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029.gif医療にたいする考えを変えさせた本アンドルー・ワイル博士の「癒す心、治る力」

 わたしがこの本に出会ったのは、1995年の頃です。今から15年前のことです。その頃のわたしは、母を交通事故でなくし、そのことで裁判も経験しました。そして、教員生活を送っていたわたしですが、私生活や幾多の仕事上の問題から、いろんな病気にかかりました。そして、何度も入退院をくり返していました。病気は、アレルギー性鼻炎・喘息・胃潰瘍・十二支潰瘍・うつ病や原因不明の感染症等です。鼻炎では、2回も手術を受けました。ところが、鼻炎がよくなったかと思うと今度は、アレルギー性喘息にかかってしまう始末です。胃潰瘍・十二支潰瘍を患ってしまう頃には、明らかにストレスが引き金になっているということで心療内科の病院を紹介されました。そして、アレルギー性喘息の治療にステロイド剤を長期にわたり服用しました。また、たびたび起こるぜんそくの発作に対応するために点滴でもステロイドを多量に使用しました。この時、使用したステロイド剤が、大量であったことが原因で、わたしは、うつ病をわずらい学校を何度か休職するようになってしまったのです。後でわかったことですが、ステロイド剤には、「免疫力を低下させる」「感染症を引き起こす」「うつ病を発生しやすくさせる」などの様々な副作用があることを知りました。手術で治すことのことの空しさや、薬の副作用のおそろしさを知り、「医療」というものが、今までのようには信じられなくなっていました。そんなときに出会ったのが、このアンドルー・ワイルさんが書いた本「癒す心、治る力」だったのです。この本は、わたしのそれまでの「医療」に対する考え方、だけではなく、わたしの人生も変えてしまうほど、強烈な出会いだったのです。

029.gif「抗」医学の限界

☆「癒す心、治す力」P24より引用します。

 「わたしは現代医学の抑圧的な傾向を憂えるものである。現在使われている薬剤のカテゴリー名を見れば、その多くが、「抗」という接頭語で始まっていることがわかる。われわれは日常的抗痙攣剤・抗高血圧剤・抗不安剤・抗うつ剤・抗コリン作動性薬・抗不整脈剤・抗炎症剤を使い、ベータ受容体遮断薬・水素受容体拮抗薬等を使っている。われわれの医学は、文字どおり「抗」医学、本質的に対抗的・抑圧的な医学なのである。
 
 「抗」医学のどこが悪い?そう反論する人もいるだろう。もちろん、熱が危険領域にまで行った時、アレルギー反応が制御不能になったときなどは、とりあえずその症状をおさえなければならない。真に深刻な状態に対処する医療技術として一時的に用いるかぎり、わたしは抑圧的な治療法に反対するものではない。しかし、病院勤務をはじめてすぐに気がついたのは、日常的・標準的な治療戦略としてそのような方法に依存していると、次のふたつの問題が生じやすいということであった。

 その第一は患者を危険にさらすということである。武器としての現代医学の薬剤は、本来的に効力が鋭く、毒性が強いからだ。その毒性のおかげで、望ましい効果が副作用で相殺される場合があまりにも多い。現代医学の対抗的な薬剤の有害反応は、生体に対する大いなる懲罰であり、研修医時代にいやというほどその実例を目撃してきたわたしは、もっとましな方法があるにちがいないと思うようになったのだ。生薬療法が魅力的に思われたのは、大学や病院で教えられた薬剤に変わる、より安全で自然なの可能性をそこに見いだしたからだった。

 はっきりとはみえにくいだけに、より厄介な第二の問題は、抑圧的な治療を続けて入るかぎり、病気は解消するどころか、病気のプロセスを強化させてしまう可能性が高いということである。………」

 029.gifステロイド剤のおそろしさ

☆「癒す心、治る力」P26より引用します。

 「ハーネマンは副腎皮質ホルモンが発見されるずっと以前に、そのことに気づいていた。副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)は、ひじょうに強力な抗炎症ホルモンであり、現代医学の医師はその害について真剣に考慮することもなく安易に投薬している。典型的なステロイド剤は発疹の抑制に著効を示すものであり、アメリカでは現在、町の薬局で簡単に手にはいる。わたしの患者でもステロイド依存になった人の数は年々ふえる一方だ。ステロイドのクリームや軟膏を使っているあいだは発疹もおさえられるが、ひとたび使用をやめると症状が再発し、しかも以前よりは悪化する。病気のプロセスが解消されたわけではなく、症状を奥に追いやっただけなのだ。病気は外からの対抗力が停止するとすぐに力を結集し、新しい表現をとってあらわれようとする。

 ステロイドが全身的に使用されると、その抑圧的効果と毒性はさらに顕著になる。関節リュウマチ、喘息など、自己免疫疾患やアレルギー疾患の治療では、何ヶ月もステロイドを使っている患者は、そのひどい害作用(肥満・抑うつ・潰瘍・白内障・骨の弱化・にきびなど)に苦しんでいるが、症状の深刻な悪化をおそれて服用をやめることができない。おさえられた病気のエネルギーはどうなるのか?それはどこに行ってしまうのだろうか?


 多くの患者を診ていると、ハーネマンの警告の意味がわかるようになる。最近来診した三十代半ばの女性患者は、二年前から強皮症という厄介な自己免疫疾患の症状に悩まされていた。強皮症の典型例は、低温にさらされた手が痛み、蒼白になるという症状の発現からはじまる。レイノー現象といわれるその症状は、神経血管系の不安定性をあらわし、体表だけではなく深部の神経および血管機能の障害がすでに存在している、または将来起こるという徴候である。

 その患者はレイノー症状について関節痛、指の腫瘍が起こり、やがて手指の皮膚の効果があらわれた。強皮症の古典的な特徴である。進行した強皮症患者の手は冷たく、紫色になり、表面がつやを帯びて硬くなり、可動性がなくなる。しかし、美観を損なうこの外面的変化は強皮症のほんの一端にすぎない。消化器系や心肺系にまで組織の硬化が進めば死にいたるのだ。」


029.gif「悪魔の薬」ステロイド剤は、現在どこの病院でも平然と使われている。しかし、それを指摘する人は少ない。

 最後の方の引用文がわかったでしょうか?「強皮症」というのは、自己免疫疾患のひとつです。人が病気と闘うように、病気の方も人と闘っているのです。「強皮症」は、自己免疫疾患の中でも、もっとも重い疾病のひとつです。こうなると、治療薬は、ステロイド剤しかありません。この患者さんが使用していたステロイド剤は、「プレドニゾン」というステロイド剤で、わたしもかつて「花粉症」で使用したことがある薬です。自己免疫疾患では、現在ほとんどの病院で、このステロイド剤は使用されています。特に、皮膚科等では、ステロイド剤の使用は常識です。わたしがこうして今現在、「ジンマシン」・アレルギー性の全身湿疹で苦しんでいる時も、医者からすすめられる治療薬は、ステロイド剤でした。でも、わたしは、断固としてステロイド剤を拒否しているのはこういう理由からです。この「悪魔の薬」は、わたしたちの自然治癒力を徐々に奪い去り、やがては、死に追いやるのです。「誰がそんなおそろしい薬に手を染めるか!」というのが、わたしの主張です。でもこれは、本当にステロイドの薬の副作用に苦しんだものしかわかりません。わかってもらえないのが残念ですが、いざ自分の身に起こってみると、本当によくわかるのです。しかし、今日、医学界では、ステロイド剤の発明は、抗生物質ペニシリン以上の大発明とされてきました。しかし、その毒性については、ほとんどの医者は、沈黙しています。アンドルー・ワイル博士が、「抗」医学の限界といっているのは、こういうことだったのです。


癒す心、治る力―自発的治癒とはなにか

アンドルー ワイル / 角川書店

私がこの本を書いたのは薬学と医学の考え方を変えるためです。医療現場で働く人や自分の体に問題を抱えている人は、今の治療法に限界を感じている場合が多い。そういう人達に、世界にはまだ広く知られていないが、有効な治療法があるということを知ってもらいたかった。この本は誰にも読める本です。自分の体験や癒しに興味がある人、知識はないけれども知りたいと思っている人はもちろん、医学や薬学を専攻している学生さんや専門家にも読んで欲しいと考えています。<ワイル博士が日本読者に向けたメッセージ>

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アンドルー・ワイル博士の著書「SPONTANEOUS HEALING」
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029.gifアンドルー・ワイル博士は、どうしてアメリカでもっとも影響力のある25人に選ばれたのか?
 
 この本が世に出たのは1995年である。アンドルーワイル博士は、この本の出版を機会に、雑誌社TIME誌で「アメリカでもっとも影響力のある20人」に選ばれた。この本は日本では「癒す心、治す力」と約され日本人の多くの読者を引きつけた。わたしもその中の一人である。原本である本のタイトル「SPONTANEOUS」というのは、「自発的な」とか「自然に起きる」という意味なので、「自然治癒力」を意味している。20世紀は科学の時代である。科学は、急速に発展し人類に輝かしい文明の発達をもたらした。だがその一方で、人類の未来を危険に陥れたことも事実である。科学の進歩は、環境を破壊し、地球上に生息するあらゆる生物の生命を危機に陥れようとしている。人類もまた、その例外ではない。地球の温暖化、森林破壊、公害による環境破壊は、世界的な規模ですすみ、人類の将来も危機に瀕している。これはすべて科学の進歩がもたらした。副産物であることは、誰も否定することは出来ない。

 現代西洋医学も、間違いなくこれらの流れをくむ「科学」のひとつである。これまでも「科学」同様、「医学」も人類にとっては絶対的存在だった。病気になれば、人は病院に行き、医者の言うことは「絶対」であると信じた。そして医者のいわれるままに「治療」をうけ「薬」を飲んだ。ところが、薬には、「作用」と同時に「副作用」が伴うことをほとんどの場合知らされてこなかった。実は、わたしたちが何の疑いもなく使用してきた「薬」は、体にとっては、有効に作用する力と、同様にわたしたちのからだに害をもたらす有害な作用も持っていた。いわば「もろ刃の剣」である。この不利益な副作用を、わたしたちは、いまでは「薬害」とか「薬による副作用」といっているのである。また、西洋医学においては、医者により「病気」が「診断」されるまで「治療」が始まらない。人は誰も「ガン」になりたくないと思う。それなのに「ガン」と診断されるまでは、治療が始まらない。これはあくまで、「後手」である。西洋医学では、予防医学といわれるものは少なく、「検査」を受けても、異状が見つからないうちは、治療は始まらない。そういう点が明らかに「西洋医学」の欠点であるともいえる。

 今日わたしが考えるアンドルー・ワイル博士の「自然治癒力」や、それをひきだす医療。または、「統合医療」の考え方は、そんなに特別なものではない。東京大学付属病院にも鍼灸をはじめとする「東洋医学」の科が併設されるようになった。皮膚科の治療でも「ステロイド剤」はなるべくやめて副作用が少ない「漢方薬」を使いたいという人が増えている。また、日本でも人気がある安保徹先生の著書「免疫力」をタイトルにした本が、多くの人に読まれるようになった。ちなみに「免疫力」というのは、「自然治癒力」のことである。このように、なるべく薬を使わないで、手術を行わないで自らに備わっている「自然治癒力」の力で治療していきたい。と願う人が、少しづつではあるが、増えてきていることも確かである。ただ、まだまだ、膨大な医療費の大半は、西洋医学の高額機器による検査や新薬の開発に使われ、薬が、山のように処方されている。そういう現実が、まだまだ多く見られる。薬害や、手術のおそろしさを経験してはじめて、「自然治癒力」や「東洋医学」や「統合医療」の存在を知る人が多い。そういう点で、このアンドリー・ワイル博士のような人がはたしている役割は、実に大きい。だから、わたしは、これからもアンドルー・ワイル博士や彼が書いた著書を、なるべく多くの方に紹介していきたいと思っている。また、近いうちに彼の著書である「癒す心、治る力」の紹介もおこなっていくつもりである。
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☆私の医療バイブルのひとつ「ナチュラルメディスン」
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ワイル博士のナチュラル・メディスン

アンドルー ワイル / 春秋社

「癒す心、治る力」の実践編!あなたの健康にいますぐやくだつ自然療法の決定版!食生活、呼吸法、ハーブの正しい使い方等、からだの治癒系を活性化するためのウエルネス・マニュアル。

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029.gif アンドルー・ワイル博士の短期絶食の方法

☆これより「ナチュラルメディスン」から引用する

第十三章 簡単な自己療法

断食……断食の効果には、ちゃんとした生理学的な裏づけがある。からだの中でもっとも大きく、かさばった器官であることからもわかるように、消化器はふつう働くだけで大量のエネルギーを消費している。食べないという単純な行動によって消化器系を休ませると、からだは余った大量のエネルギーを治療のために使うことができる。断食と水(あるいは水とハーブティー)以外には何も摂取しないことである。果物やフルーツジュースだけをとる方法もあるが、それは断食ではない。

 断食には二種類の方法がある。短期断食と長期断食だ。両者はやり方も効果も非常に違っている。短期断食は一日から三日間、水以外に何もとらないという方法だ。短期断食でも意識と生理が変化する。風邪・インフルエンザ・その他の感染症・中毒症状の家庭療法にはもってこいの方法だ。断食と安静精神状態の安定の三つを組み合わせれば、生まれ変わったように爽快になれる。たった一日の断食で五感は鋭くなり頭脳が明晰になり、からだが軽く活気がでるという人はたくさんいる。その感覚が好きで、週に一日は断食するという人もいる。

 長期断食は三日以上連続して断食する方法である。専門家の指導なしに長期断食は試みてはならない。長期断食は一種の荒療治であり、危険をともなう。わたしはい一月から三ヶ月もの長期断食をして好結果を得た人たちを知っている。また長期断食によって、他の治療ではどうしても治らなかった。気管支喘息、慢性関節リュウマチ、潰瘍性大腸炎等が完全に緩解した例も見てきた。わたしもたまに患者にすすめることがあるが、わたし自身は、長期断食の指導をする資格はない。長期断食は必ず経験豊かな専門家のいる施設で行われなければならない。

 病気になったときに短期断食をしてみようと考えている人のために、覚えておくべきポイントを紹介しておこう。

◎必ず大量の水を飲むこと。これは便秘の予防になり、泌尿器系が感染による毒性産物を排出するのを助ける。

◎エネルギーを温存すること。断食中に通常の活動や、いつもやっている運動をつづけようとしてはならない。

◎保温に注意すること。断食中は体温が低下する。とくに気温が低いときは寒気にあたらないようにすべきだ。暖かい服を着て、暑いハーブテーなどを飲もう。風呂に入るのもいい。

◎分別ある復食をすること。断食期間が終わったら、少量の野菜ジュースか果物ジュース、ごく少量の軽く、あっさりした食事から復食をはじめる。いきなりピザ屋に駆けこむのは病気になりに行くようなものだ。

037.gif わたしも今日の時点で、「短期絶食」を行っている。また次回にその報告をしようと思っている。
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☆ニュージーランド南島のウエストランド国立公園にあるフランツ・ジョセフ氷河。ウオーキングトラックで往復約1時間30分、氷河の近くまで歩いて見に行ってきました。
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029.gif4:様々な治療法を選択・統合し、最も適切な治療を勧める治療院

 西洋医学の利点を生かしながら中国医学やインド医学など各国の伝統医学、心理療法、自然療法、栄養療法、手技療法、運動療法、等の各種代替療法を総合的、体系的に選択・統合し、最も適切な治療を行う。


029.gifアンドルー・ワイルの統合医療とナチュラル・メディスン

 私が最も影響を受けたのは、現アリゾナ大学医学部教授のアンドルー・ワイル博士である。以前にもワイル博士のことは、このブログでも紹介してきた。その博士が、もうすぐこれから、龍村仁監督の地球交響楽ガイヤシンフォニー第7番として取り上げられる。ああ、なんと幸せなことだろう。私の大好きな二人の巨人が、こうしてドキュメンタリー映画の中で出会う。私が、今まで願っても見なかったことが、実現したのである。

072.gif【アンドルー、ワイル博士の紹介】

アリゾナ大学医学部教授、医学博士
1942年生まれ、アメリカ

 ハーバード大学卒、現アリゾナ大学統合医学プログラム部長。
 世界各地の伝統医療と西洋近代医学を統合する「統合医療」の世界第一人者。「人はなぜ治るのか」「癒す心、治る力」など、世界的ベストセラーの著者でもある。生命の「自然治癒力」という考え方は、彼の実践と研究によって世界的に広まった。
 17歳の時、交換留学生として初来日、初めて日本文化の自然観や生命観に触れた。毎日、抹茶を楽しむ大の親日家。子供時代の愛読書は日本の童話「桃太郎」、母が毎夜読み聞かせてくれた。ハーバード大学医学部時代、西洋医学の限界を痛感し、伝統医療の叡智を求めて、アマゾン奥地をはじめ、世界の僻地を旅し、薬草やシャーマニズムのフィールドワークを行った。
 1996年には、著書「癒す心、治る力」が全米のベストセラーの第1位となり、「タイム」誌の「今、最も影響力を持つ25人のアメリカ人」にも選ばれた。彼の持つ経験と叡智は、医療の分野に止まらず、広くGAIAの「心」を知るうえで、深い示唆を与えてくれる。アリゾナの砂漠にすむかたわら、今、カナダB,C州の小さな島で、GAIAの「心」にそった理想的なライフスタイルを求めて、様々な活動を行っている。最新の著作は「ヘルシー、エイジング」、潔く、優雅に年を重ねる生き方をアドバイスしている。

072.gif【龍村仁監督「地球交響楽ガイヤシンフォニー第7番」の紹介】

☆全ての生命が潔く、健やかに生き続けるために

 地球交響曲「第7番」は、母なる星GAIAからミクロのバクテリアまで、この世の全ての生命体が、その内部に秘めている生命の叡智・自然治癒力の、健やかな発現を願い、祈る作品にしたい、と考えています。
 自然治癒力とは、普段から全ての生命体の中で働き続けていて、その複雑極まりない生命システム全体の統一と調和を整えている“目に見えない力”のことです。
 時に、その生命体が命の危機に遭遇した時、それまでの自分の生命システムを一気に変えて、その危機的状況下でも生き延びることができる新しいシステムに組み替えてゆく、神秘的な力も秘めています。極まれな例とはいえ、末期癌や不治の病から奇跡的に生還され、健やかに生き続け、穏やかに生を全うされた方々の話をお聞きになったことがあるでしょう。彼らは異口同音に言います。
「生命の危機に遭遇した時、その苦しみを忌むこととは捉えず、かけがいのない試練と受け止め、感謝の思いすら持って、身体の内なる声にしたがって、今、自分でできることを精一杯やっていると、フト気が付くと死の淵から生還していた」というのです。
 すなわち、危機的状況下で自然治癒力が、健やかな方向に発現するか否かのひとつの鍵は私たちのこころのあり方にあったのです。
 今、母なる星GAIAは悪性の肺炎に苦しんでいます。過激化する天候異変は、自らの力で病を治そうとする GAIAの巨大な自然治癒力の現れです。そして、私たち人類は、そのGAIAのこころを荷なう存在です。
第7番では「GAIAの自然治癒力」の健やかな発現を願って、GAIA本来の「心」とはなにか、その「心」に寄り添うために、私達人類は今、なにに気付き、なにを捨て、なにを取り戻すべきか、を問いたいと思います。

  「第7番」のキーワード→変えられないことを受容する落ち着き
              変えられることを変える勇気
              その二つの違いを見分ける賢さ

☆以上の紹介の文章は、龍村仁さんが送ってくれたパンフレットから引用させていただきました。

029.gif科学ではもう地球も人も救えない

 20世紀は科学の時代である。科学によって人類の文化は飛躍的な発展を遂げた。ところが残念なことに、同時に科学は、宇宙的な規模で環境破壊をもたらした。今では、地球や人類の未来は、将来にわたり存続可能かも危ぶまれている。医療も同じである。20世紀に入り急速に発展を遂げたかに見えた現代西洋医学。ところが、科学の産物である現代西洋医学にも、長所と短所があることがはっきりしてきた。短所として、病院や設備や薬などシステム等にも莫大なお金がかかること。そして、薬がもたらす「副作用」という、人間の身体に第2次的な「病気」をもたらすようになったことが、今日では新たな大きな問題となっている。
 
 そんな矢先に登場したのが、アンドルー・ワイル博士の統合医療でありナチュラル・メディスンなのである。私が、博士の「ナチュラル・メディスン」という著書に出会ったのは、もう10年以上も前の話である。当時、こころと身体の病気に冒され苦しんでいた私である。本当に人間にとって大切なものは何かを模索していた私にとって、まさにこの著書は驚異であった。「投薬」にたよらない医学がある。「副作用」の心配がない医学がある。しかも、それらは、何千年と人類の文化として引き継がれてきたものである。それが、伝統医学の「東洋医学」であり、「自然療法」であった。それを紹介してくれたのが、アンドルー・ワイル博士だったのである。

 現代西洋医学は、医療として体系づけられた素晴らしい学問である。現代医療の主流となることは、少しもおかしなことではない。しかし、これまでの何千年という人類の歴史を考えると、ごく最近、現れた「新参者」にしか過ぎないのである。ところが、時の権力者や政治家は、現代西洋医学以外のものを、みんな切り捨ててきてしまった。日本でも古来から、「あんま」・「指圧」・「お灸」といった伝統的な医療や「薬草」という民間に伝わる「自然療法」があった。しかし、それらをみんな切り捨て、排斥してきたのである。ところが、西洋人であるアンドルー・ワイル博士が、それを見直し「医療」として積極的に取り入れていくことを教えてくれた。人は誰でも選ぶ権利がある。医療においても、現代西洋医学一遍とうに偏るのではなく。それぞれの身体にあった医療が選ばれるべきなのである。
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029.gif2年前までパクは、私の最高の「セラピスト」だった。
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ドクター・ワイルの「ナチュラルヘルス」

029.gifドッグ・サイコセラピー 
文・アンドルー・ワイル  訳・上野 圭一

 「 わたしはローデシア犬のメスを2匹飼っている。母犬とその娘だ。
犬はわたしの生活の一部であり、犬なしで長期間暮らすことはとても考えられない。犬は私をよく笑わせ、ときには怒らせ、つねに無心の心を教えてくれる。
  犬とわたしは、ことばでは表現しにくい特別な絆で結ばれている。ふさぎの虫に襲われたときやすっかり参ってしまったとき、わた しは犬にサイコセラピー(心理療法)を受けることにしている。みなさんににもぜひおすすめしたい方法だ。
  母犬のほうに「お座り」をしてもらい、犬に向かって自分の気持や悩みを縷々打ち明けるのである。彼女はじっとわたしの話に耳を傾けてくれる。若いころに受けたフロイト派の精神分析医との違いは、犬のほうがあいづちが少ないということぐらいだ。費用もずっと 安いし(ビスケット一枚)どんなに醜い感情や行為について告白して も、無償の愛で応えてくれる。真の友情と支援を示してくれるのだ。

 ドッグサイコセラピーを15分も受けると、最悪だと思っていた問題も大したものではなかったことがよくわかる。動物を慈しみ、その 世話をすることはとてもいい修行になるものなのだ。
 ペットを飼っている人は飼っていない人より病気にかかりにくいということを裏付ける研究はたくさんある。飼っている人は重傷の病気になっても治りが早いというデータも出ている。ペットとは責任を負うべき対象のことなのだ。」

029.gif愛犬は最高のセラピスト
 
 上記は、ドクター・ワイルの「ナチュラルヘルス」から「ドッグ・サイコセラピー」という文章を引用させてもらった。この文章からすると、犬は、立派なカウンセラーになれるということだ。どうもそう思っているのは私だけではないらしい。下線を引いたところからすると、あの世界で最も優れたお医者さんの一人である、アンドルー・ワイル博士が、自分の愛犬にカウンセリングを受けているらしい。これは、ホントに面白い話である。しかし、もし家でワンちゃんを飼っている人なら、多少の滑稽さはあるかもしれないが、誰もが納得のいく話であると思う。そういう私も、2年前までは、愛犬からセラピーを受ける立派なクライエントであった。

 今から2年前まで私の家では、14歳と8ヶ月になるゴールデン・レトリバーを飼っていた。名前を「パク」といい。とても賢い犬だった。私はかつて「不眠症」に悩まされたことがある。真夜中の2時か3時ごろ決まったように目が覚めてしまい。どうしても、眠れない日があった。そんな真夜中に、いくら家族とはいえ妻のヒラリーを起こすわけにはいかなかった。そういう時、私は決まってある行動を起こすこととにしていた。それは、ベットから静かに起きて、同じ寝室で眠っているパクのところに行くことであった。パクの鼻の頭にキスしたり、パクの身体をやさしく撫でて、ハグをした。そうするとパクは、わざと寝息を立てたりしていくらか迷惑そうである。しかしどうかすると、そんな私の顔に軽くキスを返してくれることがたまにあった。

 私は、アンドルー・ワイルさんのようにパクにカウンセリングをしてもらったことはない。多分、パクならきっと私の話を聞いてくれることはわかっていた。パクは、いつも話しかけると、首を何度も傾げながら、真剣に私の話を聞いてくれる。だから逆にあまり私の話を聞いてもらうことにためらいを感じていたのである。しかし、私は一方で、パクの迷惑も顧みず。真夜中でもパクを起こしては、愛撫と抱擁をくり返した。それがどれほど、私のこころを静めるのに役立ったかしれない。パクさえいてくれれば、私がどんなに不眠に悩まされ真夜中に起きてしまったとしても、私は、孤独ではなかった。パクは、私にとって最高のセラピストであったのである。

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029.gifパクのこのかわいい寝姿を見ると、真夜中でも抱きしめずにはいられなかった……。
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 最近、暗いニュースばかりが聞かれる世の中で、「世のため、人のために」を真剣に考えている人の集まりがある。特に若い人たちのそういう集まりは、とても活気があって気持がいい。私の通っていた鍼灸マッサージの専門学校は、普通の学校と違って、学歴、職歴、年齢が様々である。だが、総じて高校を卒業して進学してくる現役さんが多く、年齢的にも、とても若々しい集団で構成されている。特に、三療師といって、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の3つの資格が取れるのは、県下で一校しかないため、集まってくる学生も優秀な人材が多い。元教師だった私も、ほとんど私の教え子くらいの人達と一緒に勉強してきたが、本当に、若い人達からいろいろ教えられることが多い毎日だった。
 医療系の学校は、いろいろあるが、この学校のいいところは、「西洋医学」と「東洋医学」の両方を学ぶことができたことだろう。両方の勉強をやるということは、当然、その違いを知ることになり大変いい勉強になった。3年間も勉強すると、学生の中にも、西洋医学派と東洋医学派に分かれる。時々、お互いに、どちらがいいか、主張し合うわけだが、その議論を聞くのが大変面白かった。私たちの学校では、圧倒的に西洋医学派が多く、どちらかというと東洋医学派は、片隅に追いやられることが多かった。確かに、学問としての西洋医学は、科学そのものであり、説明も理論的で説得力があった。それに引き換え東洋医学は、古典に基づいているため経験主義的であり、懐疑的にならざるを得ないところもあった。当然若い人が多い、学校では、西洋医学派が多いのもやもうえないことである。学問としては、私自身も西洋医学に軍配を上げた。
 ただ、それぞれの医学を役割という観点から見ると、どちらに軍配が上がるだろうか。私は、薬剤投与が中心の西洋医学の医療のあり方に、いささか懐疑的な疑問を持っている。薬剤投与は、病気に対して対処的である。その場だけ窮地を救ってくれるが、根本の問題は、なにも解決されず、時期がくれば、また同じような問題を繰り返すだけである。それだけではなく、薬には、必ず副作用の問題が生じ、マイナス面も同様に考えていかなければならないからである。また、人間が本来、体の中に備わっている「自然治癒力」に対して薬は、間違いなくマイナスの要素として働いている事実があるからである。少なくとも、自然治癒力に働く力としては、東洋医学の方が優れている。それゆえに、「統合医療」を主張するアンドリュー、ワイル博士のように、西洋医学も東洋医学もそれぞれの得意な領域で、医療の役割を果たす。ということで、これからの医療が、それぞれの人に合ったものを、より多くの人に役立てていこうという観点から、新しい医療が始められているのである。まさにいい意味での融合である。
 
 ということで、私は「西洋医学派」でもなく、「東洋医学派」でもない。あなたのいう医療の根本は何ですかと聞かれたら、「自然治癒力派」ですと答えたい。最もアンドリュー、ワイル博士に近い考え方である。
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 ある日、地球交響楽ガイヤシンフォニーの映画監督、龍村仁さんからゆうメールが届いた。次のガイヤシンフォニーNo.7の製作予定の知らせである。仁さんは、私にとって「ソウル、ブラザー」のような人。その仁さんのライフワークであるガイヤシンフォニーの第7番の出演者に、私が、ずっと注目してきたお医者さん「アンドルー、ワイル」さんが登場する。「統合医療」を提唱しているアンドルー、ワイルさん。彼の著書は、昔から好きで全部読んだ。そのワイルさんが、仁さんのガイヤシンフォニーに出演が決まったのだ。仁さんとは、一度もワイルさんのことは話をしたことがないのに、それを見て、本当に驚いた。私が一番注目しているワイル博士。その博士を、仁さんも同じようにずっと注目していた。やはり私たちは、ソウルメイト、それよりもっと近い、「ソウルブラザー」なのだと思った。その仁さんが、彼の、ゆうメールの中で、ワイル博士のことを紹介しているので、その文章をそのまま引用させてもらうことにした。


アンドルー、ワイル

アリゾナ大学医学部教授、医学博士
1942年生まれ、アメリカ

 ハーバード大学卒、現アリゾナ大学統合医学プログラム部長。
 世界各地の伝統医療と西洋近代医学を統合する「統合医療」の世界第一人者。「人はなぜ治るのか」「癒す心、治る力」など、世界的ベストセラーの著者でもある。生命の「自然治癒力」という考え方は、彼の実践と研究によって世界的に広まった。
 17歳の時、交換留学生として初来日、初めて日本文化の自然観や生命観に触れた。毎日、抹茶を楽しむ大の親日家。子供時代の愛読書は日本の童話「桃太郎」、母が毎夜読み聞かせてくれた。ハーバード大学医学部時代、西洋医学の限界を痛感し、伝統医療の叡智を求めて、アマゾン奥地をはじめ、世界の僻地を旅し、薬草やシャーマニズムのフィールドワークを行った。
 1996年には、著書「癒す心、治る力」が全米のべすとせらーの第1位となり、「タイム」誌の「今、最も影響力を持つ25人のアメリカ人」にも選ばれた。彼の持つ経験と叡智は、医療の分野に止まらず、広くGAIAの「心」を知るうえで、深い示唆を与えてくれる。アリゾナの砂漠にすむかたわら、今、カナダB,C州の小さな島で、GAIAの「心」にそった理想的なライフスタイルを求めて、様々な活動を行っている。最新の著作は「ヘルシー、エイジング」、潔く、優雅に年を重ねる生き方をアドバイスしている。
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