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大統領からの手紙

 「世界でいま最も注目されている人といえば誰でしょう?」何時も聞いているFM島田から突然そういう問いかけが耳に入った。もちろん私なら「オバマ大統領でしょう」って答える。多分、私でなくても8割近い人が同じように連想したのではないだろうか。この世界同時の金融危機による不景気、世界平和の問題、地球の環境問題。すべてがこの人の手腕に託されているといっても過言ではない。それほど「バラク・オバマ」は、本人が望むと望まないに関わらず、今世界で最も注目をされているキーパーソンであることは間違いない。FM島田は、ローカルなラジオ番組ではあるが、時々このような面白いニュースやトピックを流してくれる。朝ご飯を食べながら、こんな以下のような話題が耳に入ってきた。おもしろいので忘れないうちにブログに書き留めることにする。
 
 オバマ大統領のところには毎日たくさんのメールが送られてくる。オバマさんは、これに対して毎日10通だけ選んで、コメントを書いているということだ。ところが、メールを送ったわけではないのに、ある日、ある学校の教師のところに、オバマ大統領から直筆の手紙が送られてきた。というわけだ。「え〜どうして?」オバマ大統領からメールのコメントをもらえるだけでも、天地がひっくり返るくらいの驚きと喜びがある。それが、大統領からの直筆の手紙。それもある日突然。世間では、ある学校の教師が、大統領にあてて手紙を書くことはよくあっても、その逆は、「ない」。あり得ないことだから、これが、話題になるというものだろう。しかも、相手は今では時の人。世界中から注目を集める「オバマ大統領」である。その手紙を届けたのは、小学生のある少女であった。

 この少女は、以前からオバマ大統領の大ファン。いつか、ホワイトハウスに行ってオバマ大統領にあうことが夢だった。しかし、その願いは、意外にも早く実現することとなった。オバマ大統領は、教育を大切に考えていることは誰もがよく知っていること。時には、学校に訪れることもあるらしい。それだけではなく、逆に学生達や生徒達を招いて、ホワイトハウスの会見室で会うこともあるらしい。そして、運良くこの少女は、自分の夢を実現することになったのである。ところが、ひとつだけ問題があった。それは、ホワイトハウスでの大統領との会える日は、平日で学校があるため、学校を休まなければならなかった。しかし、会えるといってもお話ができるとかそういうことではない。たくさん集まった学生や生徒達が、テレビで見るより小さいくらいの遠巻きに大統領の姿をみれるだけのこと。もちろん、少女は小学生、一人で会いに行けるわけがない。そこで、娘は、お父さんに連れて行って欲しいと頼んだ。娘に頼まれた父親は、困ってしまった。まじめな父親なのだろう。このお父さんは、こう思ったらしい。「いくら娘の願いとはいえ、そういう理由でむすめに学校を休ませてしまっていいものだろうか?」迷いながらも学校を休ませて、出掛けるわけである。予想通り、ホワイトハウスには、何千人というたくさんの生徒や学生が集まっていた。しかし、よりにもよって、その中から、抽選で、同行した父母の中から代表で、オバマ大統領に質問することができる機会に、その少女の父親は当たってしまったのだ。

 突然のことなので、父親は何を質問していいのかわからず。正直に今日娘をここに連れて来るにあたり、学校を休ませたことに迷いを感じたということをオバマ大統領に話してしまった。大統領は、娘を呼んで自分のところに来させた。「あなたのお名前は?」という大統領の質問に、少女は、「ケネディーです」と答えた。驚いた大統領は、「それはいい名前だ」と喜んだ。そして、側近にペンと手紙を用意させると、少女の目の前で学校の先生宛に手紙を書いた。そして、「これを明日必ずあなたの学校の先生に渡して下さいね」といって少女に手渡したのである。

 もちろん手紙の内容については、わかる由もないが、間違いなく娘を心配して大統領に話した父親に対して、その心配がいらないように学校の先生に託して書いたものだった。この細やかな配慮、思いやりは、本当にオバマ大統領ならではのやさしさである。確かに、この少女が、オバマ大統領に会いにホワイトハウスに行ったなどということは、後日学校に戻った時、先生に話しても誰も信用してくれないかもしれない。ところが、それを証明する大統領の直筆、そして、プレジデント・バラク・オバマのサインがあったら、これはもう鬼に金棒だろう。それどころか、これは、学校中の話題となり、その学校の教師の一生の宝物になるかもしれない。それは、置いておくとしても、学校を欠席したこの少女と父親の心配な問題は見事に解消されたのである。このような些細なことにもオバマ大統領の人間としての暖かさ優しさを感じるのである。そして、ラジオの解説者も言っていたが、このような些細なことだが、そういうことが人のこころを打ち、人を動かすのである。私もまったく同感であった。

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by yakura89 | 2009-06-17 08:46