自分のやりたいことをやる

037.gifこの映画に興味のある方は、したの絵をクリックしてみてください。

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 私は映画鑑賞が大好きです。行ける時は、どんどん映画館に足を運びますが、大体は、レンタルビデオ屋さんでDVDを借りてきての映画鑑賞が多いです。今日は、邦画で『プール』を見ました。どうしてこの映画を借りたのかというと、「小林聡美」さんと「もたいまさこ」さんの、このコンビの映画が、私のフィーリングにピッタリなのです。ご覧になった方もいるかもしれませんが、『カモメ食堂』、『めがね』、そして、この『プール』という作品です。別に話のストーリーは、関連があるわけではないのですが、この二人の醸し出す雰囲気というか、味わいは、独特で、今までの映画にない空気を感じます。

 何でその空気が、私のフィーリングにピッタリかというと、その理由のひとつは、舞台が、日本の超現実からかけ離れた外国であるということです。『カゴメ食堂』は、確かヨーロッパのどこかの国でした。『めがね』は沖縄(少し前までは外国でした)。そして、今回の『プール』もタイが舞台です。その空気たるや、「スローライフ」そのものなのです。映画も、まるで時間が止まったみたいに「空白」のシーンが実に多いのです。会話もなく、無言のままつづく「空白」。だから、人によっては、「何を言おうとしているのか、よくわからないまま終わってしまった」と、思われた方も多いのではないのでしょうか。ただ私は、退屈なところもありますが、その空白な空気が好きです。普通日常の時間というのは、すごく早くて、気がつくといつの間にか流されているようなことが多いのです。ところが、この映画は逆に、時間が、まるで止まってしまったかのようにゆっくり流れている。つまり、「流される」ことがない人の生き方を感じさせてくれるのです。まさに人が主体の「スローライフ」がそこにあるのです。

 話は『プール』に戻りますが、この話。母親と娘の会話が、この映画のすべてを物語っていると思いました。小林聡美の演じる一人の女性は、数年前、まだ幼い子供の娘とご主人や母親をおいてタイに飛び出してきてしまいます。数年後、娘は成人をむかえた頃でしょうか、その母を訪ねて、はるばるタイまで訪ねてきました。娘は、母親が、自分を捨てて家庭を捨てて飛び出して、タイに行ってしまった母親の気持がわかりません。ずっと、こころのどこかで母親の自分勝手な生き方が許せないのです。一方、母親の方は、いつでも自分に正直な生き方をしてきました。自分がやりたいと思ったことは、すぐ実行に移す。迷った時には、自分が好きなほうの道を選ぶ。決して後悔をしない。それが、彼女の生き方だったのです。「過激」ではあるが、生き生きと自分の人生を歩んでいる一人の女性の生き方。そういう、母親を認めながらも、どこかに不満を感じてきた娘。その二人の再会が描かれているのでした。

 私は、結構こういう映画も好きです。特に、私は外国での生活を夢見ながら、自分のまわりにいる人のことを考えるばかりで、いまだに実行できない。だから、全く主人公の女性と反対な生き方をしてきているので、本当にこういう映画を見ると、考えさせられてしまうことが多いのです。いいか悪いかなんて問題ではなく。人の生き方として、頭で考える人生ではなく。思い立ったらすぐ実行する。自分のやりたいことをやる。自分のこころに正直に生きる。そして、仮に上手くいかなくても自己責任として結果を受け入れる。決して後悔を残さない。こういう生き方は、本当に素晴らしいと思うのです。『プール』というのはそういう映画でした。

 今回は、特におすすめの映画というわけではありません。もし、このコンビの映画でもう一度見てみたいとすれば『めがね』でしょうか。小林聡美さんもいい女優さんですが、もたいまさこさんは、その雰囲気が、「卓越」していて、本当に面白い女優さんだと思います。『めがね』という作品は、頭を空っぽにして楽しめる映画だと思います。もし見られるなら、こちらのほうをお勧めします。たまに映画鑑賞もいいですよ。
 

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by yakura89 | 2010-04-12 19:50 | Trackback | Comments(0)
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