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「朝食をぬく」1日2食健康法

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最近感じることですが、わたしの周りには、患者さんを含めて、こんな感じの生活を好む人が人が多いように思います。美味しい物を腹いっぱい食べて、仕事はこれでもかというくらい存分働き、余暇には、身体を鍛えて、満足感を味わおうとする。身体を痛めてきているのに、「先生、何かいい運動はありませんか?」と、わたしに聞く。本当に、日本人は、足し算が好きな人が多い。本当は、身体にいいのは、足し算ではなくて、たまに引き算が、すごくこころや身体の健康に有効なのだが。それを知っている人は極めて少ない。

大切なのは、バランスである。人の身体の器は決まっているので、足し算ばかりしていると、すぐにいっぱいになってへばってしまう。治療の世界でも、まったく同じなのだ。どういうわけか、その辺のところが、勘違いしているのか、わかっていない人が、とても多い。

「朝食を抜く」「休養を取る」これは、間違いなく引き算である。でもこの引き算が、公式に加わると、面白い答えが返ってくるのだ。わたしは、師匠に教えていただいた、この「朝食を抜く」1日2食健康法を行なうようになってから、すごく元気が出てきた。普段のわたしはみなさんと同じ。慢性疲労群にとっぷり使っていて、何もやる気が起きない。「何にも仙人(センニン)」になってしまうわたし。

ところが、ここ数日間は、実に行動的になってきて、頭に浮かんできたことは、すぐに実行。身体は、思った瞬間動き出している。考えすぎの傾向の思考派が、ズバリ実行派に変わっている。逆に言えばそうなった時には、わたしはすこぶる元気がよくなった証拠なのである。でも何が、今までと変わったかといえば、「朝食を抜く」という引き算しかない。これがうまく作用して、元気でダイエットに成功。こころなしか、頭の回転までよくなってきたような気がする。

でも師匠はこうもいわれた。「人間は、規則正しいというのが一番いけないんです」何時も、師匠のいわれる言葉にピックリするわたしも、またもや疑問が生じ、その言葉をじっくり考えてみた。たしかに師匠は、食事は、1日3回、きちんと規則正しく決められた時間に食べる人ではない。「食事は、お腹がすくから食べるんですよね」確かにその通りだ。

師匠は、「人間が決めたこと、考えていることは間違いだらけですよ。もし迷ったら、自然界を見て見なさい。そこに答えがありますから。いくら本なんて読んでもダメです。自然が教科書なんです」そういえば、食事に限ってみても、3度3度、規則正しく食べている動物は、自然界にはどこにも見当たらない。やっているのは人間だけだ。いくら規則正しくというけど。お腹の調子、身体の具合。そういうことを無視してしまったら、やはり身体は壊れるのだろう。

この朝食を抜く1日2食健康法も同じである。いくら健康にいいと思われても、ずっと規則正しく続けられたとしたら、1日3食と同じことになる。やはり、その人のお腹の調子、身体の状態そういうことを、考慮しながら、調整しながらやっていかないと、同じ結果を招くことになる。大切なのはバランスである。師匠は、そういわれているのだなって、わたしも少し、頭が働くようになってきた。
by yakura89 | 2015-11-26 11:07 | 絶食療法