脳にセロトニンを生成する指圧鍼灸治療

029.gif 薬を使わないでうつ病を治す方法はないか!

 「薬を使わないでうつを治す方法はないか」私は、ずっとそんなことを考えてきました。というのは、うつ病というのは、神経の伝達物質である「セロトニン」の生成不足で起こる病気です。だから、うつ病の患者さんは、肩こり腰痛と、身体中のどこかが痛くて、いっそう辛さが増し、元気がなくなってしまうのです。しかし、そうかといって、セロトニンに変わるような化学物質を薬としてカラダに摂取しようとすると、もうやめられなくなってしまうのです。なぜなら、私たち人間のカラダは、とてもずるくできていて、いったん薬というものを使い始めると「もう私は◯◯をつくらなくっていいんだね」っていう具合に、二度とカラダの方が必要な物質を生成することを拒否してしまうのです。もともと、人間が作った薬は、不完全なもので、必ずどんな薬にも副作用があります。しかし、その副作用に目をつぶって、一生つき合って行かなければならなくなるのです。だから、薬はこわいのです。できたら、自然治癒力を引き出してくれる指圧鍼灸治療に助けてもらって、自分の力で「セロトニン」を脳で生成した方がいいに決まっています。

072.gif 痛みとストレスを和らげるセロトニンの力

 そこで今日は、「医道の日本」の7月号に載っていたある記事を、紹介します。「痛みとストレスを和らげるセロトニンの力」東邦大学医学部統合生理学教授の有田秀穂先生の【券頭インタビュー】です。先生も医者でありながら、「薬を使わずにうつ病を治す」お仕事に取り組んでいる
医療者の1人です。「セロトニン道場」という。ホームページがありますので、興味のある方は、のぞいてみてはいかがでしょうか?

072.gif 医道の日本7月号
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052.gif セロトニンを活発にする3つの因子

018.gif 「セロトニンはうつに関係しているということですが、そもそもセロトニンとは何でしょうか。」

有田 セロトニンとは伝達物質の1つです。大脳を覚醒させ、自律神経や姿勢をコントロールします。また、痛みの調節にも重要な役割を果たします。

 私は、セロトニン神経がうまく働かず、セロトニンが不足している状態を「セロトニン欠乏脳」と呼んでいます。うつなどの精神疾患の患者はストレスによって、セロトニン神経の働きが抑制され、脳内物質であるセロトニンが脳に十分分泌されない状態になります。そうすると、大脳の覚醒が十分に起こらないし、心の面では元気がなくなり意欲が落ちて、集中力も落ちてしまう。肉体的には、不定愁訴のような痛みも出ますし、姿勢も悪くなって、自律神経失調症的な症状も出てしまうということですね。

018.gif セロトニン神経の働きを活発にするにはどうしたらいいでしょうか。

有田 それにはまず、セロトニン神経はいつ活動が起こって、どんなときに活動が強くなっていくかを考える必要があります。

 この神経は、寝ているときにはほとんど活動していないのです。起き出すと活動が始まって、そして脳内にセロトニンを分泌し続けます。このことを踏まえて、次にセロトニン神経の活性化因子というものを考えないといけません。セロトニン神経を日常的に強めるものとして、3つの行動があげられます。1つが、「リズムの運動」。具体的には呼吸や歩行、咀嚼などです。

 それからもう1つは、「太陽の光」です。朝の散歩などは先ほどあげた歩行と合わせて、二重に効果的です。朝起きて外に出て歩くとセロトニン神経が活性化され、いい覚醒レベルになって、心の面でも元気になるし、自律神経の調子もいい。また痛みの調節もできてそれから姿勢もよくなります。

 それから3番目の因子が「触る」ということです。もう少し表現を変えると「グルーミング」、つまり「毛づくろい」という行為です。サルがノミ取りをするでしょう?あのノミ取りという行為は、皮膚をきれいにするために行われるわけではないのです。サルは群れで生活し、上下関係の厳しい社会生活の中で戦っていますね。彼らはすごいストレスを抱えて生活しています。実はその緊張を緩和するために、グルーミングをします。つまり、グルーミングはストレス解消行為なのです。

 集団のなかでストレスにさらされるのは、人間も同じです。そのストレスを解消するために、お互いに軽く触り合うことが大事なのです。…………………」



☆以上は、「医道の日本」7月号に掲載された「痛みとストレスを和らげるセロトニンの力」よりP17~P18までの文章を引用しました。
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by yakura89 | 2010-08-09 11:04 | うつ病 | Trackback | Comments(0)
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