向けのお話しになりますが、興味がある方は、どうぞご覧になってください。鍼治療は、いくら膝痛で来院された患者さんでも、全く、痛む膝を何も触らなくても治療が可能なのです。

わたしのやっている八倉治療院では、開院した当時から大腿神経痛の治療に取り組んでまいりましたが、ほとんど指圧を用いて、痛む膝を治療していました。もちろん、痛んでいる筋肉や、治療部位を外さなければこれでも、治療は可能です。必ず治るとはいえませんが、良くなるお約束はできたのですが、治療にあたって、痛みが大きく、どんな患者さんでもお奨めできるものではなかったのです。

ところが、治療に鍼を使用することによって、治療時間をあっと驚くほど短縮し、治療に伴い痛みも、圧倒的に減らすことができるようになったのです。これで、治療する側のわたし自身が、膝痛並びに大腿神経痛に対する考え方が、全く変りました。でも中には、極まれに、「膝痛って治るんですか?」ていわれる患者さんもいらっしゃいます。

その時には、いくらか自信を込めて、「大丈夫、きっと治りますよ」ってお答えさせてもらっています。でもこれはあくまで、痛みの原因が、運動器系の、関節や筋肉や神経の問題であった場合に限ります。膝痛でも、これが、腎臓や生殖器系の問題であった場合も考えられます。そうなった時には、それらの専門医のお世話にならなければダメなときもありますが、骨に異状が見られない場合の運動器系の問題からくる膝痛であるならば、ほとんど、私どものような鍼灸治療を行なっている治療院で治療が可能です。

でも、膝痛は、その運動器系の病気や症状ではありますが、重症であることには代わりはありません。鍼灸師であっても誰でも治療が可能であるわけではありません。また、症状も初期であれば、早く治りますが、重症化したものであれば、治療期間もそれなりに長くなることだけは、覚悟してください。もし現在、膝痛でお困りの方、治療を諦めたくなる気持ちはよくわかりますが、簡単に人工関節などの手術は考えないでください。まずは、治療できる鍼灸師がいる信頼できる治療院を探してみてください。それが、後から後悔しないための大切な第一歩です。
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emoticon-0128-hi.gif 指圧鍼灸治療ひとすじ八倉治療院の挑戦3
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emoticon-0171-star.gifひどい腰痛・膝痛でお困りの方は、手術を決心する前にぜひ一度、おいでください。

 腰の痛み、膝の痛みなどは、痛めた本人しかわからないつらいものです。しかし、整形外科では、あまりにも安易に、手術を行なうケースが多く、あまりにも性急のような気がします。前にもお話ししましたが、治療は、一般的には、診察・検査・治療、そして、経過によっては、手術という過程を踏みます。ところが、検査から手術では、あまりに、性急すぎるのです。というのは、腕のいい鍼灸師、または、指圧マッサージ師は、筋肉や神経などの運動器系の痛みの治療は、最も得意とする分野です。こうした腕のいい指圧鍼灸師にかかれば、よほど、手遅れでない限り、相当な重症であってもよくなる可能性は極めて高いのです。

 お医者さんのいうとおり、手術をやったとします。さて、そのうちの何割くらいが、よくなるのでしょうか?もし半分の50%ぐらいだったとしたら、手術としては上々の方だと思います。ところが残念ながら、「手術はやったけれども、あまりよくはならなかった」という声の方が多いのではないでしょうか。そして、「手術をやってよかった。痛みがとれて、調子が良くなった」という人も中には、いることはいるようです。ところが、3年後、5年後、8年後の経過状況は、どうなのでしょうか?「やっぱり、もとにもどってしまった」という人が、圧倒的に多いのです。

 人間のからだは、常に変化するものです。変化するということが、生きていることの証でもあるのです。ところが整形外科の手術の大半が、金属で固定して補強することであったり、関節そのものを、人工関節に換えてしまうものです。これは、仕方がない場合もありますが、その場限りの、「対症療法」なのです。ですから、何年後先のことなど、考えてはいないのです。手術をする場合は、そういうことも考えてからでなければ、やってはいけないものです。痛くてどうしようもないから、そのときは冷静には考えられなくなってしまう。そういうやむにやまれぬ状況は、わからなくもないのですが、そういう状況まで自分を追い込んではいけないのです。そして、一度、手術を行なった身体は、今度、わたしたちのような治療家の手技が、とても困難になります。ですから、手術を行なう前、できたら、早い段階でわたしたちの治療を受けていただきたいのです。

 話は変わりますが、国家資格をともなうような医療関係者は、学校で必ず、「解剖学」や「生理学」などの、身体の仕組みや働きについて勉強します。わたしたち指圧鍼灸師は、専門学校の1年目でそれらの勉強をしました。毎日毎日、身体の仕組みや働きについて、勉強をさせてもらうのですが、あまりのすごさ、素晴らしさに感動さえ覚えるものです。人間のからだは、60兆の細胞から構成されています。その精巧さ、その働きの緻密さなど、知れば知るほど感激します。無限の宇宙を大宇宙とするなら、わたしたち人体は、小宇宙といえるものです。そのすごさは、まさに神業としかいいようがないものなのです。

 そうして考えてみると、いくら科学の進歩が目覚ましものであっても、その進歩は、高々しれています。ですから、その科学をあまり過信しない方がいいように思います。科学をよりどころに、今の西洋医学は展開されていますが、やはり、神さまがつくった身体の仕組みや働きからみると、あまりに不完全で代用できる代物ではないのです。わたしの師匠は、「人間のからだは、神そのものだ」ということをいいます。わたしも、もともと「人間のからだは、完璧」だと思っています。ですから、その身体を壊してしまった、原因にこそ問題があるのです。そういうことに気づかないでいると、何度手術をしても、何度治療をしても、同じ結果を招くことがあります。

 わたしたちからしてみると、どんなひどい痛みでも、腰痛や膝痛の痛みを取ることはそんなに難しいことではありません。でもそれでは、治したことにはなりません。「本当に治ったということは、どうして、腰痛をや膝痛を引き起こしたのか、その原因が分かること、どうすれば、よくなるのか、そこまで、気づくことができた時、はじめて、『治った』といえるのかもしれません」今のわたしには、なかなかそこまで、患者さんを導いて差し上げることはできませんが、いずれは、師匠のようにそこまで目指せたら、それは立派な挑戦だと思います。
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 腰痛は、治療院にみえる患者さん3大症状の一つに入る。肩こり・腰痛・膝痛、たぶん順番もその順ではないかと思う。従って腰痛治療は、私たち治療者にとって、どうしても避けて通れない疾患の一つである。ところが、この「腰」というのは、「にくづき」に「かなめ」と書く。つまり、「肉体の要」。人間の体で最も重要なところ。であるだけに痛めやすいし、痛みやすいところでもある。そういう私も、若い頃から腰を痛め、以来40年間ずっと腰痛に悩まされている。人の腰痛は治させてもらえても、自分の腰痛は治せない。今日も「腰が痛いなあ…」と思いながら、患者さんの腰痛治療に励んでいる。私は若い頃から、腰痛の治療で、いろんな先生に診てもらった。そのおかげで腰痛治療のいろんな知識を、頭の中に叩き込まれてきた。その一つが、このような知識である。「腰を支えているのは、腹筋と背筋である。だから、そのバランスが崩れると腰痛になりやすい」もちろん、これは正しい見解である。確かに、腹筋と背筋は、腰のサポーター代わりをしていることは確かである。これらの筋肉を鍛えておくことは、腰痛の防止になることは間違いない。ただこの世界にはいって専門的に勉強をはじめると、腰の筋肉で最も重要な筋肉の主役が変わってしまった。

 それは、校外学習である大学の医学部のご遺体を借りて解剖実習をやった時のことである。私たちの学校では、2年時の終わり頃、解剖学、生理学の学習を一応やり終えた頃を見計らって、学習の総まとめということで、このような解剖実習が組まれていた。
 私はその時に、「腸腰筋」を見てその存在にすごい強い印象を持った。「これだ、腰が強いとか弱いとかいっているけど、この筋肉の強さが、決め手になっているのではないか!」ということが、その時、実物を見て頭ではなく実感できた。「腸腰筋」というのは、正確に言うと、「腸骨筋」と「大腰筋」を合わせて「腸腰筋」という。働きとしては、股関節の屈曲、簡単にいえば、太股の筋肉を持ち上げる時に使う筋肉である。学生時代、陸上競技の短距離の選手をしていたこともあり、この筋肉の重要性が感覚として理解できた。それゆえ、腰の治療をやる時には、この筋肉を頭にイメージとして思い描くことにしている。もう一つは、解剖実習で目についたのが、座骨神経である。人間の神経の中で最も長い神経である。枝分かれする前のお尻や太もものところでは、太い筋(すじ)が、まるで鋼のような印象を受けた。この神経は、腰椎から出てから膝関節を通って足関節まで伸びている。走行箇所が、とても重要なのだが、この神経を見れたことと、実際に触って感触を味わえたことが、いま毎日の治療院での臨床に大変に役立っている。いずれにせよ、今私がやっている、腰痛治療で、最も大切な主役。筋肉でいえば、「腸腰筋」。神経でいえば「座骨神経」。この二つの欠かすことができない主役を、学生時代の私が、とても印象深く観察していた。そのことが、とても意味があることのように思えてならない。
  
 私の腰痛治療は、「肩こり」の治療と相通じるところがある。腰痛といっても腰部だけの問題とは考えない。腹筋、背筋だけではなく、臀筋(お尻の筋肉)下肢全体の治療が必要だと感じている。特にお臀の筋肉では、中臀筋や梨状筋はターゲットポイントである。また、肩こりでは、腕神経叢の中の3つの神経をマークした。それと同じように、腰痛の場合は、腰神経叢の中の主な神経、座骨神経、大腿神経、閉鎖神経の3つをマークする。それぞれ痛めている神経によって、「座骨神経痛」や「大腿神経痛」というように名称が定まり、痛めている筋肉がわかるのである。私は、学生時代は、「腰痛と下肢痛とは違う」と教えてもらってきた。ところが、私の「腰痛」体験は、大きな疑問を抱いていた。「腰痛」がひどくなってくると、やがては、「座骨神経痛」を引き起こすのである。また、「座骨神経痛」がひどくなってくると、今度は、「膝痛」を引き起こすのである。だから、私は、「腰痛」と「下肢痛」を引き離して考えるようなことはしない。したがって、「腰痛」治療の対象も腰から下全部、下半身全体ということになる。今のところは、それは全てうまくいっているようである。
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