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現代医療で困っている人が救えるのか

 現代医療で困っている人が救えるのか?これは、医療の現場に関わっている人なら誰もが、持っている素朴な疑問である。私の知る限りでは、病院はいつ行っても人がいっぱいである。広い駐車場も、なかなかとめるスペースがない。待合室は、待っている患者さんであふれている。病院に行くとなれば、早くて半日、少し大掛かりな検査や、科をまたがって複数の科を受診するとなれば、一日がかりを覚悟しなければならない。どうしていつも、病院は、こんなに患者さんでいっぱいにあふれているのだろうか。昔に比べれば、病院はたくさん増えている。市立、県立の総合病院。専門の開業医だって比較にならないくらい増えているはずだ。医者はどうだろう。今では伝説の人になってしまった亡き田中角栄首相の時代に、医療の充実を目指して1県1医学部ということで、医学部がなかったすべての県に医学部をつくり、定員を一気に増やしたそうである。統計的に見れば医者は増えている。ところが「医者が増えれば増えるほど病気が増え、病院が増えれば増えるほど患者が増える」。これは一体どうしたことなのだろう。何かがおかしいのではないか。

 皆さんは、よく医療費が問題になっていることは、知っている。では実際殿くらいの医療費が毎年のように使われているかご存知だろうか。現在医療費は30兆円と言われている。国の予算の総額が90兆円で、およそ三分の一が医療費だと言われている。その膨大な医療費の打ち明けは、日本の場合は、どうなっているのだろうか。以前学校で勉強している時に、調べたことがあるが、新薬の開発。高額機械を使っての精密検査などによる検査費用などが、その中でも大きな、費用の割合を要することがわかった。最近では、病院での薬付け医療が疑問視されはじめている。それなのに、新薬の開発に余念がない。30代以上の方なら、大抵の人が体験済みかもしれないが、検査検査に明け暮れる病院。それらがすむと最後は、薬局で膨大な薬を処方される。とてつもない金額を払わされても、まだ国の医療費は赤字だと言う。何かがおかしい。何かが狂っている。そう考えるのは私だけだろうか。

 もし医療費30兆というお金が、有効利用されているのなら誰も文句はいわないだろう。しかし、これほど医療費が高騰していき、保険制度が改悪の一歩をたどるような現状では、だれも満足はしない。しかも、病院や医者が増えていくのにも関わらず。病気はいっこうに減ってはいない。むしろ病院や医者が増えれば増えるほど、病人が増える。これでは一体何のための医療なのかわからない。科学という名の下に高額な費用を投じて行われる現代西洋医学。もし、このまま今の体制を続けていくならば、近い将来、必ずいつか医療制度も国の経済政策も破綻を招くだろう。いや、破綻寸前なのが今の日本であるともいえる。何でもかんでも、現代西洋医学に頼ろうとすれのは大きな間違いである。ある人の説によればもし、「鍼灸マッサージ」をはじめとする「代替医療」を医療に取り入れるとすれば、今の7割位の患者が、「代替医療」でまかなうことができるという。考えてほしい、江戸時代までは、日本の医療といえば、「はり・きゅう・あんま・指圧」のことであった。それが明治の政府が、西洋医学一遍とうに政策を変え、東洋医学を廃除してきたことが、今日の事態を招いているといえる。

 先日、八倉治療院へ「メニエール病」で見えた患者さんがいる。「メニエール病」と言えば、現代西洋医学では難病指定を受けている病気である。私のところに来るまでは、いくつかの病院を何度も受診されて来たそうである。内科に耳鼻咽喉科などで、MRIなど高額検査機器を使って、隅から隅まで精密検査を受け、たくさんの薬を処方されたそうである。しかし、病状を改善することはできなかった。困った患者さんは、ネットを通じて私の治療院にたどり着いた。私が以前、受けた患者さんの中に「メニエール病」の患者さんが4人いて、4人が4にとも「難聴・耳鳴り・めまい」から解放されたことを知ったからである。そして、この患者さんも合計3回の治療で、症状が和らぎ回復の方向に向かっている。このように現代西洋医学では「メニエール病」のように難病の病気であっても、「鍼灸マッサージ」においては、適応の病気が、数えきれないほどある。だから、日本のこれからの医療も「現代西洋医学」にだけ頼っていてはだめなのである。全国にある総合病院も「統合医療」の病院にすべきである。考えてみてほしい。「鍼灸マッサージ」の場合、治療に必要なのは、「はり」と「モグサ」しかない。「マッサージ」の手技に関していえば、使うものは何もない。医療費は、医療を行う医療者の人件費だけを考えてやればいいのである。これほど安上がりで結果を出す医療が、世界にはまだまだたくさんある。どうして政治家を始め日本人の多くがそこに目を向けないのか、私には不思議でならない。


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by yakura89 | 2009-04-30 11:54 | 統合医療