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ホリスティック医学の定義

☆ニュージーランドの景色は絵画のようだ。どこを撮っても絵になる。遠くに見えるのは、北側から見たマウントクック。
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029.gifホリスティック医学の定義

1:ホリスティック(全的)な健康観に立脚する

 人間を「体・心・気・霊性」等の有機的統合体ととらえ、社会・自然・宇宙との調和にもとづく包括的、全体的な健康観に立脚する。

2:自然治癒力を癒しの原点におく

 生命が本来、自らのものとして持っている「自然治癒力」を癒しの原点におき、この自然治癒力を高め、増強することを治療の基本とする。

3:患者が自ら癒し、治療者は援助する

 病気を癒す中心は患者であり、治療者はあくまでも援助者である。治療よりも養生、他者療法よりも自己療法が基本であり、ライフスタイルを改善して患者自身が「自ら癒す」姿勢が治療の基本となる。

4:様々な治療法を選択・統合し、最も適切な治療を行う

 西洋医学の利点を生かしながら中国医学やインド医学など各国の伝統医学、心理療法、自然療法、栄養療法、手技療法、運動療法、等の各種代替療法を総合的、体系的に選択・統合し、最も適切な治療を行う。

5:病の深い意味に気づき自己実現をめざす

 病気や障害、老い、死といったものを単に否定的にとらえるのでなく、むしろその深い意味に気づき、生と死のプロセスの中で、より深い充足感のある自己実現をめざしていく。

☆上記、NPO法人 日本ホリスティック医学協会より転記


029.gif「ホリスティックな治療院」ってなに?

 私は、開業してからずっと、どこの組合にも所属しないでやってきました。これからも、どこの組合、および協会等の団体にも所属するつもりはありません。賛否両論いろんな意見はあるでしょう。しかし、私は、いつでも立場が「自由」であることを好みます。だから、会員であることで与えられる、いろんなメリットがあったとしても、やはり、無所属を通します。しかし、そんな私でも、考え方が、ほとんど共感でき、いっしょにやっていけたらいいなあと思う協会があります。それが、「NPO法人 日本ホリスティック医学協会」です。以前にもブログで紹介した帯津良一さんを会長とする協会です。そこからお借りした「ホリスティック医学の定義」は、本当に、私が、これまで「医療」というものに対して考えてきたことや、臨床経験から学んでわかってきたことと、ほとんど全くといっていいほど同じでした。

 ところで、あなたは、この「ホリスティック医学の定義」の書かれてある内容が、わかりましたか?この「ホリスティック医学の定義」ですが、その内容を理解できる人が、果たしてどのくらいいるのでしょうか。もしかしたら、医療関係の人でさえ、その言葉の意味するところを理解できない人は、ほとんど大多数ではないでしょうか。ましてや、一般の人は、この「ホリスティク医学の定義」を理解することは、なかなか容易なことではありません。それは、「ホリスティック」とは、生き方そのものであり、ひとつの哲学だからです。

 そこで、ご案内の中に「八倉治療院は、ホリスティックな治療院です」と、宣言している以上、他人の言葉ではなく、私自身の言葉を用いて「ホリスティック医学の定義」を解釈してみようと思いました。私自身が、どのくらい「ホリスティック」という言葉を理解していて、これからの「医療」に何を求めていくのか?一度、頭の中を整理してみたいと思ったからです。さいわい「定義」は、5つだけです。その一つ一つを解釈していくことは、大変に困難なことだとは思うのですが、頭の中を整理するとてもいい機会です。これから定義の解釈を一つ一つすすめ、ブロブの中で整理していこうと思っています。もし、これから、私が書くブログの記事に目を通して、お付き合いいただければ、大変にうれしく思います。