まど・みちおさんの世界

019.gif ぞうさんのうた060.gif


ぞうさん

ぞうさん

おはなが ながいのね

そうよ

かあさんも ながいのよ


ぞうさん

ぞうさん

だあれが すきなの

あのね

かあさんが すきなのよ



 昨日、滅多に見ないテレビを久しぶりに見ました。そしたら「まど・みちお」さんの特集をやっていました。はじめは、漠然と見ていただけですが、見ていくうちに引き込まれるような感じで最後まで「まど・みちおさんの世界」に引き込まれてしまいました。例えば、誰もが知っていて歌える有名なこの歌。これもまど・みちおさんの作品です。子供の頃、何気なく歌っていた歌ですが、とても素敵な歌詞だったんですね。みちおさんがこんなふうに解説してくれました。

 「この世にぞうさんほどお鼻が長い動物はいません。特別に人より変わっていることですから、時には、人からからかわれたりすることもあるので、あまり触れられたくないことでもあります。ところが受け手のぞうさんは、自分の大好きなお母さんも長いお鼻を持っているということで、とてもこのお鼻を気に入っているのです。だから、いくら人とは違っていたとしても、いっこうに気にならないのです。むしろこの長いお鼻を誇りに感じているのかもしれません………」

 「愛」ってすごいものなんだな。あらためて私は感じました。私は、以前中・高の学校の教師をやっていましたから、とても多くの子供を見てきました。また、それと同時に、たくさんの「いじめ」を見せられて、とても嫌な気持も味わってきました。特に、日本という国では、人より変わっているということだけで、いじめの対象になることが多く。いじめられた子供がいると、正直私のこころも痛みました。時にはいじめた子供を本気になって叱りました。しかし、この歌をあらためて味わってみると、受け手の子供に、大きな愛があるかどうかで、全然、捉え方が違ってきます。

 多分、「お鼻が長いのね」といった小ぞうさんたちは、どんな気持でいったのかしれませんが、いわれた小ぞうさんは、傷つくどころか、何も気にしていません。「そうよ」というのは、肯定的な言葉。既にみんなと違うということを受け入れています。それどころか、自分が愛しているお母さんと同じであるということに誇りを感じているのです。こう答えられると、多少「からかってやろう」と思っていた小ぞうさんたちももう次の言葉を失ってしまいます。それほど、包み込むような大きな愛が、そこには存在しているのです。またそれと同時に、仮に「いじめ」がそこにあったとしてもやはり最終的には、自分自身の受け手の問題。こころのあり方の問題だということが、よくわかるのです。

 こんなすごい童謡を私たちは小さい頃から、歌っていたんですね。本当に驚きました。実は、私たちの治療の世界でも似たようなことがいえるのです。肩こりや腰痛でみえる患者さんの多くの原因は、ストレスです。ストレス源は、仕事であったり、人間関係だったり、悩みであったり様々ですが、しかし、みんな、こころのあり方がこのように、少し違っていれば、もしかしたら、肩こりも腰痛も起こらなかったりしたのかもしれません。少なくても、もっと程度が違っていたはずです。私の師匠は、病気も不幸現象も気づきのためのメッセージであると教えてくれました。やはり、どのような問題が起ころうと最終的には、自分自身のこころのあり方の問題に帰ってきます。私には、まど・みちおさんの「ぞうさんのうた」ひとつとっても何か、ものすごい発見があるような気がしました。
[PR]
by yakura89 | 2010-01-04 12:09 | ホリスティックな治療院 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : https://yakura89.exblog.jp/tb/11899368
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by wednesday18 at 2010-01-05 00:44
昔の映画に愛とは決して後悔しないことという名セリフがありましたね。
恋人だけではなく大切な人みんなにそう思います。
子供でも友人でもペットでも
自分の愛を受け止めてくれる存在があるのは幸せです。
愛するほうも愛されるほうも
真の愛を感じていれば心は穏やかでいられる。
心が穏やかであれば体も健やかでいられると・・・。
Commented by yakura89 at 2010-01-06 07:59
すてきなコメントありがとうございました。今年は、「こころのあり方」が、私のテーマになりそうです。身体についての勉強。こころについての勉強。また、その関連などを平行して勉強していくつもりでいます。また、今年もどうぞよろしくお願いします。