「鍼灸師」について知ろう!

034.gif日本も江戸時代までは、「鍼灸師」とか「はり師」とは言いませんでした。「鍼医(はりい)」と言っていたのです。つまり、日本人の医療は、「鍼医」が中心だったのです。「医療」といえば、「西洋医学」一遍とうになってしまったのは、歴史的に見れば、ここ最近のことなのです。確かに、西洋医学によって、「外科的手術」が可能となり、「医学」は劇的に進化したことも確かです。しかし、一方では、20世紀から21世紀にかけて科学の進歩と引き換えに大きな犠牲を払ったことも確かなのです。「医療」の世界もその例外ではありません。「現代医学」では治せない疾患がたくさんあることがわかりました。また、治療の見返りとして「副作用」という問題が多く見られるようになってきてしまったのです。ただ、「進歩」と言うわりには、あまりに犠牲の多い進歩です。21世紀は、科学も医療もその「つけ」を負わせられているのが現状です。つまり、「大切なもの」を捨ててはいけなかったんです。「東洋医学」も「西洋医学」と同様に扱われるようにならなくてはなりません。それでなければ、本当に進化した医療とは言えません。それを統合したのが、「統合医療」といいます。そういう新しい試みが、アメリカやヨーロッパなどでは、すでにもう始められているのです。私たち「鍼灸師」も「西洋医学」を批評してばかりではいけません。ただ、どう考えても日本の社会では、「鍼灸師」のおかれている立場は、あまりいいものではありません。これでは、せっかく、これからの将来に大切な可能性を秘めたいい「鍼灸師」が、このままでは育たないどころか、どんどん消されてしまう運命が待っています。ですから、私は、これからも、機会あるごとに「鍼灸師」とは、どういうものであるかを、こうして、みなさんに理解していただくようにお伝えしていこうと思っています。


072.gifはり師 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

☆はり師………………………………

(はりし、英: Acupuncturist)は、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律によるはり師国家試験に合格した者をいう。はり師と、きゆう師両方取得者を一般的に鍼灸師という。

☆概説 [編集]……………………………

日本古来からの東洋医学体系に根ざした物理療法の専門家資格。戦前は「鍼医」と呼ばれた。昭和22年の法律217号により「はり師」という資格名が定められた。同法には「きゆう師」と「あん摩マッサージ指圧師」という資格を定めている。三者とも、「体表面への体性刺激」を介した、疾病への治療的介入技法の専門資格であるが、これら技法の疾病に対する作用機序は未だ不明な点が多く残る。そのため、古来より効果は知られているが、作用機序の不明なこれらの技術の専門資格に関しては、業務内容についての明確な規定がなされていない。つまり、古来活用されてきた鍼灸術に関する医療行為に関しては、はり師は「はり業」について、きゆう師は「きゆう業」について、あん摩マッサージ指圧師は「あん摩マッサージ指圧業」について、という形での業務独占が規定されており、はり業、きゆう業、あんまマッサージ指圧業に関する内容の厳密な規定は棚上げになったままの状態である。はり師・きゆう師の資格取得のためには、医療者としての基本的な医学知識に加えて、東洋医学(漢方・経穴)についての履修が必要である。
 上記のように、法制度上の資格の規定も資格者の養成に関しても、「はり師」は未だ過渡的な状況にある資格であり、この状況の改善が各方面より求められているが、千数百年に渡って構築されてきた経験的技法を解析し、法令の単純な文言に載せるのは容易でなく、この過渡的な状況には見通しが立たないのが現状と言える。

☆はり師の実際 [編集]…………………………

 はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧は、日本古来からの医学体系に古代中国(漢時代)からの医学体系が加わって、独自の継承と発展を遂げてきている(鍼灸参照)。 はり師の治療業務は、一般には疼痛病変(腰痛、頸部痛、膝痛など)への対応が主体と認識されているが、実際の鍼灸臨床において対応している疾病や症状には多くの内科疾患が含まれており、これらの疾患に対する費用対効果を考えても患者の満足度は高く、これが明治の医制改革後も、鍼灸が連綿と業として成立して来た背景をなしている。
 
 我が国における「鍼」は、「灸(きゅう)」、「あん摩マッサージ指圧」および生薬方である「湯液(とうえき)」とともに、「東洋医学」、「漢方医学」と呼び習わされてきた、医療技術の一つである。湯液も、鍼灸も、我が国においては江戸期に独自の発展を遂げており、大陸における湯液や鍼灸と趣を異にするものに進化している。特に鍼灸は、鍼管(しんかん)の発明により、非常に細い鍼をほぼ無痛で刺入することを可能にし、極細い鍼を使った治療技法として、日本の鍼灸は大陸の技法を大きく越える体系に脱皮したと言われる。日本における「はり師」は、この鍼管を使用した日本の鍼を主体に学習し、指導要綱においても国家試験における実技(実技試験は各養成施設に委託されているが)においても、この鍼管の扱い習熟は必須とされている。

 21世紀に入り、はり・きゅう師養成大学また専門校が次々と創立され、それにつれ新規資格取得者も近年増加し続けている。それに対し卒業後の就職先数の伸びは非常に鈍く就職難の状態が続いている。就職ができたとしても自身の生活がやっとの給与しか稼ぐことができず、数年経っても一般企業の大卒初任給に満たない者がほとんどで、結果はり師として廃業を選ぶ者も多い。柔道整復師の免許も取得し、保険診療を主として鍼治療を追加サービスとして提供し生活を維持する形が増加し、純粋な鍼治療院は減少してきている。

☆法規、資格制度 [編集]…………………………

・あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律に基づく資格。
・「はり師名簿」とは、厚生労働省に備えられている名簿で、医師でいうところの「医籍」に相当する。
・現在は、厚生労働大臣の指定をうけた財団法人東洋療法研修試験財団がその事務を行っている。
その施術の特性から、きゅう師と組み合わせて鍼灸師と呼称したり、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師と組み合わせて鍼灸マッサージ師もしくは三療師などと呼ばれることもあるが、それぞれに別の資格である。実際には、「はり師」と「きゅう師」に関しては、養成施設(専門学校や盲学校等)において完全に単位の互換がなされており、二つの資格試験受験に必要な単位を取得できる。また、課程によっては、あん摩マッサージ指圧師の受験資格も取得できるものもある。
・はり師の養成を行う教員は、医師の他、はり師教員、理療科教員の資格取得者などとされている。
・はり師の資格をもって治療の対価を健康保険の療養費として申請する場合、医師の同意書が添付されると、保険者によっては通りやすいため、同意書添付が推奨されているが、法的な根拠のあるものではない、往療する場合もはり師の判断ですることが出来る。ただし、医科との併給は認められない。
・あん摩マツサージ指圧師免許、はり師免許及びきゅう師の免許の取得者は、教育職員検定により特別支援学校自立教科助教諭の臨時免許状が与えられる(教育職員免許法施行規則第65条。臨時免許状取得者は定められた経験、単位修得により普通免許状が与えられる)。
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by yakura89 | 2009-09-20 08:45 | 鍼灸指圧マッサージ | Trackback | Comments(0)
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